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第四話 王都次代編
4ー8 王子様の側近教育
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「ミエルは、ぼくが世話をするつもりだけど……」
ロワメールがピンと立ったミエルのしっぽを目で追う。
ミエルは好奇心いっぱいに、新しい家を探検していた。と言っても体の小さな子ネコにとっては、テーブルの周りだけでも大冒険だ。ちょこちょことラグを歩き回っては匂いを嗅いでいる。
「ロワさまがですか? おれたちで面倒を見ますが」
「ぼくが飼うんだから、ぼくがお世話するのが当たり前でしょ」
口うるさい侍従ならば、とんでもないと即座に却下しただろう。王子は愛でるだけで、世話は使用人に任せればいいと、騎士家育ちの風変わりな王子に顔をしかめたかもしれない。
だが、それが王子の決定ならばと、オーレリアンは従順に従った。
王子の素朴な責任感の強さは、守るべき美点である。
「では、おれにも少し、抱かせてもらっていいでしょうか?」
「もちろん」
ロワメールは足元をウロチョロする子ネコを抱き上げ、オーレリアンに渡す。
ミエルはあまり人見知りをしない。セツ家でも、フレデリク以外には大人しく撫でられたり抱かれたりしていた。
カイに対してもそうだったように、オーレリアンのことも『王さま』の配下と認識したようである。
オーレリアンの隣でミエルを撫でるヒューイが今度は子ネコを抱き、次いでその隣のリアムに抱っこの順番をかわろうとした時だった。
リアムがギョッとし、音を立てて後退る。
全員の視線がリアムに集まった。
ヒューイが再度試みるも、気のせいではなく、リアムはソファのギリギリまで体をのけぞらせた。
「ひょっとして……」
その様子に、ロワメールがある可能性に思い至る。
「アレルギーとかあったりする?」
「ありません!」
思いっきり否定してから、リアムはしまった、という顔をした。アレルギーということにしておけばよかった、と心の声が顔面に出まくっている。
「……困ったなぁ」
そんなリアムの反応に、ロワメールが思案げに形の良い顎に指を添えた。
「どうなさいました?」
王子の困り顔に、侍従見習いの少年は焦る。
「いや、基本ぼくが世話をするんだけど、ぼくが無理な時は、リアムにお願いしようと思ってたんだ」
会議や式典など、どうしても連れていけない場面は出てくる。
「わたしですか!?」
リアムは、己のネコ嫌いも忘れてパッと顔を輝かせた。
カイやオーレリアンと違い、未成年の侍従見習いのリアムには、任せられる仕事も限られる。少しずつ責任ある仕事を、と考えていたところだった。子ネコのお世話係は適任である。
「いや、ネコが怖いんなら仕方ないね。じゃあレリ君に」
「怖くなんてありません!?」
「別に無理しなくていいよ。誰にだって、苦手なものくらいあるんだから」
「こんな子ネコ、怖いわけないじゃないですか! ええ! 怖くありませんとも!」
「じゃあ、なにかあった時はよろしく頼むね」
リアムの強がりに気付かないふりをして、ロワメールはにっこりと微笑んだ。
苦手が克服できるなら、一石二鳥である。
鼻息荒く使命感に燃えるリアムは、王子様の掌の上でまんまと踊らされるのだった。
側近たちと一通り話し終えると、ロワメールは部屋の隅に立つ女性を手招いた。
「マダム・フォルシシア、こっち来て」
ロワメールの祖母くらいの年齢であろうか。痩せて、年齢の割に背の高い女性だった。
髪一筋乱れずピッチリと結い上げられた白髪に、細い眉に高い頬骨、いかにも性格のきつそうなキリリとした目元は厳格な女神官を思わせる。
「ライザ・サンク・フォルシシア。この宮の侍女頭だよ。宮の生活で要望があったら、マダム・フォルシシアに言ってね」
「この宮を取り仕切る実力者です。怒らせないことをお勧めします」
ロワメールの紹介に合わせ、カイがこそりとセツに耳打ちした。
背筋のピンと伸びた老女は、ジロリとカイを一瞥する。側近筆頭は慌てて咳払いをして、素知らぬ顔を通した。
「マダム・フォルシシアは、母の乳母だったんだ」
シャルル王妃は妹の結婚式に参列するために、身重の体でホクト島に赴き、急に産気づいてロワメールを出産した。不幸に襲われたのは、その晩である。
腰を痛めてキヨウで留守番をしていたマダム・フォルシシアは、訃報を聞くとシャルルの後を追おうとした。それを止めたのはキスイ王である。
マダム・フォルシシアが自ら生命を絶てば、シャルルは烈火の如く怒り狂う。どうか安らかに眠らせてやってくれとキスイに説得されたのだ。
それからマダム・フォルシシアは抜け殻のように、亡きシャルルの冥福を祈り続けた。しかしそれは、マダム・フォルシシアに限った話ではない。夫であるキスイも息子のヒショーも、そして王宮全体がシャルルという太陽を失い、深く暗い喪失に沈み込んだ。
それから十三年後、今から五年前に、キスイ王がロワメールを見つけ、王宮は再び明かりを取り戻した。
「生き残ったのには意味があったのだと思えました。この老骨にもまだお役目があった。ロワメール様にお仕えすることで、シャルル様のお役に立てる。なんとお礼を申し上げればいいかわかりません」
気丈に見えるマダム・フォルシシアの声が、わずかに震える。
乳母と養君の関係がどんなものか、セツにはわからない。けれどその絆は、血の繋がった親子にも劣らないように、セツには思えた。
「侍女頭だけではありません。私共王子宮の人間、王宮の全ての者が、セツ様には感謝してもしきれません」
カイがマダム・フォルシシアの言葉を引き継ぐ。
「ロワメール殿下を助けていただき、ありがとうございました」
カイをはじめマダム・フォルシシアと側近たちが揃って、セツに深く頭を下げた。
セツがあの時赤子を救わなければ、彼らの王子は今ここに存在しない。
彼らにとり、ロワメールのいない人生は考えられないものだった。
セツは、隣に座るロワメールを見る。
ロワメールは照れ臭そうに笑った。
ロワメールは多くの人に愛されている。
その事実に、アイスブルーの目が嬉しそうにほころんだ。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
❖ お知らせ ❖
読んでくださり、ありがとうこざいます!
4ー9 優しいメガネのお兄さん は、5/28(水)の夜、21時頃に投稿を予定しています。
ロワメールがピンと立ったミエルのしっぽを目で追う。
ミエルは好奇心いっぱいに、新しい家を探検していた。と言っても体の小さな子ネコにとっては、テーブルの周りだけでも大冒険だ。ちょこちょことラグを歩き回っては匂いを嗅いでいる。
「ロワさまがですか? おれたちで面倒を見ますが」
「ぼくが飼うんだから、ぼくがお世話するのが当たり前でしょ」
口うるさい侍従ならば、とんでもないと即座に却下しただろう。王子は愛でるだけで、世話は使用人に任せればいいと、騎士家育ちの風変わりな王子に顔をしかめたかもしれない。
だが、それが王子の決定ならばと、オーレリアンは従順に従った。
王子の素朴な責任感の強さは、守るべき美点である。
「では、おれにも少し、抱かせてもらっていいでしょうか?」
「もちろん」
ロワメールは足元をウロチョロする子ネコを抱き上げ、オーレリアンに渡す。
ミエルはあまり人見知りをしない。セツ家でも、フレデリク以外には大人しく撫でられたり抱かれたりしていた。
カイに対してもそうだったように、オーレリアンのことも『王さま』の配下と認識したようである。
オーレリアンの隣でミエルを撫でるヒューイが今度は子ネコを抱き、次いでその隣のリアムに抱っこの順番をかわろうとした時だった。
リアムがギョッとし、音を立てて後退る。
全員の視線がリアムに集まった。
ヒューイが再度試みるも、気のせいではなく、リアムはソファのギリギリまで体をのけぞらせた。
「ひょっとして……」
その様子に、ロワメールがある可能性に思い至る。
「アレルギーとかあったりする?」
「ありません!」
思いっきり否定してから、リアムはしまった、という顔をした。アレルギーということにしておけばよかった、と心の声が顔面に出まくっている。
「……困ったなぁ」
そんなリアムの反応に、ロワメールが思案げに形の良い顎に指を添えた。
「どうなさいました?」
王子の困り顔に、侍従見習いの少年は焦る。
「いや、基本ぼくが世話をするんだけど、ぼくが無理な時は、リアムにお願いしようと思ってたんだ」
会議や式典など、どうしても連れていけない場面は出てくる。
「わたしですか!?」
リアムは、己のネコ嫌いも忘れてパッと顔を輝かせた。
カイやオーレリアンと違い、未成年の侍従見習いのリアムには、任せられる仕事も限られる。少しずつ責任ある仕事を、と考えていたところだった。子ネコのお世話係は適任である。
「いや、ネコが怖いんなら仕方ないね。じゃあレリ君に」
「怖くなんてありません!?」
「別に無理しなくていいよ。誰にだって、苦手なものくらいあるんだから」
「こんな子ネコ、怖いわけないじゃないですか! ええ! 怖くありませんとも!」
「じゃあ、なにかあった時はよろしく頼むね」
リアムの強がりに気付かないふりをして、ロワメールはにっこりと微笑んだ。
苦手が克服できるなら、一石二鳥である。
鼻息荒く使命感に燃えるリアムは、王子様の掌の上でまんまと踊らされるのだった。
側近たちと一通り話し終えると、ロワメールは部屋の隅に立つ女性を手招いた。
「マダム・フォルシシア、こっち来て」
ロワメールの祖母くらいの年齢であろうか。痩せて、年齢の割に背の高い女性だった。
髪一筋乱れずピッチリと結い上げられた白髪に、細い眉に高い頬骨、いかにも性格のきつそうなキリリとした目元は厳格な女神官を思わせる。
「ライザ・サンク・フォルシシア。この宮の侍女頭だよ。宮の生活で要望があったら、マダム・フォルシシアに言ってね」
「この宮を取り仕切る実力者です。怒らせないことをお勧めします」
ロワメールの紹介に合わせ、カイがこそりとセツに耳打ちした。
背筋のピンと伸びた老女は、ジロリとカイを一瞥する。側近筆頭は慌てて咳払いをして、素知らぬ顔を通した。
「マダム・フォルシシアは、母の乳母だったんだ」
シャルル王妃は妹の結婚式に参列するために、身重の体でホクト島に赴き、急に産気づいてロワメールを出産した。不幸に襲われたのは、その晩である。
腰を痛めてキヨウで留守番をしていたマダム・フォルシシアは、訃報を聞くとシャルルの後を追おうとした。それを止めたのはキスイ王である。
マダム・フォルシシアが自ら生命を絶てば、シャルルは烈火の如く怒り狂う。どうか安らかに眠らせてやってくれとキスイに説得されたのだ。
それからマダム・フォルシシアは抜け殻のように、亡きシャルルの冥福を祈り続けた。しかしそれは、マダム・フォルシシアに限った話ではない。夫であるキスイも息子のヒショーも、そして王宮全体がシャルルという太陽を失い、深く暗い喪失に沈み込んだ。
それから十三年後、今から五年前に、キスイ王がロワメールを見つけ、王宮は再び明かりを取り戻した。
「生き残ったのには意味があったのだと思えました。この老骨にもまだお役目があった。ロワメール様にお仕えすることで、シャルル様のお役に立てる。なんとお礼を申し上げればいいかわかりません」
気丈に見えるマダム・フォルシシアの声が、わずかに震える。
乳母と養君の関係がどんなものか、セツにはわからない。けれどその絆は、血の繋がった親子にも劣らないように、セツには思えた。
「侍女頭だけではありません。私共王子宮の人間、王宮の全ての者が、セツ様には感謝してもしきれません」
カイがマダム・フォルシシアの言葉を引き継ぐ。
「ロワメール殿下を助けていただき、ありがとうございました」
カイをはじめマダム・フォルシシアと側近たちが揃って、セツに深く頭を下げた。
セツがあの時赤子を救わなければ、彼らの王子は今ここに存在しない。
彼らにとり、ロワメールのいない人生は考えられないものだった。
セツは、隣に座るロワメールを見る。
ロワメールは照れ臭そうに笑った。
ロワメールは多くの人に愛されている。
その事実に、アイスブルーの目が嬉しそうにほころんだ。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
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