5 / 31
ようこそ、Diabloへ。
5
しおりを挟む
「こっち終わったよー」
ギュッと私の腰に抱きつくエル
「後はもう居ないかしら…」
辺りをキョロキョロ見渡すと
「ねぇ、あれ生きてるの?」
エルが指さす先を見ると真っ白な髪の毛の男の子が牢屋の隅っこで埋まっていた
見えている手足はとても細くて骨と皮だけだった
「貴方、帰る場所はなくて?」
近づくと微かに息が聞こえる。
だから、問うた
「……な………いっ…………」
絞り出した声はとても小さく耳を澄ませてなければ聞き逃す所だった
「エル、アレ持ってきてるかしら?」
「普通のと改良版の試作があるけど」
「普通のでいいわ
話せる様になれば今はそれでいいから」
エルはポッケから蛍光ピンクの液体が入った小瓶を出し私に渡した
私は男の子の口に瓶を当てゆっくり傾けていく
少し口から漏れていたがちゃんとコクコクと飲んでいった
これは即効性の栄養剤
緊急事態の時に使う物で仕事柄奴隷ややせ細った人間達と出逢う機会が多くその時に使う物だ
健康体の人に使うと栄養が多すぎて逆に体を壊すからね
「さて、貴方に問いましょう
貴方の望みは何かしら?」
「ぼ…くは……生きたいっ…!
し…あわせにっ…なりたい…っ!
愛されたい…っ」
涙をボロボロ流しながら告げた。
「例え誰かを殺しても
例え誰かを不幸にしても生きたい?幸せになりたい?」
「っ…な…りたいっ!!
僕だって…っ…幸せになりたいっ!!
何でっ…なに…も…して、ないのにっ…僕だけがっ…苦しまなきゃっ…いけないんだ…!」
フット現れる憎悪。
その眼を見て体がゾクゾクする
あぁ、イイモノ見つけちゃった
笑みを深める私を見てエルが溜息をついた
きっと私が何をしようとしてるのか分かったんでしょうね
「貴方、私達の所に来ない?
貴方が頑張れば皆褒めてくれるわ
貴方が私に忠誠を誓い働いている限り私は貴方を守り愛しましょう。
働きながら貴方の幸せを探すお手伝いも致しますわ」
どうかしら?
と首を傾げれば目を見開き私を見つめる
「ほ…んとに…?
僕を…愛してくれる…?
褒めて…くれるの?」
「えぇ、貴方が裏切らない限り、ね?」
どんな者も受け入れる
だけど、裏切り者には地獄を見せる。
それがDiabloだ。
「っ…誓うっ…貴方と行くっ」
「…ハル、お目当て来るよ」
あら、もう見回りの時間?
「私は、ハルエル
貴方の名前は今日から、ハクよ。
これからよろしくね、ハク。」
「…はいっ!」
ニコッと笑う笑顔がとても可愛いです…!!
可愛いは正義!
「えーと、あ、あったあった。
今からちょっと騒がしくなるし危ない事が起きるけど
これがある限りハクには危害がないわ。
さ、行きましょうか」
どうやら、ハクはゆっくりなら歩けそうだし
牢屋で戦って生き埋めになんてなりたくないからさっさと此処から出ちゃいましょう
ギュッと私の腰に抱きつくエル
「後はもう居ないかしら…」
辺りをキョロキョロ見渡すと
「ねぇ、あれ生きてるの?」
エルが指さす先を見ると真っ白な髪の毛の男の子が牢屋の隅っこで埋まっていた
見えている手足はとても細くて骨と皮だけだった
「貴方、帰る場所はなくて?」
近づくと微かに息が聞こえる。
だから、問うた
「……な………いっ…………」
絞り出した声はとても小さく耳を澄ませてなければ聞き逃す所だった
「エル、アレ持ってきてるかしら?」
「普通のと改良版の試作があるけど」
「普通のでいいわ
話せる様になれば今はそれでいいから」
エルはポッケから蛍光ピンクの液体が入った小瓶を出し私に渡した
私は男の子の口に瓶を当てゆっくり傾けていく
少し口から漏れていたがちゃんとコクコクと飲んでいった
これは即効性の栄養剤
緊急事態の時に使う物で仕事柄奴隷ややせ細った人間達と出逢う機会が多くその時に使う物だ
健康体の人に使うと栄養が多すぎて逆に体を壊すからね
「さて、貴方に問いましょう
貴方の望みは何かしら?」
「ぼ…くは……生きたいっ…!
し…あわせにっ…なりたい…っ!
愛されたい…っ」
涙をボロボロ流しながら告げた。
「例え誰かを殺しても
例え誰かを不幸にしても生きたい?幸せになりたい?」
「っ…な…りたいっ!!
僕だって…っ…幸せになりたいっ!!
何でっ…なに…も…して、ないのにっ…僕だけがっ…苦しまなきゃっ…いけないんだ…!」
フット現れる憎悪。
その眼を見て体がゾクゾクする
あぁ、イイモノ見つけちゃった
笑みを深める私を見てエルが溜息をついた
きっと私が何をしようとしてるのか分かったんでしょうね
「貴方、私達の所に来ない?
貴方が頑張れば皆褒めてくれるわ
貴方が私に忠誠を誓い働いている限り私は貴方を守り愛しましょう。
働きながら貴方の幸せを探すお手伝いも致しますわ」
どうかしら?
と首を傾げれば目を見開き私を見つめる
「ほ…んとに…?
僕を…愛してくれる…?
褒めて…くれるの?」
「えぇ、貴方が裏切らない限り、ね?」
どんな者も受け入れる
だけど、裏切り者には地獄を見せる。
それがDiabloだ。
「っ…誓うっ…貴方と行くっ」
「…ハル、お目当て来るよ」
あら、もう見回りの時間?
「私は、ハルエル
貴方の名前は今日から、ハクよ。
これからよろしくね、ハク。」
「…はいっ!」
ニコッと笑う笑顔がとても可愛いです…!!
可愛いは正義!
「えーと、あ、あったあった。
今からちょっと騒がしくなるし危ない事が起きるけど
これがある限りハクには危害がないわ。
さ、行きましょうか」
どうやら、ハクはゆっくりなら歩けそうだし
牢屋で戦って生き埋めになんてなりたくないからさっさと此処から出ちゃいましょう
0
あなたにおすすめの小説
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
悪役令嬢に転生したけど、知らぬ間にバッドエンド回避してました
神村結美
恋愛
クローデット・アルトー公爵令嬢は、お菓子が大好きで、他の令嬢達のように宝石やドレスに興味はない。
5歳の第一王子の婚約者選定のお茶会に参加した時も目的は王子ではなく、お菓子だった。そんな彼女は肌荒れや体型から人々に醜いと思われていた。
お茶会後に、第一王子の婚約者が侯爵令嬢が決まり、クローデットは幼馴染のエルネスト・ジュリオ公爵子息との婚約が決まる。
その後、クローデットは体調を崩して寝込み、目覚めた時には前世の記憶を思い出し、前世でハマった乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生している事に気づく。
でも、クローデットは第一王子の婚約者ではない。
すでにゲームの設定とは違う状況である。それならゲームの事は気にしなくても大丈夫……?
悪役令嬢が気付かない内にバッドエンドを回避していたお話しです。
※溺れるような描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
※少し設定が緩いところがあるかもしれません。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
捨てられた悪役はきっと幸せになる
ariya
恋愛
ヴィヴィア・ゴーヴァン公爵夫人は少女小説に登場する悪役だった。
強欲で傲慢で嫌われ者、夫に捨てられて惨めな最期を迎えた悪役。
その悪役に転生していたことに気づいたヴィヴィアは、夫がヒロインと結ばれたら潔く退場することを考えていた。
それまでお世話になった為、貴族夫人としての仕事の一部だけでもがんばろう。
「ヴィヴィア、あなたを愛してます」
ヒロインに惹かれつつあるはずの夫・クリスは愛をヴィヴィアに捧げると言ってきて。
そもそもクリスがヴィヴィアを娶ったのは、王位継承を狙っている疑惑から逃れる為の契約結婚だったはずでは?
愛などなかったと思っていた夫婦生活に変化が訪れる。
※この作品は、人によっては元鞘話にみえて地雷の方がいるかもしれません。また、ヒーローがヤンデレ寄りですので苦手な方はご注意ください。
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
悪役令嬢に転生したので推しの悪役王子を救おうと思います!
かな
恋愛
大好きな乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生!?
しかもこのままだと最推しが死んじゃうんですけど!?
そんなの絶対ダメ!!
そう思って推しの死亡ルートを回避しようと奮闘していると、何故か溺愛が始まって……。
「私に構っている暇があったら、(自分の命の為に)ヒロインを攻略して下さい!」
距離を取ろうとしたのに、推しから甘やかされて……?
推しを救うために頑張ってたら、溺愛ルートに突入しました!?
他サイト様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる