氷結の毒華は王弟公爵に囲われる

カザハナ

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後日談

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(サラをそこそこだと言っていた、ステラの言葉の本当の意味が、嫌と言う程理解出来ましたわ……。そもそも、次元が違います……。比べるのも烏滸がましい程、完璧な美貌に完璧なスタイル。あの子は普通に可愛いだけで、どう頑張っても、この美貌とスタイルには敵わないわ)

 アシュリーが達観したような気持ちでリラを見ているとリラがおずおずとアシュリーに話し掛けて来る。


「わたくし、リラ=エヴァンス改め、リラ=クルルフォーンと申します。……そのっ……本当にわたくしと、仲良く、して、下さるのですか?」


 ジーンはリラに、アシュリーを未来の花嫁で有る事と、損得勘定無しに、リラと仲良くしてくれる女性を選んだ事を告げていた為、リラとしては会ってみたかったのだが、どうしても不安は拭えなかったのだろう。

 ジーンから、この先家族になるのだから、本当の姿で接すると良いよ。アナスタシア様と接するような感じでねと言われて、シアお義姉様は奇特で希少な方なのに、そのシアお義姉様と同じように接して嫌われたりしないだろうか?と思うものの、ジーンにアナスタシア様と似たようなタイプだし、本好きだから、好きな本に付いて語る事も出来るだろうねと言われて、嬉しくてずっとそわそわしていたのだ。

 勿論、リラのそんな姿を、エドワルドや使用人達が愛でない訳が無い。

 そしてアシュリーは、不安そうに聞いてくるリラの、美麗で可愛い姿に衝撃を受ける。

(ななななっ、何ですか?!この可愛さは!!!わたくし相手に、そんな心配しなくても大丈夫ですから!!仲良くしますから!絶対に!!ジーン様がシスコンになるのは当然です!こんなに美麗なのに、本当に仲良くしたいと心底思って下さっているのが丸解りで、こちらを窺って来る姿はまるで、捨てられた小動物のようで、そんなお顔をされてしまうと、こちらの気が咎めてしまいます!)

    アシュリーは内心アワアワしながら、リラの不安を取り除くようにリラへと微笑み掛けながら、言葉を発する。


「勿論ですわ。わたくしの事は、アーシュとお呼び下さい。わたくしも、リラ様とお呼びしても?」


 アシュリーにとって、アーシュと言う愛称呼びは、亡き母だけが呼んでくれていた呼び名だ。


「ももももっ、勿論ですわ!わたくし、一人でも嬉しかったのに、もう一人優しいお義姉様が増えて、とってもとっても嬉しいです!」


 リラが顔をほんのりと赤く染め、満面の笑顔で告げて来る姿に、アシュリーも顔を赤く染めて、心底悶えた。

(このような可愛らしい方が義妹!!あの義妹サラとは天地程も差の有るこの方が義妹っ!!あの子に笑顔を向けられて、可愛いと思う事は有ったけれど、ここまで心底可愛いと思った事は有りませんでしたわ!わたくし、この義妹リラ様だけで充分ですっ!!他の姉妹は要りませ、ん???)

 リラがもう一人と言ったのを思い出し、アシュリーはその疑問を聞いてみる事にした。
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