17 / 19
エピローグ
崩れた日常は戻る事は無い
しおりを挟む
「ふーん。で、僕のところに来たわけだ」
とあるファミレスにて。俺の席の前にはイケメンがいる。こいつが前に言っていた噂好きで残念なイケメンぼっち。名前は新谷人間。
「ところでなんで僕なんだい?」
ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべながら俺を見る。こいつに事情を話したらこれだ。わかって言ってやがる。
「聞かなくてもわかるだ」
「あー、あ、あ、あー」
俺のセリフを途中で止める。ってか静止の仕方がきもい。これだからこいつとは話したくなかったんだ。
「わかってるよ。君が僕を大親友と思ってるんだろ?うーん、でもねぇ?僕はみんなのものだからさ、君一人の親友にはなれない」
スパン!おやおやぁ?なんだか誰かが頭ひっぱたかれた落としたなぁ?あれ?俺の手が何故か新谷を叩いてた。それなら仕方ないね!
「い、痛いじゃん!何すんだよ!」
「いや、まぁ単にムカついたから」
「酷いっ!」
「酷いのはどっちだよ。だいたい、お前が前からモテたいだの女子と話したいだの言ってたから適任と思って話持ちかけてやったのに。もう帰っていい?」
「ごめんなさい!申し訳ありませんでした!だから許して!」
高速で手のひらを返しやがった…。まぁこいつのこういう所は嫌いじゃない。手のひらを返さなければリア充にはなれないからな。え、じゃあ俺って凄いんじゃない?手のひら返すことなく今を生きてんだよ?そうか、神は俺だったk。
「それじゃその話を誰かに話せばいいんだな?」
「おう、それだけでいい」
そしてふと、新谷が険しい表情をする。
「しかし、いいのかい?」
「何が」
「君のその行動だよ。関係の壊れる一歩手前なら簡単に修復できるだろ?特にお前みたいな頭のきれる馬鹿だったら」
馬鹿って、こいつも人のこと言えたもんじゃないだろ。つーかこいつ、俺を心配して…。
「まぁお前がどうなろうと俺には関係ないことだけど」
返せ!俺のちょっとした感動を返せ!こいつ本当に屑だよ。最高の屑っぷり。名前も変更した方がいいわ。屑谷人屑。どや?ええ名前じゃろ。そう心の中で笑っていると、
「お前今失礼なこと考えてたろ」
「さあ、何のことだか」
こいつは勘が鋭いので、侮辱する時はバレないようにしなければな。
「さて、話は以上だ。質問は」
「ふっ。あるとするならただひとつ」
「あ?」
「ほ、本当に、人気者になれる、かな?」
…は?こいつ、こいつもしかして、
「し、心配なだけだよ?ほ、ほんとなんだからねッ!」
ヘタレかー。こいつはヘタレだったかー。
「なれるかなれないかはお前の話し方によるな。じゃ、俺は帰る」
「そうだな」
そう言って俺達は立ち上がりレジへ向かう。
「あ」
レジの前にたったところで新谷が声を上げる。
「あ?どうした」
「財布忘れた…。お金、貸してくんない?」
「はぁ…」
この先不安で仕方ない…。
○ ○ ○
帰り道。季節は秋。梅雨ごろに彼女達にあって、いろいろなことがあった。それら全ては彼女達で構成されていたことに遅まきながら気づく。
彼女達はあの噂の真偽をどう受け入れるのだろうか。偽りと受け取るのか、はたまた真と受け取るのか。これらは彼女達次第で、俺の出る余地もあるはずもなく、ただひたすらに答えを求め、当てはまるはずもなかろう公式を使い、間違った答えを出していた。
だが俺は確信している。彼女達が真と受け取ることを。そして、彼女達は俺を諦め、明るく輝かしい青春を送ることを。
だから、壊れた関係は、壊れた物は、治ったとしてもそれは歪で全くの別物になる。元通りとはいかないのだ。
とあるファミレスにて。俺の席の前にはイケメンがいる。こいつが前に言っていた噂好きで残念なイケメンぼっち。名前は新谷人間。
「ところでなんで僕なんだい?」
ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべながら俺を見る。こいつに事情を話したらこれだ。わかって言ってやがる。
「聞かなくてもわかるだ」
「あー、あ、あ、あー」
俺のセリフを途中で止める。ってか静止の仕方がきもい。これだからこいつとは話したくなかったんだ。
「わかってるよ。君が僕を大親友と思ってるんだろ?うーん、でもねぇ?僕はみんなのものだからさ、君一人の親友にはなれない」
スパン!おやおやぁ?なんだか誰かが頭ひっぱたかれた落としたなぁ?あれ?俺の手が何故か新谷を叩いてた。それなら仕方ないね!
「い、痛いじゃん!何すんだよ!」
「いや、まぁ単にムカついたから」
「酷いっ!」
「酷いのはどっちだよ。だいたい、お前が前からモテたいだの女子と話したいだの言ってたから適任と思って話持ちかけてやったのに。もう帰っていい?」
「ごめんなさい!申し訳ありませんでした!だから許して!」
高速で手のひらを返しやがった…。まぁこいつのこういう所は嫌いじゃない。手のひらを返さなければリア充にはなれないからな。え、じゃあ俺って凄いんじゃない?手のひら返すことなく今を生きてんだよ?そうか、神は俺だったk。
「それじゃその話を誰かに話せばいいんだな?」
「おう、それだけでいい」
そしてふと、新谷が険しい表情をする。
「しかし、いいのかい?」
「何が」
「君のその行動だよ。関係の壊れる一歩手前なら簡単に修復できるだろ?特にお前みたいな頭のきれる馬鹿だったら」
馬鹿って、こいつも人のこと言えたもんじゃないだろ。つーかこいつ、俺を心配して…。
「まぁお前がどうなろうと俺には関係ないことだけど」
返せ!俺のちょっとした感動を返せ!こいつ本当に屑だよ。最高の屑っぷり。名前も変更した方がいいわ。屑谷人屑。どや?ええ名前じゃろ。そう心の中で笑っていると、
「お前今失礼なこと考えてたろ」
「さあ、何のことだか」
こいつは勘が鋭いので、侮辱する時はバレないようにしなければな。
「さて、話は以上だ。質問は」
「ふっ。あるとするならただひとつ」
「あ?」
「ほ、本当に、人気者になれる、かな?」
…は?こいつ、こいつもしかして、
「し、心配なだけだよ?ほ、ほんとなんだからねッ!」
ヘタレかー。こいつはヘタレだったかー。
「なれるかなれないかはお前の話し方によるな。じゃ、俺は帰る」
「そうだな」
そう言って俺達は立ち上がりレジへ向かう。
「あ」
レジの前にたったところで新谷が声を上げる。
「あ?どうした」
「財布忘れた…。お金、貸してくんない?」
「はぁ…」
この先不安で仕方ない…。
○ ○ ○
帰り道。季節は秋。梅雨ごろに彼女達にあって、いろいろなことがあった。それら全ては彼女達で構成されていたことに遅まきながら気づく。
彼女達はあの噂の真偽をどう受け入れるのだろうか。偽りと受け取るのか、はたまた真と受け取るのか。これらは彼女達次第で、俺の出る余地もあるはずもなく、ただひたすらに答えを求め、当てはまるはずもなかろう公式を使い、間違った答えを出していた。
だが俺は確信している。彼女達が真と受け取ることを。そして、彼女達は俺を諦め、明るく輝かしい青春を送ることを。
だから、壊れた関係は、壊れた物は、治ったとしてもそれは歪で全くの別物になる。元通りとはいかないのだ。
0
あなたにおすすめの小説
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
現実とサキュバスのあいだで ――夢で告白した相手が、同居を始めた話
そう
青春
ある日家に突然現れた謎のサキュバスのホルさん!
好感度はMAXなようで流されるがまま主人公はホルさんと日常を過ごします。
ほのぼのラブコメというか日常系小説
オチなどはなく、ただひたすらにまったりします
挿絵や文章にもAIを使用しております。
苦手な方はご注意ください。
怪我でサッカーを辞めた天才は、高校で熱狂的なファンから勧誘責めに遭う
もぐのすけ
青春
神童と言われた天才サッカー少年は中学時代、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯においてクラブを二連覇させる大活躍を見せた。
将来はプロ確実と言われていた彼だったが中学3年のクラブユース選手権の予選において、選手生命が絶たれる程の大怪我を負ってしまう。
サッカーが出来なくなることで激しく落ち込む彼だったが、幼馴染の手助けを得て立ち上がり、高校生活という新しい未来に向かって歩き出す。
そんな中、高校で中学時代の高坂修斗を知る人達がここぞとばかりに部活や生徒会へ勧誘し始める。
サッカーを辞めても一部の人からは依然として評価の高い彼と、人気な彼の姿にヤキモキする幼馴染、それを取り巻く友人達との刺激的な高校生活が始まる。
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
元暗殺者の俺だけが、クラスの地味系美少女が地下アイドルなことを知っている
甘酢ニノ
恋愛
クラス一の美少女・強羅ひまりには、誰にも言えない秘密がある。
実は“売れない地下アイドル”として活動しているのだ。
偶然その正体を知ってしまったのは、無愛想で怖がられがちな同級生・兎山類。
けれど彼は、泣いていたひまりをそっと励ましたことも忘れていて……。
不器用な彼女の願いを胸に、類はひまりの“支え役”になっていく。
真面目で不器用なアイドルと、寡黙だけど優しい少年が紡ぐ、
少し切なくて甘い青春ラブコメ。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる