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「最悪?って、どんな話さ?」
エルがずっと頭を抱えたまま、涙目で問う。
「人間側がゲスいって話だよ。翼人は恋人に対して執着が物凄く強いから、浮気とかって無いみたいだけど、人間は他の異性と肉体関係を持ったり、翼人の加護を貰う為にその恋人を犯した上で脅したり婚姻させたり、加護が貰えないからと、翼人の恋人を殺してその座を奪おうとしたり。幸せに暮らしましたって結末は殆ど無いね。その殆どが翼人の恋人自らの裏切り」
え、何それ?!何で?!?
僕が心底驚いてるとアンバーが僕を見て話を続ける。
「コーディーは当て嵌まらないだろうけど、人間って誘惑に弱い生き物だからね。恋人じゃない相手でも靡〈なび〉く人は靡くから」
「はあ?!何それモテ自慢?!」
「コーディーもその内体験すると思うよ?世の中馬鹿が多いから」
「いやいや、そんなもん体験させられても靡かないからね僕は!ってか、明らかにクリスの加護目当てになんて欠片も惹かれないよ!そもそも、クリスがいるのに靡ける筈が無いね。クリスがどうしようもないクズで、あちこちに恋人作るとかしたら殴るけど、クリスは僕をスッゴく大切にしてくれてるし、執着されるなら、尚更他には行かないよ」
「まぁ、無いと思うけど、クリス以上に好きな相手が出来たら?」
「無いと思うけど……僕なら正直にクリスに言う、と思う」
「別れないって言われたら?」
「相手の方を諦めると思うよ?だって、僕が悪いんだし、クリスを嫌いになった訳じゃないんでしょ?その人以上にクリスを大事にする努力をするよ」
「コーディーはそういう子だよね。……ってクリス、何でそんな呆然としてるのさ?」
「……いや、その……」
???どうしたんだろ?
僕はクリスを見上げて聞いてみる。
「クリス、顔赤いよ?大丈夫?」
「何でも無い……」
「コーディー、君が言うの?ごめんねクリス、無自覚天然〈こんな子〉で。まぁ、クリスの見る目は確かだって事だよ」
何か僕、悪口言われてる?!こんな子って、別の意味含ませてない?!
「……人タラシ〈こん〉な所も愛しいから問題ない。本当に余計な虫が居なくて良かった」
「あはは。まぁ、大きな害虫駆除がいるからね」
アンバーがルー兄に視線を送り、自然とそれに誘導されて皆がルー兄を見るけど、ルー兄は無言で微笑みを深くする。
ルー兄恐い!そこ、無言で微笑んじゃダメだから!クリスが僕を好きになってくれたから良かったけど、下手すりゃ僕、生涯お一人様になってたかも知れないんだからね!
まあ、カーネルみたいなのばっかなら、お一人様人生の方がよっぽど良いけどね。
エルがずっと頭を抱えたまま、涙目で問う。
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え、何それ?!何で?!?
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「はあ?!何それモテ自慢?!」
「コーディーもその内体験すると思うよ?世の中馬鹿が多いから」
「いやいや、そんなもん体験させられても靡かないからね僕は!ってか、明らかにクリスの加護目当てになんて欠片も惹かれないよ!そもそも、クリスがいるのに靡ける筈が無いね。クリスがどうしようもないクズで、あちこちに恋人作るとかしたら殴るけど、クリスは僕をスッゴく大切にしてくれてるし、執着されるなら、尚更他には行かないよ」
「まぁ、無いと思うけど、クリス以上に好きな相手が出来たら?」
「無いと思うけど……僕なら正直にクリスに言う、と思う」
「別れないって言われたら?」
「相手の方を諦めると思うよ?だって、僕が悪いんだし、クリスを嫌いになった訳じゃないんでしょ?その人以上にクリスを大事にする努力をするよ」
「コーディーはそういう子だよね。……ってクリス、何でそんな呆然としてるのさ?」
「……いや、その……」
???どうしたんだろ?
僕はクリスを見上げて聞いてみる。
「クリス、顔赤いよ?大丈夫?」
「何でも無い……」
「コーディー、君が言うの?ごめんねクリス、無自覚天然〈こんな子〉で。まぁ、クリスの見る目は確かだって事だよ」
何か僕、悪口言われてる?!こんな子って、別の意味含ませてない?!
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