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後日談
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「ああ、自己紹介がまだだったな。俺ぁマッド。傭兵で、何でも屋みたいなもんだ」
「ボクはライラ=……いえ、ライです。武芸云々を聞かれていたと言う事は、元貴族と言う事も知られてますね。ですがもう、ボクに名乗る家名は有りませんので。それに、ライラと呼ばれるのは嫌だったのです。どう聞いても女名でしか有りませんから」
「そうか。そんじゃあライ、お前腹は減ってねぇのか?」
「腹は……減ってます。ですが、まだ宿も決まって無いので……」
「ああ、それなら大丈夫だ。昼夜逆転になるかも知れねぇが、仮眠室も有るし、仕事が終われば寝床も用意してくれる。ある程度稼げるようになるまでは、そこで世話になりな」
マッドはそう言って、傭兵達が通う事の多い食堂に向かう。
マッドと共にいる所を見せて置けば、ライラに手を出そうとする者は殆どいないし、仮に手を出そうとする奴がいた所で、周囲がそれを止めるだろう。
「で、武芸が出来るらしいが、得物は何だ?」
「得物?」
「武器だ武器。体術は出来るのか?武器は、何と何が使える?」
「けっ……剣、だけ、です」
「長さは?種類でも良いぞ?」
「普通の、片手剣です……」
落ち込むようなライラに、マッドは言う。
「別に責めてる訳じゃねぇよ。男でも、何も使えねぇ奴等はごまんといるさ。俺が出来るもんなら教えてやっても良いし、別に鍛えてやっても良いしなぁ。ただ、いくらお前が男だと言っても、周囲は見た目で判断するからな。それなら使える物は、何だって使った方が良い」
「ボクは……貴方のような男に産まれたかったです……」
「……俺ぁお前のような女に産まれたかったがなぁ」
マッドがボソッと言った言葉に、ライラが聞き違いかとマッドを見るが、マッドは言う前と後の表情に変わりはなく、聞き返す勇気も湧かずに聞き違いだろうと一人納得をし、マッドに付いて歩く。
傭兵達がよく来る食堂に顔を出し、マッドがライラに好き嫌いは無いかと一応確認してから、適当に注文をし、他の傭兵仲間に声を掛けられ、返事を返し、隣の嬢ちゃんは何だ?と聞かれると、マッドはちょっとした拾いもんだと言って、俺のだから手は出すなよ?と釘をさして置いた。
そうして食事を終えると、マッドの今の職場で有る娼館に連れて来るのだが、ライラは大いに勘違いをして、マッドに食って掛かるが、マッドは落ち着けやと宥めている所で、女店主が店先で騒いでんのはどこのどいつだ!?との一喝にライラが黙り、マッドがライラの首根っこを取っ捕まえて、店の中に連れ込み、店内でライラにきちんと説明する事にした。
「ボクはライラ=……いえ、ライです。武芸云々を聞かれていたと言う事は、元貴族と言う事も知られてますね。ですがもう、ボクに名乗る家名は有りませんので。それに、ライラと呼ばれるのは嫌だったのです。どう聞いても女名でしか有りませんから」
「そうか。そんじゃあライ、お前腹は減ってねぇのか?」
「腹は……減ってます。ですが、まだ宿も決まって無いので……」
「ああ、それなら大丈夫だ。昼夜逆転になるかも知れねぇが、仮眠室も有るし、仕事が終われば寝床も用意してくれる。ある程度稼げるようになるまでは、そこで世話になりな」
マッドはそう言って、傭兵達が通う事の多い食堂に向かう。
マッドと共にいる所を見せて置けば、ライラに手を出そうとする者は殆どいないし、仮に手を出そうとする奴がいた所で、周囲がそれを止めるだろう。
「で、武芸が出来るらしいが、得物は何だ?」
「得物?」
「武器だ武器。体術は出来るのか?武器は、何と何が使える?」
「けっ……剣、だけ、です」
「長さは?種類でも良いぞ?」
「普通の、片手剣です……」
落ち込むようなライラに、マッドは言う。
「別に責めてる訳じゃねぇよ。男でも、何も使えねぇ奴等はごまんといるさ。俺が出来るもんなら教えてやっても良いし、別に鍛えてやっても良いしなぁ。ただ、いくらお前が男だと言っても、周囲は見た目で判断するからな。それなら使える物は、何だって使った方が良い」
「ボクは……貴方のような男に産まれたかったです……」
「……俺ぁお前のような女に産まれたかったがなぁ」
マッドがボソッと言った言葉に、ライラが聞き違いかとマッドを見るが、マッドは言う前と後の表情に変わりはなく、聞き返す勇気も湧かずに聞き違いだろうと一人納得をし、マッドに付いて歩く。
傭兵達がよく来る食堂に顔を出し、マッドがライラに好き嫌いは無いかと一応確認してから、適当に注文をし、他の傭兵仲間に声を掛けられ、返事を返し、隣の嬢ちゃんは何だ?と聞かれると、マッドはちょっとした拾いもんだと言って、俺のだから手は出すなよ?と釘をさして置いた。
そうして食事を終えると、マッドの今の職場で有る娼館に連れて来るのだが、ライラは大いに勘違いをして、マッドに食って掛かるが、マッドは落ち着けやと宥めている所で、女店主が店先で騒いでんのはどこのどいつだ!?との一喝にライラが黙り、マッドがライラの首根っこを取っ捕まえて、店の中に連れ込み、店内でライラにきちんと説明する事にした。
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