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SS置き場
累計7000000ポイント突破記念♪ ~マッドの牽制~
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ライラとマッドが結婚式を挙げる、少し前の頃。
「ライちゃん、あたしとお外で、デートをしましょぉ?出来れば、この服で♪」
マッドが唐突に、ライラを誘う。
未だベッドで微睡んで居たライラが、隣に居た筈のマッドを探して身体を起こす。
勿論、一糸纏わぬ姿でだ。
「駄目よライちゃん、そんな格好でぇ!これ着てこれぇ!」
「?何ですか?これ……」
「えっと、今日は女装姿のライちゃんと、お出掛けしたいなぁ~って。……駄目ぇ?」
そこには新品と思える透けた下着と、ライラに似合いそうな服が有った。
(……透けた下着って、ボクには需要が無い気がするんだけどなぁ?)
「どうしたんですか?これ……」
「えっとぉ、そのぉ……エヴァンス家の侍女ちゃん達や、クレアちゃんに頼んで、用意して貰っちゃったのぉ!」
「何で、ボクのサイズなんですか?」
「今日は、あたしがライちゃんを連れ込み宿に連れてって、男として襲いたいからよぉ!それと、最近ライちゃんを影でコソコソ狙おうとする馬鹿男共に、ライちゃんはあたしの物!!って皆に知ら示てやるんだからぁ!!!」
最近、ライラの姿を見掛けた男達が、ライラに対して噂をしていたのだ。
曰く、あそこの娼館に、美人のボクっ娘、女護衛が居る、と。
そして、誰が落とすか賭けまで勃発しそうな雰囲気で、虎視眈々と、ライラを狙っているのだ。
しかも、マッドが恋人だと娼婦達に言われた所で、信じないか、信じた所で自分の方が良い男だと思い込み、横取りしようと企んでいる節が有る。
「ボクは、男に対して、全然興味は無いんですが……。マッドさん以外は寧ろ、モゲろとしか思えない……」
「あたしもライちゃんを、他の奴等に渡したく無いものぉ!!だから、お願いライちゃん!あたしとお外でデートして、他の馬鹿な連中に見せ付けさせてぇ?ライちゃんだけは、男だろうと女だろうと関係無くぅ、あたしが独り占めしたいのぉ!」
素っ裸のライラに抱き付き、マッドはライラに懇願する。
「勿論、良いですよ。ボクはマッドさんだけの物だから。その代わり、ボクもマッドさんの女の姿と男の姿、両方を独り占めしますからね?」
「勿論よぉ~!ライちゃん大好き、愛してるぅ~♥」
そう言って、マッドはライラに服を着せ、メイクや髪型も綺麗に施す。
「スカートだけじゃ、万一捲れ無いか、あたしの気が気じゃないからぁ、薄手のズボンを着て頂戴。ライちゃんの場合、捲れても気にしなさそうだけど、あたしは絶対に嫌よぉ!ライちゃんのエロい下着姿を見て良いのは、あたしだけなんだからぁ!」
そんな事を言いつつ、ライラに薄手のズボンを着せて、ライラと共に外に出るマッド。
外でデートすれば、案の定、男共が、羨ましそうにマッドを見てくる。
マッドは態と、見せびらかすようにライラの腰を抱き、ライラもライラでマッドに寄り掛かるよう、抱き付いている状態だ。
(マッドさんは、男がボクにって言ってたけど、やっぱり、マッドさん目当ての女も居るっぽいじゃないか。今日は一応、黙っとくけど、後日、確りと、お・仕・置・き、受けて貰うからね?)
ライラがそんな事を考えてるとは露知らず、マッドはライラとのデートを楽しみ、最後の仕上げとばかりに、ライラを連れ込み宿へと誘おうとすると、ライラがマッドに耳打ちし、連れ込み宿を指差し誘う姿を見せた為、周囲に居た男達は、血の涙を流すような思いで、マッドとライラが宿に入る所を見届ける羽目になる。
「ねぇライちゃん。今日は、見た目通りの性別で、お馬鹿な連中に声だけ聴かせても良いかしらぁ?」
マッドがライラに囁き、ライラも囁き返しながら、了承する。
「良いですよ、マッドさん。その代わり、激しくして下さいね?」
「幾ら男を偽ってたってぇ、ライちゃん相手に、思う存分襲える機会を、そうそう逃してなるもんですかっ」
その後、マッドとライラの関係を信じ切れなかった男達が、連れ込み宿に押し掛け聞き耳を立てるも、中から聴こえる卑猥な音や嬌声で、現実を嫌と言う程思い知った男達は、スゴスゴと帰る羽目になり、それでも諦め切れずに虎視眈々と狙ってたお馬鹿な者達は、二人の結婚式が王弟公爵の後ろ楯で挙げられてしまい、貴族公認の結婚にケチ付けられる理由も無く、暫くショックを引き摺る羽目になるのは、それから少し先のお話。
*****
※いつも有難う御座います~♪
ゴールデンウィーク、如何お過ごしでしたでしょうか?
月影さんのリクで、男マッドに乙女ライラの絡み、と言われて、ライラをガッツリ(?)女装させ、恥ずかしがるライラを連れてのデートバージョン……と思ってたら、ライラは恥ずかしがらないし、お外デートの筈が、こんなのになっちゃいました~(泣)
まさかの敗北……。いっそ、男マッドと女ライラに演じ切ってるデートのリベンジすべし???
リラとレベッカの子供達の交流リクを詩詩さんから貰ってますが、ダンとシルビアの話の後、先にサイナスとモーラの話を書くので、その後辺りまで、少~し時間は掛かりますが、もう暫くお待ち下さいね!
ちょっとした敗北感満載ですが、皆様に少しでもお楽しみ頂ければ幸いです!!
「ライちゃん、あたしとお外で、デートをしましょぉ?出来れば、この服で♪」
マッドが唐突に、ライラを誘う。
未だベッドで微睡んで居たライラが、隣に居た筈のマッドを探して身体を起こす。
勿論、一糸纏わぬ姿でだ。
「駄目よライちゃん、そんな格好でぇ!これ着てこれぇ!」
「?何ですか?これ……」
「えっと、今日は女装姿のライちゃんと、お出掛けしたいなぁ~って。……駄目ぇ?」
そこには新品と思える透けた下着と、ライラに似合いそうな服が有った。
(……透けた下着って、ボクには需要が無い気がするんだけどなぁ?)
「どうしたんですか?これ……」
「えっとぉ、そのぉ……エヴァンス家の侍女ちゃん達や、クレアちゃんに頼んで、用意して貰っちゃったのぉ!」
「何で、ボクのサイズなんですか?」
「今日は、あたしがライちゃんを連れ込み宿に連れてって、男として襲いたいからよぉ!それと、最近ライちゃんを影でコソコソ狙おうとする馬鹿男共に、ライちゃんはあたしの物!!って皆に知ら示てやるんだからぁ!!!」
最近、ライラの姿を見掛けた男達が、ライラに対して噂をしていたのだ。
曰く、あそこの娼館に、美人のボクっ娘、女護衛が居る、と。
そして、誰が落とすか賭けまで勃発しそうな雰囲気で、虎視眈々と、ライラを狙っているのだ。
しかも、マッドが恋人だと娼婦達に言われた所で、信じないか、信じた所で自分の方が良い男だと思い込み、横取りしようと企んでいる節が有る。
「ボクは、男に対して、全然興味は無いんですが……。マッドさん以外は寧ろ、モゲろとしか思えない……」
「あたしもライちゃんを、他の奴等に渡したく無いものぉ!!だから、お願いライちゃん!あたしとお外でデートして、他の馬鹿な連中に見せ付けさせてぇ?ライちゃんだけは、男だろうと女だろうと関係無くぅ、あたしが独り占めしたいのぉ!」
素っ裸のライラに抱き付き、マッドはライラに懇願する。
「勿論、良いですよ。ボクはマッドさんだけの物だから。その代わり、ボクもマッドさんの女の姿と男の姿、両方を独り占めしますからね?」
「勿論よぉ~!ライちゃん大好き、愛してるぅ~♥」
そう言って、マッドはライラに服を着せ、メイクや髪型も綺麗に施す。
「スカートだけじゃ、万一捲れ無いか、あたしの気が気じゃないからぁ、薄手のズボンを着て頂戴。ライちゃんの場合、捲れても気にしなさそうだけど、あたしは絶対に嫌よぉ!ライちゃんのエロい下着姿を見て良いのは、あたしだけなんだからぁ!」
そんな事を言いつつ、ライラに薄手のズボンを着せて、ライラと共に外に出るマッド。
外でデートすれば、案の定、男共が、羨ましそうにマッドを見てくる。
マッドは態と、見せびらかすようにライラの腰を抱き、ライラもライラでマッドに寄り掛かるよう、抱き付いている状態だ。
(マッドさんは、男がボクにって言ってたけど、やっぱり、マッドさん目当ての女も居るっぽいじゃないか。今日は一応、黙っとくけど、後日、確りと、お・仕・置・き、受けて貰うからね?)
ライラがそんな事を考えてるとは露知らず、マッドはライラとのデートを楽しみ、最後の仕上げとばかりに、ライラを連れ込み宿へと誘おうとすると、ライラがマッドに耳打ちし、連れ込み宿を指差し誘う姿を見せた為、周囲に居た男達は、血の涙を流すような思いで、マッドとライラが宿に入る所を見届ける羽目になる。
「ねぇライちゃん。今日は、見た目通りの性別で、お馬鹿な連中に声だけ聴かせても良いかしらぁ?」
マッドがライラに囁き、ライラも囁き返しながら、了承する。
「良いですよ、マッドさん。その代わり、激しくして下さいね?」
「幾ら男を偽ってたってぇ、ライちゃん相手に、思う存分襲える機会を、そうそう逃してなるもんですかっ」
その後、マッドとライラの関係を信じ切れなかった男達が、連れ込み宿に押し掛け聞き耳を立てるも、中から聴こえる卑猥な音や嬌声で、現実を嫌と言う程思い知った男達は、スゴスゴと帰る羽目になり、それでも諦め切れずに虎視眈々と狙ってたお馬鹿な者達は、二人の結婚式が王弟公爵の後ろ楯で挙げられてしまい、貴族公認の結婚にケチ付けられる理由も無く、暫くショックを引き摺る羽目になるのは、それから少し先のお話。
*****
※いつも有難う御座います~♪
ゴールデンウィーク、如何お過ごしでしたでしょうか?
月影さんのリクで、男マッドに乙女ライラの絡み、と言われて、ライラをガッツリ(?)女装させ、恥ずかしがるライラを連れてのデートバージョン……と思ってたら、ライラは恥ずかしがらないし、お外デートの筈が、こんなのになっちゃいました~(泣)
まさかの敗北……。いっそ、男マッドと女ライラに演じ切ってるデートのリベンジすべし???
リラとレベッカの子供達の交流リクを詩詩さんから貰ってますが、ダンとシルビアの話の後、先にサイナスとモーラの話を書くので、その後辺りまで、少~し時間は掛かりますが、もう暫くお待ち下さいね!
ちょっとした敗北感満載ですが、皆様に少しでもお楽しみ頂ければ幸いです!!
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