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プロローグ
存在を秘匿された厭われ王子
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いつも疑問に思っていた。何故私は産まれたのだろう?何故私は疎まれるのだろう?何故存在さえも隠され、いない者とされるのか。
父は私を愛し、育ててくれたが、その一方で義兄や義母に命を狙われる日々が、幼少の頃から続く。父はそれに気付き、幾度も注意するが、その言葉が抑止力になった例がない。
国民とて皆同じ。私は存在しえぬ者で、人間とは全く異なる存在。
私は、精霊人だからだ。
私の父は昔、森の奥でとても美しい女性の姿をした精霊と出会い、恋に落ちた。それから幾度と通いつめ、情を交わし私が産まれた。父は私を引き取り王子として育てたが、妃である義母がいい思いをする筈もなく、又、私も人間ではない為畏怖された。
王宮に勤める者もそうでない者も、私に近付く事すら畏れ、気味悪がった。人間には見えていない精霊達と喋り、守られていたから。
私の母である精霊は、水の高位精霊だったらしく、母を慕う精霊が何かと面倒を見てくれていたのだ。
父も、私を何かと気に掛け、忙しい公務の合間によく会いに来てくれた。父は、元々人望も厚く王として有能であった為、父に口出しする者はいないが、義母や義兄からすれば面白い筈もなく、父との溝は深まり続けて邪魔な私を亡き者にしようと暗殺を繰り返す。
精霊人といっても死なない訳じゃない。武器も毒も効くし病にだってなる。私の場合、水の精霊人だからか毒は殆ど効かないし、他の精霊達も私に直接危害を加えてくる者を死なない程度に攻撃した。
私は、父は好きだがこの地を人を、好きにはなれない。
この世界の何処かにはあるのだろうか?私を受け入れてくれる場所が、私を必要としてくれる場所が。精霊人である私を愛し、私を心底欲しいと言ってくれる人が。精霊人の私に愛される事を厭わない存在が。
そんな場所があるのなら、私は行きたい。そんな世界が私は欲しい。
父は私を愛し、育ててくれたが、その一方で義兄や義母に命を狙われる日々が、幼少の頃から続く。父はそれに気付き、幾度も注意するが、その言葉が抑止力になった例がない。
国民とて皆同じ。私は存在しえぬ者で、人間とは全く異なる存在。
私は、精霊人だからだ。
私の父は昔、森の奥でとても美しい女性の姿をした精霊と出会い、恋に落ちた。それから幾度と通いつめ、情を交わし私が産まれた。父は私を引き取り王子として育てたが、妃である義母がいい思いをする筈もなく、又、私も人間ではない為畏怖された。
王宮に勤める者もそうでない者も、私に近付く事すら畏れ、気味悪がった。人間には見えていない精霊達と喋り、守られていたから。
私の母である精霊は、水の高位精霊だったらしく、母を慕う精霊が何かと面倒を見てくれていたのだ。
父も、私を何かと気に掛け、忙しい公務の合間によく会いに来てくれた。父は、元々人望も厚く王として有能であった為、父に口出しする者はいないが、義母や義兄からすれば面白い筈もなく、父との溝は深まり続けて邪魔な私を亡き者にしようと暗殺を繰り返す。
精霊人といっても死なない訳じゃない。武器も毒も効くし病にだってなる。私の場合、水の精霊人だからか毒は殆ど効かないし、他の精霊達も私に直接危害を加えてくる者を死なない程度に攻撃した。
私は、父は好きだがこの地を人を、好きにはなれない。
この世界の何処かにはあるのだろうか?私を受け入れてくれる場所が、私を必要としてくれる場所が。精霊人である私を愛し、私を心底欲しいと言ってくれる人が。精霊人の私に愛される事を厭わない存在が。
そんな場所があるのなら、私は行きたい。そんな世界が私は欲しい。
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