27 / 118
信仰都市ギャンヴェル編
27 到着、信仰都市ギャンヴェル
しおりを挟む
そう言えば今更だけどルシファーが治めている国名が分からないな。
「本当に今更ですね」
巨大な城壁に沿い城門を馬車で探しながら話が進む。
「確かあの国は貿易都市グリゴレオだったはずです。今私たちが見ているこの城壁の向こうは怠惰の魔王の治める国、信仰都市ギャンヴェルですね。大体はギャンヴェルからの輸出品がグリゴレオの市場に出回っています。ただ、ギャンヴェルが豊かなのかと言われればそうではありません。神様への信仰のせいですけど。なので多少は嫉妬の魔王の国から仕入れたものとしばしば混ざることもあるそうです」
話が終わるとリヴィアンがはっと目を覚ます。…寝てたのか。自治問題は大事なことなんだから聞けよ。
「ま、まぁそんなところね!」
俺のジト目からさっと目をそらしわざとらしく前に見えた城門を指差すリヴィアン。
「ほら!着いたわよ!怠惰の魔王の治める国、信仰都市ギャンヴェル!でも何でルシファー様はギャンヴェルに寄るように言ったのかしら」
この娘はアホの子かしら?理由わからず寄ったとか少しは考えようよ。はてと首を傾げるリヴィアンにマグは説明を始める。
「いいですか?グリゴレオとギャンヴェルが貿易条約を結んでいるのは、リビドー平原という比較的安全な平原を挟み両国が建国しているからです。それに加え、怠惰の魔王と傲慢の魔王の仲がそこそこ良かったためグリゴレオとギャンヴェルは和親条約を結んだのです。つまり、傲慢の魔王とそこそこ仲が良くて協力してくれるかもしれないからとの理由ですよ」
説明が終わったと丁度城門が見える。そしてその城門の脇には小さな小屋が一軒、ポツンと建っていた。
おそらく小屋の中には警備兵がいるのだろう。
その小屋に着くと扉を軽く叩く。数秒後、窓が開き兜を被らず鎧だけの警備兵が気だるそうに俺達を見た。
「すみません、門を開けてもらいたいんですが…」
すると突然警備兵がビシッと姿勢を正す。先程とはえらい違いだ。
「何処から来た?」
「貿易都市グリゴレオから」
「用件は?」
すぅと息を整える。なるべく怪しまれないように、わざと強気な目で。
「怠惰の魔王、すなわちベルフェゴール殿に挨拶を」
そして暫く警備兵は黙っていたが、
「まぁ、いいだろう。その代わり監視を同行させてもらうが、よろしいか?」
監視兵か。問題はないだろう。俺はそのまま頷く。その後、門を開けてもらう。馬車の後には監視兵の少女が乗り込んでいる。
入国成功である。
賑やかな街。それが俺の第一印象だ。歩いている人は大体が聖職者ばかりで、片手に聖書、もう片方には十字架という格好の人が多かった。
だがそれだけでは街は賑わうはずがない。縁の下の力持ちはやはり商人たちだろう。ひっきりなしに喚くように商品の紹介をする露店。この時期に取れる旬の食べ物をうる八百屋や魚やなどなど。さすがはグリゴレオに輸出するだけはある。
大通りの先には大きな教会と城が見えた。俺は安堵のため息をついた。
「どうしたの?」
リヴィアンが俺の顔をのぞき込む。お前には分からないのか?と視線でリヴィアンに聞く。
「城が大きくて安心したんだよ。にしても、魔王の城と教会がくっついてるとは。魔王と神様、対照的なもんなのにな」
「そうでもありません。魔王、又は悪魔などは神が堕天したらなるものです。あるいは神が死ねば悪魔などになります。似てないようで似ている、それが魔王と神様です」
後ろに座っていた監視兵の少女が淡々と話す。物静かで何というか話しかけづらい。そんな感じの印象だったが以外と可愛らしい声だったので顔を見たくなった。
「あの、突然ですいませんが兜を外してもらえます?」
そんなことを口走っていた。兜の奥から睨まれているのが分かる。
「なぜ外す必要が?」
「いや、顔を覚えていないとはぐれた時とか」
「あたしが覚えています」
「でも、それだとコミュニケーションが…」
「こみゅ?何ですかそれ」
「意思疎通ってことなんだけど」
「これだから転生者は嫌いなんです」
「え」
結局この後監視兵の少女と話すことは無かった。俺はこの少女が言ったセリフが頭の中で渦巻いていた。
暫くの沈黙の後、ふと馬を止めてしまう。偶然通りかかった露店で面白いものがあったからである。
「模倣宝石ですか。転生者はそんな物が好きなんですか?」
少し馬鹿にしたように笑う監視兵の少女。
「でもまぁ、あたしも嫌いではありません。偽物なのに本物になろうと輝いているのは素敵だと思います」
リヴィアンとマグは馬車が止まると同時にさーとどこかへ行ってしまった。後で探す俺の身にもなってくれよ…。
「ふーん」
俺は馬を進めようとしたが、監視兵の少女がまじまじ模倣宝石を見ている。
「欲しいの?」
「けっ、決して欲しいとは」
「おっちゃん、この赤い模倣宝石ペアリングネックレス頂戴」
もう買おう。可愛いわ。もうね、お兄ちゃん何でも買っちゃう。
「200ガルドね」
ペアリングネックレス一つで1200円。え、高くない?模倣宝石だよね?しぶしぶ払う。これも監視兵の少女の喜ばせるため…!
「ほれ、片方あげる。もう片方は俺が記念にもらうから」
シャラと音を立てて、監視兵の少女の手のひらに落とす。
「いやっ、でもお金…」
「心配すんな。俺はお前にあげるために買ったんだし。俺の勝手にしたことだ」
暫くもじもじしたものの、お礼を言う。そして、兜をあっけなく脱いだ。
瑠璃色の髪。その髪と合わせるように綺麗なウルトラマリンの瞳。すっとした顔立ちはキリッと強気でしかしそれでいて弱さを持っているような。おそらく鎧の下はナイスボディなのだろう。ボン・キュッ・ボン!なのだろう。
「そうですよ。こんな髪の色だから化け物扱いされたり、異国人といって差別されるんです。転生者は髪や目を欲しがります。だから、転生者は嫌いなんです」
何か過去に重い何かがあったのか。それより容姿も見れたんだし名前も知りたいな。
「名前、教えてくれない?」
暫く考えたような素振りをしたが、頬を赤らめ上目遣いで教えてくれる、ってもうカワエエわー!
「モーガン=ル=フェイ」
…は?
「今、なんて…」
聞き間違いではないなら今、モーガンて、
「だから、あたしの名前はモーガン=ル=フェイ」
あの妖姫と呼ばれる魔女。そして、水の妖精とも呼ばれる。モーガン=ル=フェイは俺をじっと見ていた。
「本当に今更ですね」
巨大な城壁に沿い城門を馬車で探しながら話が進む。
「確かあの国は貿易都市グリゴレオだったはずです。今私たちが見ているこの城壁の向こうは怠惰の魔王の治める国、信仰都市ギャンヴェルですね。大体はギャンヴェルからの輸出品がグリゴレオの市場に出回っています。ただ、ギャンヴェルが豊かなのかと言われればそうではありません。神様への信仰のせいですけど。なので多少は嫉妬の魔王の国から仕入れたものとしばしば混ざることもあるそうです」
話が終わるとリヴィアンがはっと目を覚ます。…寝てたのか。自治問題は大事なことなんだから聞けよ。
「ま、まぁそんなところね!」
俺のジト目からさっと目をそらしわざとらしく前に見えた城門を指差すリヴィアン。
「ほら!着いたわよ!怠惰の魔王の治める国、信仰都市ギャンヴェル!でも何でルシファー様はギャンヴェルに寄るように言ったのかしら」
この娘はアホの子かしら?理由わからず寄ったとか少しは考えようよ。はてと首を傾げるリヴィアンにマグは説明を始める。
「いいですか?グリゴレオとギャンヴェルが貿易条約を結んでいるのは、リビドー平原という比較的安全な平原を挟み両国が建国しているからです。それに加え、怠惰の魔王と傲慢の魔王の仲がそこそこ良かったためグリゴレオとギャンヴェルは和親条約を結んだのです。つまり、傲慢の魔王とそこそこ仲が良くて協力してくれるかもしれないからとの理由ですよ」
説明が終わったと丁度城門が見える。そしてその城門の脇には小さな小屋が一軒、ポツンと建っていた。
おそらく小屋の中には警備兵がいるのだろう。
その小屋に着くと扉を軽く叩く。数秒後、窓が開き兜を被らず鎧だけの警備兵が気だるそうに俺達を見た。
「すみません、門を開けてもらいたいんですが…」
すると突然警備兵がビシッと姿勢を正す。先程とはえらい違いだ。
「何処から来た?」
「貿易都市グリゴレオから」
「用件は?」
すぅと息を整える。なるべく怪しまれないように、わざと強気な目で。
「怠惰の魔王、すなわちベルフェゴール殿に挨拶を」
そして暫く警備兵は黙っていたが、
「まぁ、いいだろう。その代わり監視を同行させてもらうが、よろしいか?」
監視兵か。問題はないだろう。俺はそのまま頷く。その後、門を開けてもらう。馬車の後には監視兵の少女が乗り込んでいる。
入国成功である。
賑やかな街。それが俺の第一印象だ。歩いている人は大体が聖職者ばかりで、片手に聖書、もう片方には十字架という格好の人が多かった。
だがそれだけでは街は賑わうはずがない。縁の下の力持ちはやはり商人たちだろう。ひっきりなしに喚くように商品の紹介をする露店。この時期に取れる旬の食べ物をうる八百屋や魚やなどなど。さすがはグリゴレオに輸出するだけはある。
大通りの先には大きな教会と城が見えた。俺は安堵のため息をついた。
「どうしたの?」
リヴィアンが俺の顔をのぞき込む。お前には分からないのか?と視線でリヴィアンに聞く。
「城が大きくて安心したんだよ。にしても、魔王の城と教会がくっついてるとは。魔王と神様、対照的なもんなのにな」
「そうでもありません。魔王、又は悪魔などは神が堕天したらなるものです。あるいは神が死ねば悪魔などになります。似てないようで似ている、それが魔王と神様です」
後ろに座っていた監視兵の少女が淡々と話す。物静かで何というか話しかけづらい。そんな感じの印象だったが以外と可愛らしい声だったので顔を見たくなった。
「あの、突然ですいませんが兜を外してもらえます?」
そんなことを口走っていた。兜の奥から睨まれているのが分かる。
「なぜ外す必要が?」
「いや、顔を覚えていないとはぐれた時とか」
「あたしが覚えています」
「でも、それだとコミュニケーションが…」
「こみゅ?何ですかそれ」
「意思疎通ってことなんだけど」
「これだから転生者は嫌いなんです」
「え」
結局この後監視兵の少女と話すことは無かった。俺はこの少女が言ったセリフが頭の中で渦巻いていた。
暫くの沈黙の後、ふと馬を止めてしまう。偶然通りかかった露店で面白いものがあったからである。
「模倣宝石ですか。転生者はそんな物が好きなんですか?」
少し馬鹿にしたように笑う監視兵の少女。
「でもまぁ、あたしも嫌いではありません。偽物なのに本物になろうと輝いているのは素敵だと思います」
リヴィアンとマグは馬車が止まると同時にさーとどこかへ行ってしまった。後で探す俺の身にもなってくれよ…。
「ふーん」
俺は馬を進めようとしたが、監視兵の少女がまじまじ模倣宝石を見ている。
「欲しいの?」
「けっ、決して欲しいとは」
「おっちゃん、この赤い模倣宝石ペアリングネックレス頂戴」
もう買おう。可愛いわ。もうね、お兄ちゃん何でも買っちゃう。
「200ガルドね」
ペアリングネックレス一つで1200円。え、高くない?模倣宝石だよね?しぶしぶ払う。これも監視兵の少女の喜ばせるため…!
「ほれ、片方あげる。もう片方は俺が記念にもらうから」
シャラと音を立てて、監視兵の少女の手のひらに落とす。
「いやっ、でもお金…」
「心配すんな。俺はお前にあげるために買ったんだし。俺の勝手にしたことだ」
暫くもじもじしたものの、お礼を言う。そして、兜をあっけなく脱いだ。
瑠璃色の髪。その髪と合わせるように綺麗なウルトラマリンの瞳。すっとした顔立ちはキリッと強気でしかしそれでいて弱さを持っているような。おそらく鎧の下はナイスボディなのだろう。ボン・キュッ・ボン!なのだろう。
「そうですよ。こんな髪の色だから化け物扱いされたり、異国人といって差別されるんです。転生者は髪や目を欲しがります。だから、転生者は嫌いなんです」
何か過去に重い何かがあったのか。それより容姿も見れたんだし名前も知りたいな。
「名前、教えてくれない?」
暫く考えたような素振りをしたが、頬を赤らめ上目遣いで教えてくれる、ってもうカワエエわー!
「モーガン=ル=フェイ」
…は?
「今、なんて…」
聞き間違いではないなら今、モーガンて、
「だから、あたしの名前はモーガン=ル=フェイ」
あの妖姫と呼ばれる魔女。そして、水の妖精とも呼ばれる。モーガン=ル=フェイは俺をじっと見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる