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私の人生で今日は1番ついていない日だ。朝からついてなかった。
タイツは通勤中に痴漢撃退時に裂けるし、こういう時に限って変えのタイツを持ってなくてコンビ二に走る羽目になるし、ヒールは折れるしで散々な日だった。
極めつけはコレだ。
「アンッ…ンゥッ…健っソコぉ…ダメェ……」
「駄目とか言うわりにいつもココでイクじゃんか。」
付き合って10年。
出会ってからを入れたら25年近くになる彼氏の浮気現場に遭遇。
しかも発言的にコレが初めてではないらしい。
カシャッ
カシャッ
カシャッ
私は寝室の扉を開けて無言で何枚もの写真とムービーを撮った
「はっ!?えっ!?な、何で!?」
うろたえる彼氏と私を見てニヤニヤしている女。
どうやら浮気相手は私の会社の同期の様だ。
「取り敢えず私達は別れるとして、此処は私名義の家なので今すぐ出てってもらえます?荷物は全部貴方の実家に送らせて頂きますので。」
動こうとしない二人を寝室から放り出し落ちていた着替えと鞄も外に投げ捨てチェーンを閉める。
外からは少しの間何やら言っている声が聞こえたが完全無視で黙々と段ボールに荷物を投げ入れる。
仮にも同棲中の家で普通浮気する?
確かに基本的に私は朝早く出て夜遅く帰ってきていたけど油断し過ぎじゃないの?
prrr
prrr
「はい、橘です。」
「あら、夜江ちゃん?今健いるかしら?」
家の電話に出ると健のお母さんだった。なんてタイミングだ
「今いません。あの丁度いいのでお伝えしますが今日で健さんとはお別れさせて頂きました。
お義母さんには沢山お世話になりましたが、流石に一緒に住んでいる家で何度も浮気するような人とはこれ以上付き合う事はできません。健さんの荷物はそちらへお送りする約束なので纏め次第そちらへお送り致します。」
淡々と告げると電話の向こうは大騒ぎだった。
私と健は幼馴染だった。家が隣同士で生まれた時から一緒、と漫画のような話だが本当だ。お互いの両親は私と健が付き合った時夢が叶うだとかなんだとか騒いでいたっけ
少し待ってみたがどうやら騒ぎが収まりそうにないので電話を切ってまた荷物の詰め込み作業に入った。
私の荷物全部持ってこなくて良かった。
それに健達には教えてないマンションも解約してないし帰る家はある。大家さんに話して…引越し業者呼んで……
ブーブー
ブーブー
ポケットに入れていた携帯が鳴った。
「はい、橘です。」
「あ、橘今いい?」
「はい、大丈夫です。どうしましたか、社長。」
御堂要、25歳、独身。
高身長高収入で顔も整っている御堂社長はモテモテなんだそうで
秘書を選ぶ条件が自分に興味がない事だった。
それで秘書検一級を持つ私が選ばれた。
というか、私しか秘書が居ないせいで大変だ。
因みに私は会社の創業時からの初期メンバーの一人だったりする。健達は知らないだろうけど。
新人の子達は顔面偏差値が高い初期メンバーや御堂御堂社長を見てキャッキャと騒ぐが顔がいいからって性格もいい訳ではなくて
どいつもこいつも一癖二癖ある。
その中の紅一点だからこその苦労もあったりする。
「んぁ?お前なんかあった?何か元気なくね?」
「特になにもありませんよ。要件は何ですか?」
こういう時は勘がいい御堂社長に舌打ちしたくなる。
たまに本人の前でもしてるけど
「いーやっ!絶対何かあったね!
これから佐竹とかと宅飲みがてらこの前の瀧川株式会社の事で話し合いすっからお前も来いよ。俺ん家10分後集合なー」
言うだけ言ってブチッと切れた電話。
確かに此処から10分で行けるが正直誰とも会いたくない。
だけど、行かなければ嫌というほど電話がかかってくるし
無視したら家まで押し掛けて来るのがわかる。
嫌だが渋々少しラフな服に着替えて纏めた自分の纏めた荷物を持って外に出た。
どちらにしろもう彼処では寛げないしもう一つの家に帰るだったのだから丁度いいか。
荷物を道中にあるコインロッカーに預けて御堂社長の家へと向かった。
タイツは通勤中に痴漢撃退時に裂けるし、こういう時に限って変えのタイツを持ってなくてコンビ二に走る羽目になるし、ヒールは折れるしで散々な日だった。
極めつけはコレだ。
「アンッ…ンゥッ…健っソコぉ…ダメェ……」
「駄目とか言うわりにいつもココでイクじゃんか。」
付き合って10年。
出会ってからを入れたら25年近くになる彼氏の浮気現場に遭遇。
しかも発言的にコレが初めてではないらしい。
カシャッ
カシャッ
カシャッ
私は寝室の扉を開けて無言で何枚もの写真とムービーを撮った
「はっ!?えっ!?な、何で!?」
うろたえる彼氏と私を見てニヤニヤしている女。
どうやら浮気相手は私の会社の同期の様だ。
「取り敢えず私達は別れるとして、此処は私名義の家なので今すぐ出てってもらえます?荷物は全部貴方の実家に送らせて頂きますので。」
動こうとしない二人を寝室から放り出し落ちていた着替えと鞄も外に投げ捨てチェーンを閉める。
外からは少しの間何やら言っている声が聞こえたが完全無視で黙々と段ボールに荷物を投げ入れる。
仮にも同棲中の家で普通浮気する?
確かに基本的に私は朝早く出て夜遅く帰ってきていたけど油断し過ぎじゃないの?
prrr
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「はい、橘です。」
「あら、夜江ちゃん?今健いるかしら?」
家の電話に出ると健のお母さんだった。なんてタイミングだ
「今いません。あの丁度いいのでお伝えしますが今日で健さんとはお別れさせて頂きました。
お義母さんには沢山お世話になりましたが、流石に一緒に住んでいる家で何度も浮気するような人とはこれ以上付き合う事はできません。健さんの荷物はそちらへお送りする約束なので纏め次第そちらへお送り致します。」
淡々と告げると電話の向こうは大騒ぎだった。
私と健は幼馴染だった。家が隣同士で生まれた時から一緒、と漫画のような話だが本当だ。お互いの両親は私と健が付き合った時夢が叶うだとかなんだとか騒いでいたっけ
少し待ってみたがどうやら騒ぎが収まりそうにないので電話を切ってまた荷物の詰め込み作業に入った。
私の荷物全部持ってこなくて良かった。
それに健達には教えてないマンションも解約してないし帰る家はある。大家さんに話して…引越し業者呼んで……
ブーブー
ブーブー
ポケットに入れていた携帯が鳴った。
「はい、橘です。」
「あ、橘今いい?」
「はい、大丈夫です。どうしましたか、社長。」
御堂要、25歳、独身。
高身長高収入で顔も整っている御堂社長はモテモテなんだそうで
秘書を選ぶ条件が自分に興味がない事だった。
それで秘書検一級を持つ私が選ばれた。
というか、私しか秘書が居ないせいで大変だ。
因みに私は会社の創業時からの初期メンバーの一人だったりする。健達は知らないだろうけど。
新人の子達は顔面偏差値が高い初期メンバーや御堂御堂社長を見てキャッキャと騒ぐが顔がいいからって性格もいい訳ではなくて
どいつもこいつも一癖二癖ある。
その中の紅一点だからこその苦労もあったりする。
「んぁ?お前なんかあった?何か元気なくね?」
「特になにもありませんよ。要件は何ですか?」
こういう時は勘がいい御堂社長に舌打ちしたくなる。
たまに本人の前でもしてるけど
「いーやっ!絶対何かあったね!
これから佐竹とかと宅飲みがてらこの前の瀧川株式会社の事で話し合いすっからお前も来いよ。俺ん家10分後集合なー」
言うだけ言ってブチッと切れた電話。
確かに此処から10分で行けるが正直誰とも会いたくない。
だけど、行かなければ嫌というほど電話がかかってくるし
無視したら家まで押し掛けて来るのがわかる。
嫌だが渋々少しラフな服に着替えて纏めた自分の纏めた荷物を持って外に出た。
どちらにしろもう彼処では寛げないしもう一つの家に帰るだったのだから丁度いいか。
荷物を道中にあるコインロッカーに預けて御堂社長の家へと向かった。
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