57 / 160
【57】夢中 〜今だけは、アタシのもの〜
しおりを挟む
ダニエルは無我夢中で目の前の男に縋った。
サニーが腰を引くと、男根が抜けていくのを阻むように膣襞が絡みつき食む。
二人は汗だくになって互いの性器を絡ませ合った。
いつもみたいに焦らしたり、エッチの最中に会話を楽しむ余裕はない。
いつもなら自分の快楽は後回しで、ダニエルを絶頂させてから達しようとしないサニーなのに、今夜はその余裕もないらしい。
それだけあたしを求めてたってことよね?
本当はヤリたかったけど、他所の女へ行かず我慢してくれたってことだよね?
ダニエルの自問にサニーが答えることはないが、目の前の身体が全てを物語っていた。
ーー嬉しい、アタシの愛しい男性
「ふぁっ、はぁっ、っんあ、さにぃ、あぁぁん!」
ダニエルはサニーの首にひしっと腕を回し、頭を肩に凭れかけた。
男の香りと荒い呼吸音に包まれ、おまけに蜜壺を高速で擦られ膣奥を突かれれば、否応無しに絶頂へと導かれる。
ーー今だけは、アタシのものだわ
二人で獣と化し互いの肉体を貪るこの瞬間だけは、真実、彼が自分のものだと実感する。
「ディディ、はぁ、すごいよ……ディディ」
鼓膜を震わす余裕のない声に、ダニエルはさらに腕の力を強めた。
その愛称は好きじゃない。
親友のセレーナやアリ、弟にだって呼ばせてない。
でもサニーだけは、許せてしまう。
何故だかわからないけど、彼からそう呼ばれるのは不快じゃない。
辛い過去を思い出したりしない。
「ディディ……」
逆に胸が切なくなって、喜びで打ち震える。
サニーのことしか考えられなくなる。
貴方に夢中なの。
「ふぁぁ、……ぁ、なに、やぁん」
突然サニーは肉棒を引き抜いた。
挿入を中断され、隘路にぽっかり隙間があく。
心にもぽっかり穴が空いたようで、ダニエルは恨めしげな声をあげた。
足りない……もっと彼が欲しい。
「さにぃー……」
「そんな声ださないでヨ、すぐにあげるからサ」
サニーは瞼に軽くキスをして、ダニエルの身体を反転させた。
「ドアに手をついて、お尻は突き出して……そぅ、上手だね」
サニーはドレスをたくし上げた。
「大きなお尻ダネ、ディディ」
サニーは舌舐めずりして、ダニエルの豊満な尻を揉んだ。
桃尻を左右に開けば、今か今かと男根を待ちわびる蜜壺が真っ白な涎を垂らしている。
「おまんこパクパクしてるの、くそエロいネ」
「んもぉ、そういうの言わなくていいから……」
ヒクヒクしてるのは、自分でもわかってる。
それだけじゃなく蜂蜜と淫液が混ざったものが太腿へと流れおちてきて、そんな卑猥な光景を見られてると思うとドキドキする。
結局感じてしまう……って、アタシ、マゾっけがあるのかな。
サニーが腰を引くと、男根が抜けていくのを阻むように膣襞が絡みつき食む。
二人は汗だくになって互いの性器を絡ませ合った。
いつもみたいに焦らしたり、エッチの最中に会話を楽しむ余裕はない。
いつもなら自分の快楽は後回しで、ダニエルを絶頂させてから達しようとしないサニーなのに、今夜はその余裕もないらしい。
それだけあたしを求めてたってことよね?
本当はヤリたかったけど、他所の女へ行かず我慢してくれたってことだよね?
ダニエルの自問にサニーが答えることはないが、目の前の身体が全てを物語っていた。
ーー嬉しい、アタシの愛しい男性
「ふぁっ、はぁっ、っんあ、さにぃ、あぁぁん!」
ダニエルはサニーの首にひしっと腕を回し、頭を肩に凭れかけた。
男の香りと荒い呼吸音に包まれ、おまけに蜜壺を高速で擦られ膣奥を突かれれば、否応無しに絶頂へと導かれる。
ーー今だけは、アタシのものだわ
二人で獣と化し互いの肉体を貪るこの瞬間だけは、真実、彼が自分のものだと実感する。
「ディディ、はぁ、すごいよ……ディディ」
鼓膜を震わす余裕のない声に、ダニエルはさらに腕の力を強めた。
その愛称は好きじゃない。
親友のセレーナやアリ、弟にだって呼ばせてない。
でもサニーだけは、許せてしまう。
何故だかわからないけど、彼からそう呼ばれるのは不快じゃない。
辛い過去を思い出したりしない。
「ディディ……」
逆に胸が切なくなって、喜びで打ち震える。
サニーのことしか考えられなくなる。
貴方に夢中なの。
「ふぁぁ、……ぁ、なに、やぁん」
突然サニーは肉棒を引き抜いた。
挿入を中断され、隘路にぽっかり隙間があく。
心にもぽっかり穴が空いたようで、ダニエルは恨めしげな声をあげた。
足りない……もっと彼が欲しい。
「さにぃー……」
「そんな声ださないでヨ、すぐにあげるからサ」
サニーは瞼に軽くキスをして、ダニエルの身体を反転させた。
「ドアに手をついて、お尻は突き出して……そぅ、上手だね」
サニーはドレスをたくし上げた。
「大きなお尻ダネ、ディディ」
サニーは舌舐めずりして、ダニエルの豊満な尻を揉んだ。
桃尻を左右に開けば、今か今かと男根を待ちわびる蜜壺が真っ白な涎を垂らしている。
「おまんこパクパクしてるの、くそエロいネ」
「んもぉ、そういうの言わなくていいから……」
ヒクヒクしてるのは、自分でもわかってる。
それだけじゃなく蜂蜜と淫液が混ざったものが太腿へと流れおちてきて、そんな卑猥な光景を見られてると思うとドキドキする。
結局感じてしまう……って、アタシ、マゾっけがあるのかな。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる