幼馴染のリスナーに媚びて人気者になりたい

久羽しん

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第1章

54 遭遇×4《後編》

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 劇場に到着すると、地下の駐車場から降りてそのま関係者の入る楽屋口に向かった。
 一般客が使うメインエントランスとは別のところだ。

 楽屋見舞いをしようということで秋風に事前に約束を取り付けていた為、受付は難なく通された。

 終演後は共演者と明日以降の打ち合わせや今日の改善点を話し合ったりして忙しいだろうし、楽屋に労いの挨拶に来る人数も多いだろうし、俺たちや秋風を狙う出待ちもいるだろう……と危惧した為、今日はこうして公演開始二時間以上前の時間を狙ってやって来た。

 それでも忙しいだろうから、挨拶は手短に済ませなきゃな。
 そう思いながら、俺たちは「おはようございます」連呼で、演者やスタッフが忙しなく行き交っている廊下を歩いた。
 
 通路は煌びやかな衣装と小道具が並んでいる。俺は物珍しすぎてキョロキョロするのを抑えきれなかった。

「お、あそこだね」

 やがて『アキ様』と書かれた楽屋が見えた。

「はい……、あれ?」

 しかし、その前にはドアをノックしようとしている女性三人がすでにいた。

「……?」
 
 近づいた俺たちに向こうも気づいたのか。視線がバチッと重なっている。

 秋風の楽屋のドアの前で、俺たちは完全にお見合い状態になってしまった。

 (だ、誰だ……??)

「!! キャーっ! 生のごちゃまぜ……!! ハク様っ……!!!」

 三人の女性の内の一人──十代であろう女の子が叫んだかと思うと、猛スピードで珀斗に駆け寄ってきて、興奮したように胸元で両手を組んだ。
 
「はっ──? 誰だよアンタ。近寄んな」
「ハク様が華のこと知らなくても~華はハク様のことたーくさん知ってますっ!」

 女の子は黒髪を耳の下でツインテールにしている。目がくりっとしていて、とても大きい。アイドルだろうか?

「生ハク様、イケメンすぎ……っ!! しゅきめろ!!」

 (えーと、アイドルで、ハクのリスナー……なのか?? 今日の舞台の出演者とか??)
 
 「華……待ちなさい。……ごちゃっとまぜる? のみなさんですか? 華から話は聞いていますよ。若者に大人気のワイチューバーさん? なんだとか」

 四十代くらいの女性がそう言って首を傾げている。

「ママー!! 違うよう。ごちゃまぜはただのワイチューバーじゃないの! 学校で知らない子はいないんだからね!? 芸能人よりもすごいんだから!!!」
「ママ……?」
「あっ、言ってなかったっけ。ごめんなさい! 私、蓮見華はすみはなって言います! お兄ちゃん……アキの方がいいかな? アキの妹です! 歳は十七歳、現役女子高生でーすっ」
「私は秋風の母です。はじめまして」
「……!!」

 (あっっ秋風のご家族さんか……!)

 アイドルと思ったが違ったようだ。

 小中学生の時も一度も秋風の実家には遊びに行ってないし、家族の姿は初めて見る。

 俺は慌ててガバッと頭を下げて挨拶した。

「は、はじめまして……! 水無瀬波青です。秋風とは小学生の時から──」
「いつもうちの子がお世話になっています」

 言葉の途中で秋風のお母さんに遮られてしまった。

 思わずポカンとし固まってしまったら、隣の夕陽さんが代わりに話を引き取ってくれた。
 
「いえいえいえ……こちらこそ! 自分、ユウという名前で活動している者です。しゅーちゃ……いや、秋風くんにはもう、僕たちも助けられてばっかりで……!」
「リーダーの方ですね。お世話になっております」
「とんでもないです。いつもありがとうございます」

 夕陽さんと秋風のお母さんが握手をしている。
 完全に怖気付いた俺は、もう黙っておこうと思い、一歩後ろに下がった。

「……」

 やることがないので、秋風の家族と夕陽さんが話している姿を失礼じゃない程度に観察してみる。
 
 お母さんと妹さんの顔はとてもよく似ていて、童顔で愛らしい雰囲気だった。

 (お母さん、妹さんがいるってことは、こっちの人は……)

 俺はちらりともう一人の女性も見てみた。

 すると女性の方も何故か俺を見ていて、ばっちり目が合ってしまった。

「……!??」

 (なんだ? なんで俺をガン見……??)

 よく分からないが、とりあえず会釈をしておいた。

「……はじめまして。蓮見怜はすみれいと申します」

 三人目の女性は俺を凝視したまま、目をすがめて言った。

「秋風の姉です。……義理のね」
 
 艶々の長い黒髪はゆるく巻かれ、前髪はセンター分け。身長も女性にしては高く、スタイルがすごい。Kポップアイドルみたいな人だ。

 (へえぇ。全然雰囲気が違うんだなぁ……)

 お姉さんのクールで綺麗めの顔立ちは、妹さんたちとは全然似ていない。この人は父親似で、妹さんは母親似なのだろう。
 そしてこの三人の誰にも似ていない、格段に美形な秋風は、本当のお父さん似なのかもしれない。

「もう、お姉ちゃんったら! 義理とか、そんなことは言わなくて良いのっ!!」

 妹さんがぷんぷん怒っていたその時、楽屋のドアが室内側から開けられた。

「……! 廊下が賑やかだと思ったら……」

 出てきた秋風が、俺たちと家族を見てびっくりした顔をした。

「母さん……入ってください。みんなも、来てくれてありがとうね」
「あ、お、おう……」

 いつもより綺麗な笑顔を浮かべた秋風に促され、俺たちは楽屋へと足を踏み入れた。
  
 (……なんか別人みたい)

 衣装はまだ着ていないものの、髪がセットされて舞台用のメイクもしている秋風は普段と全然違う人のようだった。
 

「──挨拶に来る時間が被ってしまってごめんなさいね。じゃあまずは私たちから」
「ありがとうございます」

 お母さんが秋風に黄色を基調としたフラワーアレンジメントを手渡し、小さくため息をついた。

「はぁ……ワイチューブだか配信だかやっているのを知った時は、なんて低俗なものをと心配だったけど……。あなたがこうしてちゃんとしたお仕事もこなせるようになって、安心したわ」
「……!」
 
 (え、ええー……っっ)

 配信者が多い空間でそんなことを言うか。思わず夕陽さんに視線を向けたら、夕陽さんは苦笑して首を横に振った。
 (夕陽さん……俺たちって、低俗ですかね?)(ち、ちがう! ちがうよなおちゃん! 大丈夫だから静かにしてよう!)俺たちはアイコンタクトでそんな感じの会話をした。

「……」

 (というかため息は…………)

 本当にお母さんも知らないみたいだ。
 知らないとはいえ、秋風が苦手なことを本番前にするのはやめてほしい。

「今後もどんどん、こういった『ちゃんとしたお仕事』を増やしていきなさいね」
「……はは。そうですね。芸能の仕事も、オファーを頂いたものはできるだけ受けていますよ」
「ママの言い方はどうかと思うけどー。増やしていきなさいってのは、華も同意!」

 妹さんも頷き、秋風をびしっと指差した。
 
「お兄ちゃん、もっと演技のお仕事増やしてよ! 出来るだけじゃないでしょ? ドラマとか~映画とか~いっぱい出て! あっ月九の主演とかどう!? モデルだけじゃなくて、俳優さんもやるのっ! そしたら華も、もっともっと友達に自慢できるからねっ!!」
「……」

 (自慢って……それだけのために……?)

 なんか嫌な感じ……。

 俺はそう思ったけど、秋風はニコニコと受け流していた。

「そうだね。今後もしそんな機会を頂いたなら、もちろん頑張るよ」

 慣れきった感じを見るに……いつものことなのだろうか?

「でも、怜さんがこのような場にお越しくださるだなんて思いませんでした」

 ふと、秋風が義姉の方に話を振った。

 義理のお姉さんは、無表情のまま視線を逸らしている。
 
「……ええ。まあ……」
「そーだよー! お姉ちゃんのおかげで華、今日初めてごちゃまぜを生で見られたんだもんっ! いつもはママがやめなさいって言うからぁ~っ」
「怜さんが他人に興味を示すなんて珍しいことですからね。私もごちゃっとまぜるさん? がどういう方達なのか、気になったのよ」

 秋風のお母さんでさえお姉さんの顔色をうかがっているように見える。
 そんなにこのお姉さんに決定権があるというのだろうか。

「じゃあ、そろそろ行くわ。ちゃんと見ていますから、本番も頑張って」
「はい。わざわざありがとうございました」

 挨拶を終えた秋風の家族一同は、先に退出してくれるようだ。

 しかし、去る寸前で、我慢できないと言わんばかりに妹さんが珀斗に飛びついてきた。

「ハク様ハク様! 最後に、連絡先だけ交換してくださいっ! 華、ハク様推しなんです! 中学生の頃から、ずーっと好きなの! 愛してるの!!」
「あ、はーい。嫌デース」

 珀斗はいつも通りすげなく断っている。
 
「きゃあっ! 生の塩対応っっ」
「うっせーな」
「はぁぁあっ……!」

 (ど、ドMか……?)

「お願い、付き合ってください……!」
「は、華っ! やめなさい! はしたない!!」

 お母さんが慌てて止めている。

「未成年に手ー出すわけねーだろ? 犯罪じゃん」
 
 一方珀斗は妹さんの肩を押し、自分から引き剥がしながら冷たく断った。

「つーか俺、ファンとは付き合わないから~。そんなダセーことしたら、炎上してグループに迷惑がかかるし。俺、ごちゃまぜの看板汚したくないんで」
「……!!」

 (は、珀斗……っ!!)

 そんなまともなことも言えたのか? お前。

 なんか感動──。

「そもそも、うちの炎上担当はアオくんだけで事足りてんだよねぇ~~」

 (──おいおいおい! 一言余計だよ!!! せっかく今見直しかけたのにさぁ!!!)
 
「犯罪じゃないですよ! 来月誕生日が来たら華、成人だもん! それにもうスカウトもされてて、高校を卒業したら芸能界に入ることが決まってますからっ! 一般人のファンの子達とはレベルが違うんですっ! 堂々とハク様の彼女になれる! パパが怒るから高校生のうちは芸能活動ダメなんだけど……。あ、スカウトはですねっ、原宿を歩いてる時に──」
「聞いてねーわ。ぺらぺらくだらねーことくっちゃべる癖直してから出直してくんね?」
「は……はい……♡」
「…………」

 (……やっぱり珀斗のファンってクセ強ぇな……)

 俺がドン引いていると、秋風が申し訳なさそうに珀斗に声をかけた。

「珀斗、ごめんね。うちの妹が……」
「……べつに?」
「あっそうだ! お兄ちゃーん!! 忘れてた!」

 秋風が近づいてきたことで思い出したのか、妹さんは自分のバッグから色紙の入った手さげ袋を取り出した。

「はいこれっ、サインのノルマね! 学校の子たちに頼まれてるのー! 色紙五十八枚あるからくれぐれも抜けがないように気をつけてね!」

 (さ、サインのノルマって……!)

 今から大事な公演を控えてる人に渡すか? と思ったが、秋風は顔色ひとつ変えることなく受け取っている。
 
「うん、分かったよ。かわいい華の頼みなら、もちろん」
「んふふ~。で、なんで最近うちに帰ってこないの? パパが怖い? 華が言ってあげようか~?」
「……ううん。忙しいんだ。ごめんね」
「もう! 定期的に顔見せに来てくれないと……。華怒って、お兄ちゃんのこと嫌いになっちゃうからねっ?」
「それは嫌だな。勘弁して」
「嫌なら帰ってくること~~!!」
「分かったよ」
「本当に分かった? ねぇ、顔下げてよ」

 妹さんが指先をくいっと曲げて指示すると、秋風が腰を折った。
 屈んだことで自分の身長まで下がってきた秋風に満足したように頷くと、妹さんは秋風の耳に唇を寄せた。

「──」

 何ごとかを耳打ちしている。

 内容は全く聞こえなかった。

「……、……あはは。確かに」
 
 ただ、唯一聞こえたであろう秋風の笑顔が一瞬凍りついていたような気がして。

「……」

 俺はその表情を見て、なんだか無性に嫌な気持ちになった。


 *
 
 
 秋風の家族が先にいなくなった後、俺たちは秋風に白い胡蝶蘭と差し入れのクッキーの詰め合わせを渡し、お祝いと応援の言葉を贈ってから楽屋を出た。

「あー、うっざ。なんなんだよあいつら……」

 廊下に出た途端、ドッと疲れがやってきた。

 (まじそれな……!)

 珀斗の嘆きの後半部分に心の中で全力同意である。

 (キャラ濃すぎだろ、秋風の家族……。なんだったんだよ。それになんか変な感じがしたし……)

「チッ……あんなんアキくんの関係者じゃなかったら……」
「珀斗」

 廊下を歩きながら舌打ちが止まらない珀斗。

 その背中を、夕陽さんがぽんと叩いた。

「っ……なに? また態度を改めろって言うわけ~? つーかあんな子供、まともに相手してたらさぁ──」
「珀斗お前……偉いじゃないか!!!」
「え?」
「無視しなかったな? お前がファンサービスちゃんとしてるところなんて、俺初めて見たぞ!?」
「…………、べつに……」

 夕陽さんに褒められた珀斗は心なしか嬉しそうだ。顔を背けて無言になってしまった。

「確かに! ハクってさー、嫌いな相手だと露骨にガン無視するよね。街中でヤバそうなファンに声かけられたら完スルーだし」

 (あ……そうだな。現に俺、いつも空気扱いだし。言えてるわ)

 珀斗は本気で嫌いな人間とは口も効かない。……俺相手みたいに……。
 だから、高圧的な暴言でも会話してあげてるだけファンサービスしてる方だろう。
 さっきの秋風の妹さんへの態度は珀斗なりにかなり譲歩していたと言える。

「クソガキ、ああいう小動物っぽいカワイイ子がタイプだったの? 意外~」
「は? ちっげーよ。あんなガキ、視界に入れたくもないね」
「ガキが人のことガキって言ってる……」
「俺はガキじゃないんで。……ただ、アキくんあの人の顔を立ててやったんだよ。妹だっつーから。じゃなきゃあんな地雷系女、誰が話すか」
「こっ! こらこらこら……!! しっ! 地雷系女とか言うのはやめなさい。しゅーちゃんの大事な妹さんだろ!?」

 誰が聞いてるかも分からないんだからと、夕陽さんが唇に人差し指を立てて止めている。
 俺も歩きながら珀斗の方を向いて「地雷系って──」『なんだ?』と質問しようとしたのだが、言葉の途中で曲がり角からやってきた誰かとぶつかってしまった。

 どんっっと強い衝撃に体が跳ねる。

「あっ……!」
「! ……おっと。……ん?」

 ぶつかった人はよろけた俺の腰を抱き、しっかり支えてくれた。

「──よぉ。モンペホイホイくんじゃん」

 (……え……)

 黒縁眼鏡に黒い髪。全身黒の服を着たイケメンが、片方の口の端を上げて俺を見下ろしていた。

 俺はこの人を心の中でこう呼んでいる。

「出たっっ『インテリヤクザ』……!!」
「……あ?゛」
「ひッ! な、なんでもないです。く、くくくくろさんもいらっしゃってたんですね……っなはははは…………」

 黒月こくげつシモン。俺が以前、炎上騒動を起こしてしまった時の相手である、大手Vtuberだ……。
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