この世界には地球人(ティエラ)としての普通が通用しない?!

ルル@キリト

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第1章 冒険の始まり

第3話   謎の森の村

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俺はスライムから逃げてきて、この村に入ってきた。門番らしき者は居らず、村の中に入っても店らしきものもない。というか木だらけだ。

「なんだここ?人一人いねえじゃん」

とりあえず先に進んでいる。しかし何にもない、しかも反対側の入り口まで来てしまった。

(これ、どうしたものかな…)

「見かけない顔だね、どこの人?」

急に話しかけられ、思わずビクッと体が反応してしまった。声の高さからして少年ぽかった。しかし、後ろから声が聞こえたのに、後ろを振り返っても誰もいない。

「だ、誰だ?てか、何処にいる?」

「あー、ごめんね、上だよ」

「上?」

上を見たら金髪のショ…少年が蜘蛛のようにぶら下がってた。正直ホラーだ。

「うわぁ?!」

「ごめんごめん、驚かせる気はなかったんだ」

「それで?この村に何か用?」

なんだ、とても偉そうな態度をとってくるな。この村の管理人でもないだろーに。でも、今はそんなの気にしてる場合じゃない。この村に、武器がないか聞かないとな。

「えっと、スライムから逃げてる最中にこの村が見えたから、ここの村に立ち寄らせてもらった。」
「早速なんだが、ここに武器屋ってないか?」

「武器屋?君の近くの木の上にあるじゃない」

え?俺は自分の上を見た。そしたら上に家があり、勿論人もいた。なんで木の上なんだよ…そんなの分かるわけないだろが。そんなこと思っても仕方ない、とりあえず行動だな。俺は木の上に登るためのはしごを使い登って行った。
すると、地上とは違う光景が広がっていた。木と木を繋いで、道を作って渡れるようにして、木の付近には家や店がくっ付いている。まるで地上のようだ。森の村と言うだけあって、住んでる人や雰囲気もちがっていた。

「何でここの人達は耳が異様に長いんだ?」

「知らないのか?エルフっていう種族だよ。普通の人より視力と魔力値が優れているんだ。」

何か、現世でもエルフって聴いたことあるな。まあ、そんなの今は関係ない、さっさと武器屋に行って、新しい剣を調達しないと。俺は剣のマークがぶらさがってる店に入っていった。

「いらっしゃい、悪いけど、今日は承れないんだ。」

入ったとたん言われて混乱した。承れないんなら休みの看板でも立てて欲しいもんだ。

「え?ちょ、何ですか?」

「武器の素材の調達に向かった娘がまだ帰って来てないんだよ、娘が帰ってこないと武器が作れないんだ。」

嘘だろ…タイミングが悪かったのか、とりあえず作り置きでも良いから武器が欲しい。聞いてみるか

「じ、じゃあ、作り置きとかそんなのは有りませんか?今すぐ欲しいんです。」

「1本だけあるぞ、短剣だけどな」

ラッキー!とりあえずそれを貰わないと。

「じゃあそれ下さい。」

「じゃあ、値段は50ゴールドだ」

「え?、お金…」

当たり前のことを忘れていた、お金だ。その為にクエスト受けてたのに、すっかり忘れていた…どうしよう。

「なんだ?金ねえのか?」

「はい、すいません」

「んー、お金が無いんじゃ売れねえな」

最悪だ、どうにかして貰えないのだろうか…

「あ、あの、どうにか譲ってもらえないでしょうか?」

「なら、娘を探してきてくれ、さすがに帰ってこなさすぎる。もし見つけてくれたら譲ろう」

探す?余裕だそれで貰えるなら安いものだ

「じゃあ、探して来ます!でも、モンスターが怖いので、先にその武器をもらえませんかね?」

「あー、いいぞ、ほれ」

そう言って店主さんはくれた。よし、良かったそれじゃ、早速モンスター倒しに行くか。

(クエスト、娘を探してきてくれ を受けました。それではクエストを遂行してください。)

こう言う頼み事もクエスト判定になるのか、まあ、いいだろう。人一人探すのなんて余裕だ。その時の俺はまだ知らなかった。武器屋の娘さんが何処に行ったのか、そして、このクエストの脅威も…
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