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天界決戦編
Road to dawn 蒼の翼
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「天界が浮上してきただって?」
「街をこんなに滅茶苦茶にしてまで!?」
「そうなるわね、理由はわからないけれど……」
「どれだけの犠牲者が出たと思ってるんだ天界の連中ってのは!」
「生と死は誰にでもいつか訪れるもの……そこに慈悲はないわ」
全くどういうつもりだ! こんなに被害出して、ハイこんにちは! なんてツラ出したらぶん殴って殺る! 街にサイレンが響き渡る。
「どうして……こんな……」
「私達何か間違ったの……」
2人が肩を落としてへこんでいる、どう声を掛ければいいのか俺も茉希ちゃんも悩んでいると、頭に大女神様が浮かぶ……何で出てこないんだ? 何時もならさっと出てきてくれる筈なのに……
『御二人は何も間違っておりません』
急に声が聞こえた俺と茉希ちゃんでヤエとヒエを守ろうと囲み声の主を睨むとヒエが。
「誰っ!?」
『お迎えに上がりましたヒエ様ヤエ様』
「姿ぐらい見せなさいよ!」
『これは失礼……ですが、もう人間ごっこは終わりです』
そいつの目が光るとヒエの胸を撃ち抜く
「ヒエ!」
ヤエがヒエを支えると茉希ちゃんが何かを呟き始める。
『さぁヤエ様も』
「させねぇよ!」
左手から神気の弾丸を撃ちまくる、くっそ当たらねぇ! 右手で3人を護る結界を張る、待ってろヒエすぐに終わらせて……結界内から光が俺の胸を貫いた。
「ガッ……!」
振り返るとヒエが目を蒼く光らせ、指先から俺の身体を何度も光で貫く。
「グアっいでででで!」
これで死なないんだからある意味、半神半人も悪くないか……床に打ちつけられると、ヤエと茉希ちゃんがヒエを押さえ込もうとした瞬間だった。
「やめてよヒエ! 健になんてことを……」
『さあヤエ様も……』
「しまっ……!」
茉希ちゃんが気付くがもう遅かった、ヤエの胸を光が貫いた。ぐったりと倒れるヤエを為す術もなく見ている自分に腹がたった、もっとだもっと力を寄越せ! 結晶よ! 傷口が塞がると、すぐさまそいつに飛び掛かる。絶対に許さねぇ!
『ほう……お前が……』
「うるせぇ! テメェはグッチャグチャにしてやるから覚悟しやがれ!」
「「させないわ……出来損ない」」
「やめて! ヤエ、ヒエ!!」
「えっ!?」
上から強力な力で押し潰され床にめり込んだ。
「ヤエ……ヒエ……お前等……ッ」
ヤエの目も蒼く光っている
『おお……おめでとうございますヒエ様ヤエ様お目覚めになりましたか……』
△ △ △
私の胸を光が貫いた……なにコレは……嫌よこんなのってない! 私はまだ人間で居たい健とヒエと茉希と暮らすの! 声が聞こえた。
「ヤエしっかりしてよ! のみこまれないで!」
「アタシや師匠の事を強く思って!」
やってる……精一杯抗ってる、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。女神になんて戻りたくない! ねぇヒエもそうでしょ!? でもっ意識が……もう……健……茉希……
意識の深いところで目が覚める、横にはヒエが居た。
「ヒエ!」
「ヤエ? 私達……女神に……戻って……見て」
「えっ?」
目の前に広がる惨状に自分を疑った、健が茉希が傷付いて倒れている。健は床に打ち付けられ、血溜まりの中それでも私達を見て立ち上がるが、私の指先から光が放たれると腿を貫き血溜まりに倒れた。
「違う私じゃない!」
「そう……私達じゃないのよ! 勝手に動かされて! 健を茉希を!」
『使徒よ私達の命令に背くの? その男を殺しなさい』
「やなこったね……アタシに命令出来るのは……」
やめて! 茉希に酷いことしないで! だが指先からの光が放たれるのを止められない! 茉希がぐったりと倒れる……あっ……あぁあ……
『さあ私達はもう行くわ、さようなら……愚かで哀れな人間』
違う! 行きたくない!
「待てよ……今迄の……」
『私達は無限の時を生きるがゆえの気紛れよ、私のお腹に産み付けられた命さえ無に返しましょう』
!? 駄目! ……それだけはやめて……私のお腹には……健の……赤ちゃんが……新しい命が……
無慈悲に命の灯が消えていくのが分かる……
『これから穢れたこの地から、浄化を始め生まれ変われさせる』
『本当に身が穢されただけの1年だったわ、さようなら出来損ない共』
違う! 穢されたなんて思ってない! 愛し合ってた! わかり会えてた! 赤ちゃんだって……
蒼い翼を広げると太陽神殿へと向かって飛んでいった。
△ △ △
「しっ師匠……生きてるかな……?」
茉希ちゃんの問に答えたいが、随分と痛めつけられた。喉元をやられた……治るには時間がかかるか……腕は動く……うつ伏せのまま茉希ちゃんに向かって親指を立てて見せる。
「ハハッ……お互い……死ねない……身体だね……このまま…………少し休もう……」
どれだけ眠っていただろう……冷たい……感覚が戻ってきた、血だらけだな……まだ完全に身体が修復されない、だがこのまま外にいるわけにもいかない……茉希ちゃんを背負うと1階の社長だった茉希ちゃんの私室に倒れ込んだ。
…………………………くすぐったい、何か弄られて……目が覚めると茉希ちゃんが薬を塗ってくれていた。
「あっ……」
声が出せる……
「茉希ちゃんありがとう……あれからどれぐらい経った?」
「今日で3日目、何か飲む?」
「キツイのが良い……」
「今持ってくるよ」
起き上がると服はボロボロだ、ダッサイ作業着の面影もない。
「はいコーヒー!」
「キツイのって言ったじゃない……にっがぃ!」
あまりにもの苦さで今度こそ目が覚めた、あれから3日か
「街はどんな感じ?」
「落ち着いてるよ不思議なぐらいに」
落ち着いてる? そんな馬鹿な、アレだけの異変だぞ?
「外を見れば解るよ……」
促されて事務所に玄関を出ると、もう気配だけで理解した。これは強制力だ……誰にも有無を言わせない……疑問の余地さえも与えない、人の意志さえも封じ込めさせてまるで牢獄だ……ただ黙々と救助をしている救助隊、崩壊した家の前で立ち尽くす人。事務所に戻ると残していったコーヒーを飲み干す。
「どうする師匠?」
「決まってる、全てを取り戻す!」
「街をこんなに滅茶苦茶にしてまで!?」
「そうなるわね、理由はわからないけれど……」
「どれだけの犠牲者が出たと思ってるんだ天界の連中ってのは!」
「生と死は誰にでもいつか訪れるもの……そこに慈悲はないわ」
全くどういうつもりだ! こんなに被害出して、ハイこんにちは! なんてツラ出したらぶん殴って殺る! 街にサイレンが響き渡る。
「どうして……こんな……」
「私達何か間違ったの……」
2人が肩を落としてへこんでいる、どう声を掛ければいいのか俺も茉希ちゃんも悩んでいると、頭に大女神様が浮かぶ……何で出てこないんだ? 何時もならさっと出てきてくれる筈なのに……
『御二人は何も間違っておりません』
急に声が聞こえた俺と茉希ちゃんでヤエとヒエを守ろうと囲み声の主を睨むとヒエが。
「誰っ!?」
『お迎えに上がりましたヒエ様ヤエ様』
「姿ぐらい見せなさいよ!」
『これは失礼……ですが、もう人間ごっこは終わりです』
そいつの目が光るとヒエの胸を撃ち抜く
「ヒエ!」
ヤエがヒエを支えると茉希ちゃんが何かを呟き始める。
『さぁヤエ様も』
「させねぇよ!」
左手から神気の弾丸を撃ちまくる、くっそ当たらねぇ! 右手で3人を護る結界を張る、待ってろヒエすぐに終わらせて……結界内から光が俺の胸を貫いた。
「ガッ……!」
振り返るとヒエが目を蒼く光らせ、指先から俺の身体を何度も光で貫く。
「グアっいでででで!」
これで死なないんだからある意味、半神半人も悪くないか……床に打ちつけられると、ヤエと茉希ちゃんがヒエを押さえ込もうとした瞬間だった。
「やめてよヒエ! 健になんてことを……」
『さあヤエ様も……』
「しまっ……!」
茉希ちゃんが気付くがもう遅かった、ヤエの胸を光が貫いた。ぐったりと倒れるヤエを為す術もなく見ている自分に腹がたった、もっとだもっと力を寄越せ! 結晶よ! 傷口が塞がると、すぐさまそいつに飛び掛かる。絶対に許さねぇ!
『ほう……お前が……』
「うるせぇ! テメェはグッチャグチャにしてやるから覚悟しやがれ!」
「「させないわ……出来損ない」」
「やめて! ヤエ、ヒエ!!」
「えっ!?」
上から強力な力で押し潰され床にめり込んだ。
「ヤエ……ヒエ……お前等……ッ」
ヤエの目も蒼く光っている
『おお……おめでとうございますヒエ様ヤエ様お目覚めになりましたか……』
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私の胸を光が貫いた……なにコレは……嫌よこんなのってない! 私はまだ人間で居たい健とヒエと茉希と暮らすの! 声が聞こえた。
「ヤエしっかりしてよ! のみこまれないで!」
「アタシや師匠の事を強く思って!」
やってる……精一杯抗ってる、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。女神になんて戻りたくない! ねぇヒエもそうでしょ!? でもっ意識が……もう……健……茉希……
意識の深いところで目が覚める、横にはヒエが居た。
「ヒエ!」
「ヤエ? 私達……女神に……戻って……見て」
「えっ?」
目の前に広がる惨状に自分を疑った、健が茉希が傷付いて倒れている。健は床に打ち付けられ、血溜まりの中それでも私達を見て立ち上がるが、私の指先から光が放たれると腿を貫き血溜まりに倒れた。
「違う私じゃない!」
「そう……私達じゃないのよ! 勝手に動かされて! 健を茉希を!」
『使徒よ私達の命令に背くの? その男を殺しなさい』
「やなこったね……アタシに命令出来るのは……」
やめて! 茉希に酷いことしないで! だが指先からの光が放たれるのを止められない! 茉希がぐったりと倒れる……あっ……あぁあ……
『さあ私達はもう行くわ、さようなら……愚かで哀れな人間』
違う! 行きたくない!
「待てよ……今迄の……」
『私達は無限の時を生きるがゆえの気紛れよ、私のお腹に産み付けられた命さえ無に返しましょう』
!? 駄目! ……それだけはやめて……私のお腹には……健の……赤ちゃんが……新しい命が……
無慈悲に命の灯が消えていくのが分かる……
『これから穢れたこの地から、浄化を始め生まれ変われさせる』
『本当に身が穢されただけの1年だったわ、さようなら出来損ない共』
違う! 穢されたなんて思ってない! 愛し合ってた! わかり会えてた! 赤ちゃんだって……
蒼い翼を広げると太陽神殿へと向かって飛んでいった。
△ △ △
「しっ師匠……生きてるかな……?」
茉希ちゃんの問に答えたいが、随分と痛めつけられた。喉元をやられた……治るには時間がかかるか……腕は動く……うつ伏せのまま茉希ちゃんに向かって親指を立てて見せる。
「ハハッ……お互い……死ねない……身体だね……このまま…………少し休もう……」
どれだけ眠っていただろう……冷たい……感覚が戻ってきた、血だらけだな……まだ完全に身体が修復されない、だがこのまま外にいるわけにもいかない……茉希ちゃんを背負うと1階の社長だった茉希ちゃんの私室に倒れ込んだ。
…………………………くすぐったい、何か弄られて……目が覚めると茉希ちゃんが薬を塗ってくれていた。
「あっ……」
声が出せる……
「茉希ちゃんありがとう……あれからどれぐらい経った?」
「今日で3日目、何か飲む?」
「キツイのが良い……」
「今持ってくるよ」
起き上がると服はボロボロだ、ダッサイ作業着の面影もない。
「はいコーヒー!」
「キツイのって言ったじゃない……にっがぃ!」
あまりにもの苦さで今度こそ目が覚めた、あれから3日か
「街はどんな感じ?」
「落ち着いてるよ不思議なぐらいに」
落ち着いてる? そんな馬鹿な、アレだけの異変だぞ?
「外を見れば解るよ……」
促されて事務所に玄関を出ると、もう気配だけで理解した。これは強制力だ……誰にも有無を言わせない……疑問の余地さえも与えない、人の意志さえも封じ込めさせてまるで牢獄だ……ただ黙々と救助をしている救助隊、崩壊した家の前で立ち尽くす人。事務所に戻ると残していったコーヒーを飲み干す。
「どうする師匠?」
「決まってる、全てを取り戻す!」
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