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後日談
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王宮内にて国王立ち合いの元、ジーンと件の侯爵家が対面を果たした。
アレクシスが会談の開始の合図を述べ、ジーンに当事者としての説明を促す。
当然ジーンは不快感を隠しもせずに、妻で有るアシュリーとの結婚までの経緯、アシュリーと前婚約者との婚約破棄に近い解消からの説明を順を追って詳細に語り、今回のグリマード領への訪問理由、妻に故郷の様子を見せたかったのと、前々から手紙で嘆願されていたヘンリーとの初会談、その際に約束すら取り付けていない母親が突如押し掛け、侯爵夫人となっているアシュリーに過去の謝罪をする事も無く、敬称も付けずに息子を助けろと自分本意な命令を下した上で、王家をも侮辱した事を話す。
その上で、情け容赦も遠慮も無い、心底軽蔑しまくった絶対零度眼差しを向けて、本心と言う名の正論を繰り出す。
「ヘンリー殿は母親を家から出ないように父親に見張りを頼み、父親も使用人達に妻を家から出さないように指示を出した。にも拘わらず、元侯爵家の使用人が二代の当主の命令を無視するなんて通常は有り得ない事です。しかも乗り込んだ先は、本来同等とは言え面識の無い伯爵家で、先触れも無し。新参者とは言え、ネイル=グリマードはグリマード侯爵の子息で、植物学者として数々の功績を国に貢献した実力者。その功績と総資産は、侯爵位に拝命されてもおかしくは無い程だと言うのに、挨拶すら碌にしないで自分勝手に喋り出す始末。幾ら女性が少ない時代だったとは言え、あんな出来損ない、遠縁なら兎も角、よく他家に嫁がせたなと、その神経を疑いましたよ。でもまぁ、子が子なら、親も親ですね。面識すら無い相手の家に押し掛けた上、自分本意の意見を通そうと躍起になり、多大なる迷惑を相手に掛けるなんて、礼儀もマナーも碌に知らない常識知らずは、本来高位貴族にあるまじき行いですから。因みに貴方方の溺愛する娘や妹が、私の妻と同じ立ち位置に居た場合、貴方方は相手の家族を簡単に赦せますか?出来ないでしょう?」
痛烈なジーンの批判に、件の侯爵達は反論出来ずに顔面を蒼白に染めて歯を食い縛る。
ヘンリーから事のあらましは聞いていた。
だが、人伝だとそのまま事実が流れる事はほぼ無い。
だからこそ、今回の事はその場に居たヘンリーからの詳細な手紙で事実だろうとは理解していたが、それ以前の事は、多少は大袈裟な部分が入っていると楽観的に思っていたのだろう。
事実は大袈裟所か、簡潔に語られていた為、思っていた以上に酷かったと言った所か。
そして、社交のシーズンオフは、王都に集まっていた殆どの貴族が領地に帰省する。
その為人目が少なく、迷惑を掛けていると言う自覚が薄い。
エヴァンス家は代々、王宮の仕事を勤めている名家で、貴族なら誰だって知っているし、居て当然か、王都に戻るのも早いと思っていたのだろう。
だからと言って、多忙な彼等の貴重な休暇を、高位とは言え、王宮での仕事を持たない貴族が邪魔をして良い訳が無い。
「私にとって妻は、最愛の妻です。それなのに何故私が、最愛の妻との貴重な休暇を割いてまで、面識の無い相手との時間を都合しなければならないのか、疑問でしか有りませんよ。年上を敬うべきだと思われているのかも知れませんが、敬える要素が有れば未だしも、失態だらけの相手に、どう敬えと?それが赦せない相手の身内なら尚更でしょう」
アレクシスが会談の開始の合図を述べ、ジーンに当事者としての説明を促す。
当然ジーンは不快感を隠しもせずに、妻で有るアシュリーとの結婚までの経緯、アシュリーと前婚約者との婚約破棄に近い解消からの説明を順を追って詳細に語り、今回のグリマード領への訪問理由、妻に故郷の様子を見せたかったのと、前々から手紙で嘆願されていたヘンリーとの初会談、その際に約束すら取り付けていない母親が突如押し掛け、侯爵夫人となっているアシュリーに過去の謝罪をする事も無く、敬称も付けずに息子を助けろと自分本意な命令を下した上で、王家をも侮辱した事を話す。
その上で、情け容赦も遠慮も無い、心底軽蔑しまくった絶対零度眼差しを向けて、本心と言う名の正論を繰り出す。
「ヘンリー殿は母親を家から出ないように父親に見張りを頼み、父親も使用人達に妻を家から出さないように指示を出した。にも拘わらず、元侯爵家の使用人が二代の当主の命令を無視するなんて通常は有り得ない事です。しかも乗り込んだ先は、本来同等とは言え面識の無い伯爵家で、先触れも無し。新参者とは言え、ネイル=グリマードはグリマード侯爵の子息で、植物学者として数々の功績を国に貢献した実力者。その功績と総資産は、侯爵位に拝命されてもおかしくは無い程だと言うのに、挨拶すら碌にしないで自分勝手に喋り出す始末。幾ら女性が少ない時代だったとは言え、あんな出来損ない、遠縁なら兎も角、よく他家に嫁がせたなと、その神経を疑いましたよ。でもまぁ、子が子なら、親も親ですね。面識すら無い相手の家に押し掛けた上、自分本意の意見を通そうと躍起になり、多大なる迷惑を相手に掛けるなんて、礼儀もマナーも碌に知らない常識知らずは、本来高位貴族にあるまじき行いですから。因みに貴方方の溺愛する娘や妹が、私の妻と同じ立ち位置に居た場合、貴方方は相手の家族を簡単に赦せますか?出来ないでしょう?」
痛烈なジーンの批判に、件の侯爵達は反論出来ずに顔面を蒼白に染めて歯を食い縛る。
ヘンリーから事のあらましは聞いていた。
だが、人伝だとそのまま事実が流れる事はほぼ無い。
だからこそ、今回の事はその場に居たヘンリーからの詳細な手紙で事実だろうとは理解していたが、それ以前の事は、多少は大袈裟な部分が入っていると楽観的に思っていたのだろう。
事実は大袈裟所か、簡潔に語られていた為、思っていた以上に酷かったと言った所か。
そして、社交のシーズンオフは、王都に集まっていた殆どの貴族が領地に帰省する。
その為人目が少なく、迷惑を掛けていると言う自覚が薄い。
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