私と俺と僕

ぺまま

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美波と愛歩

その8

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石狩隼太が居なくなって少ししたら、お楽しみのオムライスが運ばれてきた。

匂いも見た目も最高、素晴らしい。

流石愛歩ちゃんがオススメするお店だな。



「美味しそうでしょ、早く食べよ!いっただきまーす!」

「いただきます!」



1口食べてみると、とにかく美味しかった。

愛歩ちゃんも幸せそうな顔で食べていて、色々あったがここに来て良かったと思う。

愛歩ちゃん、可愛い。好き。



「美波ちゃん!口開けて?」

「えっ、あ、うん!」



戸惑いながらも口を開けたら、愛歩ちゃんが自分の食べていたオムライスを私に食べさせてくれた。

暫く思考停止していた私は、少し経ってから現実に帰ってきた。

…私が、愛歩ちゃんにあーんしてもらった。

愛歩ちゃんは私の思いなど知らずに、にこにこしながらオムライスの感想を待っている。



「…とっても、美味しいね。」



私は、これしか言えなかった。

こんな感想なのに、愛歩ちゃんは安堵の顔をしていた。

そして、口を開けて待っている。

私が愛歩ちゃんにあーんしていいんだよね、え、どうしよう。



「ねえ、俺早く食べたい。」



むすーっとした顔をして急かしてくる。

これもまた可愛い。

死ぬのを覚悟してあーんすると、愛歩ちゃんは満足した顔をしていた。





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❁ 筆者より ❁︎

ついにイチャイチャしだしましたね、自分でも非リアなので書いていて辛いです🙂💦

美波ちゃんの石狩隼太呼びが凄い好きなのは私だけではないはず笑

愛歩ちゃんはオムライスが大好きで、オムライス食べたよって報告をするといいなーって言ってきます。

他にも好きな食べ物がありますが、これは出せたらということで。

深夜様が早く出せと言っている気がするので、近々出番を作ろうと思います。

深夜様と呼んでいる理由は2章にて話しますね。

最後に、ここまで読んで下さり有難うございます。引き続きこの作品を楽しんで頂けたら嬉しいです。

それでは、以上筆者のぺままでした🐰
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