元悪役令嬢は何でも屋になる。

ようこそ、Diabloへ。

4

「ん、うまくいった」

ちゃんと地下へ転移出来た！
辺りを見渡すと猫耳の獣人以外にも沢山居るわね

「えーと、取り敢えず静かにして下さるかしら？
騒ぎに気付かれると警備が来て面倒ですわ。
私貴方達を解放しに来ましたの
お家にちゃんと帰してあげますから静かにいい子にしてて下さいませ。
エルは首輪よろしくね」

「ん、わかった。」

どうにか奴隷達の騒ぎを抑え鍵を開け足枷を外していく
歓喜の声を上げようとした時もちゃんと静かになってくれたのでとても助かりましたわ

「よし、全員外れましたね
えーと、猫の獣人さん達は一度私達の住処の方へ転移させますね
依頼主の貴方達が逃がした仲間が待ってますわ」

「ミィは無事なの！？」

「ミィというのが、トラ柄の耳の茶色の髪の毛の女の子の事なら無事ですわ。
今は貴方達を待ってますわよ」

涙を流しながら
良かったと抱き合う猫耳の獣人達はきっととても仲が良いのですね。

さて、あの子達はクリスの所に送ったし後は残った奴隷さんね

結構面倒ですけど、見つけてしまったものはしょうがありません。
タダ働き致しましょうか