21 / 26
日常の変化
21.
しおりを挟む
「ちょ、これ外して下さい」
「却下だ」
俺を持ち上げた部長が寝室のドアを遠慮もなく開けるとベッドの上に俺を下ろし、ネクタイで両手を括られた。
着ているニットの服を胸までたくし上げられると胸にひやりとした空気が触れた。
「俺を無視した罰と、浮気を疑った罰、後、プライベートなのに部長と呼んだ罰だ。お前は大人しくしろ」
全部心当たりがあり過ぎる。
「後、昼をお菓子で済ませた罰もあったな?」
くくっと笑う部長はどこか楽しそうだ。
「それは、許してください」
お菓子の罰は見逃して欲しい。
「却下だ」
「あっ!」
ぎゅむといきなり乳首をつままれ体が跳ねた。
「俺がどれだけ傷ついたと思っている?」
「すいませっ…んっ」
「俺の気が済むまで付き合ってもらうぞ?」
もうダメだ。逃げられない。
「でも護さん、無理してませんか…?」
「どういう事だ?」
ギロっと睨まれる。
「俺の性感帯見つからないし…今日、左手触った時反応しなかったじゃないですか…」
はあーと重い溜息を吐かれびくっと体が震える。
「前にも言った筈だぞ。俺は運命の相手だからお前を好きなわけじゃない。元々好きだったんだよ」
「でも…」
「左手を触られて反応しなかったのは耐えてたからだ」
「そんな事出来るんですかっ!?」
同じ男として生理現象を止める事は結構辛いのを知っている。
「俺を誰だと思ってる?」
鬼上司…なんて口が裂けても言えない。
「この3週間ずっと湊に触りたかったんだ。それを耐え抜いた俺に今更第二の性感帯の制御が出来ないわけないだろ?」
「そ、そうなんですか…」
第二の性感帯を制御できる人なんて初めて聞いた。
「不安なら触ってみろ」
左手を前に出され、言われた通りそっと触ってみる。
「わっ」
さっき反応しなかったのが嘘の様にすぐ反応した。部長のズボンの中で窮屈そうに立っている。
「ほら、ちゃんと反応するだろ?」
ジーっとチャックを下ろしパンツの中からそれを出すと腹につきそうなくらい反り返っていた。
「え、ちょ」
俺の拘束された両手を引っ張ると部長のそこに触れさせられた。
「ほら、安心したか?」
「~~っ、はい…」
不本意だが凄く安心した。俺はちゃんと運命の相手なんだ。
「俺のは何で見つからないんだろ…」
体の隅々まで触れられ、もう触ってない所なんて無いに等しいのに。
「ふ、第二の性感帯が見つからなくて不安になっていたのか?安心しろ。俺に心当たりがある」
「え、どこですか!?」
がばっと勢いよく体を起こすと、部長は一瞬目を見開いた後、くすくすと笑い始めた。笑った顔もかっこいい。
「焦るな。ちゃんと教えてやるから」
とんと肩を優しく押されベッドにまた横になる。
「笑い事じゃありません。俺がどれだけ不安になってるかと…」
「ほお?それは、期待していいのか?」
「え?」
体を倒した部長がぺろっと首を舐める。舐めてはちゅっと口づけをし、甘い疼きが体を走る。
「不安になるくらい俺の事が気になってるって事だろ?」
「却下だ」
俺を持ち上げた部長が寝室のドアを遠慮もなく開けるとベッドの上に俺を下ろし、ネクタイで両手を括られた。
着ているニットの服を胸までたくし上げられると胸にひやりとした空気が触れた。
「俺を無視した罰と、浮気を疑った罰、後、プライベートなのに部長と呼んだ罰だ。お前は大人しくしろ」
全部心当たりがあり過ぎる。
「後、昼をお菓子で済ませた罰もあったな?」
くくっと笑う部長はどこか楽しそうだ。
「それは、許してください」
お菓子の罰は見逃して欲しい。
「却下だ」
「あっ!」
ぎゅむといきなり乳首をつままれ体が跳ねた。
「俺がどれだけ傷ついたと思っている?」
「すいませっ…んっ」
「俺の気が済むまで付き合ってもらうぞ?」
もうダメだ。逃げられない。
「でも護さん、無理してませんか…?」
「どういう事だ?」
ギロっと睨まれる。
「俺の性感帯見つからないし…今日、左手触った時反応しなかったじゃないですか…」
はあーと重い溜息を吐かれびくっと体が震える。
「前にも言った筈だぞ。俺は運命の相手だからお前を好きなわけじゃない。元々好きだったんだよ」
「でも…」
「左手を触られて反応しなかったのは耐えてたからだ」
「そんな事出来るんですかっ!?」
同じ男として生理現象を止める事は結構辛いのを知っている。
「俺を誰だと思ってる?」
鬼上司…なんて口が裂けても言えない。
「この3週間ずっと湊に触りたかったんだ。それを耐え抜いた俺に今更第二の性感帯の制御が出来ないわけないだろ?」
「そ、そうなんですか…」
第二の性感帯を制御できる人なんて初めて聞いた。
「不安なら触ってみろ」
左手を前に出され、言われた通りそっと触ってみる。
「わっ」
さっき反応しなかったのが嘘の様にすぐ反応した。部長のズボンの中で窮屈そうに立っている。
「ほら、ちゃんと反応するだろ?」
ジーっとチャックを下ろしパンツの中からそれを出すと腹につきそうなくらい反り返っていた。
「え、ちょ」
俺の拘束された両手を引っ張ると部長のそこに触れさせられた。
「ほら、安心したか?」
「~~っ、はい…」
不本意だが凄く安心した。俺はちゃんと運命の相手なんだ。
「俺のは何で見つからないんだろ…」
体の隅々まで触れられ、もう触ってない所なんて無いに等しいのに。
「ふ、第二の性感帯が見つからなくて不安になっていたのか?安心しろ。俺に心当たりがある」
「え、どこですか!?」
がばっと勢いよく体を起こすと、部長は一瞬目を見開いた後、くすくすと笑い始めた。笑った顔もかっこいい。
「焦るな。ちゃんと教えてやるから」
とんと肩を優しく押されベッドにまた横になる。
「笑い事じゃありません。俺がどれだけ不安になってるかと…」
「ほお?それは、期待していいのか?」
「え?」
体を倒した部長がぺろっと首を舐める。舐めてはちゅっと口づけをし、甘い疼きが体を走る。
「不安になるくらい俺の事が気になってるって事だろ?」
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
560
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる