14 / 114
第1章
防御訓練――おじさんの猛攻を耐え抜け!
しおりを挟む
「さて、ユート。魔法の基本は覚えたな?」
藤堂さんがニヤリと笑う。
「ええ、何とか。でもまだ実戦経験は……」
「そうだ。だから、ここからは"実戦"に備えるための"防御訓練"をする」
「防御訓練?」
「お前、敵ってのはな、"攻撃を避けるだけ"じゃ生き残れねぇ。相手の攻撃を防げなきゃ、いずれ"詰む"ぞ」
「……確かに」
これまでの戦いでは、運よく攻撃を受けずに済んでいた。
でも、これからもっと強い敵と戦うなら――いずれ防御なしでは生き残れなくなる。
「じゃあ、どうするんです?」
「簡単だ。"俺の魔法を、ひたすら防ぎ続けろ"」
「……は?」
---
「まずは、ファイアボールでいくぞ」
「えっ、ちょっと待っ――」
「ファイアボール!!」
ボンッ!!
目の前に巨大な火球が出現し、俺めがけて飛んできた。
「うわっ!!」
俺は慌てて避けようとするが――
「避けんな!! 防げ!!」
「くっそ……アースシールド!!」
ゴゴゴゴッ!!
土の壁がせり上がり、火球を受け止める――が、衝撃で粉々に砕けた。
「おいおい、今ので壊れるようじゃ話にならねぇぞ」
「ちょっと待ってください! 初っ端から威力強すぎません!?」
「弱いファイアボールなんか実戦じゃ飛んでこねぇんだよ」
そう言うと――
「ファイアボール! ファイアボール! ファイアボール!!」
ドン! ドン! ボンッ!!
連続で火球が飛んできた。
「えっ!? ちょっ――!」
「魔法はな、"連続攻撃"こそが基本だ!!」
炎の弾が次々と俺を襲う。
大きいもの、小さいもの、そして時間差で軌道を変えてくるものまである。
(これ……全部防がないとダメなのか!?)
「……っ! ウォーターボール!!」
俺は咄嗟に水の球を作り、ファイアボールを相殺しようとする。
しかし――
ボンッ!!
水と火の魔法がぶつかるも、俺のウォーターボールが弱すぎて炎が突破!
「うわっ!!」
避けることもできず、爆発の衝撃で吹き飛ばされる。
ドサッ!
「……痛ぇ……」
「はははっ、ユート。こんな初歩の魔法で転がってるようじゃ、まだまだだな」
「くっ……」
「だが、安心しろ。この訓練は3ヶ月続ける」
「え……?」
「逃げんなよ?」
藤堂さんがニヤリと笑う。
(……俺、死ぬかもしれない)
---
そこからの3ヶ月は、本当に地獄だった。
ファイアボールの連打に始まり、今度はウォーターボールの連打が飛んでくる。
水魔法だから楽かと思ったら、大間違いだった。
風に乗せて変則的な軌道で飛んでくるし、突然氷結して弾丸のように硬くなったりする。
土魔法なら受け止められるが、水は防ぎにくい。
俺は何度も吹き飛ばされ、地面に転がりながら、必死に防御を繰り返した。
---
1ヶ月経過――少し慣れてきた。
「アースシールド!!」
土の壁を作り、炎と水の魔法を防ぐことができるようになった。
しかし、藤堂さんは次の手を打ってきた。
「ストーンバレット!!」
ピシュンッ!!
地面から飛び出した小石が、俺めがけて高速で飛んでくる。
「ぐっ……!!」
風魔法で弾道を変えながら飛んでくる"変則ストーンバレット"。
こんなの、どうやって防げば……!?
俺は咄嗟にウォーターボールを展開する。
「……っ、やった! 水の膜で減速させた!!」
小石が水の膜を突き抜けて威力を削がれ、ダメージが軽減された。
「ははっ、少しは考えるようになったな」
---
2ヶ月経過――魔法の防御が板についてくる。
「ストーンバレット!!」
「ウィンドカッター!!」
土の弾を風魔法で切り裂き、防ぐ。
連続で飛んでくる魔法を見極め、土の壁を即座に展開する。
水魔法で威力を抑え、風魔法で軌道をずらす。
「……よし!! ほぼ全部防いだぞ!」
「ふん、まぁ見れるようになってきたな」
---
「さぁ、最後の試練だ」
藤堂さんが両手を広げる。
「今までの魔法を全部組み合わせた複合魔法で攻撃する」
「え……?」
「ここまで3ヶ月、徹底的に鍛えてきたな?」
ニヤリと笑った藤堂さんが、静かに魔力を込める。
「じゃあ、遠慮なくいくぞ――」
"ファイアストーム" "ストーンバレット" "ウォーターブレード" "ウィンドカッター"!!
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
炎、水、土、風――全ての魔法が複雑に絡み合い、四方八方から俺を襲う!!
「アースシールド!! ウォーターボール!! ウィンドカッター!!」
俺は瞬時に魔法を展開し、全力で防御する。
炎は水魔法で消し、土魔法で攻撃を防ぎ、風魔法で弾道をずらす。
"全ての魔法を組み合わせ"ながら、俺は必死に生き残ろうとした。
---
「……はぁ……はぁ……」
俺はボロボロになりながらも、藤堂さんの魔法をすべて防ぎきっていた。
「……ふっ。合格だ」
藤堂さんが満足げに頷く。
「3ヶ月前のお前なら、初弾で吹っ飛ばされてた。だが、今はちゃんと"生き残る"ことができてる」
「や、やった……」
俺はその場に座り込み、心の底から安堵した。
「これでやっと"防御の基礎"は身についたな」
俺は3ヶ月間の地獄を乗り越え――
本当の"戦士"としての第一歩を踏み出したのだった。
藤堂さんがニヤリと笑う。
「ええ、何とか。でもまだ実戦経験は……」
「そうだ。だから、ここからは"実戦"に備えるための"防御訓練"をする」
「防御訓練?」
「お前、敵ってのはな、"攻撃を避けるだけ"じゃ生き残れねぇ。相手の攻撃を防げなきゃ、いずれ"詰む"ぞ」
「……確かに」
これまでの戦いでは、運よく攻撃を受けずに済んでいた。
でも、これからもっと強い敵と戦うなら――いずれ防御なしでは生き残れなくなる。
「じゃあ、どうするんです?」
「簡単だ。"俺の魔法を、ひたすら防ぎ続けろ"」
「……は?」
---
「まずは、ファイアボールでいくぞ」
「えっ、ちょっと待っ――」
「ファイアボール!!」
ボンッ!!
目の前に巨大な火球が出現し、俺めがけて飛んできた。
「うわっ!!」
俺は慌てて避けようとするが――
「避けんな!! 防げ!!」
「くっそ……アースシールド!!」
ゴゴゴゴッ!!
土の壁がせり上がり、火球を受け止める――が、衝撃で粉々に砕けた。
「おいおい、今ので壊れるようじゃ話にならねぇぞ」
「ちょっと待ってください! 初っ端から威力強すぎません!?」
「弱いファイアボールなんか実戦じゃ飛んでこねぇんだよ」
そう言うと――
「ファイアボール! ファイアボール! ファイアボール!!」
ドン! ドン! ボンッ!!
連続で火球が飛んできた。
「えっ!? ちょっ――!」
「魔法はな、"連続攻撃"こそが基本だ!!」
炎の弾が次々と俺を襲う。
大きいもの、小さいもの、そして時間差で軌道を変えてくるものまである。
(これ……全部防がないとダメなのか!?)
「……っ! ウォーターボール!!」
俺は咄嗟に水の球を作り、ファイアボールを相殺しようとする。
しかし――
ボンッ!!
水と火の魔法がぶつかるも、俺のウォーターボールが弱すぎて炎が突破!
「うわっ!!」
避けることもできず、爆発の衝撃で吹き飛ばされる。
ドサッ!
「……痛ぇ……」
「はははっ、ユート。こんな初歩の魔法で転がってるようじゃ、まだまだだな」
「くっ……」
「だが、安心しろ。この訓練は3ヶ月続ける」
「え……?」
「逃げんなよ?」
藤堂さんがニヤリと笑う。
(……俺、死ぬかもしれない)
---
そこからの3ヶ月は、本当に地獄だった。
ファイアボールの連打に始まり、今度はウォーターボールの連打が飛んでくる。
水魔法だから楽かと思ったら、大間違いだった。
風に乗せて変則的な軌道で飛んでくるし、突然氷結して弾丸のように硬くなったりする。
土魔法なら受け止められるが、水は防ぎにくい。
俺は何度も吹き飛ばされ、地面に転がりながら、必死に防御を繰り返した。
---
1ヶ月経過――少し慣れてきた。
「アースシールド!!」
土の壁を作り、炎と水の魔法を防ぐことができるようになった。
しかし、藤堂さんは次の手を打ってきた。
「ストーンバレット!!」
ピシュンッ!!
地面から飛び出した小石が、俺めがけて高速で飛んでくる。
「ぐっ……!!」
風魔法で弾道を変えながら飛んでくる"変則ストーンバレット"。
こんなの、どうやって防げば……!?
俺は咄嗟にウォーターボールを展開する。
「……っ、やった! 水の膜で減速させた!!」
小石が水の膜を突き抜けて威力を削がれ、ダメージが軽減された。
「ははっ、少しは考えるようになったな」
---
2ヶ月経過――魔法の防御が板についてくる。
「ストーンバレット!!」
「ウィンドカッター!!」
土の弾を風魔法で切り裂き、防ぐ。
連続で飛んでくる魔法を見極め、土の壁を即座に展開する。
水魔法で威力を抑え、風魔法で軌道をずらす。
「……よし!! ほぼ全部防いだぞ!」
「ふん、まぁ見れるようになってきたな」
---
「さぁ、最後の試練だ」
藤堂さんが両手を広げる。
「今までの魔法を全部組み合わせた複合魔法で攻撃する」
「え……?」
「ここまで3ヶ月、徹底的に鍛えてきたな?」
ニヤリと笑った藤堂さんが、静かに魔力を込める。
「じゃあ、遠慮なくいくぞ――」
"ファイアストーム" "ストーンバレット" "ウォーターブレード" "ウィンドカッター"!!
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
炎、水、土、風――全ての魔法が複雑に絡み合い、四方八方から俺を襲う!!
「アースシールド!! ウォーターボール!! ウィンドカッター!!」
俺は瞬時に魔法を展開し、全力で防御する。
炎は水魔法で消し、土魔法で攻撃を防ぎ、風魔法で弾道をずらす。
"全ての魔法を組み合わせ"ながら、俺は必死に生き残ろうとした。
---
「……はぁ……はぁ……」
俺はボロボロになりながらも、藤堂さんの魔法をすべて防ぎきっていた。
「……ふっ。合格だ」
藤堂さんが満足げに頷く。
「3ヶ月前のお前なら、初弾で吹っ飛ばされてた。だが、今はちゃんと"生き残る"ことができてる」
「や、やった……」
俺はその場に座り込み、心の底から安堵した。
「これでやっと"防御の基礎"は身についたな」
俺は3ヶ月間の地獄を乗り越え――
本当の"戦士"としての第一歩を踏み出したのだった。
16
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる