青春ラブコメと無関係な世界

涼雪 涼

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プロローグ

斯くもめでたく生徒会執行部へ

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 フリーズ。これがこの部屋の雰囲気に値するものだと、俺は思った。

 ホワイ?何でそうなる?

「何言ってるかさっぱり分からないんだが…」

「言葉の通りよ」

臥京は澄ました顔で答える。

「ちょ、ちょっと待て。いいか?俺は、才能の無い凡人以下の人間だ。そんな俺がここに入ったら何か色々ヤバイというか…」

「大丈夫じゃ。文句を言う輩が居るなら儂が絞めころ…話を付けてやる」

 今、絞め殺すって言いました?言いましたよね?やめて、変な噂が流れるから!

「も、問題ないと思います。ぁの、嫌、ですか?」

 上目遣いは卑怯だと思います、河鷺さん。可愛い!だが!俺は揺るがな

「今入れば儂のパンツを見せても構わんが?」

「要らんわ!」

 気になるけれども!なるけれども!黒?白と水色?気にな…らんわ!

 さてはともかく。生徒会執行部に入るには、生徒会長に指名される必要がある。その為、生徒達は皆、自分達は才能ある生徒だと証明しようとする。

 中には俺みたいに諦めて、死んだように高校生活を送る生徒もいる。

「この前の傘の対価よ」

「傘の対価にしちゃ大き過ぎやしないか?」

 生徒会執行部に入ると色々な特典が与えられるのだ。

特典その1。必ず進級出来る。

特典その2。学食が半額になる。

特典その3。体育祭や文化祭などの学校行事の予算をほとんど勝手に決めることが出来る。

 以下の特典に付き生徒達は必死こいて生徒会長に見てもらおうと頑張っているのだ。

「魅力的な提案だがことわ」

「貴方に拒否権は無いわ。断った瞬間に根も葉もない噂を、学校の裏サイトで流してあげる。それでも断るなら」

「入ります!入らしてください!いや、入らしていただきます!」

 恐ろしい女だった。サタンじゃなくて閻魔大王だったよ。舌抜かれるんじゃなくて度肝抜かれるわ。

 かくして、強引に生徒会執行部に入会させられた。

 やはり、人と関わるとろくな事にならないと再認識した瞬間だった。

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