あの日の情事を振り返る(ゲイ体験談)

motoi

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ゴールデンバット(5)

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 相手は俺の尻をほぐすと、体の位置を変え、俺の眼前にイチモツを差し出した。

「舐めて」

 俺は、その命令に従った。
 首を持ち上げ、口を最大限開けて、相手のものを咥える。呼吸が苦しいし、寝ながらの体勢ではうまく顔を動かすことができなかった。

 相手はもどかしくなったのが、俺の口に強引にモノをねじ込むと、激しく前後に動かした。柔らかかったものは、すぐに硬さを帯びた。

 口を犯されて、俺はもう目を開けている余裕もない。
 

 ぎゅっと目を瞑っている間に、どうにかその行為は終わった。顎が痛くて、声を出すのも辛かった。

 尻にまた指を入れられ、と思うと、すぐに抜かれた。
 
 相手はまた、ローションを俺の穴に垂らした。

「力抜いて」

 すでに脱力していた俺の穴に、ぐっ、っと圧力がかかった。相手が俺の腰元に力を加える。当然のようにゴムはつけていない。

 前とは違う、本物の感触。グイグイと押し込まれるたびに、痛みが走った。

「いっ・・・」

 声は弱く響くだけで、届かない。先の亀頭責めもあり、痛みに身体は反応してくれない。

 ぼんやりしてく頭の中で、痛いと思いながらも、俺の穴はそれを飲みこんでいった。

 おおよそ全部が入ったとき、俺はもう尻の穴の感覚がよくわからなくなった。鈍痛が広がっているだけで、自分の意思が宿っている感覚はない。

 相手は俺のことを冷たい目で見ているだけで、何にも意に介さず腰を動かした。優しさなんて何も感じなかった。

 きつかった穴が、掻き回されるたびに摩擦を失うのがわかった。壊される、という表現が正しかったことを知る。身体が自分のものじゃなくて、相手の道具として順応していくのを遠い意識の中で感じた。

 体勢を変え、今度はバックで侵された。
 
 さっきよりも激しい動きに、声と息が混ざった音が口から漏れる。

「あっ、あっ、あっ」

 喘ぐ、なんて意図的なものでなく、ただ自然と声帯に引っかかった空気が音となり漏れていた。

 鈍痛はどこかに消え、代わりにじんわりとした性的快感が広がっていく。こんなに暴力的なセックスに、なぜか感じている自分がいた。

 俺の大きくなったモノはただ振動と共に股の間で揺れるだけだ。先から多少の粘液が漏れる。

 やがて相手は俺の中で果てた。中出しだった。
 俺の中にドロっとした熱が広がる。
 ずぼりと抜かれると、喪失感と共に、空気がすっと通った。俺の穴はもう開きっぱなしだった。

「タオル借りるね」

 シャワーの方へ行って、自分のものを洗っている音を、俺はベッドで聞いた。

 俺は虚脱感を感じ、パンツを履く気にもなれない。

 相手はシャワー室を出て、手際良くパンツを履いていた。

 俺は沈黙に耐えられずテレビをつけた。ちょうど、高校野球がやっていた。

 その映像にじっと見入る横顔に問いかけた。

「興味あるの?」
「うん、まぁ。野球部だったから」

 俺はなんとなく納得した。発達した下半身も、さっぱりとした髪も、野球部と言われたらそう見えた。

「興味ある?」
 そう訊かれたが、俺は首を振った。

「……ううん」

 俺は顔を横に振った。ルールがわかる程度で、試合を見ることが楽しいとも思えなかった。

「じゃあ」

 腰を上げ、その人は玄関に向かった。なんか言わなきゃな、と思ったけど、特には思いつかなかった。

 その背中を見送ってから、俺は自分のものを自分で処理した。

 さっきまでの体験と、ベットに残る相手の匂いを頼りに、果てた。

 ティッシュで簡単に処理して、シャワーを浴びた。俺ってかなりMなのかな、とぼんやり思った。




 それから、何度かその人とはセックスをした。

 キスも何もない、いつも似たような手順で、雑にお尻を犯された。

 俺はすっかり開発されて、相手のモノを抵抗なく受け入れられるようになった。

 それから、いつの日か相手の連絡は途絶えた。俺はもう用済みだった。悲しいけど、これでよかったんだ、とも思った。












 
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