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第三話 魔者の花嫁編
3ー43 王子宮ってどんなとこ?
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ジュールはぼんやりとロワメールを見つめる。
(そう言えばボク、ロワサマのこと、あんまり知らないな……)
もちろんジュールにも、一般的な知識はある。生まれてすぐに魔獣に襲われた悲劇の王子様。けれど魔法使いに助けられ、騎士家で育てられていた。
国王に見つけ出され、王宮に迎え入れられたのが五年前、十三歳の時。
母王妃にそっくりな美貌、聡明で剣術に優れ、明るい性格は宮廷の重臣にも可愛がられている……。
(それから、とても優しくて、真面目で、努力家。マスターの作る玉子焼きとお味噌汁が好き。あと甘い物とお肉が好き)
もっと仲良くなりたくて、無難なことから聞いてみる。
「ボク、王宮って行ったことないんですけど、どんな所ですか?」
貴族といえど、宮廷に出仕していなければ王宮に入る機会はない。
近年の王室は開かれているとはいえ、その昔は現人神と崇められていたのだ。
王宮に出入りできるのは一部の人間だけであり、王族に直接会えるのは、更に限られた人間だけだった。
「そうだねー、一言で表現すると、だだっ広い! かな。初めてなら迷子になるレベル」
「へ~、そんなに広いんですか!」
建物内で迷子になるなんて、なかなかない。ギルド本部も相当だが、王宮はなお一層入り組んでいそうだった。
「広さもだけど、防犯上、あえて複雑なのかも」
今は泰平の世だが、かつては弑逆や謀反を恐れた時代もある。それもあり、王宮の全貌を見渡せる上空は、厳しい飛空制限が設けられているのだ。
「王宮を見たことはある?」
「はい。キヨウへ行った時に正面から。見渡せないくらい広大な森林の中に、すごく立派な宮殿を拝見しました」
「王宮正面に見えるその宮殿が、表の宮、政を行う陽天宮。たぶん多くの人が陽天宮を王宮だと思ってると思うんだけど、王宮っていうのは、あの敷地内全部を指すんだ」
古の時代、現人神と崇められた風潮は現在も色濃く残り、軽々しく王族の話題を口にするのは憚られ、王家は今なお神秘のベールに包まれている。
「でも、陽天宮だけでもすごい広いけどね。ぼくも知らない部屋やら入ったことない場所、いっぱいあるよ」
キヨウ王宮はこの国の中心として八百年以上の歴史を誇る、皇八島屈指の歴史的建造物であった。
「陽天宮には玉座のある陽光の間や、新年祝賀の儀か行われる木漏れ日の間とかがある。それに国王の寝所がある裏の宮、月天宮。現在は主不在だけど、王妃の宮、桜花宮。王太子の宮、青海宮。それにぼくの宮、新緑宮。他にも色々な建物が、敷地内に点在してるんだ」
数え上げたらキリがない。王宮の全貌を知っている人間は、果たして何人いるのか。
「それで、各宮にはそれぞれ色があってね」
「宮がその色なんですか?」
ジュールはずいぶんカラフルな王宮を想像したようだ。その想像を共有して、ロワメールも笑ってしまう。
「ぼく、そんな緑色の宮に住んでないよ」
新緑宮の色は、名前通り緑だ。しかし、壁も床も緑色なんてことはなく、せいぜいカーテンやラグが緑系統なくらいである。
「宮の色は、イメージカラーかな。宮自体じゃなくて、その宮を示す目印みたいな」
「『陽炎』の赤備えみたいな感じですか? あの赤い隊服、カッコいいです!」
「あれ、評判良いね」
王家直属の近衛騎士隊、通称『陽炎』は、家柄、実力共に認められた騎士のエリート集団である。彼らの赤い着物は、近衛の象徴でもあった。
「式典の時なんかは揃いの宮服を着るけど、それ以外でも、みんなそれぞれの宮の色を身に着けてるんだ」
着物だったり、半衿や帯、ズボンなどに宮の色を使い、所属を明白にしている。
「新緑宮は緑、青海宮は青、月天宮は白や銀」
「服装を見れば、どこの宮に仕えてるかわかるんですね」
「うん。と言っても、官吏や女官は制服だから、カイみたいな側近や侍従だけだけどね」
身分がある者のみの適用らしい。
そこには、自分の主への強い自負を感じる。
「……いいなぁ」
「なにが?」
ポロリと零れた本音に、ロワメールが不思議そうに見返した。
「いえ! えと、素敵な宮なんだろうなって」
ジュールは慌てて取り繕う。
「気楽に、のびのびできる所だよ」
ジュールの狼狽えようには気付かず、ロワメールは頷いた。国王の月天宮のような荘厳さはなく、王妃の桜花宮のような華やかさもなく、王太子の青海宮のように煌びやかでもない。
それでも明るく風通しの良い宮は、ロワメールにとっては心地の良い場所だった。
「ぼくだけじゃなくて、カイたちもそこで寝起きしてるんだ」
熱心に聞き入るジュールに、ロワメールも能弁になる。
「側近の方々も、宮にお住まいなんですね」
「あ、もちろん、自分の屋敷に戻るのは自由だし、キヨウの別邸から通いたかったら、全然通っていいし!」
王子の側近ともなれば、有力貴族出身である。領地にある本邸とは別に、当然王都にも別邸を構えている。
「でもみんな面倒臭がって、別邸に帰らず宮にいるんだ」
「きっと、居心地が良いんでしょうね」
ジュールはまだ見ぬ王子宮に思いを馳せる。
宮の雰囲気が良いのは、きっと主がロワメールだからだ。
「そうだといいけどね」
ロワメールは照れ臭そうに笑う。
自分を支えてくれる人たちに、快適に過ごしてもらいたい。その思いで、宮の環境にはロワメールも心を砕いていた。
「住環境はバッチリだよ! 福祉厚生もちゃんとしてるし! ぼくに付ききりのカイには、しばらく休暇をあげれてなくて申し訳ないけど、普段は休みもちゃんとあるし、残業もできるだけないようにしてる! だから……!」
「だから?」
ジュールがキョトンと首を傾げる。
「だから、えーと……」
ロワメールも、自分の会話の流れの不自然さに思い至った。勇みすぎて、着地点をミスっている。
「えーと……いい所だよ」
視線を逸して、頬を指で掻いた。
妙に力の入った説明に、セツには苦笑いされ、窓枠に頬杖をつき、うたた寝していたはずのジスランにまで探るような目を向けられてしまう。
救いなのは、ジュール本人がよくわかっていないことだった。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうございます!
3ー44 いざ温泉へ は12/4(水)の夜、21時頃に投稿を予定しています。
(そう言えばボク、ロワサマのこと、あんまり知らないな……)
もちろんジュールにも、一般的な知識はある。生まれてすぐに魔獣に襲われた悲劇の王子様。けれど魔法使いに助けられ、騎士家で育てられていた。
国王に見つけ出され、王宮に迎え入れられたのが五年前、十三歳の時。
母王妃にそっくりな美貌、聡明で剣術に優れ、明るい性格は宮廷の重臣にも可愛がられている……。
(それから、とても優しくて、真面目で、努力家。マスターの作る玉子焼きとお味噌汁が好き。あと甘い物とお肉が好き)
もっと仲良くなりたくて、無難なことから聞いてみる。
「ボク、王宮って行ったことないんですけど、どんな所ですか?」
貴族といえど、宮廷に出仕していなければ王宮に入る機会はない。
近年の王室は開かれているとはいえ、その昔は現人神と崇められていたのだ。
王宮に出入りできるのは一部の人間だけであり、王族に直接会えるのは、更に限られた人間だけだった。
「そうだねー、一言で表現すると、だだっ広い! かな。初めてなら迷子になるレベル」
「へ~、そんなに広いんですか!」
建物内で迷子になるなんて、なかなかない。ギルド本部も相当だが、王宮はなお一層入り組んでいそうだった。
「広さもだけど、防犯上、あえて複雑なのかも」
今は泰平の世だが、かつては弑逆や謀反を恐れた時代もある。それもあり、王宮の全貌を見渡せる上空は、厳しい飛空制限が設けられているのだ。
「王宮を見たことはある?」
「はい。キヨウへ行った時に正面から。見渡せないくらい広大な森林の中に、すごく立派な宮殿を拝見しました」
「王宮正面に見えるその宮殿が、表の宮、政を行う陽天宮。たぶん多くの人が陽天宮を王宮だと思ってると思うんだけど、王宮っていうのは、あの敷地内全部を指すんだ」
古の時代、現人神と崇められた風潮は現在も色濃く残り、軽々しく王族の話題を口にするのは憚られ、王家は今なお神秘のベールに包まれている。
「でも、陽天宮だけでもすごい広いけどね。ぼくも知らない部屋やら入ったことない場所、いっぱいあるよ」
キヨウ王宮はこの国の中心として八百年以上の歴史を誇る、皇八島屈指の歴史的建造物であった。
「陽天宮には玉座のある陽光の間や、新年祝賀の儀か行われる木漏れ日の間とかがある。それに国王の寝所がある裏の宮、月天宮。現在は主不在だけど、王妃の宮、桜花宮。王太子の宮、青海宮。それにぼくの宮、新緑宮。他にも色々な建物が、敷地内に点在してるんだ」
数え上げたらキリがない。王宮の全貌を知っている人間は、果たして何人いるのか。
「それで、各宮にはそれぞれ色があってね」
「宮がその色なんですか?」
ジュールはずいぶんカラフルな王宮を想像したようだ。その想像を共有して、ロワメールも笑ってしまう。
「ぼく、そんな緑色の宮に住んでないよ」
新緑宮の色は、名前通り緑だ。しかし、壁も床も緑色なんてことはなく、せいぜいカーテンやラグが緑系統なくらいである。
「宮の色は、イメージカラーかな。宮自体じゃなくて、その宮を示す目印みたいな」
「『陽炎』の赤備えみたいな感じですか? あの赤い隊服、カッコいいです!」
「あれ、評判良いね」
王家直属の近衛騎士隊、通称『陽炎』は、家柄、実力共に認められた騎士のエリート集団である。彼らの赤い着物は、近衛の象徴でもあった。
「式典の時なんかは揃いの宮服を着るけど、それ以外でも、みんなそれぞれの宮の色を身に着けてるんだ」
着物だったり、半衿や帯、ズボンなどに宮の色を使い、所属を明白にしている。
「新緑宮は緑、青海宮は青、月天宮は白や銀」
「服装を見れば、どこの宮に仕えてるかわかるんですね」
「うん。と言っても、官吏や女官は制服だから、カイみたいな側近や侍従だけだけどね」
身分がある者のみの適用らしい。
そこには、自分の主への強い自負を感じる。
「……いいなぁ」
「なにが?」
ポロリと零れた本音に、ロワメールが不思議そうに見返した。
「いえ! えと、素敵な宮なんだろうなって」
ジュールは慌てて取り繕う。
「気楽に、のびのびできる所だよ」
ジュールの狼狽えようには気付かず、ロワメールは頷いた。国王の月天宮のような荘厳さはなく、王妃の桜花宮のような華やかさもなく、王太子の青海宮のように煌びやかでもない。
それでも明るく風通しの良い宮は、ロワメールにとっては心地の良い場所だった。
「ぼくだけじゃなくて、カイたちもそこで寝起きしてるんだ」
熱心に聞き入るジュールに、ロワメールも能弁になる。
「側近の方々も、宮にお住まいなんですね」
「あ、もちろん、自分の屋敷に戻るのは自由だし、キヨウの別邸から通いたかったら、全然通っていいし!」
王子の側近ともなれば、有力貴族出身である。領地にある本邸とは別に、当然王都にも別邸を構えている。
「でもみんな面倒臭がって、別邸に帰らず宮にいるんだ」
「きっと、居心地が良いんでしょうね」
ジュールはまだ見ぬ王子宮に思いを馳せる。
宮の雰囲気が良いのは、きっと主がロワメールだからだ。
「そうだといいけどね」
ロワメールは照れ臭そうに笑う。
自分を支えてくれる人たちに、快適に過ごしてもらいたい。その思いで、宮の環境にはロワメールも心を砕いていた。
「住環境はバッチリだよ! 福祉厚生もちゃんとしてるし! ぼくに付ききりのカイには、しばらく休暇をあげれてなくて申し訳ないけど、普段は休みもちゃんとあるし、残業もできるだけないようにしてる! だから……!」
「だから?」
ジュールがキョトンと首を傾げる。
「だから、えーと……」
ロワメールも、自分の会話の流れの不自然さに思い至った。勇みすぎて、着地点をミスっている。
「えーと……いい所だよ」
視線を逸して、頬を指で掻いた。
妙に力の入った説明に、セツには苦笑いされ、窓枠に頬杖をつき、うたた寝していたはずのジスランにまで探るような目を向けられてしまう。
救いなのは、ジュール本人がよくわかっていないことだった。
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