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第3章
試合評価
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【地下闘技場 第十試合】
リング中央に立つ二人の男を、観客たちは固唾をのんで見守っていた。
左側、身長160cmほどの細身の青年――ヤム(寺門 雅之)。
短髪で引き締まった筋肉、燃えるような眼光は闘志に満ちている。
地下闘技場で一年間、最強“魔王”に挑み続けた猛者。
そして対する右側は――
黒いジャケットを脱ぎ捨てた、柔らかな表情の青年、ユート。
その立ち姿には、まるで風のような軽やかさがある。観客のほとんどが、初めて見る名前に不安と期待を抱く。
「次の挑戦者は……飛び入り新人ッ!! その名も――ブレイブゥゥゥゥ!!」
――そして、ゴングが鳴る。
「ファイッ!!」
その瞬間、ヤムが爆発した。
小さな身体が獣のようにうなりを上げ、猛烈なスピードでユートに肉薄する。
「おらぁッ!!」
初手は飛び込みざまの前蹴り。
しかしユートは半歩後退して紙一重でかわす。
続くロー、ミドル、パンチ、裏拳。
次々に繰り出される正確かつ凄まじいスピードの打撃を――ユートはことごとく受けずに捌いた。
右へ体をひねれば、拳は空を切る。
逆回転で前足を戻せば、ヤムの蹴りはわずかに届かない。
まるで彼の攻撃を“予知”しているかのような動き。
「なっ……」
ヤムの表情が焦りに変わる。
それでも止まらない。連打、フェイント、足払い――
場数を踏んできたヤムの攻撃は、地下で戦ってきた誰よりも鋭い。
だが――ユートの身体は、それ以上だった。
-
「よっ! おっと……惜しいなぁ」
ユートが冗談めかした口調でかわすたびに、観客から驚嘆の声があがる。
「何だこいつ!? 全部避けてるぞ!」
「やべぇ……芸術かよ……」
「ヤムが当てられねぇ!?」
時間にして、20秒経過。
だが、二人の間ではすでに100を超える打撃のやり取りが繰り広げられていた。
リングの空気は、完全にユートに支配されていた。
そして――秒針が30秒を超えた。
ユートの表情が、ふっと変わる。
それまで柔らかな笑みを浮かべていた顔に、静かな闘志が宿る。
「ありがとな。十分、見せられた」
ユートの体が、一気にヤムの懐へ飛び込む。
「っ……来いッ!!」
ヤムが咄嗟に繰り出すジャブ――それをユートは内側から切り上げるように掴み、肘で胸を撃ち抜く。
ドンッ!!
「ぐっ……!」
ヤムがよろけた。そこへ――ラッシュが始まる。
ワン・ツー・ボディ・アッパー・回し蹴り・膝蹴り。
連打、連打、連打――まさに嵐。
「がっ……あ……ッ!」
細身のヤムが、次々に繰り出される重い拳に押され、リング際まで追い詰められる。
最後の一撃。
跳び膝蹴りがヤムの顎を打ち抜いた。
「――終わりだッ!!」
リングに音を立てて、ヤムが沈んだ。
静寂。
その直後――観客は割れんばかりの歓声を上げた。
「うおおおおおおお!!」
「今の……ヤムが……!」
「新人……やべぇ……!」
ユートは肩で息をしながら、リング中央に立っていた。
苦しみを乗り越えた男に送るような、熱狂と喝采。
そして、倒れたヤムが、ゆっくりと手を伸ばした。
「……教えてくれ……あんたの、その動き……俺、もっと強くなりてぇ……!」
ユートは一瞬驚いたが、すぐににやりと笑った。
「じゃあ……稽古、付き合ってやるよ」
---
【地下闘技場・リングサイド】
ヤムが担架で運ばれていく中、観客の興奮は冷めやらなかった。
「新人……名前、なんだっけ? ユート!? あいつ、マジでヤバい!!」
「魔王以外でここまで沸かせた奴、初めてじゃね!?」
「今夜の勝者は、間違いなくアイツだ……!」
その場にいた誰もが、今しがたの試合を忘れられなかった。
燃え上がるような30秒の静寂と、その後の怒涛の連打。まさに“魅せる戦い”だった。
---
【賞金カウンター】
リングを下りたユートは、通路奥に設置された金庫室のようなカウンターへと通された。
ビフが既にスタンバイしており、ダッフルバッグを無造作にカウンターへ放り投げる。
「おめでとうさん。魔王推薦枠の新人ってことで注目されてたが、文句なしの仕上がりだったぜ」
「……これ、何?」
「今夜の報酬だ。試合一発で200万円。しかも賭けも入ってたからな……控除後でも約400万円の儲けだ」
「……ふぅん」
ユートは興味なさげにバッグを受け取った。
「ティナが賭けてたの、おじさんにだよな……ちゃんと倍になって返るといいけど」
「大丈夫。あの娘さん、ノリで10万突っ込んでたぞ」
「……マジか」
---
【魔王の控室】
重いドアを開けると、そこには既にバルトがソファでタオルを頭にかけ、のんびりと座っていた。
隣には例によって藤堂修一――おじさんが、缶コーヒーを片手に壁にもたれている。
「……見たぜ」
低く、静かな声。
「30秒、しっかり魅せて……そのあとで一気に終わらせたな。客も、ルールも、分かってた」
「おじさんが言った通りにやっただけだよ」
「……“だけ”じゃねぇよ。普通の奴なら、あそこまでできねぇ」
おじさんは缶コーヒーを一口飲み、缶をトン、とテーブルに置いた。
「魅せ方もいい。“主役”になる素質がある。……バルトはパワーと圧で黙らせた。お前は空気を支配した」
「ほめ言葉、ってことでいいのか?」
「ああ。二人とも、十分通用する。……こっちの世界でもな」
おじさんの目が鋭く細められる。
「お前らの強さは、異世界だけの話じゃねぇ。こっちでも、正しく使えば、立派に通じる」
「……正しく、ね」
ユートは窓のない控室の天井を見上げた。
そこには、剣も魔法もないこの世界の“裏の強さ”が、確かに存在していた。
---
【地下闘技場 準決勝リング】
地鳴りのような歓声が、地下闘技場を包み込む。
熱と興奮、そして異様な緊張が、観客席の隅々まで張り詰めていた。
リングに立つのは、すでに伝説級の試合を見せた二人――
一人は、“黒鋼の巨剣”と称されるバルト。
そしてもう一人は、静かなる旋風、名を“ブレイブ”。
「準決勝ィィィッ! 勝者には、魔王への挑戦権が与えられる――!!」
ゴォォオオ――ッ!!
リングアナの声に、観客が爆発する。
そして――ゴングが鳴った。
「ファイッ!!」
最初の30秒、二人は一切の攻撃をせず、“演舞”のように動き続けた。
跳躍、スウェイ、ステップ、フェイント――
足音すら響かせず、視線だけで攻撃の意図を探る。
観客の目には、二人の姿が残像のように重なって見えた。
「すげぇ……」
「見えねぇ……動きが速すぎる!」
「こいつら、マジで人間かよ!?」
華麗で、狂気的な無音の空中戦。
そして、30秒――経過。
「――いくぜ、ブレイブ!!」
「上等だ、バルト!!」
バルトが踏み込んだ。
拳が風を裂き、リングの空気を歪ませる。
それをブレイブが片足を滑らせるような動きで避け、すぐさま反撃の膝蹴り。
ガッ!!
膝と前腕が交錯、轟音が響く。
そこから――暴風のようなラッシュが始まった。
拳、膝、肘、足。
互いの体がぶつかるたびに、鉄を叩いたような音が鳴り響く。
パンチがかわされ、空を切り、
キックが読み合いの中ですれ違う。
「うおおおおおおお!!」
「残像が……二重三重に見えるぞ!!」
「速すぎる……目で追えねぇ……!!」
激闘の中、ブレイブが徐々にバルトを押し始める。
カウンター。
裏回り。
側面跳び蹴り。
その瞬間――
「――バルトッ!!」
ブレイブの跳び膝が、バルトの胸元を貫いた。
ドガァァアアアアン!!!
まるでトラックに正面からはねられたような音が、地下闘技場に響き渡る。
バルトの体が宙を舞い、コンクリ壁に激突。
ズシン!と地響きとともに崩れ落ちる。
「う、うそだろ……!?」
「人間が壁まで……吹っ飛ばされた……!?」
だが――
ギギ……ギギ……
粉塵の中から、黒いシルエットがゆっくりと立ち上がる。
バルトが、再び拳を握った。
「……まだ、終わってねぇぞ……!!」
観客の熱狂が、天井を突き破らんばかりに爆発した。
そして、ラスト――
両者、もう避けることも捨てて、真正面から対峙する。
「足を止めて……殴り合いだと!?」
「バカだ……でも……最高だ……ッ!!」
バルトの拳が、ブレイブの頬をかすめる。
ブレイブの拳が、バルトの顎を跳ね上げる。
互いの打撃が、互いの肉体を刻み、声なき咆哮がリングを支配する。
「はぁ……ッ!!」
「おらぁッッ!!」
最後――
ドドドドドドドドド!!
ブレイブの連撃。
一発、二発、三発――
五発、七発――十発目で、バルトの身体が一瞬のけぞり――
沈んだ。
バルト、ダウン――!
ゴングが鳴り響く。
「勝者ァァァアア!! ブレェェェイブゥゥゥゥ!!!」
場内に咆哮のような喝采が響き渡る。
息を切らし、立ち尽くすブレイブ。
倒れたバルトの肩に、そっと手を置く。
「……最高だったよ、バルト」
バルトは僅かに笑った。
「魔王、ぶっ飛ばしてこい……!」
---
リング中央に立つ二人の男を、観客たちは固唾をのんで見守っていた。
左側、身長160cmほどの細身の青年――ヤム(寺門 雅之)。
短髪で引き締まった筋肉、燃えるような眼光は闘志に満ちている。
地下闘技場で一年間、最強“魔王”に挑み続けた猛者。
そして対する右側は――
黒いジャケットを脱ぎ捨てた、柔らかな表情の青年、ユート。
その立ち姿には、まるで風のような軽やかさがある。観客のほとんどが、初めて見る名前に不安と期待を抱く。
「次の挑戦者は……飛び入り新人ッ!! その名も――ブレイブゥゥゥゥ!!」
――そして、ゴングが鳴る。
「ファイッ!!」
その瞬間、ヤムが爆発した。
小さな身体が獣のようにうなりを上げ、猛烈なスピードでユートに肉薄する。
「おらぁッ!!」
初手は飛び込みざまの前蹴り。
しかしユートは半歩後退して紙一重でかわす。
続くロー、ミドル、パンチ、裏拳。
次々に繰り出される正確かつ凄まじいスピードの打撃を――ユートはことごとく受けずに捌いた。
右へ体をひねれば、拳は空を切る。
逆回転で前足を戻せば、ヤムの蹴りはわずかに届かない。
まるで彼の攻撃を“予知”しているかのような動き。
「なっ……」
ヤムの表情が焦りに変わる。
それでも止まらない。連打、フェイント、足払い――
場数を踏んできたヤムの攻撃は、地下で戦ってきた誰よりも鋭い。
だが――ユートの身体は、それ以上だった。
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「よっ! おっと……惜しいなぁ」
ユートが冗談めかした口調でかわすたびに、観客から驚嘆の声があがる。
「何だこいつ!? 全部避けてるぞ!」
「やべぇ……芸術かよ……」
「ヤムが当てられねぇ!?」
時間にして、20秒経過。
だが、二人の間ではすでに100を超える打撃のやり取りが繰り広げられていた。
リングの空気は、完全にユートに支配されていた。
そして――秒針が30秒を超えた。
ユートの表情が、ふっと変わる。
それまで柔らかな笑みを浮かべていた顔に、静かな闘志が宿る。
「ありがとな。十分、見せられた」
ユートの体が、一気にヤムの懐へ飛び込む。
「っ……来いッ!!」
ヤムが咄嗟に繰り出すジャブ――それをユートは内側から切り上げるように掴み、肘で胸を撃ち抜く。
ドンッ!!
「ぐっ……!」
ヤムがよろけた。そこへ――ラッシュが始まる。
ワン・ツー・ボディ・アッパー・回し蹴り・膝蹴り。
連打、連打、連打――まさに嵐。
「がっ……あ……ッ!」
細身のヤムが、次々に繰り出される重い拳に押され、リング際まで追い詰められる。
最後の一撃。
跳び膝蹴りがヤムの顎を打ち抜いた。
「――終わりだッ!!」
リングに音を立てて、ヤムが沈んだ。
静寂。
その直後――観客は割れんばかりの歓声を上げた。
「うおおおおおおお!!」
「今の……ヤムが……!」
「新人……やべぇ……!」
ユートは肩で息をしながら、リング中央に立っていた。
苦しみを乗り越えた男に送るような、熱狂と喝采。
そして、倒れたヤムが、ゆっくりと手を伸ばした。
「……教えてくれ……あんたの、その動き……俺、もっと強くなりてぇ……!」
ユートは一瞬驚いたが、すぐににやりと笑った。
「じゃあ……稽古、付き合ってやるよ」
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【地下闘技場・リングサイド】
ヤムが担架で運ばれていく中、観客の興奮は冷めやらなかった。
「新人……名前、なんだっけ? ユート!? あいつ、マジでヤバい!!」
「魔王以外でここまで沸かせた奴、初めてじゃね!?」
「今夜の勝者は、間違いなくアイツだ……!」
その場にいた誰もが、今しがたの試合を忘れられなかった。
燃え上がるような30秒の静寂と、その後の怒涛の連打。まさに“魅せる戦い”だった。
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【賞金カウンター】
リングを下りたユートは、通路奥に設置された金庫室のようなカウンターへと通された。
ビフが既にスタンバイしており、ダッフルバッグを無造作にカウンターへ放り投げる。
「おめでとうさん。魔王推薦枠の新人ってことで注目されてたが、文句なしの仕上がりだったぜ」
「……これ、何?」
「今夜の報酬だ。試合一発で200万円。しかも賭けも入ってたからな……控除後でも約400万円の儲けだ」
「……ふぅん」
ユートは興味なさげにバッグを受け取った。
「ティナが賭けてたの、おじさんにだよな……ちゃんと倍になって返るといいけど」
「大丈夫。あの娘さん、ノリで10万突っ込んでたぞ」
「……マジか」
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【魔王の控室】
重いドアを開けると、そこには既にバルトがソファでタオルを頭にかけ、のんびりと座っていた。
隣には例によって藤堂修一――おじさんが、缶コーヒーを片手に壁にもたれている。
「……見たぜ」
低く、静かな声。
「30秒、しっかり魅せて……そのあとで一気に終わらせたな。客も、ルールも、分かってた」
「おじさんが言った通りにやっただけだよ」
「……“だけ”じゃねぇよ。普通の奴なら、あそこまでできねぇ」
おじさんは缶コーヒーを一口飲み、缶をトン、とテーブルに置いた。
「魅せ方もいい。“主役”になる素質がある。……バルトはパワーと圧で黙らせた。お前は空気を支配した」
「ほめ言葉、ってことでいいのか?」
「ああ。二人とも、十分通用する。……こっちの世界でもな」
おじさんの目が鋭く細められる。
「お前らの強さは、異世界だけの話じゃねぇ。こっちでも、正しく使えば、立派に通じる」
「……正しく、ね」
ユートは窓のない控室の天井を見上げた。
そこには、剣も魔法もないこの世界の“裏の強さ”が、確かに存在していた。
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【地下闘技場 準決勝リング】
地鳴りのような歓声が、地下闘技場を包み込む。
熱と興奮、そして異様な緊張が、観客席の隅々まで張り詰めていた。
リングに立つのは、すでに伝説級の試合を見せた二人――
一人は、“黒鋼の巨剣”と称されるバルト。
そしてもう一人は、静かなる旋風、名を“ブレイブ”。
「準決勝ィィィッ! 勝者には、魔王への挑戦権が与えられる――!!」
ゴォォオオ――ッ!!
リングアナの声に、観客が爆発する。
そして――ゴングが鳴った。
「ファイッ!!」
最初の30秒、二人は一切の攻撃をせず、“演舞”のように動き続けた。
跳躍、スウェイ、ステップ、フェイント――
足音すら響かせず、視線だけで攻撃の意図を探る。
観客の目には、二人の姿が残像のように重なって見えた。
「すげぇ……」
「見えねぇ……動きが速すぎる!」
「こいつら、マジで人間かよ!?」
華麗で、狂気的な無音の空中戦。
そして、30秒――経過。
「――いくぜ、ブレイブ!!」
「上等だ、バルト!!」
バルトが踏み込んだ。
拳が風を裂き、リングの空気を歪ませる。
それをブレイブが片足を滑らせるような動きで避け、すぐさま反撃の膝蹴り。
ガッ!!
膝と前腕が交錯、轟音が響く。
そこから――暴風のようなラッシュが始まった。
拳、膝、肘、足。
互いの体がぶつかるたびに、鉄を叩いたような音が鳴り響く。
パンチがかわされ、空を切り、
キックが読み合いの中ですれ違う。
「うおおおおおおお!!」
「残像が……二重三重に見えるぞ!!」
「速すぎる……目で追えねぇ……!!」
激闘の中、ブレイブが徐々にバルトを押し始める。
カウンター。
裏回り。
側面跳び蹴り。
その瞬間――
「――バルトッ!!」
ブレイブの跳び膝が、バルトの胸元を貫いた。
ドガァァアアアアン!!!
まるでトラックに正面からはねられたような音が、地下闘技場に響き渡る。
バルトの体が宙を舞い、コンクリ壁に激突。
ズシン!と地響きとともに崩れ落ちる。
「う、うそだろ……!?」
「人間が壁まで……吹っ飛ばされた……!?」
だが――
ギギ……ギギ……
粉塵の中から、黒いシルエットがゆっくりと立ち上がる。
バルトが、再び拳を握った。
「……まだ、終わってねぇぞ……!!」
観客の熱狂が、天井を突き破らんばかりに爆発した。
そして、ラスト――
両者、もう避けることも捨てて、真正面から対峙する。
「足を止めて……殴り合いだと!?」
「バカだ……でも……最高だ……ッ!!」
バルトの拳が、ブレイブの頬をかすめる。
ブレイブの拳が、バルトの顎を跳ね上げる。
互いの打撃が、互いの肉体を刻み、声なき咆哮がリングを支配する。
「はぁ……ッ!!」
「おらぁッッ!!」
最後――
ドドドドドドドドド!!
ブレイブの連撃。
一発、二発、三発――
五発、七発――十発目で、バルトの身体が一瞬のけぞり――
沈んだ。
バルト、ダウン――!
ゴングが鳴り響く。
「勝者ァァァアア!! ブレェェェイブゥゥゥゥ!!!」
場内に咆哮のような喝采が響き渡る。
息を切らし、立ち尽くすブレイブ。
倒れたバルトの肩に、そっと手を置く。
「……最高だったよ、バルト」
バルトは僅かに笑った。
「魔王、ぶっ飛ばしてこい……!」
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