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フェールの花-価値のない王子は完璧な王に愛される-
第4章・真意 27 冷めない体
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果てた後、ゆっくりと中から抜く。するとぐずるような声が微かに聞こえる。
体が艶めかしく揺れて、なくなったものを求めるように秘部が収縮するのがわかる。ゆっくりと隘路を辿って落ちて来た白濁が、ポタっとシーツに垂れる。
「あっ……んぅっ……」
微かな刺激にも反応してしまうのか、垂れるたびに腰が緩く揺れた。垂れてきたものを指ですくって、また中に入れて喘がせたい衝動に駆られる。
情事の後の気だるげな表情も、眠そうに閉じようとする瞳も……。全てがコールを煽っているようにすら感じる。
再び熱が集まって来るのを感じて、クライスから距離を取る。適当に服を羽織りながら、ベッドから離れた。
湯に浸からせてやりたいところだが、人にいまの姿を見られるのを嫌がるだろう。音を立てずに部屋から出ると、昨晩のように衛兵に湯を持ってくるように伝える。
気まずそうに視線をそらしながらも、素直に頷き走って行った。可愛いからとつい声を出させ過ぎてしまったが、もっと気を使うべきだったかと考える。
もしくはスリアが言うように、そろそろ塔を壊す時が来たのかもしれない。安全であることは間違いないが、クライスの心は休まらないだろう。
クライスに好きなように屋敷を建てさせるのもいいかもしれない。暇を持て余しているのは、ユイアナに言われなくても気づいている。
心が少しでも軽くなるなら、図書室への出入りを許可しようかとも思う。しばらく考え事をしながら待っていると、衛兵が戻って来る。
「お待たせしました」
湯気が上がる桶と清潔な布を渡される。
「悪いな」
「とんでもありません」
本人の職務から外れたことを頼んでしまったことがネイトにばれたら、また怒られるだろう。
「……コール、様?」
部屋に戻ると、ベッドからかすれた声が聞こえる。
「ここにいる」
ナイトテーブルに桶を置いて、横に腰を下ろす。ほっとしたように、服の端を握られた。
いちいちすることが愛らしくて、落ち着かせるように息を吐く。自らの身を危険に晒していることに気づかないのだろうか。
無言で湯で濡らし絞った布で体を拭いてやる。昨日のように寝ていればいいのに、ぼんやりとした瞳でされていることを見ている。
「あ……自分で……」
途中で何をさせているのかに気づいたのか、慌てて起き上がろうとする。
「大人しくしていろ」
片手でそっと肩を押すと、クライスの体がベッドに沈む。赤く腫れてしまっている突起を拭くと、微かに腰が浮く。
シーツを握った手が堪えるように震えているのがわかる。できる限り刺激を与えないようにしているが、湯を溜めさせた方が良かったかと思う。
連日無理をさせたと思って止めたが、起き上がれないくらいに抱き潰してしまった方が良かったのかもしれない。白濁と透明な液体で汚れた腹を拭き、足を開かせて付け根に布を滑らせる。
可哀そうなくらいに体が反応するのが伝わって来る。刺激されることで、中がうずくのか白濁が押し出されている。
かき出してやらないといけないのに、敏感に体を震わせられると躊躇してしまう。まだ熱はゆっくりと燻っていて、触れば触るほど温度を上げさせられる。
そっと陰茎に布を添えると、体を隠すようにクライスがまたうつ伏せになってしまう。
「ダメ……です。自分で、します」
泣きそうな声で言われて、もう限界だった。
「わかった。ちゃんと拭け」
クライスの手に布を握らせてやると、明らかにほっとしているのがわかる。あぁ、可哀そうにとは思うが、すでにこっちの熱は上がりきってしまっている。
うつ伏せになった足を持ち上げて、下肢を横向きにさせて開かせる。
「やっ!」
慌てたクライスが抵抗しようとするとが、される前に指を埋め込む。
「あ、あぁ……っ! や、やぁ……」
ぐちゅりと濡れた音がして、指が入った分白濁が落ちてシーツに染みを作る。先ほどまで陰茎が収まっていたから、中は解けてしっとりと指に絡みついてくる。
「な、んで……」
訳がわからないのか、布ではなくコールの手を掴んで止めようとしている。
「かき出さないといけない」
何を言われているのか理解するのに時間がかかったのか、静かになったと思ったら慌てて距離を取られた。中に入っていた指が感じる部分をひっけながら抜ける。
喘ぎ声を上げたクライスの体が堪えるように丸くなる。
「そ、そっちも……自分で、しま……す」
涙目で言われて、もっと泣かせたくなってしまう。
「ではやり方を教えよう」
手を取って、クライスの隘路に二人の指を潜り込ませる。
「んっあ!」
衝撃に目を見開いて、体を震わせている。
「もっと奥まで入れないとかき出せない」
さらに力を入れて、指を奥へと誘導する。そして指を曲げて、円を描くように外に出す。
ポタポタと白濁が溢れ出る感触に、クライスの腰が揺れてか細い声が上がる。もう一度中に指を戻そうとすると、嫌々するように首を振られる。
「指、入れな……いで……」
「入れなければかき出せない」
「自分で、します……から! コール様は、入れ……ないで、ください」
「オレの指はダメか」
「だ、ダメです!」
「では、手ではないもので手伝おう」
再び何を言われているかわからないという顔をするクライスの足を抱え直す。何かを察して逃げようとする体を、優しく押さえつける。
そしてゆっくりと陰茎を沈める。
「あぁ、あ、あぁああああ!」
何度も隘路を開かされていたからか、一気に奥まで入り全てが飲み込まれる。あまりの気持ち良さに息を飲む。
「や、やぁ……はな……しが、ちがっ……!」
息も絶え絶えで喘ぐクライスの言葉を聞きながら、ゆっくりと腰を回して陰茎を抜いてやる。
「ひぅん、うぅ……」
ぬぷっという濡れた音と一緒に、クライスの卑猥な声を響かせて白濁が垂れていく。
「違くないだろう」
言いながら、再び秘部に陰茎を当てる。
「ちが、違う……っ! あんぅ、あ……あぁ!」
そして遠慮なく中に沈める。何回か同じことを繰り返すと、肉壁の収縮が激しくなっていく。
一番奥まで入り込んで、腰を回そうとすると服を掴まれて動きを止められる。
「も、抜かな……で……」
入り口が痛いくらいに陰茎を締め付けている。
「中を綺麗にしなくていいのか?」
涙でぐちゃぐちゃになっても、クライスは綺麗だ。何を言わせたいと思っているのか理解したのだろう。
悔しそうに瞳を細めて、震える唇を開いた。
体が艶めかしく揺れて、なくなったものを求めるように秘部が収縮するのがわかる。ゆっくりと隘路を辿って落ちて来た白濁が、ポタっとシーツに垂れる。
「あっ……んぅっ……」
微かな刺激にも反応してしまうのか、垂れるたびに腰が緩く揺れた。垂れてきたものを指ですくって、また中に入れて喘がせたい衝動に駆られる。
情事の後の気だるげな表情も、眠そうに閉じようとする瞳も……。全てがコールを煽っているようにすら感じる。
再び熱が集まって来るのを感じて、クライスから距離を取る。適当に服を羽織りながら、ベッドから離れた。
湯に浸からせてやりたいところだが、人にいまの姿を見られるのを嫌がるだろう。音を立てずに部屋から出ると、昨晩のように衛兵に湯を持ってくるように伝える。
気まずそうに視線をそらしながらも、素直に頷き走って行った。可愛いからとつい声を出させ過ぎてしまったが、もっと気を使うべきだったかと考える。
もしくはスリアが言うように、そろそろ塔を壊す時が来たのかもしれない。安全であることは間違いないが、クライスの心は休まらないだろう。
クライスに好きなように屋敷を建てさせるのもいいかもしれない。暇を持て余しているのは、ユイアナに言われなくても気づいている。
心が少しでも軽くなるなら、図書室への出入りを許可しようかとも思う。しばらく考え事をしながら待っていると、衛兵が戻って来る。
「お待たせしました」
湯気が上がる桶と清潔な布を渡される。
「悪いな」
「とんでもありません」
本人の職務から外れたことを頼んでしまったことがネイトにばれたら、また怒られるだろう。
「……コール、様?」
部屋に戻ると、ベッドからかすれた声が聞こえる。
「ここにいる」
ナイトテーブルに桶を置いて、横に腰を下ろす。ほっとしたように、服の端を握られた。
いちいちすることが愛らしくて、落ち着かせるように息を吐く。自らの身を危険に晒していることに気づかないのだろうか。
無言で湯で濡らし絞った布で体を拭いてやる。昨日のように寝ていればいいのに、ぼんやりとした瞳でされていることを見ている。
「あ……自分で……」
途中で何をさせているのかに気づいたのか、慌てて起き上がろうとする。
「大人しくしていろ」
片手でそっと肩を押すと、クライスの体がベッドに沈む。赤く腫れてしまっている突起を拭くと、微かに腰が浮く。
シーツを握った手が堪えるように震えているのがわかる。できる限り刺激を与えないようにしているが、湯を溜めさせた方が良かったかと思う。
連日無理をさせたと思って止めたが、起き上がれないくらいに抱き潰してしまった方が良かったのかもしれない。白濁と透明な液体で汚れた腹を拭き、足を開かせて付け根に布を滑らせる。
可哀そうなくらいに体が反応するのが伝わって来る。刺激されることで、中がうずくのか白濁が押し出されている。
かき出してやらないといけないのに、敏感に体を震わせられると躊躇してしまう。まだ熱はゆっくりと燻っていて、触れば触るほど温度を上げさせられる。
そっと陰茎に布を添えると、体を隠すようにクライスがまたうつ伏せになってしまう。
「ダメ……です。自分で、します」
泣きそうな声で言われて、もう限界だった。
「わかった。ちゃんと拭け」
クライスの手に布を握らせてやると、明らかにほっとしているのがわかる。あぁ、可哀そうにとは思うが、すでにこっちの熱は上がりきってしまっている。
うつ伏せになった足を持ち上げて、下肢を横向きにさせて開かせる。
「やっ!」
慌てたクライスが抵抗しようとするとが、される前に指を埋め込む。
「あ、あぁ……っ! や、やぁ……」
ぐちゅりと濡れた音がして、指が入った分白濁が落ちてシーツに染みを作る。先ほどまで陰茎が収まっていたから、中は解けてしっとりと指に絡みついてくる。
「な、んで……」
訳がわからないのか、布ではなくコールの手を掴んで止めようとしている。
「かき出さないといけない」
何を言われているのか理解するのに時間がかかったのか、静かになったと思ったら慌てて距離を取られた。中に入っていた指が感じる部分をひっけながら抜ける。
喘ぎ声を上げたクライスの体が堪えるように丸くなる。
「そ、そっちも……自分で、しま……す」
涙目で言われて、もっと泣かせたくなってしまう。
「ではやり方を教えよう」
手を取って、クライスの隘路に二人の指を潜り込ませる。
「んっあ!」
衝撃に目を見開いて、体を震わせている。
「もっと奥まで入れないとかき出せない」
さらに力を入れて、指を奥へと誘導する。そして指を曲げて、円を描くように外に出す。
ポタポタと白濁が溢れ出る感触に、クライスの腰が揺れてか細い声が上がる。もう一度中に指を戻そうとすると、嫌々するように首を振られる。
「指、入れな……いで……」
「入れなければかき出せない」
「自分で、します……から! コール様は、入れ……ないで、ください」
「オレの指はダメか」
「だ、ダメです!」
「では、手ではないもので手伝おう」
再び何を言われているかわからないという顔をするクライスの足を抱え直す。何かを察して逃げようとする体を、優しく押さえつける。
そしてゆっくりと陰茎を沈める。
「あぁ、あ、あぁああああ!」
何度も隘路を開かされていたからか、一気に奥まで入り全てが飲み込まれる。あまりの気持ち良さに息を飲む。
「や、やぁ……はな……しが、ちがっ……!」
息も絶え絶えで喘ぐクライスの言葉を聞きながら、ゆっくりと腰を回して陰茎を抜いてやる。
「ひぅん、うぅ……」
ぬぷっという濡れた音と一緒に、クライスの卑猥な声を響かせて白濁が垂れていく。
「違くないだろう」
言いながら、再び秘部に陰茎を当てる。
「ちが、違う……っ! あんぅ、あ……あぁ!」
そして遠慮なく中に沈める。何回か同じことを繰り返すと、肉壁の収縮が激しくなっていく。
一番奥まで入り込んで、腰を回そうとすると服を掴まれて動きを止められる。
「も、抜かな……で……」
入り口が痛いくらいに陰茎を締め付けている。
「中を綺麗にしなくていいのか?」
涙でぐちゃぐちゃになっても、クライスは綺麗だ。何を言わせたいと思っているのか理解したのだろう。
悔しそうに瞳を細めて、震える唇を開いた。
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