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攻略!魔王城!
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異世界人の狂夜御剣は、襲い来る敵を薙ぎ払い、罠を攻略し、聖女マリアは回復と補助魔法を担当し、聖女の専属メイド、アサシンのアルマは、索敵や罠の検知、うち漏らしの処理を上手くこなしていた。
「お~、オレ居なくても成立してるな…」
オークたん、他のオークと区別をつけるために、たんを名前に付けただけの存在、ただぼーぜんと見ていた。
もちろん闘いは激しい。しかし、激しいが故に…
「虫すら殺した事ないのに、どうやっていいかわからん……」
どう考えても手出し出来なかった。
「マジ役に立たないわね!あんた来ないほうが良かったんじゃないの!?」
ピンチとか危ないとかではないが、キッチリと忙しいので、マリアはキレそうだった。
「ははは、マリア仕方ないさ、きっと彼には別の役割があるのさ」
そう、神器に選ばれた彼にしか出来ない、世界の運命に影響する意味がね……
「御剣が言うならしかたないわね」
この中で、一番負担が大きいのは、間違いなく御剣なのに……
マリアは、御剣の戦いと人間性を見るうちに、自然と従順になっていた。
「ほえ~、そんなのあるのかね~」
「お前が言うな!」
スッと3人のもとに、先行していたアルマが戻って来た。
「次の相手は、御剣には無理かも知れません。」
どういうことかと思いながらついていくと、紫の扉に、黒いレースのような金属製の縁取り、その前には、明らかにエロイサキュバスが立っていた。
「あら~、人間のお客さん?どうりて騒がしいと思った…」
含み持った笑みと、誘うような目線が、完全にエロイ。
「ぼぼぼ僕はいいですぅ…」
御剣は顔を赤くして、まともに見れていない。
「ちょっと、何赤くなってんの?」
本能に素直なマリアは、自分以外の女が、女として注目されていると、イラッとする。
「仕方ありません、御剣は童貞ですので」
ポツリと言ったアルマを見て、御剣を見て呟いた。
「なるほど…ポイントアップね…」
そして、やることのなかったオークたんはヤることにした。
「じゃあここはオレが引き受けるか?」
性欲モンスターの相手は性欲モンスターしかいない。マリアは色々差し引きして、オークたんを置いて行くことにした。
「ここから先は別空間よ、どんなに暴れてもこちら側に影響はないわ」
オークたんを除く三人は、扉の横の階段を上がって行った。
「さてと…」
それを手を振って送り出すと、サキュバスの方を見る。
「あなた一人で大丈夫かしら…」
仮面を外し、上っ面錯視を解除する。
「専門家なんでね、負けはしないよ」
深い赤色の目、その目が一層輝きを増す。
「あら、ここに何人いると思っているの?オーク一匹で、ナニができるの?」
バーンと、オークたんのズボンの前が弾け飛び、クログロと一物が反り返っていた。
「オレ一匹…イヤ……一本で十分だッッ!」
「あッらッ~~♪一本様ご挿入~~~♪」
扉の奥へと消えていく………
階段を登りきると、両開きの扉があり、開くと中は回廊になっていた。警戒する二人に、アルマは、回廊の入口付近のある場所をさしていった。
「あそこの歪みがわかりますか?」
確かに、見た目の歪みと言うより、魔力の歪みを感じる。アルマが、歪みの中に入って行くのに合わせて中に入る。
「うわ、なんだここ?」
「ホント~普通の部屋みたい~」
マリアの声のトーンがオークたんがいた時と違う。これが肉食獣聖女マリアのハントモードの合図だよ♪
「ここは、過去の勇者たちが作った空間です。」
元々、魔王城の外見と中身を隔絶するための回廊、空間を安定させるために専用の作りになっており、罠などがない、そこに過去の勇者が空間の歪を作り、次に黎明の書の適正者が空間を作りだした。向こうもこの回廊をいじれば、隔絶が上手くいかなくなる可能性があり、迂闊に手が出せない。
とりあえず三人は、この空間で朝まで十分休憩してから攻略に向かうことになった。
「僕はいいけど、タンさんをサキュバスから救わないといけないんじゃ~…」
アルマは、冷たい目で答えた。
「いらないと思います。」
ここまでの活躍が、各々の頭の中に駆け巡る。
「まあ、そうなんだけどね~…」
まあアイツが死んでも最悪時間が巻き戻るだけか…ここは気持ちを切り替えてっと…
アルマとマリアのやり取りを、いやマリアをつい見てしまうものがいた。狂夜御剣だ、ロコックからのストレスで生まれた別人格『狂夜』とは、今ではスッカリイマジナリーフレンドになっているが、別人格故に、御剣は狂夜と呼ばれるのを避けていた。
「狂…御剣様、鎧を脱がれてはいかがですか?」
聖女マリア…美しい、シスター風の戦闘服も、憧れていたラノベの世界そのものだ…
マリアとアルマは、手慣れた手つきで御剣の鎧を脱がせていく。
「あのその…女の人に、こういうのちょっと」
童貞は、女に馴れていなかった。ロコックを聖女、自身を勇者と信じ、来る日のために、妄想と純真を守り続けた。そしてそのまま発狂し、狂夜が誕生し、女に触れる機会のなかった人生に、戦闘メイドと本物の聖女が触れて来たら、挙動不審もいいところである。
「あら、コレはさっきのサキュバスのせいかしら…」
股間が反り返るのも自然現象でしかない。
「いやッ、そのこれはそうじゃなくて~」
あせる御剣の反応に、内心、高揚感を覚える。
「あら、なら私のせい?それは責任とらなくては…」
鎧を脱がせ、下着の下から胸元に手を入れる。
「いやッッッあのッッ!!」
初心っていいわよね~www
マリアは御剣の初心を堪能した。
「さあ、シャワーを浴びましょ♪」
「お~、オレ居なくても成立してるな…」
オークたん、他のオークと区別をつけるために、たんを名前に付けただけの存在、ただぼーぜんと見ていた。
もちろん闘いは激しい。しかし、激しいが故に…
「虫すら殺した事ないのに、どうやっていいかわからん……」
どう考えても手出し出来なかった。
「マジ役に立たないわね!あんた来ないほうが良かったんじゃないの!?」
ピンチとか危ないとかではないが、キッチリと忙しいので、マリアはキレそうだった。
「ははは、マリア仕方ないさ、きっと彼には別の役割があるのさ」
そう、神器に選ばれた彼にしか出来ない、世界の運命に影響する意味がね……
「御剣が言うならしかたないわね」
この中で、一番負担が大きいのは、間違いなく御剣なのに……
マリアは、御剣の戦いと人間性を見るうちに、自然と従順になっていた。
「ほえ~、そんなのあるのかね~」
「お前が言うな!」
スッと3人のもとに、先行していたアルマが戻って来た。
「次の相手は、御剣には無理かも知れません。」
どういうことかと思いながらついていくと、紫の扉に、黒いレースのような金属製の縁取り、その前には、明らかにエロイサキュバスが立っていた。
「あら~、人間のお客さん?どうりて騒がしいと思った…」
含み持った笑みと、誘うような目線が、完全にエロイ。
「ぼぼぼ僕はいいですぅ…」
御剣は顔を赤くして、まともに見れていない。
「ちょっと、何赤くなってんの?」
本能に素直なマリアは、自分以外の女が、女として注目されていると、イラッとする。
「仕方ありません、御剣は童貞ですので」
ポツリと言ったアルマを見て、御剣を見て呟いた。
「なるほど…ポイントアップね…」
そして、やることのなかったオークたんはヤることにした。
「じゃあここはオレが引き受けるか?」
性欲モンスターの相手は性欲モンスターしかいない。マリアは色々差し引きして、オークたんを置いて行くことにした。
「ここから先は別空間よ、どんなに暴れてもこちら側に影響はないわ」
オークたんを除く三人は、扉の横の階段を上がって行った。
「さてと…」
それを手を振って送り出すと、サキュバスの方を見る。
「あなた一人で大丈夫かしら…」
仮面を外し、上っ面錯視を解除する。
「専門家なんでね、負けはしないよ」
深い赤色の目、その目が一層輝きを増す。
「あら、ここに何人いると思っているの?オーク一匹で、ナニができるの?」
バーンと、オークたんのズボンの前が弾け飛び、クログロと一物が反り返っていた。
「オレ一匹…イヤ……一本で十分だッッ!」
「あッらッ~~♪一本様ご挿入~~~♪」
扉の奥へと消えていく………
階段を登りきると、両開きの扉があり、開くと中は回廊になっていた。警戒する二人に、アルマは、回廊の入口付近のある場所をさしていった。
「あそこの歪みがわかりますか?」
確かに、見た目の歪みと言うより、魔力の歪みを感じる。アルマが、歪みの中に入って行くのに合わせて中に入る。
「うわ、なんだここ?」
「ホント~普通の部屋みたい~」
マリアの声のトーンがオークたんがいた時と違う。これが肉食獣聖女マリアのハントモードの合図だよ♪
「ここは、過去の勇者たちが作った空間です。」
元々、魔王城の外見と中身を隔絶するための回廊、空間を安定させるために専用の作りになっており、罠などがない、そこに過去の勇者が空間の歪を作り、次に黎明の書の適正者が空間を作りだした。向こうもこの回廊をいじれば、隔絶が上手くいかなくなる可能性があり、迂闊に手が出せない。
とりあえず三人は、この空間で朝まで十分休憩してから攻略に向かうことになった。
「僕はいいけど、タンさんをサキュバスから救わないといけないんじゃ~…」
アルマは、冷たい目で答えた。
「いらないと思います。」
ここまでの活躍が、各々の頭の中に駆け巡る。
「まあ、そうなんだけどね~…」
まあアイツが死んでも最悪時間が巻き戻るだけか…ここは気持ちを切り替えてっと…
アルマとマリアのやり取りを、いやマリアをつい見てしまうものがいた。狂夜御剣だ、ロコックからのストレスで生まれた別人格『狂夜』とは、今ではスッカリイマジナリーフレンドになっているが、別人格故に、御剣は狂夜と呼ばれるのを避けていた。
「狂…御剣様、鎧を脱がれてはいかがですか?」
聖女マリア…美しい、シスター風の戦闘服も、憧れていたラノベの世界そのものだ…
マリアとアルマは、手慣れた手つきで御剣の鎧を脱がせていく。
「あのその…女の人に、こういうのちょっと」
童貞は、女に馴れていなかった。ロコックを聖女、自身を勇者と信じ、来る日のために、妄想と純真を守り続けた。そしてそのまま発狂し、狂夜が誕生し、女に触れる機会のなかった人生に、戦闘メイドと本物の聖女が触れて来たら、挙動不審もいいところである。
「あら、コレはさっきのサキュバスのせいかしら…」
股間が反り返るのも自然現象でしかない。
「いやッ、そのこれはそうじゃなくて~」
あせる御剣の反応に、内心、高揚感を覚える。
「あら、なら私のせい?それは責任とらなくては…」
鎧を脱がせ、下着の下から胸元に手を入れる。
「いやッッッあのッッ!!」
初心っていいわよね~www
マリアは御剣の初心を堪能した。
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