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第二高官国
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この世界では、キスはセックスより神聖である。
何故そうなったのか、それは、勇者しか聖女を穢せないという、世界の概念に基づき、聖女は勇者を見つけるために、多くの勇者候補と交わり、処女を奪えた者が勇者として覚醒する。つまり聖女が行う行為は、神聖で推奨されるべき行為であり、不純不浄ではないと強く信じられていた。
そしてそれに拍車をかけたのが、妊娠や性病対策の、隠し紋様である。
当初は、精通生理の来た男女問わずに隠し紋様は彫られたが、男の場合、陰嚢や陰茎に彫ると勃起などのサイズが変わる際に、文様が崩れたりして効果が得られないなどの不具合が起きることがあった。そのため次第に女の下腹部にのみ彫られるようになった。
妊娠などの心配がなくなったことにより、身近な嗜みとしてセックスが行われるようになり、それに合わせるように、結婚などの儀式で行われる口づけは、真なる愛の象徴として神聖化され、処女は守らないがファーストキスは守る風習となった。
「そして聖女の私は、勇者を探すために、勇者率の高い皇族の童貞とヤリまくるか…」
第二高官国の王都に向かう、魔力で動く車ようなものの中、マリアは外を見ながらぼうっとしていた。その表情はどう見ても浮かない感じであった。
「聖女様、そして勇者となるものは童貞のみです。もし勇者の童貞が先に奪われていた場合、勇者は覚醒することがありません、次の聖女の登場を早めるために、最悪、死の可能性もあるとお考え下さい。」
マリアの隣に座る従者の男が、物騒な説明を付け加える。
「生きるためにヤリまくるとか、前世と変わんないんだけど?さーいーあーくー」
スマホをいじりながら、足元では裸の美少年の頭を踏んづけている。
「よし!捨てよう!」
マリアは思い立ったときには、スマホで魔法アプリを開き、ついでに車のドアを開き、風の魔法で少年を外に吹き飛ばしていた。
「ハッァ…」
ゴッシャぁぁっと派手な音を立てながら、少年は大地に触れた。
車が自動で閉まると、何事も無いように従者が続けた。
「少年のケアはこちらでしますので、その調子でお願いします。」
ケアで済むレベルには見えないが、聖女には聖人であることは、一切求められない。
「本当に、ヤリたくないヤツとは、ヤラなくていいの?」
「ハイ、それこそが絶対の法則、勇者とは聖女様の為だけの唯一無二の存在として産まれてきます。」
勇者であるのが誰かわからないので、聖女がつまみ食いしようと思えば、誰でも行けるという状況で、最初は童貞狩りに新鮮なものを感じていたが、あっという間にそんなものに特別な価値を感じなくなっていた。王都が見えると、スマホのカメラをかざす。
「いるわ…」
マリアの表情が曇る、その様子を不安そうに見つめる。
「いる?」
「ええ、この前のサキュバス、ノルン=オルガーノが…」
従者の顔から血の気が引いていく。
「まずいです、サキュバスは男を誘惑します。それにあのサキュバスは強力過ぎます。」
スマホの画面に、ノルンの姿が映し出されている。
「まだ…夜ではないわ…来るなら夜の帳を纏ってくるはずよ…」
その日のオークたんは、新たな情報を得るために街に来ていた。
「ようミーチャ、ザムディンと結婚するそうだな?」
ギルドの方に向かっていると、普段着と言うか、家事でもしていたかのような、ロングスカートにエプロン姿のミーチャにあった。
「ああ、その件は感謝している。」
媚薬ぶっかけてヤリまくって感謝されるってこの国どうかしてるぜ!!
「そう言えば、流石にこの国でも、結婚すれば、他の男とはしないんだろ?」
「まあ、多くの場合はそうだが、しないこともないぞ?まあ、私はしない予定だがな」
「そうなのか、俺の国には、アナルは浮気じゃないって言葉があるぞ」
まあAVの話だけど…
「へっ、へ~、そうなのか?」
顔を赤らめているが、ちょっと興味ありそうだな…
「この国では、普通にしまくるから、アナルなんてなかなかしないだろ?俺なら、経験豊富だぞ?」
「え~、でもな~」
「まあ、まだ結婚前だし、嫁入り前の嗜みとしてどうかな~ってな」
オークたんは、媚薬のビンを取りだした。
「そうだな…結婚前だしな」
全く…性技の血が疼くぜ、グッヘッヘッ…
何故そうなったのか、それは、勇者しか聖女を穢せないという、世界の概念に基づき、聖女は勇者を見つけるために、多くの勇者候補と交わり、処女を奪えた者が勇者として覚醒する。つまり聖女が行う行為は、神聖で推奨されるべき行為であり、不純不浄ではないと強く信じられていた。
そしてそれに拍車をかけたのが、妊娠や性病対策の、隠し紋様である。
当初は、精通生理の来た男女問わずに隠し紋様は彫られたが、男の場合、陰嚢や陰茎に彫ると勃起などのサイズが変わる際に、文様が崩れたりして効果が得られないなどの不具合が起きることがあった。そのため次第に女の下腹部にのみ彫られるようになった。
妊娠などの心配がなくなったことにより、身近な嗜みとしてセックスが行われるようになり、それに合わせるように、結婚などの儀式で行われる口づけは、真なる愛の象徴として神聖化され、処女は守らないがファーストキスは守る風習となった。
「そして聖女の私は、勇者を探すために、勇者率の高い皇族の童貞とヤリまくるか…」
第二高官国の王都に向かう、魔力で動く車ようなものの中、マリアは外を見ながらぼうっとしていた。その表情はどう見ても浮かない感じであった。
「聖女様、そして勇者となるものは童貞のみです。もし勇者の童貞が先に奪われていた場合、勇者は覚醒することがありません、次の聖女の登場を早めるために、最悪、死の可能性もあるとお考え下さい。」
マリアの隣に座る従者の男が、物騒な説明を付け加える。
「生きるためにヤリまくるとか、前世と変わんないんだけど?さーいーあーくー」
スマホをいじりながら、足元では裸の美少年の頭を踏んづけている。
「よし!捨てよう!」
マリアは思い立ったときには、スマホで魔法アプリを開き、ついでに車のドアを開き、風の魔法で少年を外に吹き飛ばしていた。
「ハッァ…」
ゴッシャぁぁっと派手な音を立てながら、少年は大地に触れた。
車が自動で閉まると、何事も無いように従者が続けた。
「少年のケアはこちらでしますので、その調子でお願いします。」
ケアで済むレベルには見えないが、聖女には聖人であることは、一切求められない。
「本当に、ヤリたくないヤツとは、ヤラなくていいの?」
「ハイ、それこそが絶対の法則、勇者とは聖女様の為だけの唯一無二の存在として産まれてきます。」
勇者であるのが誰かわからないので、聖女がつまみ食いしようと思えば、誰でも行けるという状況で、最初は童貞狩りに新鮮なものを感じていたが、あっという間にそんなものに特別な価値を感じなくなっていた。王都が見えると、スマホのカメラをかざす。
「いるわ…」
マリアの表情が曇る、その様子を不安そうに見つめる。
「いる?」
「ええ、この前のサキュバス、ノルン=オルガーノが…」
従者の顔から血の気が引いていく。
「まずいです、サキュバスは男を誘惑します。それにあのサキュバスは強力過ぎます。」
スマホの画面に、ノルンの姿が映し出されている。
「まだ…夜ではないわ…来るなら夜の帳を纏ってくるはずよ…」
その日のオークたんは、新たな情報を得るために街に来ていた。
「ようミーチャ、ザムディンと結婚するそうだな?」
ギルドの方に向かっていると、普段着と言うか、家事でもしていたかのような、ロングスカートにエプロン姿のミーチャにあった。
「ああ、その件は感謝している。」
媚薬ぶっかけてヤリまくって感謝されるってこの国どうかしてるぜ!!
「そう言えば、流石にこの国でも、結婚すれば、他の男とはしないんだろ?」
「まあ、多くの場合はそうだが、しないこともないぞ?まあ、私はしない予定だがな」
「そうなのか、俺の国には、アナルは浮気じゃないって言葉があるぞ」
まあAVの話だけど…
「へっ、へ~、そうなのか?」
顔を赤らめているが、ちょっと興味ありそうだな…
「この国では、普通にしまくるから、アナルなんてなかなかしないだろ?俺なら、経験豊富だぞ?」
「え~、でもな~」
「まあ、まだ結婚前だし、嫁入り前の嗜みとしてどうかな~ってな」
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