氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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 モーラの痛みが引いた頃合いを見計らい、サイナスは思う存分モーラを貪り愛し合い、最奥へと自身の熱い飛沫を何度も注ぎ込み、一先ず気の済んだ所でモーラの全身を清めてから服を着せると、自身も清めて服を着ようとした時に、モーラがサイナスの背に有る、引っ掻き傷に気付く。


「ごごごご、ごめんなさいサイナス!!!」

「……それ、何の謝罪かなぁ?」


 サイナスがニッコリと、ただし、不穏な空気を纏わせて、モーラを振り返る。


「えっ?あの、背中に爪を立てちゃったから、傷が……」

「ああ。そう言えばそうだっけ。別にこれぐらい、痛くも無いよ。寧ろ、名誉の負傷?僕としては嬉しいよ。モーラが僕の物になってくれた、初めての証みたいな物だから」


 そんな事を言いながら、サイナスは服を着て、モーラが腰掛けるベッドの前へと立ち、モーラを横抱きにしてから、自分がそこに座り、そのままモーラを支える。


「モーラはもう少し考えて、言葉に気を付けようね?愛し合った後に謝罪って、婚約話は無かった事にとか言われるのかと思って、肝が冷えたよ。言っとくけど、絶対にモーラを手離したりしないから。別れ話なんてしたら、承知しないからね?」


 有無を言わせない雰囲気のサイナスに、モーラはコクコク頷き、素直に謝る。今度は何に謝ってるのかもちゃんと口に出したのだが。


「はっ、はい!えっと、紛らわしい事言ってごめんなさい!!わたしはサイナスに、心底惚れてますから……懲りずに、また抱いてね?」


 モーラの言葉に、思わず満面の笑みを浮かべるサイナス。

(くくくっ、黒い笑顔はちょっと怖かったけど、格好良いと思ってしまいましたし、この笑顔は可愛いです!!!)

 モーラは思わず、サイナスの唇に、チュッと音を立てて口付けする。


「えへへ♪奪っちゃった♥」


 サイナスは、そんなモーラをベッドの上に俯せに転がし腰だけを上げさせる。


「?!」

「煽ったのはモーラだから、ちゃんと責任は取ってね?」


 スカートを捲り、中の下着を下げて、自身はズボンを寛げると、中から一物を引っ張り出し、先程散々宛がった場所へと押し付け花芯を指で弄れば、モーラの身体は直ぐに先程の快楽を呼び起こし、沢山の蜜を溢れさせ、サイナスの物を濡らしていく。


「やぁん!待って、サイナス~!」


 そう言うモーラの腰は、無意識だろうが動いている。


「駄目。待てない。言ったよね?もう少し考えてって。男を煽るとどうなるか、その身で確り学んでね?」


 モーラの首筋に舌を這わせ、ブラウスをスカートから引き抜くと、そこから手を入れ、更に下着の中へと忍ばせて、直接胸を揉みながら、サイナスはモーラの中へと押し入り、蠢く中をガツガツ穿ち、着衣のままで、モーラの中へと熱を解き放った。
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