転生したら道具袋だった……おい、責任者出てこい!

モモん

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第二章 新しい町

悪を討つ

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『アミ、昨日のことを覚えているか?』

「うん。悪い奴を感じたから……殺した……」

『そうか。お前が気づかなければ、あの家族は殺されていただろう。
よかったな』

「うん」

意識してやっているのか……
結論から言えば、善行なんだろう。
だが、続けさせていいものか判断できない……



「家人は何も見ておらず、ただ、目の前で急に倒れたと言っています」

「ただ、明らかに背中に刺し傷がある。
誰かを庇っているのか、本当に見ていないのか……」

「どちらにしても、家人は無事で夜盗は全滅。
めでたしでいいじゃないですか」

「ああ……」



アミは、週に1度くらいの率で、夜の討伐に出るようになった。
まるでテレビの必殺!〇〇人のようだ。
違うのは、報酬はなく、ボランティアだというだけだ。

時折、刃先を目撃されてしまうことがある。
それでも姿は見られていないので、いつしか影の処刑人と噂されるようになった。

「くそう、また影の処刑人かよ。
いったい、どこのどいつが……」

「待ってくださいよ。
それって、八つ当たりですよ。
俺たちは犯罪が起こらないようにするのが仕事で、影の処刑人を突き止めるっていうのは筋が違いますよ」

「わかってんよ。
だけどな、そいつはどうやって犯行を察知してるんだ。
俺たちにそれがあれば、犯行前に捕まえられるものを……」

「ただ、実際に夜の犯罪が減っているのは確かですよ」

「まあな……悔しいが、そうなっちまったな」
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