転生したらオークたん♪だった件

岸利トオル

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せいのはざまで

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 いつも通りの暗い空間、狼牙シロウは己の体の変化にすぐに気づいた。


 力の入り方が、気の流れが違う…全身が重い、筋肉が落ちた?


「お前は男を奪われ女になった。」


 褐色の肌、巨乳が揺れている。


「あっ」


 あの約束、そういうことだったのか…だが知っていたとして…


 やや高い位置のポニーテール、黒髪が艷やかな光沢を放っている。


「それでも、お前ならば男をかけた…」


 心を読んでいる?


「言葉ではなく、不安や疑念、心の動きを細かく察知しているに過ぎない。」


 身構えると、あることに気づき、顔に焦りの色が広がる。


 力が、闘気が上手くまわらない!?いや、闘気そのものを感じない?


「この空間は、あの黒猫の世界、言わば異世界、したがって法則そのものが違い、闘気の概念そのものがない。」


「クッ…」


 独特な構えだ、右手を前に上に、拳ではなく、獣の爪のように構え、左手は腰の辺り、手のひらは上を向いている。


「上半身は拳法っぽいが、下はキックボクシングのようだな」


 むき出し太ももや胸元が汗ばんでいる。


「で?どうすればココを出れる?」


「簡単だ、俺が気の済むまでお前にチンコ出し入れするか、お前が俺に勝てば、ここから出られるし男に戻る。」


「へっへぇ~…」


 闘気がない…せめて闘気があれば…


「闘気が欲しいなら、闘気を与えよう、もとがどれ程が知らぬが、ゆらぎ無く制御できる限界まで高めてやる。」


 互いの全身が、薄っすら光に包まれる。


「ウォッ!」


 溢れ出る力に驚き、その両手をみる。


「慌てず制御してみせろ。」


 闘気の復活に安心感を得たのか、自身も驚きくほど淀みない心でスッと立ち、自然体になる。


 オークたんは、制御のゆらぎが見える直前まで、闘気を与えた。


「恐ろしく、闘気が充実してる……」


 信じられない、今までの修行では、到達し得なかったほどの闘気……これで負けたなら…


「おそらくは、人生で最高の闘気の状態であろう、それで負けるのであれば…」


 そうだ、たとえ男の身であったとしても、闘気次第では、肉体は大きく関係ない。己の操りに、己の鍛錬に問題があると言うことだ…


 再びかまえる。


 迷いが消えたな…


「では最後に…オークの俺は、再生能力が高く、この空間では不死に近い状態、例えば、心臓を握りつぶされても再生できる。だから脳を破壊しろ。」


 自(みずか)ら己の殺し方を提案するとは…


「そら恐ろしい話だ」


 先刻ロコックに敗れたばかりだが、今ならば勝てると言い切れるほどの充実、それにこのタン=クーオという男に、熟練の手練れ様な、洗練された動きは見てとれない。


「虎は熟練の格闘家でなくとも強い、豚(ブタ)も同じ……」


 ……同じか?ん~豚?豚ってどうなんだ?


 オークたんに迷いが生じた瞬間、飛び込んで構えた右手を振り下ろしてきた。


「グォッ…」


 バックステップをしたが、腰から右の太ももまでの間を、多少削り取られた。


「タン=クーオ、とんでもない化け物だな…」


 傷はもう治っていた。


「不死は戦士を駄目にする、不死に頼って技術が疎(おろそ)かになるからだ…」


 上位互換となった、性技(スキル)性交探査の出番だな…


 説明しよう、クロミンによって作り出されたこの空間では、条件なしで性技(スキル)が使えるのだった。


「こい、今までのお前では…最早、先程のように、当てることもかなわぬ」


 オークたんの手招きを皮切りに、再び襲い掛かるが、ことごとく空を切っていく、躱すのはスキルによる効果なのだが、急に動きが洗練されたように感じられる。


「予測できていれば、俺のスピードなら、こうなるというだけだ」


 全てをかわされながらも、自身の肉体と闘気は、最高に充実していて、臆するところは無かった。


「そうか…悪いが少し付き合ってもらえるか?」


 今なら、なぜか闘気の感触が細部まで感じられる。今なら…


「いいだろう、やり切った言えるほど己を出し切るがいい」


「餓狼拳…参る!」


 空間を抉(えぐ)り取りそうな勢いの連撃、最初は余裕をもって躱せていたが、徐々に最小限の動きでしか躱せなくなっていく、その攻撃は、大きくしなやかな動きから、鋭く研ぎ澄まされ、孤を描く軌道から直線へと変化し…


「捉えた…」


 ついには、オークたんの胸のど真ん中を、円柱状にくり抜いた。


「ほほう、流石と言おう」


 背中側にくり抜かれた肉が地面に落ち、ぽっかりと穴が空き、後ろの景色と心臓が見えた。


「もらった!」


 そして反対の手で、オークたんの心臓を握った。

「そうか…例え心臓を潰したとて、死ねる体ではないが?」

 不敵な笑みをもって、その問に答える。

「では、動きを止めてはどうだ?血の流れを断てば、気絶するのが道理」

 なるほど、再生しないように動きを止めれば、酸欠で俺が気絶する、頭部の破壊はそれからで良いわけだ…

「悪くない案だ」

 身長差で、頭部は狙いにくいし、破壊されれば困るから必死で守る。その点、胸部は守りも意識も甘くなる。

「だが考えなかったのか、俺が自分の心臓を破壊したり、お前の腕を切り落としたりすることを…」

「タン殿、失礼だが無理だな、武器も無しに腕を落とすには、余りにも密着し過ぎている。それに、こちらを傷つける意思が感じられない。」

 確かにその通りだ、向こうを傷つける意思はない、それは何故か……答えは簡単だ、殺(や)る気は無いが、犯(や)る気はあるからだ。

「そこまで読んでの攻撃とは恐れ入ったが…」

 オークたんは、両脇を抱え真上に持ち上げた、ズルリと心臓ごと腕は引き抜かれ、みるみるうちに回復していく、ヘソがちょうど顔の前の高さにある。

「詰みだな…この密着状態では、お前の打撃は全て死ぬ」

 汗がヘソに、少し汗が溜まっている。塩味であろう雫を、舌先をヘソに入れて舐め取る。

「ヒッ!」

 その行為は、この豚のモンスター本来の目的を思い起させた。

「クッッソ!!」

 身をよじって逃げ出そうにも、密着し足が付かない状態、打撃も、脇を抱えられ持ち上げられたせいで、体が伸びて上手く動けない。

「逃げたいか?そうだな…手離してやろう、地面につけば、どうにかなるだろう。」

「ホントか?ッッ」

 返答の途中で手を離され、密着した体が滑り落ちていく瞬間…

「性技(スキル)、百発百中心脚!!」

 杭を打つような衝撃が、股の間に走った。

「グッッッ…アア~ァァァァッッッッ!!」

 人生において、感じたことのない種類の激しい痛みだった。

 それは、極度のストレッチの痛み、傷口を嬲られる痛み、内蔵を内側から突き上げられる痛み、それらのようであり、それらの全てだった。

「性技(スキル)可視光透過障壁(クリアウォール)」

 透明な壁を出し、女の背中を押し付けて支え、両手でお尻の下を持ち上げる。

「力を抜いて身を任せろ、そのほうが耐えやすい。」

 壁とオークに挟まれ身動も取れず、体は宙に浮いたまま、激しい痛みから、少しでも逃れるために、無言に頷いた。

 両足を抱えM字の状態に、透明な壁と挟み込んで激しく突き上げる。

「グッ…うぅぅ…」

 痛みに耐えるのに必死か…興醒めだな・・・

 とりあえず中に出すと、その場に転がす。

 あっそうだ、ここの中なら、アレを使っても回復できそうだな…

「これではアレだな、見事な闘いの褒美として、コレを使ってやろう。」

 黒い液体の小瓶を取り出した。

「コレは崩壊の媚薬、人に使えば精神の崩壊は必至だが、この空間でなら回復出る。」

 性技(スキル)、精液媚薬、媚薬効果上昇レベル10、媚薬霧化…

 小瓶の砕ける音、その残響が消え去るより先に、砕ける隙間から、我先にと黒い霧が溢(あふ)れ広る。

「これを人に使うのは二度目…いや俺が使うのは初めてか…すぐに意識は性欲に支配されて…」

 言葉の途中には戸惑う感じが消え、片手が疼きに伸びる。

「もうされたな」

 膣(なか)にぶちまけられた精液がたれ、それをワレメやクリ◯リスに、塗りたくるようにいじる。

「男の性より、肉体の性欲が勝つか…」

 女が気持ち良いのは、入り口と最奥だと聞いたことがある。

 どうやら、入り口は指で届くが、奥の疼きには届かない、腰をくねらせ、体の向きを変えながら、尻だけを高く上げた。

 AVのパッケージでしか見たことないだあ~~!!

 なおもくねる腰、さっきまで精液に汚れたワレメは、愛液でほぼ流れきっていた。

 一気に奥まで突き入れると、待ち望んだ刺激に、一気に絶頂を迎える。

「ああぁ゙あッッッ!?」

 甲高いような苦しいような叫び、水を地面に出し続ける音も響く、それが水たまりを広げる最中も、さらに奥の刺激を楽しむために、腰を動かし、奥にこすり続けるようにする。

「潮吹きではなく失禁か…」

 でもまあ、この腰の動きと中の肉の動き、鍛えられた筋肉と欲望の合わさった見事な感触…これは本物だな…

「さあ、崩壊の媚薬が切れるまで!」 

 くねりを制するように、激しく奥に叩きつけ始める。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

A・l・m
2023.05.01 A・l・m

順番ミスかと思ったら作者の意図だった。

……というか、きっかけではあるけれど、問題だったのは立場と転売だけで『行為』ではなさそうだなぁ。
いや、文化、風俗が大違いではあるみたいだけど。

解除

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