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後日談
男の子?女の子? 1
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「リー、聞いて!僕もね、僕もね、お兄ちゃんになるんだよ~!」
ジーンとアシュリーの長男で有るジアンは、クルルフォーン邸に着くと、皆がよく集まる子供部屋に駆け込んで、一つ上の従兄のリカルドに笑顔全開で報告する。
ジアン的には、エヴァンス邸にもクルルフォーン邸にも、仲の良い弟妹達が居るような感覚なのだが、やはり本当の弟妹が羨ましく、ずっと欲しかったのだ。
「産まれるのは来年になるから、五つ違いでリー達の所と一緒だよ!男の子かな?女の子かな?僕、リーやクローみたいな、頼れるお兄ちゃんになるっ!絶対絶対、とっても可愛がるんだから!」
リラやレベッカのお腹にも、三人目の子供が宿ってる為、同い年になる。
リカルドやクロード達にまた弟妹が出来ると聞いた時は、両親に弟妹が欲しい!とねだり、漸く念願が叶ったのだから、嬉しくて堪らない。
満面の笑顔で両手を握り拳にして宣言するジアンに、子供部屋に居た大人達がその光景を愛でている。
ジアンは性格も父親似だが、身内に対してはとても素直で子供らしい。
ジーンの子供時代を知る者達からすれば、ジーンよりも社交的で明るく活発との事。
ジアンの社交的な所は、クルルフォーン邸で同じ年頃の子供達と一緒に過ごす事が多いからだろう。
「早く産まれてこないかな?もう少ししたら、僕達と一緒に遊ぼうね♪」
まだ大きくない、アシュリーのお腹に耳を寄せて語るジアンが、アシュリーは可愛くて仕方無い。
(ジーン様も、リラ様がお腹の中に居た時は、こんな事をしていたのでしょうか?ジアンも優しいお兄ちゃんになってくれそうで嬉しいです!)
子供は親の愛情が薄れると思い込み、下の子を邪魔者扱いする事も有る、と聞いた事も有ったが、クルルフォーン邸に通っている子達にそんな兆候は見られない。
皆が皆、子供達を溺愛するも、甘やかすだけでは無いので、我儘放題に育つ事も無く、健康で賢い子達に育ちつつ有るようだ。
リカルドは嫡男なので、将来はクルルフォーン家を継ぐ事になるだろうが、クロードは執事を、ゾーイはリカルドの従者を目指している。
勿論ジアンも嫡男なので、エヴァンス家を継ぐ者としての教育もされているが、クルルフォーン邸の子供達もエヴァンス家と連携出来るよう、エヴァンス家の役割も学んでいるのだ。
因みに補佐から執事に何とか昇格したランドールは、エヴァンス家の執事には認定されて居ない為、未だにエヴァンス家の裏の仕事を知らない。
決して、口が軽いからと言う理由では無く、知られた所で問題は無いが、元エヴァンス家の使用人達とは違う為、他の元々クルルフォーン家に仕えていた使用人達には殆ど知らせていないのだ。
ただ、レベッカの夫のヨルドには、レベッカと結婚後に教えたが、動じる事無く、自ら協力者になる事を宣言していた。
「レベッカさん以外の人に恋愛的な興味は無いので、他の人を誑かす事は出来ませんが、動物なら誑かす事が出来ると思います!」
との天然自己アピールの言葉を添えていた為、レベッカを大いに悶えさせていたのだった。
*****
※遅くなりましたが、今年も宜しくお願い致します!
今回は大分前から頂いていた、いつきさんと智秋さんの『子供達の成長』&『初めて』のリク話になります!
時系列的に大分後の話になりますが、お楽しみ頂けたなら幸いです♪
ジーンとアシュリーの長男で有るジアンは、クルルフォーン邸に着くと、皆がよく集まる子供部屋に駆け込んで、一つ上の従兄のリカルドに笑顔全開で報告する。
ジアン的には、エヴァンス邸にもクルルフォーン邸にも、仲の良い弟妹達が居るような感覚なのだが、やはり本当の弟妹が羨ましく、ずっと欲しかったのだ。
「産まれるのは来年になるから、五つ違いでリー達の所と一緒だよ!男の子かな?女の子かな?僕、リーやクローみたいな、頼れるお兄ちゃんになるっ!絶対絶対、とっても可愛がるんだから!」
リラやレベッカのお腹にも、三人目の子供が宿ってる為、同い年になる。
リカルドやクロード達にまた弟妹が出来ると聞いた時は、両親に弟妹が欲しい!とねだり、漸く念願が叶ったのだから、嬉しくて堪らない。
満面の笑顔で両手を握り拳にして宣言するジアンに、子供部屋に居た大人達がその光景を愛でている。
ジアンは性格も父親似だが、身内に対してはとても素直で子供らしい。
ジーンの子供時代を知る者達からすれば、ジーンよりも社交的で明るく活発との事。
ジアンの社交的な所は、クルルフォーン邸で同じ年頃の子供達と一緒に過ごす事が多いからだろう。
「早く産まれてこないかな?もう少ししたら、僕達と一緒に遊ぼうね♪」
まだ大きくない、アシュリーのお腹に耳を寄せて語るジアンが、アシュリーは可愛くて仕方無い。
(ジーン様も、リラ様がお腹の中に居た時は、こんな事をしていたのでしょうか?ジアンも優しいお兄ちゃんになってくれそうで嬉しいです!)
子供は親の愛情が薄れると思い込み、下の子を邪魔者扱いする事も有る、と聞いた事も有ったが、クルルフォーン邸に通っている子達にそんな兆候は見られない。
皆が皆、子供達を溺愛するも、甘やかすだけでは無いので、我儘放題に育つ事も無く、健康で賢い子達に育ちつつ有るようだ。
リカルドは嫡男なので、将来はクルルフォーン家を継ぐ事になるだろうが、クロードは執事を、ゾーイはリカルドの従者を目指している。
勿論ジアンも嫡男なので、エヴァンス家を継ぐ者としての教育もされているが、クルルフォーン邸の子供達もエヴァンス家と連携出来るよう、エヴァンス家の役割も学んでいるのだ。
因みに補佐から執事に何とか昇格したランドールは、エヴァンス家の執事には認定されて居ない為、未だにエヴァンス家の裏の仕事を知らない。
決して、口が軽いからと言う理由では無く、知られた所で問題は無いが、元エヴァンス家の使用人達とは違う為、他の元々クルルフォーン家に仕えていた使用人達には殆ど知らせていないのだ。
ただ、レベッカの夫のヨルドには、レベッカと結婚後に教えたが、動じる事無く、自ら協力者になる事を宣言していた。
「レベッカさん以外の人に恋愛的な興味は無いので、他の人を誑かす事は出来ませんが、動物なら誑かす事が出来ると思います!」
との天然自己アピールの言葉を添えていた為、レベッカを大いに悶えさせていたのだった。
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※遅くなりましたが、今年も宜しくお願い致します!
今回は大分前から頂いていた、いつきさんと智秋さんの『子供達の成長』&『初めて』のリク話になります!
時系列的に大分後の話になりますが、お楽しみ頂けたなら幸いです♪
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