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13章 告白
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ディリオン様にお菓子を提供してから、急いで離宮に帰ってお夕食の支度をする。
今日はポールからいいお肉をせしめたので、ビーフシチューにしましょう。
もう少しすると暗くなるから、ジュディも帰ってくる頃だわ。
サラダも用意し終わった頃、ジュディは帰ってきて、ひょこっとキッチンに現れる。
「姫様、ただいま戻りました。留守中、お変わりございませんでしたか?」
ジュディは持っていたバスケットを下ろし、パルフェから貰ってきたバゲットを戸棚に収めた。
「ええ、何事も…って、いえ、ちょっと変わったことがあったわ」
「ええっ!」
「あ、危ないことではないから、お食事しながらお話ししましょう」
ダイニングに食事を並べ、2人揃って食事を始める。
「で、姫様、今日は何があったんですか?」
ジュディほよっぽど気になったのか、せっかくのビーフシチューに手も付けずに私に問いただす。
私は今日の出来事を、素直にジュディに話した。
「あら~、姫様、ハーブティーを持って行っちゃったんですか?」
「あら、何かいけなかったかしら」
「この王城ではハーブティーは飲まないらしいですよ。カモミールの苗を頼んだ時に、ちょっと話題になりました」
「じゃあ、北棟から持ってきたって言ったのは…」
「失敗でしたね。でも、まあ、何か聞かれて困るもんでもありませんし、いいんじゃないですか?離宮に畑も作って育ててるから、北棟から持ってきたと言うのも、そんなにたいした嘘でもありませんしね」
そうね。
メイドの格好をしてお給仕したのが、シャーロットとバレなければね。
やっぱり、敵国の王女が中央棟を歩くのは…まずい気がする。
「しかし、王太子の側近はそんなに忙しいんですかね」
「討伐の失敗を取り戻すのと、夜会の準備が大変らしいわ。あと、王太子様が平民の娘に入れ込んでるって言っていたわ」
「まあっ!王太子様もなんですか?」
「王太子様もって?」
今日のビーフシチューに、パルフェのバゲットはよく合って美味しい。
もぐもぐしながらジュディの話を待つ。
「メイドたちの間では、フレッド様のチャラさは有名みたいですよ?王太子も女癖が悪いとなるとディリオン様も大変ですよね」
「どうして王太子の女癖が悪いことになるの?」
「だって、姫様、王太子はそれなりの身分の正妃様を娶られるに決まっているじゃないですか。平民の娘なんていいとこ側室、悪くて愛妾。最低でもお二人のご婦人とご結婚なさるってことでしょう?」
そうか。
その平民の女の子は、王太子と結婚できても側室になってしまうのね。
私と同じ側室に。
「側室同士…仲良くできるといいけど…。もし、何人も側室を取られるような王太子様だったら、後宮とか作られて、私もそこに入れられてしまうのかしら…」
ジュディはスプーンを置いて、ため息をついた私を見つめた。
「大丈夫ですよ、姫様。もし、そんな何人も奥さんをもらうような王太子様だったとしても、姫様はこのジュディがお守りします。いざとなればここから逃げましょう。きっと、ギルバート様もご協力くださいますよ。それに、今は逃げ出す先もあるじゃないですか。パルフェで4人で暮らしましょう」
「ジュディ…ありがとう」
もう、お顔も忘れてしまった王太子様。
このまま、ずっとお会いすることなく、過ごせればいいけれど…。
今日はポールからいいお肉をせしめたので、ビーフシチューにしましょう。
もう少しすると暗くなるから、ジュディも帰ってくる頃だわ。
サラダも用意し終わった頃、ジュディは帰ってきて、ひょこっとキッチンに現れる。
「姫様、ただいま戻りました。留守中、お変わりございませんでしたか?」
ジュディは持っていたバスケットを下ろし、パルフェから貰ってきたバゲットを戸棚に収めた。
「ええ、何事も…って、いえ、ちょっと変わったことがあったわ」
「ええっ!」
「あ、危ないことではないから、お食事しながらお話ししましょう」
ダイニングに食事を並べ、2人揃って食事を始める。
「で、姫様、今日は何があったんですか?」
ジュディほよっぽど気になったのか、せっかくのビーフシチューに手も付けずに私に問いただす。
私は今日の出来事を、素直にジュディに話した。
「あら~、姫様、ハーブティーを持って行っちゃったんですか?」
「あら、何かいけなかったかしら」
「この王城ではハーブティーは飲まないらしいですよ。カモミールの苗を頼んだ時に、ちょっと話題になりました」
「じゃあ、北棟から持ってきたって言ったのは…」
「失敗でしたね。でも、まあ、何か聞かれて困るもんでもありませんし、いいんじゃないですか?離宮に畑も作って育ててるから、北棟から持ってきたと言うのも、そんなにたいした嘘でもありませんしね」
そうね。
メイドの格好をしてお給仕したのが、シャーロットとバレなければね。
やっぱり、敵国の王女が中央棟を歩くのは…まずい気がする。
「しかし、王太子の側近はそんなに忙しいんですかね」
「討伐の失敗を取り戻すのと、夜会の準備が大変らしいわ。あと、王太子様が平民の娘に入れ込んでるって言っていたわ」
「まあっ!王太子様もなんですか?」
「王太子様もって?」
今日のビーフシチューに、パルフェのバゲットはよく合って美味しい。
もぐもぐしながらジュディの話を待つ。
「メイドたちの間では、フレッド様のチャラさは有名みたいですよ?王太子も女癖が悪いとなるとディリオン様も大変ですよね」
「どうして王太子の女癖が悪いことになるの?」
「だって、姫様、王太子はそれなりの身分の正妃様を娶られるに決まっているじゃないですか。平民の娘なんていいとこ側室、悪くて愛妾。最低でもお二人のご婦人とご結婚なさるってことでしょう?」
そうか。
その平民の女の子は、王太子と結婚できても側室になってしまうのね。
私と同じ側室に。
「側室同士…仲良くできるといいけど…。もし、何人も側室を取られるような王太子様だったら、後宮とか作られて、私もそこに入れられてしまうのかしら…」
ジュディはスプーンを置いて、ため息をついた私を見つめた。
「大丈夫ですよ、姫様。もし、そんな何人も奥さんをもらうような王太子様だったとしても、姫様はこのジュディがお守りします。いざとなればここから逃げましょう。きっと、ギルバート様もご協力くださいますよ。それに、今は逃げ出す先もあるじゃないですか。パルフェで4人で暮らしましょう」
「ジュディ…ありがとう」
もう、お顔も忘れてしまった王太子様。
このまま、ずっとお会いすることなく、過ごせればいいけれど…。
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