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七ノ巻
目覚めし水龍
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フレイアの人格が覚醒した経緯を話す辰也。その話の中でひとつな仮説に辿り着く。
「精神世界で話している時に突然人格が変わった?それはつまり、普段は眠っている状態の人格がその拍子に目覚めたってことか?」
藍色の龍が驚いた様子で辰也に尋ねる。すると辰也が答える。
「もしかすると、その子の中でまだ寝てるるんじゃないかな?」
辰也がその話をしている中で疑問があった。
(龍はみんなそういうのできるんじゃないのか?)
当然じゃ、あれができるのは高位の龍だけじゃ。しかし、彼奴もできるはずなんじゃながな。
(またお前勝手に・・・。)
辰也が言い終える前にサラマンドラが言った。
お前がシケたツラしてるから話し相手になろうと思ってな。何をそんなに真剣に悩む?お前にとっては他人ではないか?
サラマンドラの言葉にすこしだまる辰也。
「あのさ、ティアマトもできるんじゃないの?それとも、なにかできない理由でもあるのか?」
何食わぬ顔で辰也が聞いた。すると、ティアマトが少し笑って答えた。
「面白い小僧だ。お前自身は何も考えていないのだろうが・・・。なかなか鋭いじゃねぇか?」
ティアマトが辰也を見て言った。
「サラマンドラ・・・。お前なら分かるかもしれんが、あの空間に入るには条件がある。」
辰也が不思議そうにティアマトを見つめる。
「条件?なんだよ条件って」
辰也がサラマンドラを見て言った。サラマンドラが少し沈黙して、ティアマトにアイコンタクトをする。ティアマトは小さく頷いた。
「辰也、お前は最初の出会いを覚えてるか?」
サラマンドラの質問に辰也が答える。
「覚えてるに決まってるだろ?あん時はほんとに驚いたよ。」
辰也があの日のことを思い出しながら話した。
「最初はただの興味本位でサラマンドラの勾玉をずっと探してたんだよな・・・。それでやっと見つけたと思ったら、急に勾玉が光初めてほんとにびっくりしたよ。で、そんときサラマンドラの声が聞こえてきてさ・・・。」
辰也が思い出話をしている最中にサラマンドラが割り込む。
「それが条件じゃ。」
辰也が無表情にサラマンドラを見つめる。サラマンドラが呆れた顔をして話し続けた。
「つまり、わしらがあの空間に入るためにはその勾玉に封じ込められておる龍と心を通わせる必要があるのじゃよ。だが、凪紗を見てみろ。心を通わせるどころかティアマトを恐れておる。あれではそれ以前の話じゃ。」
辰也がなるほどと納得したように頷いた。そんな辰也を見てティアマトがサラマンドラに言った。
「お前ほんとに苦労してるんだな・・・。」
その言葉に辰也がツッコム。
「どういうことだよ!俺は!大真面目だ!」
辰也がドヤ顔でティアマトを見た。そんな辰也をティアマトが冷ややかな目で見つめる。
「ほんとにバカなやつだ・・・。だが、だからこそこうして俺たちともこうして仲良く話せるのかもしれないな。全てを受け入れられるからこそお前は強いのかもしれない。」
そう言い終えるとティアマトが微笑む。ティアマトの姿を見てサラマンドラが言った。
「だが、もういけるんじゃないか?今のお前ならな。」
ティアマトがサツキを見た。
「凪紗・・・だったか?」
ティアマトに名前を呼ばれ、凪紗がびくりと反応した。その姿にティアマトが少し焦りを見せる。
「いや、そんなに怯えんでくれ。確かに酷いことをしてしまった。自分たちの命運がかかっているとはいえ無理やりこんな世界に呼び出して、挙句にはお前のことを無理やり戦わせてしまった。本当にすまない。」
そういうとティアマトが深く頭を下げた。しかし、その姿を見て先程まで怯えていた凪紗が恐る恐るティアマトの頭に手を差し伸べる。すると、凪紗の小さな手がティアマトの頭に触れた。その瞬間、藍色の勾玉が激しく光始めた。その光景を見て辰也が言った。
「あの光・・・。あん時と一緒だ・・・。」
凪紗があまりの眩しさに目を閉じていたが、光が落ち着き目を開くと・・・。そこには、先程まで老けていた龍の姿ではなく、ティアマト本来の姿がそこにはあった。臆病な凪紗は突然のことに驚き怯えていた。そんな凪紗を落ち着かせようとティアマトが話しかける。
「驚かせちまったな。だが、落ち着いて俺の話を聞いてくれないか?」
ティアマトの優しい呼びかけに心を開いたのか怯えながらもティアマトを見つめる凪紗。次の瞬間、凪紗の勾玉が藍色の光を放つ。
「随分しおらしくなったね。ウチと出会った頃は横暴で頑固だったのにね?」
先程までの凪紗の声とはまるで別人の声で、ティアマトにとっては懐かしい声が聞こえた。
「久しぶりだね。またこうしてティアマトと話ができるなんて思わなかったよ。」
静かで落ち着いた声。ティアマトをひと目で気がついたのだ。凪紗からサツキに変わったことに・・・。
「精神世界で話している時に突然人格が変わった?それはつまり、普段は眠っている状態の人格がその拍子に目覚めたってことか?」
藍色の龍が驚いた様子で辰也に尋ねる。すると辰也が答える。
「もしかすると、その子の中でまだ寝てるるんじゃないかな?」
辰也がその話をしている中で疑問があった。
(龍はみんなそういうのできるんじゃないのか?)
当然じゃ、あれができるのは高位の龍だけじゃ。しかし、彼奴もできるはずなんじゃながな。
(またお前勝手に・・・。)
辰也が言い終える前にサラマンドラが言った。
お前がシケたツラしてるから話し相手になろうと思ってな。何をそんなに真剣に悩む?お前にとっては他人ではないか?
サラマンドラの言葉にすこしだまる辰也。
「あのさ、ティアマトもできるんじゃないの?それとも、なにかできない理由でもあるのか?」
何食わぬ顔で辰也が聞いた。すると、ティアマトが少し笑って答えた。
「面白い小僧だ。お前自身は何も考えていないのだろうが・・・。なかなか鋭いじゃねぇか?」
ティアマトが辰也を見て言った。
「サラマンドラ・・・。お前なら分かるかもしれんが、あの空間に入るには条件がある。」
辰也が不思議そうにティアマトを見つめる。
「条件?なんだよ条件って」
辰也がサラマンドラを見て言った。サラマンドラが少し沈黙して、ティアマトにアイコンタクトをする。ティアマトは小さく頷いた。
「辰也、お前は最初の出会いを覚えてるか?」
サラマンドラの質問に辰也が答える。
「覚えてるに決まってるだろ?あん時はほんとに驚いたよ。」
辰也があの日のことを思い出しながら話した。
「最初はただの興味本位でサラマンドラの勾玉をずっと探してたんだよな・・・。それでやっと見つけたと思ったら、急に勾玉が光初めてほんとにびっくりしたよ。で、そんときサラマンドラの声が聞こえてきてさ・・・。」
辰也が思い出話をしている最中にサラマンドラが割り込む。
「それが条件じゃ。」
辰也が無表情にサラマンドラを見つめる。サラマンドラが呆れた顔をして話し続けた。
「つまり、わしらがあの空間に入るためにはその勾玉に封じ込められておる龍と心を通わせる必要があるのじゃよ。だが、凪紗を見てみろ。心を通わせるどころかティアマトを恐れておる。あれではそれ以前の話じゃ。」
辰也がなるほどと納得したように頷いた。そんな辰也を見てティアマトがサラマンドラに言った。
「お前ほんとに苦労してるんだな・・・。」
その言葉に辰也がツッコム。
「どういうことだよ!俺は!大真面目だ!」
辰也がドヤ顔でティアマトを見た。そんな辰也をティアマトが冷ややかな目で見つめる。
「ほんとにバカなやつだ・・・。だが、だからこそこうして俺たちともこうして仲良く話せるのかもしれないな。全てを受け入れられるからこそお前は強いのかもしれない。」
そう言い終えるとティアマトが微笑む。ティアマトの姿を見てサラマンドラが言った。
「だが、もういけるんじゃないか?今のお前ならな。」
ティアマトがサツキを見た。
「凪紗・・・だったか?」
ティアマトに名前を呼ばれ、凪紗がびくりと反応した。その姿にティアマトが少し焦りを見せる。
「いや、そんなに怯えんでくれ。確かに酷いことをしてしまった。自分たちの命運がかかっているとはいえ無理やりこんな世界に呼び出して、挙句にはお前のことを無理やり戦わせてしまった。本当にすまない。」
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「あの光・・・。あん時と一緒だ・・・。」
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「驚かせちまったな。だが、落ち着いて俺の話を聞いてくれないか?」
ティアマトの優しい呼びかけに心を開いたのか怯えながらもティアマトを見つめる凪紗。次の瞬間、凪紗の勾玉が藍色の光を放つ。
「随分しおらしくなったね。ウチと出会った頃は横暴で頑固だったのにね?」
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