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SS置き場
累計4000000ポイント突破記念♪ ~贈り甲斐のあるお嬢様~
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リラが食堂に現れた時、本宅の使用人達は、祝福の言葉と花束を贈る。
そして、リラが持ち切れない程の沢山の花束を贈り、リラが持ち切れなくなった物は、エドワルドへと渡していく。
エドワルドとリラの二人で持ち切れる量では有るが、食事中は、リラの席の周辺に花瓶や、足元には幾つかのバケツまで置いてある周到さだ。
全てがそうと言う訳では無いが、花束の中にはドライフラワーに適している物や、食用花も入っている。
リラがお菓子に使ったり、押し花やドライフラワーにしても良いように、花に詳しい侍女達が花選びを頼まれ、選んだ物が多い。
リラは貰った花を、そのまま枯らすのでは無く、宝物として取って置きたがる娘だからだ。
「花束の中の一輪でも持って置けば、その花を見ると、元の花束全体を思い出せるもの」
と、リラは言うのだ。
思い出の花としても、そこまで大事にして貰えるなんて、送り主としては嬉しいとしか言いようが無い程の、贈り甲斐のある相手なのだ。
「リラお嬢様がいきなり婚約したと聞いた時は驚いたけれど、リラお嬢様自身が幸せだと思える相手なら、文句は無いわ」
「貴族でも、リラお嬢様の害になるような人なら絶対に認める気は無いけど、クルルフォーン公爵様は真面な貴族だものね。皆が皆そうなら良いのに」
「あはは、言えてる。あたしなんて、潜入先の貴族が愛人にならないかって言ってきたわよ。丁度良いタイミングで、一緒に潜入してた人に助けて貰ったけど、使用人を何だと思ってるのかしら」
「でも、報告したら直ぐに潜入場所を変えて貰えるし、他の人が愛人探し出して、脅しの材料にしちゃう所が凄いわよね~♪潜入だって、一人で入れられる事は無いし、潜入先の貴族の同行を複数人で注視してるから、助けに入り易いもの。他の領に生まれなくて良かったって、時々思っちゃうわ」
「他の領主だと、雇用条件悪かったり、手を出そうとする連中がいるものね。勿論、全員が全員と言う訳じゃ無いけど、使用人達を正当に評価してくれる貴族は少ないからね~」
「その点クルルフォーン公爵様は、その数少ない貴族だものね。ただ、女性嫌いと聞いていたから、リラお嬢様との婚約って聞いて、吃驚したけど、さすが我等がリラお嬢様!!食事中も公爵様はリラお嬢様ばっかり見て微笑んで、難攻不落が崩壊よ!」
「あの可愛さは別格だものっ!本性を知って欲しがらない男がいたら、相当趣味が悪いわっっ!!」
そんな会話をしながら手は休めずに、食事の後片付けをしたりする侍女達だった。
*****
※いつも有難う御座います!
本編を書いてる時に、使用人サイドの話が派生したので書いてみました~♪
本宅の使用人達からも、絶大な人気を集めてるリラですが、リラ本人は気付いて無いままで、使用人達の皆が祝ってくれた~♪と喜んでいますね(笑)
エドワルドは貴族としての評価が高かったので、本宅でも吃驚はされましたが、女癖も無いし、リラが幸せそうなので良しとしたようです。
皆様に楽しんで頂けたら幸いです!
そして、リラが持ち切れない程の沢山の花束を贈り、リラが持ち切れなくなった物は、エドワルドへと渡していく。
エドワルドとリラの二人で持ち切れる量では有るが、食事中は、リラの席の周辺に花瓶や、足元には幾つかのバケツまで置いてある周到さだ。
全てがそうと言う訳では無いが、花束の中にはドライフラワーに適している物や、食用花も入っている。
リラがお菓子に使ったり、押し花やドライフラワーにしても良いように、花に詳しい侍女達が花選びを頼まれ、選んだ物が多い。
リラは貰った花を、そのまま枯らすのでは無く、宝物として取って置きたがる娘だからだ。
「花束の中の一輪でも持って置けば、その花を見ると、元の花束全体を思い出せるもの」
と、リラは言うのだ。
思い出の花としても、そこまで大事にして貰えるなんて、送り主としては嬉しいとしか言いようが無い程の、贈り甲斐のある相手なのだ。
「リラお嬢様がいきなり婚約したと聞いた時は驚いたけれど、リラお嬢様自身が幸せだと思える相手なら、文句は無いわ」
「貴族でも、リラお嬢様の害になるような人なら絶対に認める気は無いけど、クルルフォーン公爵様は真面な貴族だものね。皆が皆そうなら良いのに」
「あはは、言えてる。あたしなんて、潜入先の貴族が愛人にならないかって言ってきたわよ。丁度良いタイミングで、一緒に潜入してた人に助けて貰ったけど、使用人を何だと思ってるのかしら」
「でも、報告したら直ぐに潜入場所を変えて貰えるし、他の人が愛人探し出して、脅しの材料にしちゃう所が凄いわよね~♪潜入だって、一人で入れられる事は無いし、潜入先の貴族の同行を複数人で注視してるから、助けに入り易いもの。他の領に生まれなくて良かったって、時々思っちゃうわ」
「他の領主だと、雇用条件悪かったり、手を出そうとする連中がいるものね。勿論、全員が全員と言う訳じゃ無いけど、使用人達を正当に評価してくれる貴族は少ないからね~」
「その点クルルフォーン公爵様は、その数少ない貴族だものね。ただ、女性嫌いと聞いていたから、リラお嬢様との婚約って聞いて、吃驚したけど、さすが我等がリラお嬢様!!食事中も公爵様はリラお嬢様ばっかり見て微笑んで、難攻不落が崩壊よ!」
「あの可愛さは別格だものっ!本性を知って欲しがらない男がいたら、相当趣味が悪いわっっ!!」
そんな会話をしながら手は休めずに、食事の後片付けをしたりする侍女達だった。
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※いつも有難う御座います!
本編を書いてる時に、使用人サイドの話が派生したので書いてみました~♪
本宅の使用人達からも、絶大な人気を集めてるリラですが、リラ本人は気付いて無いままで、使用人達の皆が祝ってくれた~♪と喜んでいますね(笑)
エドワルドは貴族としての評価が高かったので、本宅でも吃驚はされましたが、女癖も無いし、リラが幸せそうなので良しとしたようです。
皆様に楽しんで頂けたら幸いです!
応援ありがとうございます!
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