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最終章 人質でなくなった王女と忘れない王太子
8
一通りの挨拶が終わり、やっと一息つけるようになった。
「シャーロットちゃん、お疲れ様」
ずっと側についていてくれてご自分も疲れたでしょうに、フレッド様は冷たい果実水を持ってきてくださった。
「ありがとうございます。喉が渇いていたんです」
こくこく飲むと、胃の中に冷たさが染み入って一瞬疲れが取れるようだった。
会場は音楽が鳴っており、人々が思い思いにダンスや会話を楽しんでいた。
あとは、にこにこと笑っていれば、何事もなく終わるはずだった。
「女王陛下、ぜひ、わたしとダンスを」
そう言って、帝国のジルベール陛下が私に手を差し出さなければ。
今日の為にダンスの練習もした。
ディリオン様は及第点をくれたけれど、今日は踊らなくていいという話になっていたから、私もそのつもりだった。
ライリー殿下とでさえ、ダンスを踊ったこともないのに、狼狽えてしまう。
「シャーロット陛下? わたしではダンスの相手として不足だとでも?」
ジルベール陛下のしっかりとした眉が寄せられる。
「いえ、そういうわけでは……」
私が戸惑っていると、フレッド様が間に入ってくれる。
「申し訳ありません。シャーロット陛下はお疲れのご様子。どうか今日はご容赦願います」
「貴殿はずっとシャーロット陛下についているが、どなたかな?」
「わたしはモーリス・サリバン宰相から、本日のシャーロット様の御供を任されております。フレッド・カッティーニと申します」
凛とした態度で、フレッド様はジルベール王に向かう。
「カッティーニ……? ランバラルドの宰相の名ではないか。ランバラルドの国王の命でこちらに?」
「いえ。わたくしはランバラルドの宰相の息子でございます。ランバラルドとは関係なく、わたしの意思でこちらにお仕えしております」
ジルベール陛下はフレッド様をじっと見る。
「ふん。わたしの邪魔をすると申すのは、ランバラルドの意思ではないと?」
このままでは、ランバラルドに要らぬ火の粉がかかってしまう。
「ジルベール陛下。わたくしでよければ、喜んでダンスのお相手を務めさせていただきます」
私は慌てて2人の間に入り、ジルベール陛下に手を差し出した。
「シャーロットちゃん……」
「フレッド様、下がっていてくださって大丈夫ですよ」
私はフレッド様に笑顔を向け、ジルベール陛下とフロアの中心へと歩き出した。
ジルベール陛下が私の背に右手を回し、私の右手はジルベール陛下と重ね合わせた。
曲に合わせてダンスを踊り始める。
「シャーロット陛下は、ダンスはあまりお好きでないのかな」
踊っている最中、ニヤニヤと笑いながらジルベール陛下にそう言われて、私はかっと顔が熱くなった。多分、今真っ赤だろう。
「申し訳ありません。まだ、慣れていなくて……」
ジルベール陛下はそっと私の耳元に顔を寄せる。
「くくっ。初々しくて可愛らしいですよ。そんなに顔を赤くしていると、いちごのように食べてしまいたくなる」
そんなことを言われたら、ますます顔に熱が集まる。
「ところで、シャーロット陛下はランバラルド王太子の側妃と聞いておりますが、即位なされたということは離縁されるのかな? それとも、ボナールを引っ提げてランバラルドへ戻られるつもりですかな」
続けてジルベール陛下が耳元で囁く。
くすぐったいからやめてほしい。
「いえ。ボナールをランバラルドへお渡しすることはありません」
「ほう。ボナールとランバラルドが一つになれば、我が帝国を脅かす国力を持つことになる。それは有り得ないと?」
「はい。ランバラルドの王太子様は、ボナールを引き取る気はないと仰いました」
「では、シャーロット陛下がこちらで即位するにあたり、賠償金は支払われたということか……。ははっ、シャーロット陛下、そう身を固くせずとも良い。ボナールが賠償金が払えず、王女を身売りしたことは近隣諸国では有名な話だ。賠償金を支払ったのなら、ボナールは火の車だろう。帝国からも資金を援助しようか?」
「いえ。結構です。援助がなくても、今のままで充分に復興できます」
話しながらのダンスは経験がないので、細かなステップを間違える。
足を踏みそうになるが、ジルベール陛下は踏まれてもいいと思っているのか動じない。
「ところで、シャーロット陛下は処女か?」
「は?」
「離縁を考えておるならば、白い結婚ではあるのだろうな? もし、そうであるのなら、わたしの妃として迎えてやってもいい。もちろん、ボナールは帝国の属国となってもらうが」
妃、妃って、人をなんだと思っているのよ!
夫に頼らなければ、何もできないと思われてるのね。
「まだ即位したばかりですし、若輩の身。ご心配いただいているようですが、これからボナールの発展をご覧に入れてみせます。今は、結婚は考えておりません」
キッと睨んだ瞬間、ちょうど音楽が止まる。
やっと解放されると、緊張の糸を緩めた瞬間、ジルベール陛下がぐっと私を引き寄せた。
チリっと首筋に軽い痛みが走る。
なんだろうと、ジルベール陛下から離れて首筋に手をあてると、後方からガタンと音がした。
振り向くと、ライリー殿下がコンラッド様とディリオン様に両腕を押さえられて会場を出て行くところだった。
「では、シャーロット陛下。拙いダンスをありがとう。ごちそうさま」
ジルベール陛下はそう言って腰を折り、一礼する。
私も慌てて礼をすると、ジルベール陛下は笑って私から離れて行った。
ぼうっとそれを見送っていると、フレッド様が私に駆け寄る。
「あー、あいつ、シャーロットちゃんの首にキスしただけじゃなく、しっかりキスマーク残しやがった!」
「へ?」
「ついてるの! 首に赤く! シャーロットちゃん、早くこっちにきて。化粧で隠してもらうよ」
「あ、はい」
フレッド様にゴシゴシと首を拭かれた後、会場の裏手に回ると、マリーがやってきて私の首にパタパタと粉をはたく。
急いで会場に戻って、引きつらないように笑顔を浮かべ、やっとのことで来賓のお見送りまで終わらせたのだった。
ディリオン様が、帝国を意識していた意味が、やっとわかった。
「シャーロットちゃん、お疲れ様」
ずっと側についていてくれてご自分も疲れたでしょうに、フレッド様は冷たい果実水を持ってきてくださった。
「ありがとうございます。喉が渇いていたんです」
こくこく飲むと、胃の中に冷たさが染み入って一瞬疲れが取れるようだった。
会場は音楽が鳴っており、人々が思い思いにダンスや会話を楽しんでいた。
あとは、にこにこと笑っていれば、何事もなく終わるはずだった。
「女王陛下、ぜひ、わたしとダンスを」
そう言って、帝国のジルベール陛下が私に手を差し出さなければ。
今日の為にダンスの練習もした。
ディリオン様は及第点をくれたけれど、今日は踊らなくていいという話になっていたから、私もそのつもりだった。
ライリー殿下とでさえ、ダンスを踊ったこともないのに、狼狽えてしまう。
「シャーロット陛下? わたしではダンスの相手として不足だとでも?」
ジルベール陛下のしっかりとした眉が寄せられる。
「いえ、そういうわけでは……」
私が戸惑っていると、フレッド様が間に入ってくれる。
「申し訳ありません。シャーロット陛下はお疲れのご様子。どうか今日はご容赦願います」
「貴殿はずっとシャーロット陛下についているが、どなたかな?」
「わたしはモーリス・サリバン宰相から、本日のシャーロット様の御供を任されております。フレッド・カッティーニと申します」
凛とした態度で、フレッド様はジルベール王に向かう。
「カッティーニ……? ランバラルドの宰相の名ではないか。ランバラルドの国王の命でこちらに?」
「いえ。わたくしはランバラルドの宰相の息子でございます。ランバラルドとは関係なく、わたしの意思でこちらにお仕えしております」
ジルベール陛下はフレッド様をじっと見る。
「ふん。わたしの邪魔をすると申すのは、ランバラルドの意思ではないと?」
このままでは、ランバラルドに要らぬ火の粉がかかってしまう。
「ジルベール陛下。わたくしでよければ、喜んでダンスのお相手を務めさせていただきます」
私は慌てて2人の間に入り、ジルベール陛下に手を差し出した。
「シャーロットちゃん……」
「フレッド様、下がっていてくださって大丈夫ですよ」
私はフレッド様に笑顔を向け、ジルベール陛下とフロアの中心へと歩き出した。
ジルベール陛下が私の背に右手を回し、私の右手はジルベール陛下と重ね合わせた。
曲に合わせてダンスを踊り始める。
「シャーロット陛下は、ダンスはあまりお好きでないのかな」
踊っている最中、ニヤニヤと笑いながらジルベール陛下にそう言われて、私はかっと顔が熱くなった。多分、今真っ赤だろう。
「申し訳ありません。まだ、慣れていなくて……」
ジルベール陛下はそっと私の耳元に顔を寄せる。
「くくっ。初々しくて可愛らしいですよ。そんなに顔を赤くしていると、いちごのように食べてしまいたくなる」
そんなことを言われたら、ますます顔に熱が集まる。
「ところで、シャーロット陛下はランバラルド王太子の側妃と聞いておりますが、即位なされたということは離縁されるのかな? それとも、ボナールを引っ提げてランバラルドへ戻られるつもりですかな」
続けてジルベール陛下が耳元で囁く。
くすぐったいからやめてほしい。
「いえ。ボナールをランバラルドへお渡しすることはありません」
「ほう。ボナールとランバラルドが一つになれば、我が帝国を脅かす国力を持つことになる。それは有り得ないと?」
「はい。ランバラルドの王太子様は、ボナールを引き取る気はないと仰いました」
「では、シャーロット陛下がこちらで即位するにあたり、賠償金は支払われたということか……。ははっ、シャーロット陛下、そう身を固くせずとも良い。ボナールが賠償金が払えず、王女を身売りしたことは近隣諸国では有名な話だ。賠償金を支払ったのなら、ボナールは火の車だろう。帝国からも資金を援助しようか?」
「いえ。結構です。援助がなくても、今のままで充分に復興できます」
話しながらのダンスは経験がないので、細かなステップを間違える。
足を踏みそうになるが、ジルベール陛下は踏まれてもいいと思っているのか動じない。
「ところで、シャーロット陛下は処女か?」
「は?」
「離縁を考えておるならば、白い結婚ではあるのだろうな? もし、そうであるのなら、わたしの妃として迎えてやってもいい。もちろん、ボナールは帝国の属国となってもらうが」
妃、妃って、人をなんだと思っているのよ!
夫に頼らなければ、何もできないと思われてるのね。
「まだ即位したばかりですし、若輩の身。ご心配いただいているようですが、これからボナールの発展をご覧に入れてみせます。今は、結婚は考えておりません」
キッと睨んだ瞬間、ちょうど音楽が止まる。
やっと解放されると、緊張の糸を緩めた瞬間、ジルベール陛下がぐっと私を引き寄せた。
チリっと首筋に軽い痛みが走る。
なんだろうと、ジルベール陛下から離れて首筋に手をあてると、後方からガタンと音がした。
振り向くと、ライリー殿下がコンラッド様とディリオン様に両腕を押さえられて会場を出て行くところだった。
「では、シャーロット陛下。拙いダンスをありがとう。ごちそうさま」
ジルベール陛下はそう言って腰を折り、一礼する。
私も慌てて礼をすると、ジルベール陛下は笑って私から離れて行った。
ぼうっとそれを見送っていると、フレッド様が私に駆け寄る。
「あー、あいつ、シャーロットちゃんの首にキスしただけじゃなく、しっかりキスマーク残しやがった!」
「へ?」
「ついてるの! 首に赤く! シャーロットちゃん、早くこっちにきて。化粧で隠してもらうよ」
「あ、はい」
フレッド様にゴシゴシと首を拭かれた後、会場の裏手に回ると、マリーがやってきて私の首にパタパタと粉をはたく。
急いで会場に戻って、引きつらないように笑顔を浮かべ、やっとのことで来賓のお見送りまで終わらせたのだった。
ディリオン様が、帝国を意識していた意味が、やっとわかった。
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