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第3話 レッドモンキーvsローション
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俺は浜辺を後にしてから、舗装されていない道をひたすら歩いていた。
先を見通そうとしても、まるで水平線のように果てしなく気が遠くなりそうだ。
あれからどれほどの時間が経過しただろう。
優に三時間はずっとこのままな気がする。
何処にあるのかも目星がつかないが、人が栄える街があると信じ、道なき道を愚直に進み続けた。
依然、人っこ一人見当たらず、この世界の住人にはまだ遭遇できていない。
まるでこの世界に俺一人しか存在していないような孤独感が胸を占める。
体力的にも精神的にも疲弊していて、ぼーっとしていると不安なことばかり考えてしまう。
それにしても喉が渇いたな、腹だって結構減っている。
転生を果たしてからというもの、俺はまだ何も口にしていない。
空腹は多少我慢できるが、喉の渇きを耐えるのは、やはり相当苦痛を感じる。
そういえば人間の体内は、水分を2%失っただけで喉の渇きを訴えるらしい。
10%失えば脱水症状で死に至るのだとか。
このまま水分を確保できなければ、俺は死ぬ危険性もでてくる。
せっかく転生したと言うのに、このまま何も成し遂げることなく干からびて死ぬのはごめんだ。
そうだ。いっちょローションでも飲んでみようか?
あれも一応水だし大丈夫だよな?
喉に詰まって窒息するだろうか。
そんな莫迦げたことを考えていると──
「そういえば」
俺は腰バックに詰め込んでいた三体あるバナナの妖精のうち一体を取り出す。
それを両手で鷲掴みにし、力の限り、グッと絞ってみる。
すると、ポトポトとバナナのエキスが垂れてきた。
舌を出し、それを舐めとる。
果汁100パーセントのバナナジュースだ。
「まっず!」
あまりの不味さに顔をしかめる。
味が薄くて喉に異物感が残るが、しかし文句など言ってられる状況ではない。
ボロ雑巾のように限界まで絞り尽くしてエキスを抽出し、俺はなんとか当面の水分を確保した。
とりあえず危機的状況は脱したとみていいだろう。
「ふぅー、なんとかなったな」
持っていても仕方がないので、からっからっになったバナナの妖精の搾りカスを茂みに投げ捨てる。
蟻か何かの餌にでもなって役に立ってくれ。
俺は心の中で合掌し、再び歩を進める。
後は空腹の方なんだが、どこかで食料を調達できないものか。
バナナの妖精みたいなモンスターの死骸は論外として、木の実でもいいから、
どこかに実ってないだろうか。
でも今度は木の実型のモンスターとか出てきたら面倒だなぁ。
色々と思案していると、そこで。
「ん?」
サササ、と草が不自然に揺れる音がした。
今、風は吹いていなかったはずだ。
俺は直感的にそこに何かが居る気配を感じ取る。
果たして気配の正体は人なのか? それとも──
草をかきわけるようにして現れたのは、猿のように見えた。
目の前に現れたのはモンスターだと俺は確信した。
その猿は、燃え盛るような真っ赤な毛並みをしていて、鋭い犬歯を剥き出しにしていた。
俺の方を見て、涎がぼとぼとと地面に数滴ほど落ちる。
目を凝らして、赤い猿をよく見てみる。
名前 レッドモンキー
LV 39
種族 モンスター
体力 2800
魔力 1580
筋力 1650
耐久 980
俊敏 1450
属性 火
スキル
・ファイヤーボール
・火炎タックル
「レベル39だって!?」
思わず驚愕のあまり声を張り上げてしまった。
このモンスターがかなりの強敵であることは火を見るより明らかだ。
現時点で8レベルの俺に対して、このレッドモンキーというモンスターは39。おおよそ30レベルの差がある。
流石にローション一本で勝負するのは厳しい。
いや、なんだよ、ローション一本で勝負するって。
少なくとも序盤で遭遇していい敵じゃないのは確かだ。
俺は反射的に背を向け、来た道を思い切り引き返す。
思考よりも先に足は動き出していた。
逃げる途中で更に方向転換し、舗装されていない道を外れ、草むらに頭から飛び込む。
しかしこの俊敏そうなモンスターから俺は逃げられるのか。
いや、今は全力で逃げることだけを考えろ。
「キィーッ! キィーッ!」
レッドモンキーの興奮した鳴き声が響き渡る。
案の定、分かってはいたが奴は追いかけてきた。
凄まじい速度で追従してくる。俊敏のステータスの差が異常だ。
俺が背を向け、即座に逃げた事で余計に火に油を注いだのかもしれない。
しかし戦う選択肢など最初からありはしない。
「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイッ!」
俺は命の危機を感じ、脱兎のごとく逃走する。
レッドモンキーに追従される中、なぜか突然、後ろで足音がピタリと止まった。
全力疾走の最中であるが、俺は嫌な予感がし、ちらりと背後を振り返る。
するとレッドモンキーは立ち止まり、口の端から煙をくゆらせていた。
今から何をする気か、俺は本能的に察知した。
ファイヤーボールが来る。
「うわあっ!」
予感した通り、レッドモンキーの口から大火球が俺目掛けて飛んできた。
ギリギリで躱したものの、腕の袖が焼け焦げて一瞬で灰になる。
俺は回避した動きでバランスを崩し、思い切り転倒して砂埃を巻き起こす。
「ま、まずい......」
その隙にレッドモンキーは恐るべき速度で迫り来て、俺との距離をあっという間に縮める。
どうする、どうする、どうする!?
俺は最悪の事態を想定し、冷や汗が一気に噴き出た。
もう、戦うしかないのか。
しかし俺に何ができるって言うんだ。
バナナの妖精みたいに、物理攻撃でどうにかなる相手ではないことは重々承知だ。
俺にはローションボールしかないんだぞ。
「いや......」
今のファイヤーボールで一つ確信出来ることがあった。
それは奴が火属性のモンスターであること。
対する俺は、火と相性が良さそうな水属性。
この世界に属性という概念が存在するんだから、火は水に弱いはずだ。
だったら、ローションボールが唯一効く相手なのかもしれない。
イチかバチかやってみるしかない。
少なくともバナナの妖精より試してみる価値はある。
俺は全神経をかけて、魔力を右手に集中させる。
手のひらからローションの水球を生み出し、そして放出した。
「ローションボール!」
ローションの水球は、レッドモンキー目掛けて一直線に飛んでいく。
しかしレッドモンキーは俊敏な動きで、難なくそれを躱わす。
「くっ!」
まだだ!
「ローションボール! ローションボール! ローションボール!」
俺は残りの魔力が許す限り何十発とローションボールを放つ。
両手を使ってヤケクソのように連続して撃ち続けた。
一発でも当たりさえすれば活路はあるんだ。
何も俺は正面から戦おうとは思っていない、本来の狙いは足止めであり、多少の時間が稼げればそれで充分だ。
相手がローションを身に浴びて、べとべと状態になり身動きが取れ辛くなったその隙に、全力で逃げればいい。
しかし俺の思惑とは裏腹に、レッドモンキーはその全弾すべてを、まるで踊るように軽やかな動きで回避する。
「は、速ぇ!」
ローションがただ辺りに撒き散らされただけで、全て不発に終わった。
はは、どうやら駄目そうだ。
速すぎてそもそも一発も当たりゃしない。
必死にどうすればいいか頭を働かせてみるも、あっという間にレッドモンキーは俺の懐までやってきて、勢いそのままにショルダータックルを腹部に打ち込まれる。
「お、ぐはぁッ!」
肺の空気を一気に吐き出し、俺は面白いくらい吹き飛ばされ、そのまま岩石へと激突した。
「あ、がっ、いってぇ......」
目眩で頭がくらくらする中、 俺はさっと自分のステータスを見て、愕然した。
マジかよ、今の一撃で300あった俺の体力が150近く持っていかれた。
次また同じ攻撃をくらったら、俺はどうなる?
やはり死ぬのか?
──死、か。
途端に迫り来る死への恐怖に呼吸が浅くなり、目の前が歪んでいく感じがした。
「く、そおぉ……」
なんで序盤からこんな強敵と戦わねばならないんだ。
なにかの設定ミスだろ。
このスキルもそうだ。全てがアホらしい。
勝てるわけないだろう。
レッドモンキーは、唾液をだらだらと垂らしながら、ゆっくりと俺の方に向かってくる。
俺は腰バックから気休め程度の調理用のナイフを取り出し、構える。
見苦しい悪あがきだと言うのは百も承知だ。
でも、何もしないまま死を待つよりは何倍もマシだ。
俺はナイフの刀身を見た時、黄色い液体が付着していること気づいた。
これは.......。
俺は腰バックから瀕死状態のバナナの妖精を一体取り出し、遠方へと力の限り全力で投擲する。
レッドモンキーは、それに釣られるように、人間離れした跳躍を経て、思い切り食らいついた。
「……そういうことか」
奴も空腹だったのだ。
もう俺のことなど気にかける様子もなく、むしゃむしゃとバナナを貪り続けている。
今のうちに逃げようとも考えたが、別に逃げなくてもいいと思い至った。
今このチャンスを逃せば、俺はもっと危険になるかもしれない。
「ローションボール!」
食事中の無防備な背中に、俺は容赦なくローションボールをぶち込む。
レッドモンキーは最初、驚くような素振りをしたが、よっぽど飢餓状態だったのか、それでも夢中で食べ続けていた。
「しばらくそこで大人しくとけ」
とりあえずレッドモンキーはローションまみれになった。
全身べとべと状態でしばらく満足には動けないだろう。
これである程度の時間は稼げた。
しかしバナナがまた役に立ったな、こんなんでも残しておいて良かった。
死の危機を間近で実感した初めての戦闘。
これが異世界で生きていくという過酷さなのか。
先を見通そうとしても、まるで水平線のように果てしなく気が遠くなりそうだ。
あれからどれほどの時間が経過しただろう。
優に三時間はずっとこのままな気がする。
何処にあるのかも目星がつかないが、人が栄える街があると信じ、道なき道を愚直に進み続けた。
依然、人っこ一人見当たらず、この世界の住人にはまだ遭遇できていない。
まるでこの世界に俺一人しか存在していないような孤独感が胸を占める。
体力的にも精神的にも疲弊していて、ぼーっとしていると不安なことばかり考えてしまう。
それにしても喉が渇いたな、腹だって結構減っている。
転生を果たしてからというもの、俺はまだ何も口にしていない。
空腹は多少我慢できるが、喉の渇きを耐えるのは、やはり相当苦痛を感じる。
そういえば人間の体内は、水分を2%失っただけで喉の渇きを訴えるらしい。
10%失えば脱水症状で死に至るのだとか。
このまま水分を確保できなければ、俺は死ぬ危険性もでてくる。
せっかく転生したと言うのに、このまま何も成し遂げることなく干からびて死ぬのはごめんだ。
そうだ。いっちょローションでも飲んでみようか?
あれも一応水だし大丈夫だよな?
喉に詰まって窒息するだろうか。
そんな莫迦げたことを考えていると──
「そういえば」
俺は腰バックに詰め込んでいた三体あるバナナの妖精のうち一体を取り出す。
それを両手で鷲掴みにし、力の限り、グッと絞ってみる。
すると、ポトポトとバナナのエキスが垂れてきた。
舌を出し、それを舐めとる。
果汁100パーセントのバナナジュースだ。
「まっず!」
あまりの不味さに顔をしかめる。
味が薄くて喉に異物感が残るが、しかし文句など言ってられる状況ではない。
ボロ雑巾のように限界まで絞り尽くしてエキスを抽出し、俺はなんとか当面の水分を確保した。
とりあえず危機的状況は脱したとみていいだろう。
「ふぅー、なんとかなったな」
持っていても仕方がないので、からっからっになったバナナの妖精の搾りカスを茂みに投げ捨てる。
蟻か何かの餌にでもなって役に立ってくれ。
俺は心の中で合掌し、再び歩を進める。
後は空腹の方なんだが、どこかで食料を調達できないものか。
バナナの妖精みたいなモンスターの死骸は論外として、木の実でもいいから、
どこかに実ってないだろうか。
でも今度は木の実型のモンスターとか出てきたら面倒だなぁ。
色々と思案していると、そこで。
「ん?」
サササ、と草が不自然に揺れる音がした。
今、風は吹いていなかったはずだ。
俺は直感的にそこに何かが居る気配を感じ取る。
果たして気配の正体は人なのか? それとも──
草をかきわけるようにして現れたのは、猿のように見えた。
目の前に現れたのはモンスターだと俺は確信した。
その猿は、燃え盛るような真っ赤な毛並みをしていて、鋭い犬歯を剥き出しにしていた。
俺の方を見て、涎がぼとぼとと地面に数滴ほど落ちる。
目を凝らして、赤い猿をよく見てみる。
名前 レッドモンキー
LV 39
種族 モンスター
体力 2800
魔力 1580
筋力 1650
耐久 980
俊敏 1450
属性 火
スキル
・ファイヤーボール
・火炎タックル
「レベル39だって!?」
思わず驚愕のあまり声を張り上げてしまった。
このモンスターがかなりの強敵であることは火を見るより明らかだ。
現時点で8レベルの俺に対して、このレッドモンキーというモンスターは39。おおよそ30レベルの差がある。
流石にローション一本で勝負するのは厳しい。
いや、なんだよ、ローション一本で勝負するって。
少なくとも序盤で遭遇していい敵じゃないのは確かだ。
俺は反射的に背を向け、来た道を思い切り引き返す。
思考よりも先に足は動き出していた。
逃げる途中で更に方向転換し、舗装されていない道を外れ、草むらに頭から飛び込む。
しかしこの俊敏そうなモンスターから俺は逃げられるのか。
いや、今は全力で逃げることだけを考えろ。
「キィーッ! キィーッ!」
レッドモンキーの興奮した鳴き声が響き渡る。
案の定、分かってはいたが奴は追いかけてきた。
凄まじい速度で追従してくる。俊敏のステータスの差が異常だ。
俺が背を向け、即座に逃げた事で余計に火に油を注いだのかもしれない。
しかし戦う選択肢など最初からありはしない。
「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイッ!」
俺は命の危機を感じ、脱兎のごとく逃走する。
レッドモンキーに追従される中、なぜか突然、後ろで足音がピタリと止まった。
全力疾走の最中であるが、俺は嫌な予感がし、ちらりと背後を振り返る。
するとレッドモンキーは立ち止まり、口の端から煙をくゆらせていた。
今から何をする気か、俺は本能的に察知した。
ファイヤーボールが来る。
「うわあっ!」
予感した通り、レッドモンキーの口から大火球が俺目掛けて飛んできた。
ギリギリで躱したものの、腕の袖が焼け焦げて一瞬で灰になる。
俺は回避した動きでバランスを崩し、思い切り転倒して砂埃を巻き起こす。
「ま、まずい......」
その隙にレッドモンキーは恐るべき速度で迫り来て、俺との距離をあっという間に縮める。
どうする、どうする、どうする!?
俺は最悪の事態を想定し、冷や汗が一気に噴き出た。
もう、戦うしかないのか。
しかし俺に何ができるって言うんだ。
バナナの妖精みたいに、物理攻撃でどうにかなる相手ではないことは重々承知だ。
俺にはローションボールしかないんだぞ。
「いや......」
今のファイヤーボールで一つ確信出来ることがあった。
それは奴が火属性のモンスターであること。
対する俺は、火と相性が良さそうな水属性。
この世界に属性という概念が存在するんだから、火は水に弱いはずだ。
だったら、ローションボールが唯一効く相手なのかもしれない。
イチかバチかやってみるしかない。
少なくともバナナの妖精より試してみる価値はある。
俺は全神経をかけて、魔力を右手に集中させる。
手のひらからローションの水球を生み出し、そして放出した。
「ローションボール!」
ローションの水球は、レッドモンキー目掛けて一直線に飛んでいく。
しかしレッドモンキーは俊敏な動きで、難なくそれを躱わす。
「くっ!」
まだだ!
「ローションボール! ローションボール! ローションボール!」
俺は残りの魔力が許す限り何十発とローションボールを放つ。
両手を使ってヤケクソのように連続して撃ち続けた。
一発でも当たりさえすれば活路はあるんだ。
何も俺は正面から戦おうとは思っていない、本来の狙いは足止めであり、多少の時間が稼げればそれで充分だ。
相手がローションを身に浴びて、べとべと状態になり身動きが取れ辛くなったその隙に、全力で逃げればいい。
しかし俺の思惑とは裏腹に、レッドモンキーはその全弾すべてを、まるで踊るように軽やかな動きで回避する。
「は、速ぇ!」
ローションがただ辺りに撒き散らされただけで、全て不発に終わった。
はは、どうやら駄目そうだ。
速すぎてそもそも一発も当たりゃしない。
必死にどうすればいいか頭を働かせてみるも、あっという間にレッドモンキーは俺の懐までやってきて、勢いそのままにショルダータックルを腹部に打ち込まれる。
「お、ぐはぁッ!」
肺の空気を一気に吐き出し、俺は面白いくらい吹き飛ばされ、そのまま岩石へと激突した。
「あ、がっ、いってぇ......」
目眩で頭がくらくらする中、 俺はさっと自分のステータスを見て、愕然した。
マジかよ、今の一撃で300あった俺の体力が150近く持っていかれた。
次また同じ攻撃をくらったら、俺はどうなる?
やはり死ぬのか?
──死、か。
途端に迫り来る死への恐怖に呼吸が浅くなり、目の前が歪んでいく感じがした。
「く、そおぉ……」
なんで序盤からこんな強敵と戦わねばならないんだ。
なにかの設定ミスだろ。
このスキルもそうだ。全てがアホらしい。
勝てるわけないだろう。
レッドモンキーは、唾液をだらだらと垂らしながら、ゆっくりと俺の方に向かってくる。
俺は腰バックから気休め程度の調理用のナイフを取り出し、構える。
見苦しい悪あがきだと言うのは百も承知だ。
でも、何もしないまま死を待つよりは何倍もマシだ。
俺はナイフの刀身を見た時、黄色い液体が付着していること気づいた。
これは.......。
俺は腰バックから瀕死状態のバナナの妖精を一体取り出し、遠方へと力の限り全力で投擲する。
レッドモンキーは、それに釣られるように、人間離れした跳躍を経て、思い切り食らいついた。
「……そういうことか」
奴も空腹だったのだ。
もう俺のことなど気にかける様子もなく、むしゃむしゃとバナナを貪り続けている。
今のうちに逃げようとも考えたが、別に逃げなくてもいいと思い至った。
今このチャンスを逃せば、俺はもっと危険になるかもしれない。
「ローションボール!」
食事中の無防備な背中に、俺は容赦なくローションボールをぶち込む。
レッドモンキーは最初、驚くような素振りをしたが、よっぽど飢餓状態だったのか、それでも夢中で食べ続けていた。
「しばらくそこで大人しくとけ」
とりあえずレッドモンキーはローションまみれになった。
全身べとべと状態でしばらく満足には動けないだろう。
これである程度の時間は稼げた。
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