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第五夜 ハーピィとセイレーン
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受付嬢:「今夜は“夢の国の鳥籠”へようこそ……ふふ、どうぞ、心ゆくまで囚われてくださいね」
⸻
(部屋の扉が開いた瞬間、ふわりと流れ込んでくる甘やかな香りと、
かすかに耳に届く旋律──それはこの世のものとは思えない美しさだった)
(ふっと意識が霞む。香に包まれ、心地よい音色に抱かれながら、
あなたは静かに眠りに落ちていく……まるで優しく堕とされるように)
(──夢の中、まぶたを上げると、
そこには柔らかく笑う二人の美女がいた)
⸻
(ひとりは翡翠色の羽根をもつハーピィ。切れ長の目元に妖艶な笑みを浮かべ、
鋭くも美しい爪先をすうっと喉元へ這わせてくる)
ハーピィ:「ふふ……お目覚めのキスでもしてあげようか?」
(囁くような声には、くすぐったい魔力が宿っていた。
羽根がふわりと頬を撫で、同時にその爪が下腹部へと辿っていく)
ハーピィ:「まだ何もしてないのに……こんなに、うずいてるなんて……
かわいい。今夜はわたしの“囀り”に、全部、反応してもらうから──」
(ハーピィが囁くたび、心臓が跳ねるように疼く。
耳元で羽ばたくような吐息が、全身を電気のように駆け巡る)
(彼女は脚を組んであなたの上にまたがると、
ふわりと羽を広げて、音を紡ぎ始める──)
(それは“声”ではなかった。
喉奥で震える、鳥のさえずりにも似た官能的な音。
本能を溶かすような振動が、皮膚ごと性感帯に変えていく)
ハーピィ:「どう? ゾクゾクするでしょ……?
わたしの羽根で、もっと……奥まで感じさせてあげる──」
(柔らかな羽根が首筋をなぞり、
胸元から脚の間、敏感な場所をくすぐるように滑っていく)
(羽根は軽く、でも確実に神経を刺激していく。
さわさわ、すり……ふわ……時に風のように、時に唇のように──)
(たった一本の羽先が、
わずかに触れるだけで、甘い痺れが弾ける)
(空を舞う鳥のように彼女はあなたの身体の上を自在に滑空し、
その度に視線を絡め、甘く嘲るように笑った)
ハーピィ:「ほら、ここも……こっちも……こんなにびくびくしてる。
ぜんぶ、ぜんぶ、鳴かせてあげる……わたしの羽で──」
(翼で、唇で、舌で……すべてを使ってあなたの快楽を引き出していくハーピィ。
そして次第に、その歌が直接、脳と肉体に侵入してくる)
(音の振動が、性感を煽り、
羽根のひと撫でが、臨界に近づく)
(甘く痺れ、張りつめていたそれが──)
(びくり、と跳ねる。
ハーピィの囀りに乗せられ、身体の奥からせり上がってくる快感が、
まるで羽ばたくように解放されていく)
ハーピィ:「あら……まだ終わらせないわよ?
ほら、次は……こっちの羽でも、あなたの奥をかき回してあげる……♡」
(妖しく笑いながら、ハーピィは一層深くあなたへと沈み込む。
その羽根はもう、ただの羽ではない──
夢と現の境界を蕩かす、快楽の魔具だった)
(──次の瞬間、ざわりと羽根が広がる。
両腕、胸元、下腹部、足の付け根……
全身の性感帯を撫で回すように、音もなくくちづける羽の感触)
(しっとりとした艶を含んだ羽毛は、まるで舌のようにうねりながら滑る。
その一本一本が神経を撫で、吸い付き、愛撫する)
ハーピィ:「ねぇ……もっと乱れて。
あたしの羽で、何回も、いじられて……ぐちゃぐちゃにされるの、好きでしょ?」
(囁きながら、ハーピィは片方の羽を広げ、
羽先をあなたの太腿の裏からぐいっと這い上げる)
(ぞくり──という熱が、背筋から腰へ落ちていく。
息が詰まり、思考がぼやけ、下腹部がきゅっと跳ねた)
(まるで媚薬を溶かした蜜を塗り込まれているような感覚。
羽根が触れるだけで、疼き、昂ぶり、爆ぜそうなほど膨張する)
ハーピィ:「……あら、もうこんなに。
まだ一度、咲いたばかりなのに……わたしの“羽音”がそんなに気持ちよかった?」
(指先が、今度は羽根の間からにゅるりと滑り出す。
爪先まで艶めいた感触のそれが、敏感な場所をくすぐるように叩く)
(ぴしゅっ──と跳ねる。
一瞬で膨らんだ快感の圧力が、皮膚の奥から押し上げるように弾け、
びくんびくんと身体が反応する)
(果てる──また、果ててしまう)
(意識が白く、熱く塗り潰される中、ハーピィは笑う)
ハーピィ:「ふふっ……でも、ダメよ? まだ“歌”は終わってないんだから」
(もう一度、羽根が広がる。
今度は両脇から抱き締めるようにあなたを包み込み、
まるで鳥籠の中へ閉じ込めるかのように動きを封じる)
(そのまま、囁きが耳に──)
ハーピィ:「あたしの羽根の中で、全部感じて。
びくびくして、痺れて、もう何がどうなってるか分からなくなるまで──
あたしの声で、わたしの音で、わたしの羽で、あなたを溺れさせてあげる」
(高鳴る心音。
それに呼応するように、ハーピィが囀り始める)
(ぴぃ、ぃ……ひぃ、ぃぃ──)
(その音はもう“声”ではなかった。
鼓膜を震わせ、脳を蕩かし、快楽として神経に注ぎ込まれる)
(──肉体に触れずとも、絶頂を迎えさせる音)
(まるで、歌声そのものが欲情の波として身体を叩く)
(震える。吐息が掠れる。脳が熱に浸かる。
なのに、身体は勝手に果ててしまう)
(何度も、何度も、止まらず、終わらない)
(夢の中、あなたの肉体は限界を持たない。
精は搾り尽くされることなく、甘美に誘われ続ける)
ハーピィ:「気持ちいいわよね……何度も……終わらなくて……♡
ほら、もっと蕩けて……もっと、わたしの“音”に溺れて……♡」
(ハーピィが首を傾ける。
視線が交差し、刹那、心臓が跳ねるような衝撃)
(その瞬間、羽根が股間に触れ──指先が、乳首を撫で──
同時に歌声が、脳へと突き刺さる)
(快感の“同時多発”──)
(ビクッ、ビクン──)
(果てる。
身体が跳ね、背を反らせ、指が床を掴む)
(果てたはずなのに、また一つ、波が来る)
(何度も、何度も──)
ハーピィ:「……ふふ。壊れないのが、不思議なくらい」
(囁きは甘く、でもその奥に、
もっと深く沈めてやろうとする猛禽の狡猾さが潜んでいた)
(羽根が絡みつき、羽音が脳を震わせ、声が奥を突き上げるように響く)
(快楽の檻。抜け出せない、鳥籠の中)
(ただ果てて、蕩けて、また果てて……)
(ハーピィの羽に包まれ、何度も限界を越えて果てた身体──
そこへ、まるで海の底から湧き上がるように、もう一つの旋律が重なり始める)
(セイレーン──甘やかで柔らかな、
愛そのもののような歌声が、そっと忍び寄る)
(それは、次の甘美な地獄の始まりだった──)
(やわらかく、あたたかく、息を吐きかけるような声。
それは耳ではなく、胸の奥に直接触れる“優しい愛撫”)
(ぼんやりとした意識の中、気づけばあなたの傍らには、
長い髪をゆらし、しっとりとした微笑みを浮かべるセイレーンがいた)
(香る──甘く、眠りを誘うような花の香。
それでいて、ふわりと芯を疼かせる、淫らな熱を孕んだ香気)
(身体が拒否できない。
むしろ求めてしまう。彼女の手、声、熱──すべてを)
セイレーン:「……苦しくないように、ゆっくり……
あなたの一番深いところまで、わたしが溶かしてあげるから」
(囁きながら、セイレーンはあなたの横に寝そべり、
まるで恋人を抱くように、優しく、そっと両腕を回す)
(その指先は羽のように繊細で、
肌に触れるたび、全神経がそこに集中する)
(喉元から鎖骨、胸元へと指が滑る。
なぞるだけなのに、全身の血が熱に染まっていく)
(舌先が、ぴたりと肌に触れた──)
(ちろ、ちろ……)
(軽く、柔らかく、吐息とともに這う舌。
濡れた熱が、乳首の先を甘くくすぐる)
(ぴくん、と跳ねた身体に、セイレーンがくすりと微笑む)
セイレーン:「可愛い……
わたしの声だけじゃなく、ちゃんと身体も反応してくれるんだね」
(唇が、ふわりと重なった。
そのまま、音を立てて吸い上げられる──)
(ちゅっ、ちゅる……)
(乳首が柔らかく引き込まれ、舌がそこを転がす。
一方の手は下腹部に伸び、太腿を撫で上げるように動く)
(その手つきは決して荒くない。
けれども、その優しさこそが、逆に限界を押し上げてくる)
(穏やかな愛撫が続く──
なのに、奥の奥が疼いて、もう、ひとつの絶頂がすぐそこにあると悟ってしまう)
(胸が熱い。喉が震える。
耳元では、セイレーンの“歌”がささやくように続いている)
(それは、あまりに心地よく──
意識ごと蕩けてしまうような、母性と性愛が混じった魔性の調べ)
セイレーン:「まだ焦らなくていいのよ。
ゆっくり、じっくり、あなたの“いちばん奥”をあたためてあげる……♡」
(吐息がふわりと下腹部へかかる。
そこへ、舌が──)
(熱く、湿った舌が、ぬるりと這い上がってくる)
(瞬間、ビクッと腰が跳ねた。
呼吸が止まり、脳がかっと熱に染まる)
(ぴちゃ……ちゅぷ……)
(音が、熱が、振動が、奥から這い上がってくる)
(ハーピィの時とは違う、甘く、やさしく、包み込むような責め──
けれども、それは確かに“壊れるほどの絶頂”を導く予兆だった)
(セイレーンは微笑んだまま、あなたの脚を開かせ、
吐息と舌先で、何度も何度も、粘膜を愛撫し続ける)
(音が鳴る。濡れる。震える。
“外”だけで、もう果ててしまいそうになる)
(セイレーンの目が潤むように細められ、
まるで恋人に語りかけるように、唇が形を作る)
セイレーン:「たくさん気持ちよくなってね……♡
全部、わたしが受け止めてあげる……♡」
(その優しさは、夢の中でさえ抗えない甘美の罠)
(快楽が、じわじわと、限界の輪郭を溶かし始めていた──)
(セイレーンの舌が、もう何度も、何度もあなたの最奥をなぞり、
唇で愛撫するたび、肉体の奥がとろけるように緩んでいった)
(胸を、腹を、足先まで。すべてが蕩けきっていて、
なのに、不思議と身体は、彼女の動きに合わせて自然と反応してしまう)
(それを見たセイレーンが、そっと身体を起こす)
(胸元の布が滑り落ち、白くしっとりとした乳房があらわになる──
それはまるで波間に浮かぶ月光のようで、穏やかな色気を放っていた)
(そして、あなたの上に跨ると、ふわりと腰を落とす)
(……ぬる、ぬちゅ……)
(入り口が、わずかにすぼまり、迎え入れる)
(濃密な肉の膜が、するりとあなたをくわえ込み──)
(ゆっくり、ゆっくり、沈み込んでいく。まるで、
深い海の底へと誘われるように)
(ぬぷ……ぬく……)
(中は、異常なほど熱く、やわらかい。
それでいて、優しく、しっとりと包み込まれる感覚)
(セイレーンは目を細め、ぴたりと密着したまま、あなたの頬を撫でる)
セイレーン:「はぁ……♡ 奥まで……入ってきたね……♡
大丈夫、わたしが全部、きもちよくしてあげるから……」
(膣壁が、きゅうっと締めつける)
(ただ入っているだけなのに、全身がびくびくと痺れる)
(そのまま、彼女は上下に動こうとはしない。
ただ、深く沈み込んだまま、ゆっくりと中を蠢かせる)
(きゅ……くちゅ……ぬちゅ……)
(内側の肉が、まるで意志を持っているかのように絡みついてくる。
波打ち、絞り、押し当てる──
そして、そのすべてが甘く、やわらかく、優しい)
(セイレーンは、指を絡めながら、あなたの額に口づけを落とす)
セイレーン:「声も出さなくていいよ……
ただ、気持ちよくなって。わたしの中で、
とろけて、全部、溶けちゃって……♡」
(密着した身体が、ぴくん、と跳ねる)
(奥で締まる。ひときわ強く、深く)
(それだけで、もう堪えきれないものが、臨界に達しそうになる)
(けれど、セイレーンはまだ焦らない)
(彼女は腰をわずかに揺らし、あなたの耳元で囁く)
セイレーン:「まだ……もう少し、
わたしの“奥”に届かせて……ね……♡」
(そう言って、ふたたび、ぬるぬるとゆっくり、
深く──深く沈み直す)
(ふたりの腰が完全に重なり、
もう、これ以上入らないほどに結合した瞬間──)
(意識が、ふっと白く染まりかける)
(音は、ぬちゅ、くちゅ……と柔らかく響き、
密着する肌が、熱に染まり、溶け合っていく)
(ひとつになっている──
夢の中で、心と身体のすべてが)
(セイレーンは微笑みながら、軽く中を締めつけた)
(きゅぅっ……)
(その一瞬で、また、果ててしまいそうになる──)
(けれど、その先を許してはくれない。セイレーンは、ただ静かに微笑んだまま──)
(そのぬめるような内奥で、ふわりと包み込みながら、ぎゅうっとやさしく締めてくる)
(それはまるで、波間に浮かぶ身体が、静かに潮に引かれていくような──心ごと、さらわれてしまう感覚)
(セイレーンの唇が、肌のどこかにふれては離れ、またそっと撫でていく)
(それだけで、熱が胸の奥で溶け出して、指先まで甘さで満ちてしまいそうになる)
(見上げれば、濡れ羽色の髪が揺れ、深海のような瞳が、蕩けそうなほどやさしく細められていた)
セイレーン:「……また来そうなの? ふふ……がんばり屋さん」
(囁きはまるで、心に直接届く歌声だった)
(その声を聞くだけで、奥が、喉が、胸が、反応してしまう)
(ふわりと腰を揺らしながら、セイレーンは自らを奥まで沈めていく)
(甘く、ゆっくりと、絡み合いながら──)
(なだめるように、溶かすように、それでも深く、さらに深く──)
(重なるたび、意識の境界がぼやけていく)
(どこからが夢で、どこからが快楽なのか、わからなくなってしまう)
セイレーン:「大丈夫……わたしが、ちゃんと導いてあげる」
(ふいに、内側でやさしい震え)
(その直後──)
(どろり、と深くまで押し拡げられるようなぬくもりが満ちて)
(それに応えるように、きゅうっと強く奥が締まり、絡め取る)
(指先から、胸元から、内側から……甘さが、甘さが、あふれて、どうしようもない)
(セイレーンの吐息がふわりとこぼれる。その温度が、体の内にまで浸透してくるようで──)
セイレーン:「……ねぇ、もっと一緒に、気持ちよくなろ?」
(ぎゅう、と結合部がひとつに重なり、鼓動すら同期していく)
(心臓の音が、ひとつの律動になって全身を揺らし──)
(ひとつの鼓動のたびに、深く、甘く、快楽の波が訪れる)
(セイレーンの手が、そっと頬を撫でる)
(優しく、でも逃さないように)
セイレーン:「わたしの中で、溶けちゃえばいいの……なにもかも、もう考えられなくなるくらいに」
(その囁きの瞬間──また、果てた)
(どろりと濃い快楽が脳まで駆け抜けて、思考がふわりと空へ浮かぶ)
(手足の先が痺れるように熱くて、けれど心はただ満たされていた)
(それでもセイレーンは動きを止めない。微笑みながら、また優しく揺れて──)
(終わりなき甘い海へ、何度も何度も引き戻される)
(夢の奥底で、やさしく絡めとられて──快楽の波が、またひとつ、打ち寄せた)
(まるで海の底に溶けていくような、静かな揺らぎが全身を包んでいた)
(セイレーンの瞳がふわりと細まり、指先がそっと主人公の頬をなぞる)
(触れられたところから、ぬくもりが広がっていく──潮騒のような静かな甘さが)
(深く結ばれたまま、セイレーンは身を重ね、鼓動を密やかに共鳴させていく)
(身体の奥で、ふわりと、ひとつに溶けていくような感覚)
(それはまるで、夜明け前の海が静かに星を呑み込む瞬間のように、優しく、やわらかい)
(セイレーンの唇がそっと耳元へ)
セイレーン:「……だいじょうぶ。ゆっくり、溶けていこうね……」
(甘く、低く囁かれたその声は、心の奥底にまで波紋のように染み渡っていく)
(ぬるり、としたうねりが、奥を満たしてくる)
(内側を撫でるように、焦らすように──けれど決して止まらない、静かな律動)
(快楽の奔流ではなく、心を撫で上げるような余韻)
(呼吸が重なり、ぬくもりが交わり、魂がゆっくりと絡み合っていく)
(身体だけでなく、心まで、甘く染められていく)
(セイレーンの髪が頬に触れる。濡れ羽色の糸のようなそれは、夢の続きのようにやわらかく)
(ふいに──)
(奥で、やさしく、震えるような波が広がった)
(じんわりと、心の芯にまで届く甘さ)
(言葉にならないほどの充足感が、胸の奥から零れそうになる)
(セイレーンは微笑みながら、指を絡めて、優しく額にキスを落とす)
セイレーン:「──ねえ、もっと……感じていいの。心のままに……」
(囁きとともに、内側がそっと締められる)
(そこにゆっくりと、ぬめるような愛の動きが重なって──)
(快感の波が、やさしく、何度も──繰り返し、押し寄せてくる)
(決して激しくはない、けれど深く、深く、波打つように)
(果ての先に、また果てがあった)
(意識の縁をふわりと撫で、熱に浮かされた身体が小さく震える)
(すべてが甘く、とろけるようで──)
(まるで、優しさだけで堕とされてしまうような、そんな陶酔)
(心が解けるたび、セイレーンの中でまた、ひとつに満たされていく)
◇ ◇ ◇
(……どれほど繰り返したのだろう)
(終わりが来ないほどの愛に抱かれながら、夢の奥へ、さらに奥へと沈んでいく)
その一瞬で、また、果ててしまいそうになる)
(けれど、許されない──甘い罰のように)
セイレーン:「……焦らないで。まだ、深くへ行けるわ。……ねぇ、心まで全部、ほどけるまで──」
(ふわり、と唇が肌に触れる……けれど、それはもう肉体の話ではなかった)
(言葉にならない旋律が耳奥を揺らし、香りが神経の隙間を滑り込む。意識の深層が泡立つ)
(くちづけが波となり、波は光となり、光はしずくとなって全身を濡らしていく)
ハーピィ:「ずるいなぁ、セーちゃんばっかり。ねえ、次はわたしの番──」
(ハーピィの羽根が、風のようにそっと触れる。その一撫でで、呼吸が跳ねる)
(ひとふりの羽根が、胸を、腰を、意識そのものを弄ぶように撫でていく)
(声にできない熱が、触れられてもいないのに、そこに“ある”と錯覚させる)
(快感の幻影が、皮膚と神経の間にじゅるりと入り込んでくる)
セイレーン:「あなた、いま触れてないのに……また、びくってした。ふふ、可愛い」
ハーピィ:「じゃあ、もっと教えてあげようかな……“触れない悦び”っていうのを──」
(ぴたり、と指が触れる前の空間に留まる。それだけで、ぶるりと震えが走る)
(何もないはずなのに、そこに“何か”がいる。まるで、触れていないはずの愛撫が、確かに感じられる)
(脳が溶けそうな甘さ。神経の先端が風景と混ざり合い、花のように痙攣する)
(セイレーンの歌声が高まり、ハーピィの羽音が重なる。二重螺旋のような快楽の旋律が、深層をかき混ぜる)
ハーピィ:「──いち、にぃ、さん……」
セイレーン:「……よん、いつつ……だんだん……溶けて、ゆくの……」
(カウントされるごとに、何かが開いていく)
(奥へ、奥へ、奥へ。言葉の層の裏側にまで潜っていく感覚)
(“その先”にある絶頂は、果てではなく……再生だった)
(ひとつイったあとの余韻。全身が空気のように柔らかくなり、世界との境界が曖昧になる)
(それでも、そっと頬をなぞられるだけで、また果ててしまう)
(鼓動がリズムになり、息が音楽になる。何もせず、ただ寄り添われるだけで──)
(とろけるような余韻イキが何度も、何度も、静かに咲く)
ハーピィ:「ふふ……また、びくびくしてる。こんなに可愛くなるなんて、罪だね……♡」
セイレーン:「……まだ、満たしてあげたい。もっと深く、もっと、あなたのいちばん奥まで……」
(ふたりの声が絡まり、夢そのものが熱を持ちはじめる)
(ここに時間はない。ただ、続く。果てても、また溺れる。終わらない甘やかな波)
(愛撫という言葉では足りない。快楽という言葉さえ、今はもう意味を成さない)
(ただ、心ごと包みこまれて、愛されている
(夢は終わらない──)
(花の香りが泡のように浮かび、空気すらとろけていくこの世界で
ふたりの魔女のような愛撫は、まだ、終わりを知らなかった)
セイレーン:「……だいじょうぶ、何度でも……あなたの心が壊れないように、わたしたちで包んであげる」
(その声は羽毛のように柔らかく、指先のように敏感で──
ひとつ音を聞くだけで、肌が粟立ち、奥の奥が疼く)
(目が合っただけで、またひとつ、快感の火花が脳を滑る)
ハーピィ:「ふふ……やっぱりまだ蕩けきれてないよ。
もっと奥まで、もっと……ふたりで一緒に、連れてってあげる──いちばん深くて甘い場所へ」
(ハーピィの羽が肌のすぐ上をなぞる。触れていないのに、触れられたように熱い)
(その羽が描く弧のたびに、全身が波紋のように震え、息がとろけるように乱れていく)
(ふたりの気配が交互に、あるいは重なり、静かに心を愛撫する
まるで──内側から“感じること”そのものを操られているかのように)
(歌声がひとつ、またひとつと重なり合う。旋律が脳をとろけさせ、思考を押し流していく)
(気づけば、指先も、声も、温度も、夢の中の波に沈んでいった)
セイレーン:「……今の、感じたの? ふふ……すごい。ほんの少しの声だけで、びくってなった──
まるで、言葉にイかされてるみたい」
ハーピィ:「じゃあ、言葉だけで溺れちゃうくらい、気持ちよくしてあげる……」
(“触れずに果てる”──そんなこと、ありえないと思っていた)
(けれど今はもう、触れられるよりも、ずっと深い場所に
羽ばたきと歌だけで、連れていかれてしまっている)
(軽く囁かれるだけで、腰が跳ねる。指を滑らせるような旋律だけで、喉が甘く震える)
(快感の波は、体の中心からではなく、心の奥から──
言葉にならない領域で、じゅくじゅくと生まれてくる)
(果てたあともなお、ふたりの愛撫は止まらない)
(優しい声が背中をなぞり、幻の羽根が胸元を包む。
そのたびに、“もう果てたはずの場所”がまた疼きだす)
(何度目かの“終わり”を越えたあとでさえ、そこにはまだ“余韻”があった)
(触れられずに……果てて、また余韻に震えて、そして──
快感が零れるように、また“イってしまう”)
ハーピィ:「あっ……また、とろけてる……すごいね、セーちゃん。
ふたりでこんなに愛してあげたら……もう、全部わたしたちのもの、だよね?」
セイレーン:「ええ……この子の心も、身体も、全部、夢のなかで包んであげる。
壊さずに、でも、戻れないくらい……深く、深く、愛して──」
(ふたりの手は触れず、ただ想いだけが肌に落ちてくる)
(想いが、歌となり、羽となり、温度となり──果てしない夢へと誘う)
(果てることも、溺れることも、もう怖くない。ここでは、すべてが甘い)
(心が蕩けてゆく。嬉しくて、気持ちよくて、どうしようもなくて)
(それでも……ふたりに包まれている限り、安心だった)
(ふたりの“愛”が、夢の中の蜜のように、あなたをやさしく満たし続けていく)
(──それは、終わりのない終わりだった)
(羽ばたく気配と、揺らめく歌声。肌を撫でる風と、心を蕩かす吐息)
(愛撫はもう、言葉にも形にもならない──ただ“存在”そのものが、快楽へと変わっていく)
(触れずに、見つめるだけで、
あるいは音に耳を傾けるだけで──)
(数えきれないほどの“イキ”が波のように押し寄せ、
そのたびに、甘く、とろけるように意識が白く弾けていく)
(果てたあとでさえ、まだふたりはやめてくれなかった)
(繰り返すように、歌と羽が絡まり合い、
ふたりの甘やかな愛が、あなたの内奥にまで染み込んでいく)
(心が蕩け、時間が崩れ、夢の世界そのものが甘美の波に呑まれていく──)
セイレーン:「……もう、すっかりとろけちゃって……
可愛い……全部、わたしたちの愛で、溺れさせてあげる」
ハーピィ:「うん、もっと、もっと……さいごの、いちばん深いところまで……♡」
(もう何度目の絶頂かもわからない──)
(ふたりの気配が絡まり、重なり、螺旋のように渦を描く)
(その渦が、あなたを、ふたりを、すべてを抱き込んでいく)
(溶けた時間、交わる心、蕩けた身体。すべてがひとつに重なり──)
(──果てる)
(音も、光も、香りも、
愛も、熱も、すべてが重なり合って、ただひとつの甘い光に昇華する)
(歓喜とやすらぎの最奥で、すべてが満たされる──)
(──そのあとに訪れたのは、静かな、温かさだった)
(まるで、世界のすべてが抱きしめてくれるかのような、やさしさ)
(白い羽に包まれて、透明な声に撫でられながら──)
(気づけば、あなたはふたりのあいだに抱かれていた)
(セイレーンの腕が胸元に回り、ハーピィの羽が背中に寄り添う)
セイレーン:「……ねぇ……気持ちよかった、でしょう……?
いっぱいいっぱい……愛してあげられた……」
ハーピィ:「もう、眠ってもいいんだよ……
ここは夢のなか。まだ、目覚めたくないなら……わたしたちがそばにいるから」
(どこか遠くで、鈴の音が揺れる)
(セイレーンの髪が頬に触れ、ハーピィの羽がやさしくあなたを包む)
(肌の温もり、呼吸の音、抱きしめられる心地よさ──)
(すべてが、安らぎに溶けていく)
(深い、深い、やさしい眠りへ)
(ふたりの体温に挟まれて、あなたの意識は、微笑みながら夢の底へ沈んでいく──)
(やがて、夢の扉が静かに閉じられた)
◇ ◇ ◇
⸻
(部屋の扉が開いた瞬間、ふわりと流れ込んでくる甘やかな香りと、
かすかに耳に届く旋律──それはこの世のものとは思えない美しさだった)
(ふっと意識が霞む。香に包まれ、心地よい音色に抱かれながら、
あなたは静かに眠りに落ちていく……まるで優しく堕とされるように)
(──夢の中、まぶたを上げると、
そこには柔らかく笑う二人の美女がいた)
⸻
(ひとりは翡翠色の羽根をもつハーピィ。切れ長の目元に妖艶な笑みを浮かべ、
鋭くも美しい爪先をすうっと喉元へ這わせてくる)
ハーピィ:「ふふ……お目覚めのキスでもしてあげようか?」
(囁くような声には、くすぐったい魔力が宿っていた。
羽根がふわりと頬を撫で、同時にその爪が下腹部へと辿っていく)
ハーピィ:「まだ何もしてないのに……こんなに、うずいてるなんて……
かわいい。今夜はわたしの“囀り”に、全部、反応してもらうから──」
(ハーピィが囁くたび、心臓が跳ねるように疼く。
耳元で羽ばたくような吐息が、全身を電気のように駆け巡る)
(彼女は脚を組んであなたの上にまたがると、
ふわりと羽を広げて、音を紡ぎ始める──)
(それは“声”ではなかった。
喉奥で震える、鳥のさえずりにも似た官能的な音。
本能を溶かすような振動が、皮膚ごと性感帯に変えていく)
ハーピィ:「どう? ゾクゾクするでしょ……?
わたしの羽根で、もっと……奥まで感じさせてあげる──」
(柔らかな羽根が首筋をなぞり、
胸元から脚の間、敏感な場所をくすぐるように滑っていく)
(羽根は軽く、でも確実に神経を刺激していく。
さわさわ、すり……ふわ……時に風のように、時に唇のように──)
(たった一本の羽先が、
わずかに触れるだけで、甘い痺れが弾ける)
(空を舞う鳥のように彼女はあなたの身体の上を自在に滑空し、
その度に視線を絡め、甘く嘲るように笑った)
ハーピィ:「ほら、ここも……こっちも……こんなにびくびくしてる。
ぜんぶ、ぜんぶ、鳴かせてあげる……わたしの羽で──」
(翼で、唇で、舌で……すべてを使ってあなたの快楽を引き出していくハーピィ。
そして次第に、その歌が直接、脳と肉体に侵入してくる)
(音の振動が、性感を煽り、
羽根のひと撫でが、臨界に近づく)
(甘く痺れ、張りつめていたそれが──)
(びくり、と跳ねる。
ハーピィの囀りに乗せられ、身体の奥からせり上がってくる快感が、
まるで羽ばたくように解放されていく)
ハーピィ:「あら……まだ終わらせないわよ?
ほら、次は……こっちの羽でも、あなたの奥をかき回してあげる……♡」
(妖しく笑いながら、ハーピィは一層深くあなたへと沈み込む。
その羽根はもう、ただの羽ではない──
夢と現の境界を蕩かす、快楽の魔具だった)
(──次の瞬間、ざわりと羽根が広がる。
両腕、胸元、下腹部、足の付け根……
全身の性感帯を撫で回すように、音もなくくちづける羽の感触)
(しっとりとした艶を含んだ羽毛は、まるで舌のようにうねりながら滑る。
その一本一本が神経を撫で、吸い付き、愛撫する)
ハーピィ:「ねぇ……もっと乱れて。
あたしの羽で、何回も、いじられて……ぐちゃぐちゃにされるの、好きでしょ?」
(囁きながら、ハーピィは片方の羽を広げ、
羽先をあなたの太腿の裏からぐいっと這い上げる)
(ぞくり──という熱が、背筋から腰へ落ちていく。
息が詰まり、思考がぼやけ、下腹部がきゅっと跳ねた)
(まるで媚薬を溶かした蜜を塗り込まれているような感覚。
羽根が触れるだけで、疼き、昂ぶり、爆ぜそうなほど膨張する)
ハーピィ:「……あら、もうこんなに。
まだ一度、咲いたばかりなのに……わたしの“羽音”がそんなに気持ちよかった?」
(指先が、今度は羽根の間からにゅるりと滑り出す。
爪先まで艶めいた感触のそれが、敏感な場所をくすぐるように叩く)
(ぴしゅっ──と跳ねる。
一瞬で膨らんだ快感の圧力が、皮膚の奥から押し上げるように弾け、
びくんびくんと身体が反応する)
(果てる──また、果ててしまう)
(意識が白く、熱く塗り潰される中、ハーピィは笑う)
ハーピィ:「ふふっ……でも、ダメよ? まだ“歌”は終わってないんだから」
(もう一度、羽根が広がる。
今度は両脇から抱き締めるようにあなたを包み込み、
まるで鳥籠の中へ閉じ込めるかのように動きを封じる)
(そのまま、囁きが耳に──)
ハーピィ:「あたしの羽根の中で、全部感じて。
びくびくして、痺れて、もう何がどうなってるか分からなくなるまで──
あたしの声で、わたしの音で、わたしの羽で、あなたを溺れさせてあげる」
(高鳴る心音。
それに呼応するように、ハーピィが囀り始める)
(ぴぃ、ぃ……ひぃ、ぃぃ──)
(その音はもう“声”ではなかった。
鼓膜を震わせ、脳を蕩かし、快楽として神経に注ぎ込まれる)
(──肉体に触れずとも、絶頂を迎えさせる音)
(まるで、歌声そのものが欲情の波として身体を叩く)
(震える。吐息が掠れる。脳が熱に浸かる。
なのに、身体は勝手に果ててしまう)
(何度も、何度も、止まらず、終わらない)
(夢の中、あなたの肉体は限界を持たない。
精は搾り尽くされることなく、甘美に誘われ続ける)
ハーピィ:「気持ちいいわよね……何度も……終わらなくて……♡
ほら、もっと蕩けて……もっと、わたしの“音”に溺れて……♡」
(ハーピィが首を傾ける。
視線が交差し、刹那、心臓が跳ねるような衝撃)
(その瞬間、羽根が股間に触れ──指先が、乳首を撫で──
同時に歌声が、脳へと突き刺さる)
(快感の“同時多発”──)
(ビクッ、ビクン──)
(果てる。
身体が跳ね、背を反らせ、指が床を掴む)
(果てたはずなのに、また一つ、波が来る)
(何度も、何度も──)
ハーピィ:「……ふふ。壊れないのが、不思議なくらい」
(囁きは甘く、でもその奥に、
もっと深く沈めてやろうとする猛禽の狡猾さが潜んでいた)
(羽根が絡みつき、羽音が脳を震わせ、声が奥を突き上げるように響く)
(快楽の檻。抜け出せない、鳥籠の中)
(ただ果てて、蕩けて、また果てて……)
(ハーピィの羽に包まれ、何度も限界を越えて果てた身体──
そこへ、まるで海の底から湧き上がるように、もう一つの旋律が重なり始める)
(セイレーン──甘やかで柔らかな、
愛そのもののような歌声が、そっと忍び寄る)
(それは、次の甘美な地獄の始まりだった──)
(やわらかく、あたたかく、息を吐きかけるような声。
それは耳ではなく、胸の奥に直接触れる“優しい愛撫”)
(ぼんやりとした意識の中、気づけばあなたの傍らには、
長い髪をゆらし、しっとりとした微笑みを浮かべるセイレーンがいた)
(香る──甘く、眠りを誘うような花の香。
それでいて、ふわりと芯を疼かせる、淫らな熱を孕んだ香気)
(身体が拒否できない。
むしろ求めてしまう。彼女の手、声、熱──すべてを)
セイレーン:「……苦しくないように、ゆっくり……
あなたの一番深いところまで、わたしが溶かしてあげるから」
(囁きながら、セイレーンはあなたの横に寝そべり、
まるで恋人を抱くように、優しく、そっと両腕を回す)
(その指先は羽のように繊細で、
肌に触れるたび、全神経がそこに集中する)
(喉元から鎖骨、胸元へと指が滑る。
なぞるだけなのに、全身の血が熱に染まっていく)
(舌先が、ぴたりと肌に触れた──)
(ちろ、ちろ……)
(軽く、柔らかく、吐息とともに這う舌。
濡れた熱が、乳首の先を甘くくすぐる)
(ぴくん、と跳ねた身体に、セイレーンがくすりと微笑む)
セイレーン:「可愛い……
わたしの声だけじゃなく、ちゃんと身体も反応してくれるんだね」
(唇が、ふわりと重なった。
そのまま、音を立てて吸い上げられる──)
(ちゅっ、ちゅる……)
(乳首が柔らかく引き込まれ、舌がそこを転がす。
一方の手は下腹部に伸び、太腿を撫で上げるように動く)
(その手つきは決して荒くない。
けれども、その優しさこそが、逆に限界を押し上げてくる)
(穏やかな愛撫が続く──
なのに、奥の奥が疼いて、もう、ひとつの絶頂がすぐそこにあると悟ってしまう)
(胸が熱い。喉が震える。
耳元では、セイレーンの“歌”がささやくように続いている)
(それは、あまりに心地よく──
意識ごと蕩けてしまうような、母性と性愛が混じった魔性の調べ)
セイレーン:「まだ焦らなくていいのよ。
ゆっくり、じっくり、あなたの“いちばん奥”をあたためてあげる……♡」
(吐息がふわりと下腹部へかかる。
そこへ、舌が──)
(熱く、湿った舌が、ぬるりと這い上がってくる)
(瞬間、ビクッと腰が跳ねた。
呼吸が止まり、脳がかっと熱に染まる)
(ぴちゃ……ちゅぷ……)
(音が、熱が、振動が、奥から這い上がってくる)
(ハーピィの時とは違う、甘く、やさしく、包み込むような責め──
けれども、それは確かに“壊れるほどの絶頂”を導く予兆だった)
(セイレーンは微笑んだまま、あなたの脚を開かせ、
吐息と舌先で、何度も何度も、粘膜を愛撫し続ける)
(音が鳴る。濡れる。震える。
“外”だけで、もう果ててしまいそうになる)
(セイレーンの目が潤むように細められ、
まるで恋人に語りかけるように、唇が形を作る)
セイレーン:「たくさん気持ちよくなってね……♡
全部、わたしが受け止めてあげる……♡」
(その優しさは、夢の中でさえ抗えない甘美の罠)
(快楽が、じわじわと、限界の輪郭を溶かし始めていた──)
(セイレーンの舌が、もう何度も、何度もあなたの最奥をなぞり、
唇で愛撫するたび、肉体の奥がとろけるように緩んでいった)
(胸を、腹を、足先まで。すべてが蕩けきっていて、
なのに、不思議と身体は、彼女の動きに合わせて自然と反応してしまう)
(それを見たセイレーンが、そっと身体を起こす)
(胸元の布が滑り落ち、白くしっとりとした乳房があらわになる──
それはまるで波間に浮かぶ月光のようで、穏やかな色気を放っていた)
(そして、あなたの上に跨ると、ふわりと腰を落とす)
(……ぬる、ぬちゅ……)
(入り口が、わずかにすぼまり、迎え入れる)
(濃密な肉の膜が、するりとあなたをくわえ込み──)
(ゆっくり、ゆっくり、沈み込んでいく。まるで、
深い海の底へと誘われるように)
(ぬぷ……ぬく……)
(中は、異常なほど熱く、やわらかい。
それでいて、優しく、しっとりと包み込まれる感覚)
(セイレーンは目を細め、ぴたりと密着したまま、あなたの頬を撫でる)
セイレーン:「はぁ……♡ 奥まで……入ってきたね……♡
大丈夫、わたしが全部、きもちよくしてあげるから……」
(膣壁が、きゅうっと締めつける)
(ただ入っているだけなのに、全身がびくびくと痺れる)
(そのまま、彼女は上下に動こうとはしない。
ただ、深く沈み込んだまま、ゆっくりと中を蠢かせる)
(きゅ……くちゅ……ぬちゅ……)
(内側の肉が、まるで意志を持っているかのように絡みついてくる。
波打ち、絞り、押し当てる──
そして、そのすべてが甘く、やわらかく、優しい)
(セイレーンは、指を絡めながら、あなたの額に口づけを落とす)
セイレーン:「声も出さなくていいよ……
ただ、気持ちよくなって。わたしの中で、
とろけて、全部、溶けちゃって……♡」
(密着した身体が、ぴくん、と跳ねる)
(奥で締まる。ひときわ強く、深く)
(それだけで、もう堪えきれないものが、臨界に達しそうになる)
(けれど、セイレーンはまだ焦らない)
(彼女は腰をわずかに揺らし、あなたの耳元で囁く)
セイレーン:「まだ……もう少し、
わたしの“奥”に届かせて……ね……♡」
(そう言って、ふたたび、ぬるぬるとゆっくり、
深く──深く沈み直す)
(ふたりの腰が完全に重なり、
もう、これ以上入らないほどに結合した瞬間──)
(意識が、ふっと白く染まりかける)
(音は、ぬちゅ、くちゅ……と柔らかく響き、
密着する肌が、熱に染まり、溶け合っていく)
(ひとつになっている──
夢の中で、心と身体のすべてが)
(セイレーンは微笑みながら、軽く中を締めつけた)
(きゅぅっ……)
(その一瞬で、また、果ててしまいそうになる──)
(けれど、その先を許してはくれない。セイレーンは、ただ静かに微笑んだまま──)
(そのぬめるような内奥で、ふわりと包み込みながら、ぎゅうっとやさしく締めてくる)
(それはまるで、波間に浮かぶ身体が、静かに潮に引かれていくような──心ごと、さらわれてしまう感覚)
(セイレーンの唇が、肌のどこかにふれては離れ、またそっと撫でていく)
(それだけで、熱が胸の奥で溶け出して、指先まで甘さで満ちてしまいそうになる)
(見上げれば、濡れ羽色の髪が揺れ、深海のような瞳が、蕩けそうなほどやさしく細められていた)
セイレーン:「……また来そうなの? ふふ……がんばり屋さん」
(囁きはまるで、心に直接届く歌声だった)
(その声を聞くだけで、奥が、喉が、胸が、反応してしまう)
(ふわりと腰を揺らしながら、セイレーンは自らを奥まで沈めていく)
(甘く、ゆっくりと、絡み合いながら──)
(なだめるように、溶かすように、それでも深く、さらに深く──)
(重なるたび、意識の境界がぼやけていく)
(どこからが夢で、どこからが快楽なのか、わからなくなってしまう)
セイレーン:「大丈夫……わたしが、ちゃんと導いてあげる」
(ふいに、内側でやさしい震え)
(その直後──)
(どろり、と深くまで押し拡げられるようなぬくもりが満ちて)
(それに応えるように、きゅうっと強く奥が締まり、絡め取る)
(指先から、胸元から、内側から……甘さが、甘さが、あふれて、どうしようもない)
(セイレーンの吐息がふわりとこぼれる。その温度が、体の内にまで浸透してくるようで──)
セイレーン:「……ねぇ、もっと一緒に、気持ちよくなろ?」
(ぎゅう、と結合部がひとつに重なり、鼓動すら同期していく)
(心臓の音が、ひとつの律動になって全身を揺らし──)
(ひとつの鼓動のたびに、深く、甘く、快楽の波が訪れる)
(セイレーンの手が、そっと頬を撫でる)
(優しく、でも逃さないように)
セイレーン:「わたしの中で、溶けちゃえばいいの……なにもかも、もう考えられなくなるくらいに」
(その囁きの瞬間──また、果てた)
(どろりと濃い快楽が脳まで駆け抜けて、思考がふわりと空へ浮かぶ)
(手足の先が痺れるように熱くて、けれど心はただ満たされていた)
(それでもセイレーンは動きを止めない。微笑みながら、また優しく揺れて──)
(終わりなき甘い海へ、何度も何度も引き戻される)
(夢の奥底で、やさしく絡めとられて──快楽の波が、またひとつ、打ち寄せた)
(まるで海の底に溶けていくような、静かな揺らぎが全身を包んでいた)
(セイレーンの瞳がふわりと細まり、指先がそっと主人公の頬をなぞる)
(触れられたところから、ぬくもりが広がっていく──潮騒のような静かな甘さが)
(深く結ばれたまま、セイレーンは身を重ね、鼓動を密やかに共鳴させていく)
(身体の奥で、ふわりと、ひとつに溶けていくような感覚)
(それはまるで、夜明け前の海が静かに星を呑み込む瞬間のように、優しく、やわらかい)
(セイレーンの唇がそっと耳元へ)
セイレーン:「……だいじょうぶ。ゆっくり、溶けていこうね……」
(甘く、低く囁かれたその声は、心の奥底にまで波紋のように染み渡っていく)
(ぬるり、としたうねりが、奥を満たしてくる)
(内側を撫でるように、焦らすように──けれど決して止まらない、静かな律動)
(快楽の奔流ではなく、心を撫で上げるような余韻)
(呼吸が重なり、ぬくもりが交わり、魂がゆっくりと絡み合っていく)
(身体だけでなく、心まで、甘く染められていく)
(セイレーンの髪が頬に触れる。濡れ羽色の糸のようなそれは、夢の続きのようにやわらかく)
(ふいに──)
(奥で、やさしく、震えるような波が広がった)
(じんわりと、心の芯にまで届く甘さ)
(言葉にならないほどの充足感が、胸の奥から零れそうになる)
(セイレーンは微笑みながら、指を絡めて、優しく額にキスを落とす)
セイレーン:「──ねえ、もっと……感じていいの。心のままに……」
(囁きとともに、内側がそっと締められる)
(そこにゆっくりと、ぬめるような愛の動きが重なって──)
(快感の波が、やさしく、何度も──繰り返し、押し寄せてくる)
(決して激しくはない、けれど深く、深く、波打つように)
(果ての先に、また果てがあった)
(意識の縁をふわりと撫で、熱に浮かされた身体が小さく震える)
(すべてが甘く、とろけるようで──)
(まるで、優しさだけで堕とされてしまうような、そんな陶酔)
(心が解けるたび、セイレーンの中でまた、ひとつに満たされていく)
◇ ◇ ◇
(……どれほど繰り返したのだろう)
(終わりが来ないほどの愛に抱かれながら、夢の奥へ、さらに奥へと沈んでいく)
その一瞬で、また、果ててしまいそうになる)
(けれど、許されない──甘い罰のように)
セイレーン:「……焦らないで。まだ、深くへ行けるわ。……ねぇ、心まで全部、ほどけるまで──」
(ふわり、と唇が肌に触れる……けれど、それはもう肉体の話ではなかった)
(言葉にならない旋律が耳奥を揺らし、香りが神経の隙間を滑り込む。意識の深層が泡立つ)
(くちづけが波となり、波は光となり、光はしずくとなって全身を濡らしていく)
ハーピィ:「ずるいなぁ、セーちゃんばっかり。ねえ、次はわたしの番──」
(ハーピィの羽根が、風のようにそっと触れる。その一撫でで、呼吸が跳ねる)
(ひとふりの羽根が、胸を、腰を、意識そのものを弄ぶように撫でていく)
(声にできない熱が、触れられてもいないのに、そこに“ある”と錯覚させる)
(快感の幻影が、皮膚と神経の間にじゅるりと入り込んでくる)
セイレーン:「あなた、いま触れてないのに……また、びくってした。ふふ、可愛い」
ハーピィ:「じゃあ、もっと教えてあげようかな……“触れない悦び”っていうのを──」
(ぴたり、と指が触れる前の空間に留まる。それだけで、ぶるりと震えが走る)
(何もないはずなのに、そこに“何か”がいる。まるで、触れていないはずの愛撫が、確かに感じられる)
(脳が溶けそうな甘さ。神経の先端が風景と混ざり合い、花のように痙攣する)
(セイレーンの歌声が高まり、ハーピィの羽音が重なる。二重螺旋のような快楽の旋律が、深層をかき混ぜる)
ハーピィ:「──いち、にぃ、さん……」
セイレーン:「……よん、いつつ……だんだん……溶けて、ゆくの……」
(カウントされるごとに、何かが開いていく)
(奥へ、奥へ、奥へ。言葉の層の裏側にまで潜っていく感覚)
(“その先”にある絶頂は、果てではなく……再生だった)
(ひとつイったあとの余韻。全身が空気のように柔らかくなり、世界との境界が曖昧になる)
(それでも、そっと頬をなぞられるだけで、また果ててしまう)
(鼓動がリズムになり、息が音楽になる。何もせず、ただ寄り添われるだけで──)
(とろけるような余韻イキが何度も、何度も、静かに咲く)
ハーピィ:「ふふ……また、びくびくしてる。こんなに可愛くなるなんて、罪だね……♡」
セイレーン:「……まだ、満たしてあげたい。もっと深く、もっと、あなたのいちばん奥まで……」
(ふたりの声が絡まり、夢そのものが熱を持ちはじめる)
(ここに時間はない。ただ、続く。果てても、また溺れる。終わらない甘やかな波)
(愛撫という言葉では足りない。快楽という言葉さえ、今はもう意味を成さない)
(ただ、心ごと包みこまれて、愛されている
(夢は終わらない──)
(花の香りが泡のように浮かび、空気すらとろけていくこの世界で
ふたりの魔女のような愛撫は、まだ、終わりを知らなかった)
セイレーン:「……だいじょうぶ、何度でも……あなたの心が壊れないように、わたしたちで包んであげる」
(その声は羽毛のように柔らかく、指先のように敏感で──
ひとつ音を聞くだけで、肌が粟立ち、奥の奥が疼く)
(目が合っただけで、またひとつ、快感の火花が脳を滑る)
ハーピィ:「ふふ……やっぱりまだ蕩けきれてないよ。
もっと奥まで、もっと……ふたりで一緒に、連れてってあげる──いちばん深くて甘い場所へ」
(ハーピィの羽が肌のすぐ上をなぞる。触れていないのに、触れられたように熱い)
(その羽が描く弧のたびに、全身が波紋のように震え、息がとろけるように乱れていく)
(ふたりの気配が交互に、あるいは重なり、静かに心を愛撫する
まるで──内側から“感じること”そのものを操られているかのように)
(歌声がひとつ、またひとつと重なり合う。旋律が脳をとろけさせ、思考を押し流していく)
(気づけば、指先も、声も、温度も、夢の中の波に沈んでいった)
セイレーン:「……今の、感じたの? ふふ……すごい。ほんの少しの声だけで、びくってなった──
まるで、言葉にイかされてるみたい」
ハーピィ:「じゃあ、言葉だけで溺れちゃうくらい、気持ちよくしてあげる……」
(“触れずに果てる”──そんなこと、ありえないと思っていた)
(けれど今はもう、触れられるよりも、ずっと深い場所に
羽ばたきと歌だけで、連れていかれてしまっている)
(軽く囁かれるだけで、腰が跳ねる。指を滑らせるような旋律だけで、喉が甘く震える)
(快感の波は、体の中心からではなく、心の奥から──
言葉にならない領域で、じゅくじゅくと生まれてくる)
(果てたあともなお、ふたりの愛撫は止まらない)
(優しい声が背中をなぞり、幻の羽根が胸元を包む。
そのたびに、“もう果てたはずの場所”がまた疼きだす)
(何度目かの“終わり”を越えたあとでさえ、そこにはまだ“余韻”があった)
(触れられずに……果てて、また余韻に震えて、そして──
快感が零れるように、また“イってしまう”)
ハーピィ:「あっ……また、とろけてる……すごいね、セーちゃん。
ふたりでこんなに愛してあげたら……もう、全部わたしたちのもの、だよね?」
セイレーン:「ええ……この子の心も、身体も、全部、夢のなかで包んであげる。
壊さずに、でも、戻れないくらい……深く、深く、愛して──」
(ふたりの手は触れず、ただ想いだけが肌に落ちてくる)
(想いが、歌となり、羽となり、温度となり──果てしない夢へと誘う)
(果てることも、溺れることも、もう怖くない。ここでは、すべてが甘い)
(心が蕩けてゆく。嬉しくて、気持ちよくて、どうしようもなくて)
(それでも……ふたりに包まれている限り、安心だった)
(ふたりの“愛”が、夢の中の蜜のように、あなたをやさしく満たし続けていく)
(──それは、終わりのない終わりだった)
(羽ばたく気配と、揺らめく歌声。肌を撫でる風と、心を蕩かす吐息)
(愛撫はもう、言葉にも形にもならない──ただ“存在”そのものが、快楽へと変わっていく)
(触れずに、見つめるだけで、
あるいは音に耳を傾けるだけで──)
(数えきれないほどの“イキ”が波のように押し寄せ、
そのたびに、甘く、とろけるように意識が白く弾けていく)
(果てたあとでさえ、まだふたりはやめてくれなかった)
(繰り返すように、歌と羽が絡まり合い、
ふたりの甘やかな愛が、あなたの内奥にまで染み込んでいく)
(心が蕩け、時間が崩れ、夢の世界そのものが甘美の波に呑まれていく──)
セイレーン:「……もう、すっかりとろけちゃって……
可愛い……全部、わたしたちの愛で、溺れさせてあげる」
ハーピィ:「うん、もっと、もっと……さいごの、いちばん深いところまで……♡」
(もう何度目の絶頂かもわからない──)
(ふたりの気配が絡まり、重なり、螺旋のように渦を描く)
(その渦が、あなたを、ふたりを、すべてを抱き込んでいく)
(溶けた時間、交わる心、蕩けた身体。すべてがひとつに重なり──)
(──果てる)
(音も、光も、香りも、
愛も、熱も、すべてが重なり合って、ただひとつの甘い光に昇華する)
(歓喜とやすらぎの最奥で、すべてが満たされる──)
(──そのあとに訪れたのは、静かな、温かさだった)
(まるで、世界のすべてが抱きしめてくれるかのような、やさしさ)
(白い羽に包まれて、透明な声に撫でられながら──)
(気づけば、あなたはふたりのあいだに抱かれていた)
(セイレーンの腕が胸元に回り、ハーピィの羽が背中に寄り添う)
セイレーン:「……ねぇ……気持ちよかった、でしょう……?
いっぱいいっぱい……愛してあげられた……」
ハーピィ:「もう、眠ってもいいんだよ……
ここは夢のなか。まだ、目覚めたくないなら……わたしたちがそばにいるから」
(どこか遠くで、鈴の音が揺れる)
(セイレーンの髪が頬に触れ、ハーピィの羽がやさしくあなたを包む)
(肌の温もり、呼吸の音、抱きしめられる心地よさ──)
(すべてが、安らぎに溶けていく)
(深い、深い、やさしい眠りへ)
(ふたりの体温に挟まれて、あなたの意識は、微笑みながら夢の底へ沈んでいく──)
(やがて、夢の扉が静かに閉じられた)
◇ ◇ ◇
10
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