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第1章
初依頼、ピクニック気分
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朝の街道は、まだひんやりとした空気に包まれていた。
柔らかな陽光が石畳の道を照らし、商人たちの荷馬車が遠くをのんびりと進んでいる。
ゲンヤは冒険者カードを手に、南門の前に立っていた。
「これでいいんだよな……?」
「おう。それ見せときゃ、身分証明にもなるし、入出城の税も免除される」
肩の上のフレアが偉そうに言う。
門を守る二人組の衛兵が、ゲンヤの冒険者カードを見ると、ニヤッと笑った。
「おっ、フレアじゃねえか。また教育任務か?」
「新人の教育中だ。……ま、骨は折れそうだけどな」
「あはは、未来の英雄さんか。しっかり育ててやれよ!」
軽く手を振られながら、街の門を後にする。
◆
道中、草花が揺れる舗装された道を歩きながら、ゲンヤがぽつりと呟いた。
「しかし……冒険者カードって便利だな。税金も払わなくていいとは」
「ま、帝国公認だからな。信用されてるってこった」
しばらく無言が続いた後、フレアが肩の上でつぶやく。
「そういや、登録用紙チラッと見たけど……お前、26ってマジか?」
「うん。嘘ついても仕方ないし」
「……年上かよ」
フレアがぽそっと呟き、ゲンヤが思わず笑う。
「年上にその態度ってどうなんだよ」
「年齢より中身だろ。お前どう見ても新兵だしな」
「ぐうの音も出ないな……」
◆
やがて街道から外れ、森へと続く小道に足を踏み入れる。
樹々のざわめきと、土を踏む音。空気がひんやりと変わる。
そしてフレアが説明を始めた。
「この森にいるのは主にフェザーラット。このくらいの大きさのネズミだ」
フレアが手で大きさを教えてくれる。バスケットボールくらいだ。
「!? でかいな……」
「しかも速い。ちょこまか動いて、牙も鋭い。噛まれたら肉を持ってかれる。なめると痛い目見るぞ」
「……完全にピクニック気分だった」
ゲンヤが肩を落とす。
「畑を荒らす厄介者だが、討伐報酬が安定してる。初心者向けにはちょうどいいんだ」
「なるほどな……ちなみに、俺のスキルとかって、どうやって確認すんの?」
「スキル確認か? 教会でやってくれるぞ。金はかかるが、ちゃんと魔石使って解析する。街に戻ったら行ってみろ」
「そっか……。自分のこと、ちょっと気になってたし」
「そうだな。お前、剣の動き見てると、絶対何かある。……自覚しとけよ、常識じゃねえぞ」
「……ありがとよ、師匠」
「誰が師匠だ。バカ言ってねえで集中しろ。ネズミどもは空気を察してすぐ逃げる」
「お、おう!」
肩の上のぬいぐるみに振り回されながらも、ゲンヤの足取りには、不思議な高揚感があった。
初めての討伐。
初めての“冒険”。
その始まりが、今、音もなく静かに幕を開けようとしていた。
「来たぞ、あれがフェザーラットだ」
フレアの声に、ゲンヤは目を凝らす。
草むらが揺れ、バスケットボール大の灰色のネズミが姿を現した。全身を覆う毛はわずかに逆立ち、尾は鞭のように動き、真紅の瞳がじっとこちらを見ていた。
「速そうだな……」
「舐めるな。あいつは突っ込んでこない。逃げながら引っ掻いたり噛みついたりする」
「向かってこないのか?」
「うん。お前にはきつい相手だな」
「……おいおい」
ゲンヤは木の枝を踏みしめ、剣を構える。
じりじりと距離を詰めた――と、その瞬間、フェザーラットが一気に横っ飛びし、物陰に身を隠した。
「速っ!」
追いかけて剣を振るが、空を切る。
シュッ――ピタッ!
「ぐっ……!」
小石ほどの鋭い爪が、ゲンヤの足元をかすめて飛ぶ。少しでも動きを止めたら、確実に削られていた。
「何だよコレ……当たらねえ……!」
「そりゃそうだ、振りが無駄だらけだ!」
肩の上で、フレアが頭を抱えた。
「まず構えが甘い。重心がぶれてる。お前、動きが全部自己流なんだよ!」
「いきなり言われても……!」
「いいから、まず振ってみろ。空でいい」
「う、うん……こう?」
ブン。
「お前、マジでその身体で26年も生きてきたのか……?」
「うるせぇ!」
何度か素振りを繰り返し、フレアが足を突いて指導を始めた。
「重心は低く、膝は柔らかく、肘でしならせて、剣の重みを使え。いいか、無理に振るな、剣を走らせるように……そう」
ゲンヤは汗を拭い、息を整える。
剣を握り、草むらの動きを見据え――集中する。
(……来る……右……!)
脳裏に、わずかな光が差すような予感がよぎった。
フェザーラットが茂みから飛び出す。
身体が自然と動き、反応する。
剣が――走った。
ザシュ。
一閃。フェザーラットが空を裂かれて吹き飛ぶ。
「……今、俺……」
「見たぜ。あれが本来のお前の剣だ」
「何か分かった。スキルが勝手に動いてくれる。でも……」
「でも?」
「考えると、もっと良くなる。どう動くかが“分かる”んだ」
「それだ。スキルだけに頼ってると、逃げる敵や複数戦には通用しない。けど、お前の“勘”と“最適解”の読みは異常だ。考えながら動けば、お前は剣聖にだってなれる」
ゲンヤは深く息を吐いた。
「……ちょっと分かってきた。これが、俺の力」
「そういうこった。さあ、あと2匹で今日のノルマだ」
「……了解、師匠」
「誰が師匠だ!」
森の奥で、草むらがまた揺れた。
ゲンヤは、静かに剣を構える――
「よし、今日のノルマは終わったな」
フェザーラットの毛皮と尾を回収し、ゲンヤは額の汗を拭った。
「上出来だ。思ったより早く仕上がったな」
フレアが満足そうに頷き、ぬいぐるみ姿でゲンヤの肩に飛び乗る。
「じゃあ帰るか」
ゲンヤが踵を返そうとした、その時――
ピクリとフレアの耳が揺れた。
「……止まれ」
「え?」
「前方、奥。……グラップベアーがいる」
「グラ……何?」
「Aランク魔物。普通はこんな近くに来ねぇ。人里離れた山奥に生息する化け物だ」
ゲンヤの背中に、冷たい汗が伝う。
「やばいのか?」
「近くに人が来てるなら尚更だ。ここで倒しておかないと被害が出る。……お前、やれるか?」
ゲンヤはごくりと唾を飲み込む。
心は恐怖に揺れるが、足は……なぜか震えていなかった。
「やるよ。逃げたら、次は誰かが死ぬ」
その時だった。
「来るぞ!!」
風を裂き、轟音とともに森の緑が押し分けられた。
ズドォォォン!!
大木をなぎ倒し、黒鉄の塊のようなグラップベアーが猛突進してきた!
「なっ――!?」
慌てて飛び退るゲンヤとフレア。そのすぐ後ろで、大木が爆発音を立ててへし折れた。
「おいおい、嘘だろ!? 何なんだこの速さ!」
木の葉が舞い上がる中、現れた魔物は――
熊のような輪郭をしていながら、体毛がほとんどなく、肉体は異常なほどに肥大し、鎧のような筋肉に覆われていた。
腕は太く、地面を抉るように一歩ごとに沈み込む。
目は血走り、理性など感じさせない、まさに“暴力”そのものだった。
「正面からの攻撃は通らない! 弱点は目と顎下、あと関節部!動きを見て刺し込め!」
「分かった……やるしかない!」
ゲンヤは剣を構え、息を整える。
スキルが――発動する。
(来る……斜め右から、回り込む軌道!)
ズガアアアッ!
巨体が風を切って突っ込んでくる。
身体が勝手に動き、剣が防御の構えを取る。が――
(重すぎる……!)
受け流すだけでは力負けする。
かすり傷はつけられるが、それだけ。
スキル任せでは“削れない”。
「……そうか。今までは、相手が勝手に飛び込んできてくれた。だけど、こいつは……“狩り”をしてる」
振り下ろされる巨腕。
剣を回し、足元に飛び込む。
ギリギリで回避、腕を刈り上げて、関節部に一撃!
バチン!!
「ッ……固っ!!」
筋肉が分厚すぎて、刃が中まで届かない。
「スキルに任せるだけじゃ無理だ……自分で考えろ……!」
深呼吸。目を閉じる。――感じろ。
(スキルの動き、それは“最適解の型”……でも、“狙い”は俺が定められる)
開いた!
次の瞬間――
「うおおおおおッ!!」
ゲンヤが地を蹴り、空中で身を捻った。
体勢を崩すグラップベアーの右脇、皮膚が薄くなった関節部へ――
全力の一閃。
ズギャッ!!
低い破裂音が響き、グラップベアーが膝をついた。
「今だフレア!!」
「任せろッ!!」
フレアが飛び上がり、元の巨大な獣人姿に変化し、渾身の一撃を後頭部に叩き込む!
ドガッ!!!
……やがて、巨体が地面を揺らし、崩れ落ちた。
静寂。風が木々を揺らす音だけが残る。
「……勝った?」
「勝ったな。あの化け物に、よくやった」
ゲンヤはその場にへたり込み、空を仰いだ。
「……やべぇ、俺……マジで強くなってるかも……」
「いや、それなりにちゃんとやれば誰でも……いや、お前のはちょっと異常かもしれん」
フレアは呆れたように言ったが、少しだけ――嬉しそうだった。
柔らかな陽光が石畳の道を照らし、商人たちの荷馬車が遠くをのんびりと進んでいる。
ゲンヤは冒険者カードを手に、南門の前に立っていた。
「これでいいんだよな……?」
「おう。それ見せときゃ、身分証明にもなるし、入出城の税も免除される」
肩の上のフレアが偉そうに言う。
門を守る二人組の衛兵が、ゲンヤの冒険者カードを見ると、ニヤッと笑った。
「おっ、フレアじゃねえか。また教育任務か?」
「新人の教育中だ。……ま、骨は折れそうだけどな」
「あはは、未来の英雄さんか。しっかり育ててやれよ!」
軽く手を振られながら、街の門を後にする。
◆
道中、草花が揺れる舗装された道を歩きながら、ゲンヤがぽつりと呟いた。
「しかし……冒険者カードって便利だな。税金も払わなくていいとは」
「ま、帝国公認だからな。信用されてるってこった」
しばらく無言が続いた後、フレアが肩の上でつぶやく。
「そういや、登録用紙チラッと見たけど……お前、26ってマジか?」
「うん。嘘ついても仕方ないし」
「……年上かよ」
フレアがぽそっと呟き、ゲンヤが思わず笑う。
「年上にその態度ってどうなんだよ」
「年齢より中身だろ。お前どう見ても新兵だしな」
「ぐうの音も出ないな……」
◆
やがて街道から外れ、森へと続く小道に足を踏み入れる。
樹々のざわめきと、土を踏む音。空気がひんやりと変わる。
そしてフレアが説明を始めた。
「この森にいるのは主にフェザーラット。このくらいの大きさのネズミだ」
フレアが手で大きさを教えてくれる。バスケットボールくらいだ。
「!? でかいな……」
「しかも速い。ちょこまか動いて、牙も鋭い。噛まれたら肉を持ってかれる。なめると痛い目見るぞ」
「……完全にピクニック気分だった」
ゲンヤが肩を落とす。
「畑を荒らす厄介者だが、討伐報酬が安定してる。初心者向けにはちょうどいいんだ」
「なるほどな……ちなみに、俺のスキルとかって、どうやって確認すんの?」
「スキル確認か? 教会でやってくれるぞ。金はかかるが、ちゃんと魔石使って解析する。街に戻ったら行ってみろ」
「そっか……。自分のこと、ちょっと気になってたし」
「そうだな。お前、剣の動き見てると、絶対何かある。……自覚しとけよ、常識じゃねえぞ」
「……ありがとよ、師匠」
「誰が師匠だ。バカ言ってねえで集中しろ。ネズミどもは空気を察してすぐ逃げる」
「お、おう!」
肩の上のぬいぐるみに振り回されながらも、ゲンヤの足取りには、不思議な高揚感があった。
初めての討伐。
初めての“冒険”。
その始まりが、今、音もなく静かに幕を開けようとしていた。
「来たぞ、あれがフェザーラットだ」
フレアの声に、ゲンヤは目を凝らす。
草むらが揺れ、バスケットボール大の灰色のネズミが姿を現した。全身を覆う毛はわずかに逆立ち、尾は鞭のように動き、真紅の瞳がじっとこちらを見ていた。
「速そうだな……」
「舐めるな。あいつは突っ込んでこない。逃げながら引っ掻いたり噛みついたりする」
「向かってこないのか?」
「うん。お前にはきつい相手だな」
「……おいおい」
ゲンヤは木の枝を踏みしめ、剣を構える。
じりじりと距離を詰めた――と、その瞬間、フェザーラットが一気に横っ飛びし、物陰に身を隠した。
「速っ!」
追いかけて剣を振るが、空を切る。
シュッ――ピタッ!
「ぐっ……!」
小石ほどの鋭い爪が、ゲンヤの足元をかすめて飛ぶ。少しでも動きを止めたら、確実に削られていた。
「何だよコレ……当たらねえ……!」
「そりゃそうだ、振りが無駄だらけだ!」
肩の上で、フレアが頭を抱えた。
「まず構えが甘い。重心がぶれてる。お前、動きが全部自己流なんだよ!」
「いきなり言われても……!」
「いいから、まず振ってみろ。空でいい」
「う、うん……こう?」
ブン。
「お前、マジでその身体で26年も生きてきたのか……?」
「うるせぇ!」
何度か素振りを繰り返し、フレアが足を突いて指導を始めた。
「重心は低く、膝は柔らかく、肘でしならせて、剣の重みを使え。いいか、無理に振るな、剣を走らせるように……そう」
ゲンヤは汗を拭い、息を整える。
剣を握り、草むらの動きを見据え――集中する。
(……来る……右……!)
脳裏に、わずかな光が差すような予感がよぎった。
フェザーラットが茂みから飛び出す。
身体が自然と動き、反応する。
剣が――走った。
ザシュ。
一閃。フェザーラットが空を裂かれて吹き飛ぶ。
「……今、俺……」
「見たぜ。あれが本来のお前の剣だ」
「何か分かった。スキルが勝手に動いてくれる。でも……」
「でも?」
「考えると、もっと良くなる。どう動くかが“分かる”んだ」
「それだ。スキルだけに頼ってると、逃げる敵や複数戦には通用しない。けど、お前の“勘”と“最適解”の読みは異常だ。考えながら動けば、お前は剣聖にだってなれる」
ゲンヤは深く息を吐いた。
「……ちょっと分かってきた。これが、俺の力」
「そういうこった。さあ、あと2匹で今日のノルマだ」
「……了解、師匠」
「誰が師匠だ!」
森の奥で、草むらがまた揺れた。
ゲンヤは、静かに剣を構える――
「よし、今日のノルマは終わったな」
フェザーラットの毛皮と尾を回収し、ゲンヤは額の汗を拭った。
「上出来だ。思ったより早く仕上がったな」
フレアが満足そうに頷き、ぬいぐるみ姿でゲンヤの肩に飛び乗る。
「じゃあ帰るか」
ゲンヤが踵を返そうとした、その時――
ピクリとフレアの耳が揺れた。
「……止まれ」
「え?」
「前方、奥。……グラップベアーがいる」
「グラ……何?」
「Aランク魔物。普通はこんな近くに来ねぇ。人里離れた山奥に生息する化け物だ」
ゲンヤの背中に、冷たい汗が伝う。
「やばいのか?」
「近くに人が来てるなら尚更だ。ここで倒しておかないと被害が出る。……お前、やれるか?」
ゲンヤはごくりと唾を飲み込む。
心は恐怖に揺れるが、足は……なぜか震えていなかった。
「やるよ。逃げたら、次は誰かが死ぬ」
その時だった。
「来るぞ!!」
風を裂き、轟音とともに森の緑が押し分けられた。
ズドォォォン!!
大木をなぎ倒し、黒鉄の塊のようなグラップベアーが猛突進してきた!
「なっ――!?」
慌てて飛び退るゲンヤとフレア。そのすぐ後ろで、大木が爆発音を立ててへし折れた。
「おいおい、嘘だろ!? 何なんだこの速さ!」
木の葉が舞い上がる中、現れた魔物は――
熊のような輪郭をしていながら、体毛がほとんどなく、肉体は異常なほどに肥大し、鎧のような筋肉に覆われていた。
腕は太く、地面を抉るように一歩ごとに沈み込む。
目は血走り、理性など感じさせない、まさに“暴力”そのものだった。
「正面からの攻撃は通らない! 弱点は目と顎下、あと関節部!動きを見て刺し込め!」
「分かった……やるしかない!」
ゲンヤは剣を構え、息を整える。
スキルが――発動する。
(来る……斜め右から、回り込む軌道!)
ズガアアアッ!
巨体が風を切って突っ込んでくる。
身体が勝手に動き、剣が防御の構えを取る。が――
(重すぎる……!)
受け流すだけでは力負けする。
かすり傷はつけられるが、それだけ。
スキル任せでは“削れない”。
「……そうか。今までは、相手が勝手に飛び込んできてくれた。だけど、こいつは……“狩り”をしてる」
振り下ろされる巨腕。
剣を回し、足元に飛び込む。
ギリギリで回避、腕を刈り上げて、関節部に一撃!
バチン!!
「ッ……固っ!!」
筋肉が分厚すぎて、刃が中まで届かない。
「スキルに任せるだけじゃ無理だ……自分で考えろ……!」
深呼吸。目を閉じる。――感じろ。
(スキルの動き、それは“最適解の型”……でも、“狙い”は俺が定められる)
開いた!
次の瞬間――
「うおおおおおッ!!」
ゲンヤが地を蹴り、空中で身を捻った。
体勢を崩すグラップベアーの右脇、皮膚が薄くなった関節部へ――
全力の一閃。
ズギャッ!!
低い破裂音が響き、グラップベアーが膝をついた。
「今だフレア!!」
「任せろッ!!」
フレアが飛び上がり、元の巨大な獣人姿に変化し、渾身の一撃を後頭部に叩き込む!
ドガッ!!!
……やがて、巨体が地面を揺らし、崩れ落ちた。
静寂。風が木々を揺らす音だけが残る。
「……勝った?」
「勝ったな。あの化け物に、よくやった」
ゲンヤはその場にへたり込み、空を仰いだ。
「……やべぇ、俺……マジで強くなってるかも……」
「いや、それなりにちゃんとやれば誰でも……いや、お前のはちょっと異常かもしれん」
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