氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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 夕食後、子供達はお土産を弟妹達に渡して、ヨルドとレベッカにも渡す。

 因みに、他の子供達の分は、エドワルドが選んで買っていた。


「「にーさま、ありあと!」」


 ミゲールとルシードに笑顔でお礼を言われて、三人は嬉しそうだ。

 そして、レベッカとヨルドにも毎日使うと言われて、誇らしげな顔をする。


「良かったな」


 エドワルドがそう言うと、三人は満面の笑顔で頷いた。






 エヴァンス領から王都に戻ると、エドワルドが仕事で行き帰りする王宮で、出産祝いの言葉を多く貰うようになったのだが、続く言葉が気に食わない。


「奥方の出産、おめでとう御座いますクルルフォーン公爵!女の子とお伺いしましたが、私の子供に丁度良い年の息子が居ります!私が言うのも何ですが、とても賢い利発な子でして、クルルフォーン公爵の令嬢とお似合いになるのではないでしょうか!変な虫が付く前に、婚約を決めて置いた方が得策だと思われます!」

「悪いが、娘は産まれたばかりだ。それに娘には、好きな相手と結婚させたいので、幼少期に婚約をさせる気は毛頭無い。それにどうせなら、私の嫡男と張り合える者が良いからな。それに、年が離れ過ぎていても、娘が未亡人になる可能性が高い。この国に居ないとしても、他の国で婿に来る気概の有る男を探せば良いだけの事だ」


 貴族だから、家の為に結婚と言う事はまま有るが、双方のメリットが合い、利害が一致したなら良いが、クルルフォーン公爵家の場合、相手にしかメリットが無いだろう。

 その為、直ぐに縁談を決める必要も無ければ、無理に婚約者を作る理由も無い。

(何故、リラに似た娘を、早々に嫁にやる算段をしなくてはならないのだ。下らない縁談等片っ端から粉砕してやる……)

 エドワルドは、娘と息子の縁談話を、片っ端からジーンと共に、悉く潰していった。

 暫くして、今の時期では無駄だと悟った貴族連中は、一旦鳴りを潜め、虎視眈々と狙う事にした。

 と言っても、年頃になろうと、エドワルドとジーンがそれを許す気は無いが。

(私の娘は勿論、息子もこんな馬鹿親共の息が掛かった相手にやる気は無い。私とリラの可愛い子供達だ。親と違い、真面な相手ならまだ考える事も有るが、最終的には子供達の判断だろう。それまでは、親の私が確りと子供達を守って行くだけだ)

 いつも通り、家に帰るとリラと子供達が出迎えてくれる。


「お帰りなさいませ、旦那様」

「父様、お帰りなさい~!」

「とーさま、おかいりなさい!」

「う~、あ~!」

「ただいま、リラ、リカルド、ミゲール、カレン。今日は、どんな事をしたのか聞かせて欲しいな」


 エドワルドは、そう言って一人一人を抱き寄せると、リカルドが元気良く今日の出来事を話始めるのだった。
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