元悪役令嬢は何でも屋になる。

葉叶

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新しい依頼 X-01

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プリメラ・ドンスターが死んでも、ジルニア・ドンスターは彼女を痛ぶる事をクリスが止める迄止めなかった。

正直復讐は何も生まない。
スッキリなんてせず、ただ虚しさだけが残る。
それでも、人間はやらずには居られない。自分を保つ為に。

リリィ・ドンスターは高そうなドレスを身に着け、自分にとてもお金をかけてる事が見ただけでわかった。だけど、似合っていない。つけすぎた香水や派手なドレス。
幾らドレスが良くても着る人との相性が悪ければ駄目だ。

「な、何よ!貴方達!!ここがどこだかわかっているの!?」

と、そんな事をこれから閨事を始めようとしていたリリィ・ドンスターを見ながら思った。
相手は誰だろ?リストにはなかったし、格好的に使用人ではない。というか意識なさげ?

「僕がわからないんですか?沢山僕を鞭でうちましたよね?沢山僕を殴らせましたよね?蹴らせましたよね?僕をどれだけの使用人に陵辱させましたよね?忘れたんですか?」

淡々と言い放つジルニア・ドンスター。
私はクリスに次の道具セットを渡して、使用済みの道具セットを受け取りその場で掃除を始めた。後でにすると血とか固まるし汚れ取りにくいのよね…

「何を言ってるのよ!使用人は何をしているの!?」

ひたすらベルを鳴らし喚くリリィ・ドンスター
この部屋での音は全てエルが作ってくれた結界によって外には出ない

「沢山沢山傷つけられました。母の形見も僕の前で燃やされました。僕を庇った使用人は僕の前で殺されました。
中には子を身籠っていた者も居た。貴方が他者を傷つけた分、僕は今から貴方を苦しめようと思います」

「何をっ!?」

最後まで言い切る前にジルニア・ドンスターはクリスから渡されたナイフで喉元を掻っ切った。
大量出血で死ぬ前に医療班特性軟膏を塗るクリス。
塗った瞬間あら不思議傷跡が塞がります!
その代わり色はドギツイし、まだ改良段階だから塗った後猛烈に痒いという副作用ばんばん残ってる奴だけど。

痒くて喉を掻きむしろうとするリリィ・ドンスターの手を拘束するクリス。

「ハル、そこの取ってー」

「はい。」

「ありがとぉ」

ニンマリ笑うエルに心がほっこりとする。
今回特に私やることないのよねぇ
実行するのはジルニア・ドンスターだしサポートはクリスだし?
正直居なくても良くない?なんて思うけどそうもいかないわよね…

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