異世界転移して最強のおっさん……の隣に住んでいる。

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第1章

攻撃訓練――おじさんを倒せ!弾幕魔法への道

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「さて、お前もそろそろ攻撃の基本は理解したな」

 3ヶ月に及ぶ地獄の防御訓練を終えた俺は、ついに"攻める側"に回ることになった。

「今度はお前が"俺を倒す番"だ」

 藤堂さんはニヤリと笑いながら言った。

「とはいえ、お前に俺を倒せるかどうか……見せてもらうぜ?」

「やってやります!」

 俺は魔力を込め、手を前に突き出す。

「ウォーターボルト!!」

 バシュンッ!!

 水の弾丸が藤堂さんめがけて飛んでいく――が、彼は軽く体をひねってかわした。

「そんなのは通じねぇよ」

「ちっ……なら!」

「ストーンバレット!!」

 土の弾を撃ち込み、同時に風魔法で軌道を操作する。
 風に乗った石の弾は、変則的な軌道を描いて藤堂さんの側面を狙う。

「おっ、工夫し始めたな」

 だが――

「ウォーターボール」

 藤堂さんは片手を軽く振ると、俺の弾を弾き飛ばす水の膜を展開。

「くそっ、魔法防御か!」

「攻撃が強くなれば、防御も強くなるのは当然だろ?」

 藤堂さんは腕を組みながら、余裕の笑みを浮かべている。

(こっちの攻撃が当たりそうになったら、今度は防御魔法を使ってくるのか……!)

 俺の攻撃はことごとく弾かれ、避けられ、潰されていく。


---


「お前の攻撃、悪くはないが……まだ単調だ」

「……!」

「さぁ、"魔法の防御"を破れるようになれ」

 俺は歯を食いしばる。

(……魔法防御を抜くには、どうすればいい?)

「まずは手数を増やせ!!」

 藤堂さんの声に、俺はハッとする。

(そうか……今までは単発の魔法しか撃っていなかった)

「なら……!」

「ウォーターボルト!! ストーンバレット!! ウィンドカッター!!」

 同時に3種類の魔法を撃ち出す!

 水、土、風――
 異なる属性の魔法が、それぞれ違う角度から藤堂さんを襲う!

「ほう……」

 しかし、藤堂さんはそれすらも避け、弾き、最小限の動きで対処する。

「くそっ……まだ足りないか!」


---

魔法を速く!多く!

 俺はそこから、ひたすら**"魔法の発射速度と弾数を増やす"訓練**をした。

 1発ではダメなら2発、2発で防がれるなら4発――
 攻撃の手数を増やし、速度を上げる。

「ファイアボール!! ウォーターボルト!! ストーンバレット!!」

 1発目、2発目、3発目――

 俺は魔力の流れを制御しながら、次々と魔法を繰り出していく。


---

1ヶ月経過――

 魔法を連続で撃つことに慣れ、戦闘の流れがスムーズになる。
 だが、藤堂さんの防御を崩すにはまだ足りない。

「もっと"予測できない攻撃"をしろ」

(予測できない攻撃……?)


---

2ヶ月経過――

 俺はフェイントを使い始めた。

「ストーンバレット!!」

 土の弾を撃ちつつ、実はその影に"ウィンドカッター"を隠していた。

「ほぉ、やるじゃねぇか」

 藤堂さんがついに"防御魔法を展開するタイミングが遅れる"ようになった!

(よし、もうちょいだ!)


---
3カ月経過――

「もう普通の攻撃じゃダメだ……なら!」

 俺はさらに魔法の同時発動数を増やし、異なる角度から撃ち込み始める。

「ファイアボール!! ウォーターボルト!! ストーンバレット!! ウィンドカッター!!」

「おいおい……!」

 藤堂さんの周囲に、無数の魔法が展開される。

「さらに!!」

「ウォーターボール!! ウォーターボルト!! ストーンバレット!!」

 俺の周囲から魔法が放たれ、まるで"弾幕"のようになった。

「ははっ、いいぞ!」

 藤堂さんが防御魔法で対応しようとするが、数が多すぎて処理しきれない!

「くそっ……ここで――」

「ファイアボール!! ウォーターボルト!!」

 最後の最後に、俺は"複数の魔法を影に隠し、予測不能な角度から撃ち込んだ"

「っ!!」

 ドンッ!!

 藤堂さんの防御魔法が崩れ、ついに1発が肩にかすった。

「……っ!!」

「やった……!!」

 俺は息を荒げながら、両拳を握った。

「ついに、"俺の魔法が、おじさんに通った"……!」



「ふぅ……よくやった」

 藤堂さんが肩を回しながら、ニヤリと笑う。

「お前、もう"本物の弾幕魔法"が撃てるようになったな」

「ははっ……そうですね」

 3ヶ月前、俺は1発の魔法すら当てられなかった。
 でも今は――

 圧倒的な弾幕で、敵を追い込むことができる。


---


【スキル獲得:魔法制御Lv5】
【スキル獲得:連続詠唱】

「これで、お前は攻めも守りも一人前になった」

「……ということは?」

「いよいよ"本番"だ。ダンジョンへ行くぞ」

「ダンジョン……!」

 俺はごくりと唾を飲み込む。


「さて、3ヶ月の修行も終わったな」

 藤堂さんが腕を組みながら言う。

「お前、ここまででどれだけ強くなったか、確認してみろ」

「えっと……"ステータスオープン"」


---

【ステータス】

名前: ユート
レベル: 563

スキル一覧:
剣術Lv3 / 魔法制御Lv5 / 回復魔法Lv2 / 魔力制御Lv5/魔力操作Lv3 / 連続詠唱
火魔法Lv8 / 水魔法Lv7 / 風魔法Lv7 / 土魔法Lv9


---

「……」

「どうした?」

「いや、魔法スキルの成長がえぐくないですか?」

 藤堂さんがニヤリと笑う。

「そりゃあ、3ヶ月間、毎日死に物狂いで鍛え続けた結果だろ」

「でも、土魔法Lv9って……これ、めっちゃ高いですよね?」

「お前は土魔法の適性が高いからな。威力が出すぎて制御に苦労したのを忘れたか?」

「ああ……確かに」

 俺は拳を握りしめる。
 修行を始めた頃は、魔法を出すのにも苦労していたのに、今はこれだけのレベルに達している。

(……俺は、本当に強くなった)

「さて、準備が整ったところで――」

 藤堂さんが不敵に笑う。

「いよいよ、本番のダンジョン攻略だ」

「……はい!!」

 こうして、俺は"本当の冒険"へと踏み出すことになった。
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