氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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本編

113

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「良い子だリラ」


 エドワルドはリラの唇に、リップ音付きのキスをする。


「それと、言いたい事は溜め込まずに、私に言いなさい。愚痴でも嫌だった事でも何でもだ。私はリラに嫌な想いは極力させたく無いし、リラにとって何が嫌な事なのか、恐い事なのか、知っているだけで気を付ける事が出来るし、リラが心を開いているのだと思えるから嬉しい。リラの想いも何もかもを私に寄越しなさい。私はリラの全てが欲しい。勿論この魅惑的な身体もだけれど、リラの心も、人の多い所で隠されいる表情も、リラが知らないリラ自身も、全てを暴き、手に入れたい。だから、恐がる事無く全てを私に吐き出しなさい。私はリラの全てを受け入れるから」


 エドワルドがそう言うと、リラがまたも泣き出してしまう。


「エドワルド様が好き過ぎて、苦しいですぅ!嬉し過ぎて辛いですぅ!どうすれば、この想いが伝わりますか?言いたいし、ちゃんと態度や行動でも示したいのです!でも、どうすれば良いのかが分からなくて、どうしたらちゃんと示せるのか分かりません~!」


(何々だ?!この可愛いのは?!!これが無自覚?!無自覚なのか!!)

 既に充分エドワルドには伝わっているのに、どうすれば良いのか分からないと言い出すリラに悩殺されまくるエドワルド。

(可愛過ぎるにも程がある!!襲いたい襲いたい襲いたい襲いたいっ!!駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ!後半年の我慢で好きなだけ貪れるのだから、我慢しないとマッドをけしかけられてダンの鍛練。それで済めばまだ良い方で、最悪、式を半年後所か一年以上、先に延ばされた上での出入り禁止、味見すら出来なくなる!)

 それは絶対に避けたいエドワルドは、理性と自制心を強くして、性欲に呑まれないよう只管ひたすら耐える。


「ちゃんと伝わっているから困るのだけれど……」

「困っ……?めめめっ、迷惑ですか?!」

「違うから。そうでは無くて、リラを襲いたくなるから困るんだよ。勿論性的な意味で。今リラを襲って、出入り禁止や、式の延長なんてされたら、それこそ嫌だし、リラとこうして会えなくなるなんて耐えられない。そんな事になるぐらいなら、私は我慢をしてでも堪える事を選ぶよ」


 リラがキョトンとした顔で、エドワルドに聞いてくる。


「こっ……堪える???」


(リラは自身の魅力に無頓着過ぎる!分からないのなら、少しでも分かるように、ちゃんと確認させようか……)

 エドワルドはリラの手を取り、自身の股間へと押し付けた。
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