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エロール人救済法

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「ここは大丈夫なのか?」



 街にある一見普通の建物に入ると、ベッドのある部屋に来た。

 オークたんは、勝手がわからないので、連れて来られるがままに来たので、挙動不審にキョロキョロしていた。



「ん?そうか、この国では、こういう公共の休憩所があるんだ、特にこの街は、東方との玄関口になっているから、他の街よりこういった施設が充実している。」



 いい国~、こんなにセックスに優しかったら、国民全員が常時賢者タイムなんじゃないか?



「さあ、始めようか」



 ミーチャが、言葉と同時に、服を脱ぎだした。



「ちょっとまて」



「なんだ?」



 すでに上は下着になっている。



「俺の国に、結婚したての妻が、夫を出迎える作法がある、ちょうど、絶対に必要な道具、エプロンも有ることだし、覚えてみないか?」



 オークたんは、ミーチャを一回裸にすると、アソコの毛と、髪の毛が同じ赤色であることを確認してから、エプロンだけ着せ、演技指導をした。



 そして、改めてオークたんは玄関口に入ってきた。



「ただいま~」



 すると、裸エプロンでミーチャが出迎える。



「おかえりなさいア・ナ・タ♪」



 ウィンクを挟んで続ける。



「ご飯にします、それともお風呂?もしかして…ワ・タ・シ?」



「もしかしなくてもワタシじゃ~~い!!」



 オークたんは、身構えるよりも先に襲った。



「ダッ、だめよご飯が冷めちゃう…あッ…」



 尻もちをつくようにその場にへたり込んだところに、のしかかるような形でスタート、そして、一発目発射後、少し指導を入れる。



「おっぱいが見えにくいだろ?」



「ん?まあエプロンだからな」



「あっ…て、へたり込んだときに、ちょっとずらして片乳を出して」



 そして…オークたんの熱血指導が続いた結果。



 一見恥じらって乳を隠すように左手で、下乳を支えて強調し。



「ダッ、だめよご飯が冷めちゃう…あッ…」



 へたり込むと同時に、背中側に手を地面に着くときの動きに隠して、右のおっぱいを出す。



「そう、そして襲って来なかったバージョン!」



 少し恥じらいながら、自然に開脚した股間を隠すエプロンを、ゆっくりとたくしながら…



「…きて」



「そうそれ!!それでキミもタイガーだ!!」



 この後、台所バージョン、お風呂バージョンと指導は続き、ミーチャはオークたん流新妻所作を極めた。



「これで完璧だ…もう俺が教えれることはない…」



 万感の思いが込み上げ、自然と涙だがこぼれる。



「どこで泣いてるんだ?」



 エプロンは付けているが、



「お前の旦那は幸せすぎるな」



 あからさまにテレまくって答える。



「そう言われると恥ずかしい…な」



「あっそうだ、亜人が復讐したいと思ったら、法的に問題ないやり方ってあるのか?」



「意外だな…おそらくあるぞ、もうすぐ完全施行される、エロール人救済法だな」



「エロール人?」



「え~と、こまかいことはロコック様に聞くと良い」



「へ~そうなん」



 あの女に高度な説明が出来るのだろうか?いやいや、ひょっとしたら、普段は出来る公女なのかもしれない。



「おい、ロコック様は歳こそ若いが、神童と言われた天才、剣の腕前も魔法も、一流、見目麗しく、民に優しく貴族に厳しい方だぞ!」



 メッチャ詰め寄って来るじゃん!



「そっそうなんだ~、早速行ってみよ~…」



 オークたんは、そそくさと、その場を後にし、ロコックの職場、東門近くの詰め所に向かった。





 もともと、亜人と呼ばれている人種は、全高官国の南に位置する、第三高官国の南に広がる、魔界平原のさらに南、太陽信仰を掲げるエロール王国の人間を指す。第三高官国の若き王アルケ=ツヴァイは、過去の経験から、亜人と言う呼び名や、その扱いに疑問を持ち、エロール人と言う本来あるべき呼び名に戻し、その保護と手助け、虐待などに対抗するために、エロール人保護法を第三国内に施行した。



 そして、亜人派の多い東側の奇数高官国諸国は、第三国に準ずるように、エロール人保護法を、施行しており、第十三国もまた、それに続く形で施行が決まっており、本施行の前の仮施行中であった。



「クックックッ、そして仮施行中なら、私の独断で、法を執行できることになっている。」



 ロコックは邪悪な笑を浮かべている。



「話が長かったけど、なんとかわかった。」



「では何ができるか、説明しよう。」
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