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五ノ巻
紅と藍
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ついに勾玉に封じ込められていた龍の力が解き放たれた!熱き焔まといし紅蓮の龍と涼やかなる水の如き水冷の龍。この2体の龍の闘いが今始まる。
と思ったその時・・・。
2体の龍は攻撃をすることが出来ず、上手くエネルギーを溜めることができずにいた。
「やっぱりか・・・、まだ力が全て戻りきったわけではなかったか・・・。姿も、以前の姿ではなく年老いた姿のまま・・・。精神世界では、自身の精神が生み出す姿となることが出来るが、それは同時に精神世界以外では若き姿を保つことはできんということ。辰也、すまんがお前の身体を貸してくれんか?」
サラマンドラが辰也に提案をした。
「本来の力を出すためには、やはりお前の力が必要になる。見ろ奴も同じことを考えているようだ。」
辰也が女の子に視線を向けた。すると、女の子の体から藍い蒸気のようなものが身体から溢れでいた。その蒸気は薄らと先程の藍色の龍のような姿にも見えた。
「落ち着け、わしらが今からすることはもちろん奴と同じだ。しかし、わしらがすることは支配ではなく共鳴じゃ。支配する力は限界がある。しかし、わしらの持つ力とは、絆という名の底知れぬ無限の力じゃ。」
そういうとサラマンドラは辰也の方を見てにっこりと笑った。その笑顔に応えるように辰也もサラマンドラを見て頷く。
「ワシがお前の精神と精神で繋がる。ワシにも未知のことだ。何が起こるのかはワシにもわからん。覚悟はいいな辰也?」
辰也がサラマンドラを見て「当たり前だ!」と力強く返事をした。すると、サラマンドラが辰也の身体に入り精神と精神を繋げた。その瞬間、辰也の中に眠るもう1人の本来の人格であるフレイアが目覚めた。
「なんだよこの状況は、つかさっきまで俺の中にいたあいつはどこに行ったんだ?」
フレイアの呼び掛けにサラマンドラが応える。
(あいつは今フレイアの眠っていた状態と同じになっているはずだ。消えたわけじゃねー。それより、前世紀の俺の本来の姿でいれるとはな。久々に暴れられるぜ!)
サラマンドラがフレイアの心の中から呼びかけた。
「全く・・・相変わらずの暴れ脳だなサラマンドラ!今日は復活祭だ、派手に暴れてやろうじゃねーか?」
その瞬間、フレイアの身体から高熱を帯びた蒸気が舞い上がり女の子同様にサラマンドラの姿を作り出した。
「なんだ、この俺の中から湧き上がる力は・・・。今ならどんな相手が来ても負ける気がしねー。」
すると、女の子の身体を支配した藍色の龍がフレイアを見て言った。
「それがお前たちのやり方って訳か、ぬるいなそんな生半可な力で俺に勝てると思うか?前世紀の力を取り戻したのはお前だけじゃないぞ?サラマンドラ!」
その言葉どおり先程よりも強い蒸気がフレイアを襲う。しかし、フレイアはそんな事お構い無しに笑って見せた。
「ゾクゾクするぜ。俺は女だろうが関係ね!ただ強敵をぶっ倒すだけだ!」
フレイアが女の子に向かって走り出した。次の瞬間、拳を大きく振りかぶり手に炎をまとわせた。
「火竜拳!!」
掛け声と共に炎で出来た龍の腕が女の子目掛けて飛んでいく。すると、その攻撃を防ぐように女の子も両掌を前に突き出して言った。
「水龍の鱗!!」
その瞬間、水の盾が現れて女の子を守った。そして、2つの攻撃がぶつかり合い炎の高熱を浴びた水の盾は水蒸気となり、互いの攻撃を相殺した。その蒸気を利用するかのように、水蒸気に紛れて藍色の龍が攻撃を仕掛けた。
「乱れ水竜拳!!」
両手の拳を不規則にうち放ち水竜の拳をまるでガトリング砲のように乱発した。不意をつかれた攻撃に為す術なく防ぐことしか出来ず、フレイアは自身の腕で全て受けきった。しかし、その威力は凄まじくフレイアの腕は使い物にならなくなってしまった。しかし、フレイアは諦めることなく腕の痛みに耐えながら攻撃を繰り出す。
「腕が使えなくなろうと関係ねえな!まだ、俺には脚が残ってるぜ。火竜の鉤爪!!」
足元から顎元に一気に蹴りあげる。その攻撃は、火竜が自身の足爪で獲物を切り裂くように鋭く、女の子の身体と男の体の体格差によりあっけなく勝負がついた。女の子の身体ではその攻撃を耐え切ることは出来ず、いくら支配で強制的に動こうとしても立ち上がることすら出来なかった。しかし、フレイアも鬼ではなかった。致命傷を避けるため、あえて一点集中で急所を付いていたのだ。
そのおかげで傷一つなくなった脳震盪で気絶で済んだのだった。もちろん精神で繋がっているとはいえ、藍色の龍にはその程度の攻撃は効くはずもなく、少々のダメージだった。
と思ったその時・・・。
2体の龍は攻撃をすることが出来ず、上手くエネルギーを溜めることができずにいた。
「やっぱりか・・・、まだ力が全て戻りきったわけではなかったか・・・。姿も、以前の姿ではなく年老いた姿のまま・・・。精神世界では、自身の精神が生み出す姿となることが出来るが、それは同時に精神世界以外では若き姿を保つことはできんということ。辰也、すまんがお前の身体を貸してくれんか?」
サラマンドラが辰也に提案をした。
「本来の力を出すためには、やはりお前の力が必要になる。見ろ奴も同じことを考えているようだ。」
辰也が女の子に視線を向けた。すると、女の子の体から藍い蒸気のようなものが身体から溢れでいた。その蒸気は薄らと先程の藍色の龍のような姿にも見えた。
「落ち着け、わしらが今からすることはもちろん奴と同じだ。しかし、わしらがすることは支配ではなく共鳴じゃ。支配する力は限界がある。しかし、わしらの持つ力とは、絆という名の底知れぬ無限の力じゃ。」
そういうとサラマンドラは辰也の方を見てにっこりと笑った。その笑顔に応えるように辰也もサラマンドラを見て頷く。
「ワシがお前の精神と精神で繋がる。ワシにも未知のことだ。何が起こるのかはワシにもわからん。覚悟はいいな辰也?」
辰也がサラマンドラを見て「当たり前だ!」と力強く返事をした。すると、サラマンドラが辰也の身体に入り精神と精神を繋げた。その瞬間、辰也の中に眠るもう1人の本来の人格であるフレイアが目覚めた。
「なんだよこの状況は、つかさっきまで俺の中にいたあいつはどこに行ったんだ?」
フレイアの呼び掛けにサラマンドラが応える。
(あいつは今フレイアの眠っていた状態と同じになっているはずだ。消えたわけじゃねー。それより、前世紀の俺の本来の姿でいれるとはな。久々に暴れられるぜ!)
サラマンドラがフレイアの心の中から呼びかけた。
「全く・・・相変わらずの暴れ脳だなサラマンドラ!今日は復活祭だ、派手に暴れてやろうじゃねーか?」
その瞬間、フレイアの身体から高熱を帯びた蒸気が舞い上がり女の子同様にサラマンドラの姿を作り出した。
「なんだ、この俺の中から湧き上がる力は・・・。今ならどんな相手が来ても負ける気がしねー。」
すると、女の子の身体を支配した藍色の龍がフレイアを見て言った。
「それがお前たちのやり方って訳か、ぬるいなそんな生半可な力で俺に勝てると思うか?前世紀の力を取り戻したのはお前だけじゃないぞ?サラマンドラ!」
その言葉どおり先程よりも強い蒸気がフレイアを襲う。しかし、フレイアはそんな事お構い無しに笑って見せた。
「ゾクゾクするぜ。俺は女だろうが関係ね!ただ強敵をぶっ倒すだけだ!」
フレイアが女の子に向かって走り出した。次の瞬間、拳を大きく振りかぶり手に炎をまとわせた。
「火竜拳!!」
掛け声と共に炎で出来た龍の腕が女の子目掛けて飛んでいく。すると、その攻撃を防ぐように女の子も両掌を前に突き出して言った。
「水龍の鱗!!」
その瞬間、水の盾が現れて女の子を守った。そして、2つの攻撃がぶつかり合い炎の高熱を浴びた水の盾は水蒸気となり、互いの攻撃を相殺した。その蒸気を利用するかのように、水蒸気に紛れて藍色の龍が攻撃を仕掛けた。
「乱れ水竜拳!!」
両手の拳を不規則にうち放ち水竜の拳をまるでガトリング砲のように乱発した。不意をつかれた攻撃に為す術なく防ぐことしか出来ず、フレイアは自身の腕で全て受けきった。しかし、その威力は凄まじくフレイアの腕は使い物にならなくなってしまった。しかし、フレイアは諦めることなく腕の痛みに耐えながら攻撃を繰り出す。
「腕が使えなくなろうと関係ねえな!まだ、俺には脚が残ってるぜ。火竜の鉤爪!!」
足元から顎元に一気に蹴りあげる。その攻撃は、火竜が自身の足爪で獲物を切り裂くように鋭く、女の子の身体と男の体の体格差によりあっけなく勝負がついた。女の子の身体ではその攻撃を耐え切ることは出来ず、いくら支配で強制的に動こうとしても立ち上がることすら出来なかった。しかし、フレイアも鬼ではなかった。致命傷を避けるため、あえて一点集中で急所を付いていたのだ。
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