嫌われ者の君へ

コリン

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番外編〜春休み(2)

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いよいよ当日。

私の不安とは他所に

「いや~!流石だね!」

「晴れて良かったぁぁ❤︎」

「観光もしっかりしようね」

なぜかメンバーが4人だった。

「彩月!アイスアイス!」

「え、待って俺も食べたい」

「よしっ!じゃあ、浩介行くぞ!!」

メンツはもちろん、私と東崎と夏子と浩介だった。

内心嬉しいようながっかりのような…?
複雑な気持ちだった。

「いいの?彩月。アイス食べなくて」

隣で東崎がニコニコ笑っていた。

「あ、うん…てっきり、今日2人だと思ってた」

私の目を見据えて、東崎はゆっくり微笑んだ。

「4人の方が楽しいかなって、それに…」

「それに?」

「夏子達も来たいって言ってたしさ」

そのまま東崎は、夏子達の方へ歩いて行ってしまった。

「…そっか」

私は小さく呟いて、東崎の背中を追った。


「いやぁ~気持ちよかったね」

「うん、さすが温泉って感じかな」

夏子が嬉しそうに浴衣でパタパタとかけていた。

「どうなの?浩介とのその後は」

「え!その後って…私、別に…」

「え~?なぁに?」

夏子が顔を真っ赤にして、口をモゴモゴとしていた。

「まだ、その…気持ちとかは、言えてない、かな」

「ふふ、夏子かわいい」

夏子の恋、叶えばいいのにな。

「あ!浩介!」

男湯から、浩介との東崎が姿を現した。

夏子は嬉しそうに浩介にかけよると

「こーすけ、この後一緒に散歩しよ」

「お、いいよ」

夏子は私たちに会釈してから、2人で歩いて行った。

夏子は可愛い。
そして、何より素直だ。

頑張ってるのに、私は、私は…。

「…彩月?俺たちも行く?」

「…や…」

「彩月?」

「ごめん、行かない」

私は涙を隠しながら、東崎に背を向けた。

どうして私は

いつまでたっても

素直になれないの?
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