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後日談
ゴート領のその後 1
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ネイルが国王陛下からの任命書を持ち、ゴート領の領主邸へと到着した時に、物々しい騎士達に屋敷を包囲されていたが、それはジーンがゴート家に居たアシュリーの元家族を王都に向かうよう仕向けた後、あの元家族が邸を出た際に王国騎士達が踏み込めるよう、予め手配していたからだ。
その時、サラやその父親から王都に行くと聞いた使用人達の中には、アシュリーが正統な後継ぎだと知っている者も居て、陛下に抗議する為王都に行くのよと息巻いていたサラを見て、危機感を抱いた者達は、今まで働いた給金として、金目の物を持ち出そうとした者も居たのだが、ゴート家父娘が邸を出て一時間もしない内に王国騎士達が邸を包囲し、使用人達を軟禁したのだ。
使用人達の中には自分達は何もしていないと主張する者もいたが、国王陛下の紋章入りの書状を見せられ、逆らえば罪人として捕縛すると言われて大人しくなった。
それから王国騎士は領民に向けて報せる。
勿論、あの父娘が正統な後継ぎで有るアシュリーを追い出し貴族位を奪った事や、義妹がアシュリーの婚約者と家を乗っ取ろうとした事、アシュリーが貴族位を奪われた事で、ゴート家の領地は国に返還された事、新しい領主が来る事等を含めて、詳しい説明をしたのだ。
領民達は、アシュリーが視察で領民達の心に寄り添い、一生懸命頑張るアシュリーの姿を知っていた為、あの父娘に憤り、次に着任する領主がどのような人物なのか、不安を抱いていた。
このゴート領は、何も無い辺境伯領だが、その歴史を遡ればかなり古い。
ディーランの建国王の時代に賜ったと言われていた程だ。
だからこそ領民達はその事に誇りを持っていたし、苦しくても他の土地に移り住みたいとは思わなかったのだ。
それが土地に愛着の無い、あの中継ぎ余所者領主の所為で、領民達は今後、ゴート領民と名乗れなくなる上、次に来る領主が税を搾り取るだけしか考えないような者だったら?と思うと怖くなる。
ゴート領は主要街道からは外れ、隣国と隣接していると言っても高い山々が聳え立ち、土地は不毛とまでは言わないものの、作物は育ち難い。
質素になら充分暮らせはするものの、王都からも遠いこの地に、王都に住んでいた貴族が好んで来る筈も無い。
その上、婿入りした余所者領主とは言え、領主が罪を犯した事に変わり無いのだ。
領主の罪人を出した領地に、親身になってくれるような真面な貴族を国が寄越してくれるだろうか?
領民達は、いつもと変わらない日々を過ごしていたが、そうする事しか出来ない現状に不安を抱え、日々悶々と過ごしていた。
その時、サラやその父親から王都に行くと聞いた使用人達の中には、アシュリーが正統な後継ぎだと知っている者も居て、陛下に抗議する為王都に行くのよと息巻いていたサラを見て、危機感を抱いた者達は、今まで働いた給金として、金目の物を持ち出そうとした者も居たのだが、ゴート家父娘が邸を出て一時間もしない内に王国騎士達が邸を包囲し、使用人達を軟禁したのだ。
使用人達の中には自分達は何もしていないと主張する者もいたが、国王陛下の紋章入りの書状を見せられ、逆らえば罪人として捕縛すると言われて大人しくなった。
それから王国騎士は領民に向けて報せる。
勿論、あの父娘が正統な後継ぎで有るアシュリーを追い出し貴族位を奪った事や、義妹がアシュリーの婚約者と家を乗っ取ろうとした事、アシュリーが貴族位を奪われた事で、ゴート家の領地は国に返還された事、新しい領主が来る事等を含めて、詳しい説明をしたのだ。
領民達は、アシュリーが視察で領民達の心に寄り添い、一生懸命頑張るアシュリーの姿を知っていた為、あの父娘に憤り、次に着任する領主がどのような人物なのか、不安を抱いていた。
このゴート領は、何も無い辺境伯領だが、その歴史を遡ればかなり古い。
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だからこそ領民達はその事に誇りを持っていたし、苦しくても他の土地に移り住みたいとは思わなかったのだ。
それが土地に愛着の無い、あの中継ぎ余所者領主の所為で、領民達は今後、ゴート領民と名乗れなくなる上、次に来る領主が税を搾り取るだけしか考えないような者だったら?と思うと怖くなる。
ゴート領は主要街道からは外れ、隣国と隣接していると言っても高い山々が聳え立ち、土地は不毛とまでは言わないものの、作物は育ち難い。
質素になら充分暮らせはするものの、王都からも遠いこの地に、王都に住んでいた貴族が好んで来る筈も無い。
その上、婿入りした余所者領主とは言え、領主が罪を犯した事に変わり無いのだ。
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