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第2章
帝国の後処理
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俺は帝国に行くことなく、王国の宮殿にて帝国の後処理を任された。
(いやいや、俺は政治なんて全く分からないんだけど!?)
だが、**「賢者様が統治の采配を振るうべきだ!」**と、王国の重臣たちが騒ぎ出し、俺が決める流れになってしまった。
「賢者様!! 帝国の混乱を収めるため、新たな"頭"を決める必要があります!!」
「帝国の貴族は未だに反発しており、国民も不安を抱えています!!」
「どうか、賢者様のご英断を!!」
(知らねぇぇぇぇぇ!!!)
俺は必死に頭を回転させる。
今までは適当なことを言えば、部下たちが勝手に深読みしてくれたが――
今回ばかりは「帝国のトップ」を決めないといけない。
(さすがに、これは適当に決めるとヤバい……)
「……"国民に人望の厚い者を選べ"」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(頼む、また勝手に深読みしてくれ!!)
「つまり!! "民衆が支持する者を据えることで、帝国の安定を図る"ということですね!!?」
(そういうことにしといてくれ!!!)
「では、帝国の民から支持を集める者を調査し、候補者を選出します!!!」
(よし、俺が考えなくて済む!!)
そして、数日後――
「賢者様!! "フリード・バルゼン"という人物が最有力候補として挙がりました!!」
「フリード・バルゼン……?」
その名を聞いたのは初めてだったが、報告を聞く限り、帝国の民衆から絶大な支持を集める政治家らしい。
「彼は元帝国の宰相補佐であり、民衆の生活改善に尽力していた人物です!!」
「王国軍による占領後も、彼は帝国民のために尽くし、今や"帝国の希望"とまで言われています!!」
(えっ……めちゃくちゃ良い人選じゃん!!)
「彼を帝国の新しい"頭"として任命し、王国の意向を伝えれば、帝国統治は円滑に進むはずです!!!」
(……よし、これで決まりだ!!!)
「賢者様、フリード殿を宮殿にお招きしました」
王国の宮殿の謁見室に、一人の壮年の男が現れた。
身なりは質素で、強い意志を感じさせる眼差し。
いかにも**「国民のために尽くす」タイプの政治家**といった風貌だった。
(おおお……こういう人がトップになるなら、俺も楽できそうだな!!)
俺は偉そうに座りながら、ゆっくりと口を開いた。
「……"お前が帝国をまとめよ"」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(頼む、また勝手に深読みしてくれ!!!)
すると、フリードは静かに頭を下げた。
「……この大役、謹んでお受けいたします」
(よっしゃ!!! うまくいった!!!)
「帝国の復興には、まず"安定"が必要だ」
「そのためには、"民の信頼"を第一に考えろ」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(よし、適当に言ってもそれっぽく聞こえるぞ!!)
フリードは頷き、冷静に答えた。
「賢者様の仰る通り、まずは食糧供給の安定が必要かと存じます」
「王国との連携を強化し、商人たちを介して流通網を整えるのが最優先事項でしょう」
「加えて、旧帝国貴族の処遇については、王国側と相談しながら慎重に進めます」
(こいつ……めちゃくちゃ優秀じゃね!?)
俺は、感心しながらも、さらなる指示を与えた。
「……"王国の意向を尊重しつつ、帝国の自立を促せ"」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(よし、またしても深読みタイム!!!)
「つまり!! "王国の保護下に置きつつも、帝国としての独立性を確保する"ということですね!!?」
(そういうことにしといてくれ!!!)
フリードも納得したように頷く。
「賢者様の深いお考え、恐れ入りました」
「この方針で進めれば、帝国は無駄な反発をせず、平和裏に統治を受け入れるでしょう」
(おおおお!!! なんかスムーズにまとまったぞ!!!)
こうして――
帝国はフリード・バルゼンを新たな"帝国総督"とし、王国の後ろ盾を得ながら独立性を維持する方針が決まった。
俺がやったことといえば、
「それっぽいことを言っただけ」。
しかし――
「賢者様の采配によって、帝国は安定へと向かいます!!!」
「「「賢者様、ばんざぁぁぁぁい!!!!」」」
(いやいやいや!!! 俺、ただそれっぽく言っただけだから!!!)
「……賢者様、本当に何も考えていなかったのでは?」
「そ、そんなことはない!!」
「でも、結果的に"完璧な采配"でしたよね?」
「……まぁ、そうなるな」
「やっぱり……"天才"なんじゃないですか?」
(やめろ!!! 適当に言っただけなのに、天才扱いするな!!!)
俺はソフィアの言葉を否定することもできず、複雑な顔をした。
---
「賢者様!! 重要なお話がございます!!!」
(……もう嫌な予感しかしない)
王宮での会議が終わり、俺がようやく一息つこうとした時だった。
執務官が血相を変えて俺のもとへ駆け寄ってきた。
「今度は何だ……?」
俺は疲れた声で問いかける。
「賢者様に、お見合いのお話が舞い込んでおります!!」
「……え?」
(お見合い……???)
「いやいや、何で俺にそんな話が?」
「王国公爵であり、王国の英雄である賢者様に、後継者を求めるのは当然のこと!!!」
「いや、俺は別にそんなつもりは――」
「王国だけではなく、**帝国や周辺諸国の貴族からも縁談の申し出が殺到しております!!!」
「……」
(マジか……)
最近の戦果と統治の影響で、俺の評価は天井知らずに上がっていた。
その結果、貴族たちは俺を政略結婚の駒として狙っているらしい。
「特に、王国の公爵家や大臣の娘たちからの申し出が多く、王家としても賢者様の将来を考え、"お見合いパーティー"が企画されました!!!」
「いやいやいや、待て待て待て!!!」
(何勝手に話を進めてるんだよ!?)
この話を横で聞いていたソフィアが、無言で俺を見ていた。
「……賢者様、お見合いですか?」
「いや、俺は別に……」
「ふぅん……」
冷たい視線。
(ちょっと待て、その目はなんだ!?)
「ソフィア、お前も何か言ってくれ!! 俺にお見合いなんて必要ないだろ!!?」
「賢者様の結婚は、王国にとっても重要な問題ですからね。"適切な相手"を見つけるのは当然では?」
「お、おい……」
(なんかソフィアの声がちょっと低くなった気がするんだけど!?)
「……まぁ、せいぜい"うまくやって"くださいね?」
(怖い!!! なんか怖いぞ!!!)
そんなわけで、俺は王宮の一室で開催されるお見合いパーティーに参加させられることになった。
(……マジで行きたくないんだけど)
だが、貴族社会のしがらみを考えると、下手に断ると余計に厄介なことになる。
「賢者様、お待ちしておりました!!」
会場に入ると、そこには着飾った貴族の令嬢たちがずらりと並んでいた。
(うわぁ……めちゃくちゃ見られてる……)
「賢者様、本日はどうぞよろしくお願いいたします!」
「わたくし、ロザリンド・フォン・エルメルと申します!」
「私の家系は代々王国に仕えておりまして……」
次々と挨拶を受けるが、俺の頭の中は**「帰りたい」で埋め尽くされていた。**
(なんで俺、こんな状況になってんの……?)
貴族令嬢たちのラインナップをざっと見ると――
王国公爵家の令嬢(気品あふれるタイプ)
帝国貴族の娘(政略結婚狙い)
武門の家の姫君(やたら戦闘向き)
魔法学者の娘(研究バカ)
商家の令嬢(計算高そう)
(うわぁ……全員"何かしらの目的"が透けて見えるなぁ……)
「賢者様、戦場ではどのような采配を……?」
「賢者様はどのような女性を好まれますか?」
「賢者様の公爵領の運営についてお聞かせください!」
(俺にそんなガチの質問をするな!!!)
俺は適当にお茶を濁しながら、場を乗り切ろうとする。
(……いや、これもうパーティーというより、面接じゃん!!!)
その時――
「失礼します」
会場の扉が開き、ソフィアが入ってきた。
(えっ!? お前、なんでここに!?)
「賢者様、そろそろ"次の予定"のお時間です」
俺はすぐに察した。
(あっ、これ助け船だ!!!)
「そ、そうか!! では皆様、申し訳ありませんが、私はこれにて……!!」
俺はソフィアに手を引かれるまま、さっさと会場を後にする。
---
王宮の廊下を歩きながら、俺はソフィアに問いかけた。
「お前、なんで助けに来てくれたんだ?」
「……助けたつもりはありません」
「え?」
「ただ、"あの場に長くいれば、賢者様がとんでもないことを口走る"と思っただけです」
「俺、そんな信用ないの!?」
「ないですね」
(即答かよ!!!)
しかし、ソフィアはふと少しだけ笑った。
「……まぁ、"賢者様のお相手は私が選んであげます"から、ご安心を」
「えっ?」
俺は一瞬、ソフィアの言葉の意味を考えるが――
「な、なんだその言い方!?」
「では、次の仕事に行きますよ?」
(おい、今の発言の説明しろぉぉぉ!!!)
こうして、俺のお見合い騒動は、ソフィアの介入によって幕を閉じたのだった。
---
(いやいや、俺は政治なんて全く分からないんだけど!?)
だが、**「賢者様が統治の采配を振るうべきだ!」**と、王国の重臣たちが騒ぎ出し、俺が決める流れになってしまった。
「賢者様!! 帝国の混乱を収めるため、新たな"頭"を決める必要があります!!」
「帝国の貴族は未だに反発しており、国民も不安を抱えています!!」
「どうか、賢者様のご英断を!!」
(知らねぇぇぇぇぇ!!!)
俺は必死に頭を回転させる。
今までは適当なことを言えば、部下たちが勝手に深読みしてくれたが――
今回ばかりは「帝国のトップ」を決めないといけない。
(さすがに、これは適当に決めるとヤバい……)
「……"国民に人望の厚い者を選べ"」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(頼む、また勝手に深読みしてくれ!!)
「つまり!! "民衆が支持する者を据えることで、帝国の安定を図る"ということですね!!?」
(そういうことにしといてくれ!!!)
「では、帝国の民から支持を集める者を調査し、候補者を選出します!!!」
(よし、俺が考えなくて済む!!)
そして、数日後――
「賢者様!! "フリード・バルゼン"という人物が最有力候補として挙がりました!!」
「フリード・バルゼン……?」
その名を聞いたのは初めてだったが、報告を聞く限り、帝国の民衆から絶大な支持を集める政治家らしい。
「彼は元帝国の宰相補佐であり、民衆の生活改善に尽力していた人物です!!」
「王国軍による占領後も、彼は帝国民のために尽くし、今や"帝国の希望"とまで言われています!!」
(えっ……めちゃくちゃ良い人選じゃん!!)
「彼を帝国の新しい"頭"として任命し、王国の意向を伝えれば、帝国統治は円滑に進むはずです!!!」
(……よし、これで決まりだ!!!)
「賢者様、フリード殿を宮殿にお招きしました」
王国の宮殿の謁見室に、一人の壮年の男が現れた。
身なりは質素で、強い意志を感じさせる眼差し。
いかにも**「国民のために尽くす」タイプの政治家**といった風貌だった。
(おおお……こういう人がトップになるなら、俺も楽できそうだな!!)
俺は偉そうに座りながら、ゆっくりと口を開いた。
「……"お前が帝国をまとめよ"」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(頼む、また勝手に深読みしてくれ!!!)
すると、フリードは静かに頭を下げた。
「……この大役、謹んでお受けいたします」
(よっしゃ!!! うまくいった!!!)
「帝国の復興には、まず"安定"が必要だ」
「そのためには、"民の信頼"を第一に考えろ」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(よし、適当に言ってもそれっぽく聞こえるぞ!!)
フリードは頷き、冷静に答えた。
「賢者様の仰る通り、まずは食糧供給の安定が必要かと存じます」
「王国との連携を強化し、商人たちを介して流通網を整えるのが最優先事項でしょう」
「加えて、旧帝国貴族の処遇については、王国側と相談しながら慎重に進めます」
(こいつ……めちゃくちゃ優秀じゃね!?)
俺は、感心しながらも、さらなる指示を与えた。
「……"王国の意向を尊重しつつ、帝国の自立を促せ"」
「「「おおおおお!!!!!」」」
(よし、またしても深読みタイム!!!)
「つまり!! "王国の保護下に置きつつも、帝国としての独立性を確保する"ということですね!!?」
(そういうことにしといてくれ!!!)
フリードも納得したように頷く。
「賢者様の深いお考え、恐れ入りました」
「この方針で進めれば、帝国は無駄な反発をせず、平和裏に統治を受け入れるでしょう」
(おおおお!!! なんかスムーズにまとまったぞ!!!)
こうして――
帝国はフリード・バルゼンを新たな"帝国総督"とし、王国の後ろ盾を得ながら独立性を維持する方針が決まった。
俺がやったことといえば、
「それっぽいことを言っただけ」。
しかし――
「賢者様の采配によって、帝国は安定へと向かいます!!!」
「「「賢者様、ばんざぁぁぁぁい!!!!」」」
(いやいやいや!!! 俺、ただそれっぽく言っただけだから!!!)
「……賢者様、本当に何も考えていなかったのでは?」
「そ、そんなことはない!!」
「でも、結果的に"完璧な采配"でしたよね?」
「……まぁ、そうなるな」
「やっぱり……"天才"なんじゃないですか?」
(やめろ!!! 適当に言っただけなのに、天才扱いするな!!!)
俺はソフィアの言葉を否定することもできず、複雑な顔をした。
---
「賢者様!! 重要なお話がございます!!!」
(……もう嫌な予感しかしない)
王宮での会議が終わり、俺がようやく一息つこうとした時だった。
執務官が血相を変えて俺のもとへ駆け寄ってきた。
「今度は何だ……?」
俺は疲れた声で問いかける。
「賢者様に、お見合いのお話が舞い込んでおります!!」
「……え?」
(お見合い……???)
「いやいや、何で俺にそんな話が?」
「王国公爵であり、王国の英雄である賢者様に、後継者を求めるのは当然のこと!!!」
「いや、俺は別にそんなつもりは――」
「王国だけではなく、**帝国や周辺諸国の貴族からも縁談の申し出が殺到しております!!!」
「……」
(マジか……)
最近の戦果と統治の影響で、俺の評価は天井知らずに上がっていた。
その結果、貴族たちは俺を政略結婚の駒として狙っているらしい。
「特に、王国の公爵家や大臣の娘たちからの申し出が多く、王家としても賢者様の将来を考え、"お見合いパーティー"が企画されました!!!」
「いやいやいや、待て待て待て!!!」
(何勝手に話を進めてるんだよ!?)
この話を横で聞いていたソフィアが、無言で俺を見ていた。
「……賢者様、お見合いですか?」
「いや、俺は別に……」
「ふぅん……」
冷たい視線。
(ちょっと待て、その目はなんだ!?)
「ソフィア、お前も何か言ってくれ!! 俺にお見合いなんて必要ないだろ!!?」
「賢者様の結婚は、王国にとっても重要な問題ですからね。"適切な相手"を見つけるのは当然では?」
「お、おい……」
(なんかソフィアの声がちょっと低くなった気がするんだけど!?)
「……まぁ、せいぜい"うまくやって"くださいね?」
(怖い!!! なんか怖いぞ!!!)
そんなわけで、俺は王宮の一室で開催されるお見合いパーティーに参加させられることになった。
(……マジで行きたくないんだけど)
だが、貴族社会のしがらみを考えると、下手に断ると余計に厄介なことになる。
「賢者様、お待ちしておりました!!」
会場に入ると、そこには着飾った貴族の令嬢たちがずらりと並んでいた。
(うわぁ……めちゃくちゃ見られてる……)
「賢者様、本日はどうぞよろしくお願いいたします!」
「わたくし、ロザリンド・フォン・エルメルと申します!」
「私の家系は代々王国に仕えておりまして……」
次々と挨拶を受けるが、俺の頭の中は**「帰りたい」で埋め尽くされていた。**
(なんで俺、こんな状況になってんの……?)
貴族令嬢たちのラインナップをざっと見ると――
王国公爵家の令嬢(気品あふれるタイプ)
帝国貴族の娘(政略結婚狙い)
武門の家の姫君(やたら戦闘向き)
魔法学者の娘(研究バカ)
商家の令嬢(計算高そう)
(うわぁ……全員"何かしらの目的"が透けて見えるなぁ……)
「賢者様、戦場ではどのような采配を……?」
「賢者様はどのような女性を好まれますか?」
「賢者様の公爵領の運営についてお聞かせください!」
(俺にそんなガチの質問をするな!!!)
俺は適当にお茶を濁しながら、場を乗り切ろうとする。
(……いや、これもうパーティーというより、面接じゃん!!!)
その時――
「失礼します」
会場の扉が開き、ソフィアが入ってきた。
(えっ!? お前、なんでここに!?)
「賢者様、そろそろ"次の予定"のお時間です」
俺はすぐに察した。
(あっ、これ助け船だ!!!)
「そ、そうか!! では皆様、申し訳ありませんが、私はこれにて……!!」
俺はソフィアに手を引かれるまま、さっさと会場を後にする。
---
王宮の廊下を歩きながら、俺はソフィアに問いかけた。
「お前、なんで助けに来てくれたんだ?」
「……助けたつもりはありません」
「え?」
「ただ、"あの場に長くいれば、賢者様がとんでもないことを口走る"と思っただけです」
「俺、そんな信用ないの!?」
「ないですね」
(即答かよ!!!)
しかし、ソフィアはふと少しだけ笑った。
「……まぁ、"賢者様のお相手は私が選んであげます"から、ご安心を」
「えっ?」
俺は一瞬、ソフィアの言葉の意味を考えるが――
「な、なんだその言い方!?」
「では、次の仕事に行きますよ?」
(おい、今の発言の説明しろぉぉぉ!!!)
こうして、俺のお見合い騒動は、ソフィアの介入によって幕を閉じたのだった。
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