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見習いの一回戦目の試合が終わり、二回戦目、三回戦目と進んでいく。
見習いは、ペアを組んで仕事をするから、そのペアの先輩配達人が、配達に関することから野宿の仕方や身を守る術〈すべ〉等も教わる。
因みに、見習いとペアを組むことができるのは中級から上の等級持ちで、下級ではペアを組むことができない。
何故なら下級は見習い期間が過ぎれば自動的に繰り上がる級だからだ。
中級から上は、決められたノルマをきちんとクリアしないと、次の級への昇格が認められないし、級が上がれば上がる程、当然ノルマが多くなる。
一度級が上がれば、余程のことがない限り降格されることはない。
カーネルの場合は僕を魔物呼ばわりしたため、金に対する侮辱と、ケイド様までも侮〈あなど〉る発言をしたことになるから、その余程のことに当たるんだ。知らないこととはいえ、よりにもよって地霊族の養〈やしな〉い子である僕を魔物呼ばわりするなんてね……。
「予想通り残ってるな、あいつ」
「うん。見習いの中で一番腕が良いからね。よっぽど油断しない限り、一位通過するんじゃないかな?」
まあ、十中八九僕を指名してくるだろうけどね……。相変わらず、視線が痛いなぁ。でもちょっとは考えようよ。お飾りやまぐれで金が取れたら、金の腕輪持ちが十数人で済むわけないよ。金がいなかった時期もないだろうからね。
見習いは他の等級と比べて人数が少ないから、決勝戦まで時間が掛かることはない。そして僕達の予想通り、彼が一位通過し、一位から三位の三人が、僕を指名してきた。僕は一人一人を相手して、三人共軽く一瞬で終わらせる。
見習いの三人は何が起きたのか理解できずに呆然としてる。ってか、見習い相手に僕は実力らしい実力出してないからね?僕が実力らしい実力出せるのって金ぐらいだよ。
他の等級の人達は、大概体験してるか、二年に一回の金の演武を観戦してるかで、僕を指名すること自体少ないからね。僕を指名する人達の殆どが見習いか、僕と対戦したことない人や、二年に一回の金の演武を見たことがない人達が大半を占めてるんじゃないかなぁ。
一位通過の彼は自身が信じられないって顔をしてる。彼は他の二人の対戦を見ていたから、自分は絶対油断しないって意気込みを見せていたからね。
こんなことで挫折しないといいんだけど……。
このことで同郷の観戦者とかに嫌味や陰口を言われ、苦境を乗り越えることができずに辞める見習いが少なくない。本部周辺でなら、僕の実力を知る人達が注意できるけど、同郷に帰られてからではどうにもできないからなぁ。ってか、金と比べること自体間違ってるんだけどね。
見習いはこれを乗り越えれば、いい経験として身に付く筈だし、あとから入った同郷の見習いが同じ境遇になっても、助けることができるだろう。
だからこそ、彼等にはぜひともこれを乗り越えてほしいと僕は願う。
見習いは、ペアを組んで仕事をするから、そのペアの先輩配達人が、配達に関することから野宿の仕方や身を守る術〈すべ〉等も教わる。
因みに、見習いとペアを組むことができるのは中級から上の等級持ちで、下級ではペアを組むことができない。
何故なら下級は見習い期間が過ぎれば自動的に繰り上がる級だからだ。
中級から上は、決められたノルマをきちんとクリアしないと、次の級への昇格が認められないし、級が上がれば上がる程、当然ノルマが多くなる。
一度級が上がれば、余程のことがない限り降格されることはない。
カーネルの場合は僕を魔物呼ばわりしたため、金に対する侮辱と、ケイド様までも侮〈あなど〉る発言をしたことになるから、その余程のことに当たるんだ。知らないこととはいえ、よりにもよって地霊族の養〈やしな〉い子である僕を魔物呼ばわりするなんてね……。
「予想通り残ってるな、あいつ」
「うん。見習いの中で一番腕が良いからね。よっぽど油断しない限り、一位通過するんじゃないかな?」
まあ、十中八九僕を指名してくるだろうけどね……。相変わらず、視線が痛いなぁ。でもちょっとは考えようよ。お飾りやまぐれで金が取れたら、金の腕輪持ちが十数人で済むわけないよ。金がいなかった時期もないだろうからね。
見習いは他の等級と比べて人数が少ないから、決勝戦まで時間が掛かることはない。そして僕達の予想通り、彼が一位通過し、一位から三位の三人が、僕を指名してきた。僕は一人一人を相手して、三人共軽く一瞬で終わらせる。
見習いの三人は何が起きたのか理解できずに呆然としてる。ってか、見習い相手に僕は実力らしい実力出してないからね?僕が実力らしい実力出せるのって金ぐらいだよ。
他の等級の人達は、大概体験してるか、二年に一回の金の演武を観戦してるかで、僕を指名すること自体少ないからね。僕を指名する人達の殆どが見習いか、僕と対戦したことない人や、二年に一回の金の演武を見たことがない人達が大半を占めてるんじゃないかなぁ。
一位通過の彼は自身が信じられないって顔をしてる。彼は他の二人の対戦を見ていたから、自分は絶対油断しないって意気込みを見せていたからね。
こんなことで挫折しないといいんだけど……。
このことで同郷の観戦者とかに嫌味や陰口を言われ、苦境を乗り越えることができずに辞める見習いが少なくない。本部周辺でなら、僕の実力を知る人達が注意できるけど、同郷に帰られてからではどうにもできないからなぁ。ってか、金と比べること自体間違ってるんだけどね。
見習いはこれを乗り越えれば、いい経験として身に付く筈だし、あとから入った同郷の見習いが同じ境遇になっても、助けることができるだろう。
だからこそ、彼等にはぜひともこれを乗り越えてほしいと僕は願う。
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