62 / 117
恋愛編
第13話「いやまあ好きかどうかで言えば好きなんだけど別に本当そういう訳じゃないって言うか、本当そういうのじゃないからそういうのじゃない」②
しおりを挟む
そんなこんなで、私と河野は近くの牛丼屋へとやって来ていた。
入り口から離れたテーブル席で、且つ、周りの客とはちょっとだけ離れている位置を選んでいる。私は席に座って、頼んだ牛丼中盛を食べながら、河野に話しかけていた。
「……まあ、由希のことは。今は、気持ちだけは落ち着いてる。……いや、まあ、本当、思い出すと、嫌な気持ちにはなるけどさ」
河野は「うん、うん」と言いながら、私と同じように牛丼を食べている。物凄くいつも通りな態度に、しかし私は、どこか気持ちが焦っているのを感じた。
……なんでコイツ、こんだけキメキメにした私を見て、いつも通りのテンションなのよ。
いや、でもまあ、これでこいつも変な感じになってたら、それはそれでやりにくいし。ていうか、私たちの関係って、そんなんじゃないし。
こんな感じで、延々と頭の中で、相反した二つの思考が巡り巡っていた。
「……クリスマスが近くて、焦ったのだろうけどさ。でも、なんていうか。本当、唐突だったって言うか――だから、ちょっと、ね」
「んー、うん。……」
「……なんか、言いたそうね」
「いや。なんていうか、君の話聞いてると、やっぱり、どうも天音さんの行動は合点がいかなくてね。なんというか、まるで、君にフラれに行ったみたいというか。いや、違うな。フッたのは天音さんの方って言うか。でも、じゃあ、だとしたら、なんでそんなことをしたんだろうって言うか」
私は河野の言葉を聞いて、「んがっ」と豚のような声を出してしまった。
「い、いや。だから、クリスマスで、焦ったんだって、きっと。ほら、恋人の日って言うしさ」
私はやや声を張り上げて、河野の思考を掻き消そうとした。
河野は少し「ふむ」と言ってから、「まあ、そうなのかな?」と首を傾げていた。
あ、あぶねぇ。コイツ、やけに察しが良いんだった。もしもアイツが、どうして私にあんなことを言ったのかを悟られちまったら、何もかもが終わるところだった。
アイツがああいう行動を取ったのは、私の、河野への『好意』が理由だ。だとしたら、由希の行動の意味を悟られるっていう事は、私の気持ちを、コイツに悟られるってことを意味している。
だから、何がなんでもその片鱗を掴ませるわけにはいかない。私は勢いよく牛丼をかきこみ、自分の感情を誤魔化した。
「――そう言えば、」
と、河野が更に言葉を紡ぐ。私はなお、牛丼の中身をかきこみ、
「天音さんが、そういうことしたの……清水と会った、すぐだったな」
河野が呟くのを耳にした途端、私の気管に米粒が入り、私は勢いよく「ゲホ、ゲホッ!」と咳をしてしまった。
「ガッ、アッ、ゲホッ、ゴホゴホッ」
「ちょ、姫川? 大丈夫?」
河野が心配そうに声をかけてくる。私は「だい、じょ、ぶ」と言いながら、また咳をして、米粒が口の中に戻ってくるのを感じた途端、げふ、げふとまた咳き込みながら、コップを手に取り、水を勢いよく流し込んだ。
そうして、「ンッ、ンン、ンッ」とだみ声を出し。私は息を切らしながら、困惑する河野に話しかけた。
「話し変わるけどさ。今日アンタ、暇?」
「ひ、暇かどうかで言えば、暇だけど……」
「そ、その、よかったら遊びに行かない? か、カラオケとかさ。いつもみたいに」
話を誤魔化すために勢い任せで言ったが、瞬間、自分の中で、羞恥心に塗れた後悔がせり上がって来た。
いやいや、お前、これつまりデートの誘いか? この流れで? いや、それはちょっと、流石にアレだろ。
いや、待て。ていうか、私と河野は、そもそも、しょっちゅうな頻度でカラオケなり映画館なりへと行っている。だとしたら別に、そんな、大それたことじゃあないだろう。
ていうか、そうだよ。私はそもそも、そういう関係を望んでるんだよ。別に、コイツとは、恋人じゃないんだから。私は咳き込んだ拍子に乱れた髪の隙間から、河野のことをじっとりと睨みつけた。
「あー……」
河野はそうして、考え込むように天井を見上げた。
……どうしたんだ? ふとそんなことを思ったが、河野はやがて、「うん、いいよ」と言いながら、私の方へと視線を向けた。
「よ、よし。それなら、行こう。へ、へへ、久々だね、遊びに行くの」
「ん、うん。まあ、ちょっと前は、むしろ一緒に行きすぎって感じがしてたからね」
河野はそう言って、微笑みながらスマホへと目を移した。
……そ、そうか。冷静に考えたら、ちょっと前よりさらに前だと、そもそも、一週間のうちに何度も会うなんてしていなかったのか。
ていうか、いつの間にそんな頻度増えてたんだ。え、じゃあ、もう私はその頃からアイツが好きだったって言ってるような物じゃん。ええ、恥ずかしい。
……というか、私が河野を好きになったきっかけっていつだっけ。正直、よく覚えていないんだが。
私はおずおずと河野の目を見詰める。河野は少しだけ浮かれているようで、やや口元を緩ませていた。
『よかったじゃん、両想いだよ』
――コイツも、もしかして、私のことを……。
いやいやいや。ないないない。都合の良い妄想はよせ。大体、私とコイツが恋人とか、あり得ないから。私は自分の感情を振り払うため、首を大きく左右へと振った。
「姫川?」
と、河野が私の方を向いた。私は、「なに?」と小さく呟いて、アイツの目を見返した。
「いや。なんか、首振ってたから。嫌なのかなって」
「い、いや! 嫌じゃないよ! なんで、友達と遊びに行くの、嫌がるわけよ?」
「ああ、うん。や、僕の勘違いならよかった。その、正直、君から避けられてるって感じは、したからね」
そう言って河野は、ややしゅんと顔を下げた。
……そうだ。私、そう言えば、以前も、河野のこと、避けてたことがあったんだ。
だとしたら、不安にもなる。無いって思っても、「もしかしたら」ってだけで、人の感情はバグるのだから。私は自分の軽率な行動を反省すると、大きくため息を吐いて、河野へと言った。
「ごめん。別に、前みたいな、ああいうのじゃないから。
……そう。うん、そうだよ。アンタのこと、あん時、もう避けないって決めてたんだから」
「……姫川?」
「ごめん、河野。ちょっと、色々、あったからさ。……まあ、その、別に、遊びに行くくらい、なんとも思って無いからさ。だから、気にしないで。これ全部、私の問題だから」
私がそう言うと、河野は少し目を大きくしてから、「ん、うん。わかった」と微笑んだ。
……そうだよ。意識し過ぎちゃうと、また同じ過ちを繰り返しちゃう。
だったら、いい加減に、落ち着かないと。私はゆっくりと深呼吸をして、「んじゃあ、会計、行こうよ」と河野へと話しかけた。
◇ ◇ ◇ ◇
大学が終わった後に、気になる男とカラオケデート。狭い個室で男女二人、何も起きないはずはなく……。
――なんてこともなく、私は河野と一緒に歌って、テンションを上げ、特にこれと言っていつもと変わりなく、帰路へとついていた。
いや、なにも無かったんかい! と、そうツッコミたくもなるだろうが、私は共に彼といる中で、『ああ、やっぱり、これが私たちなんだ』と、そんな風に思うようになっていた。
それまでずっと意識していたのはなんだったのやら。歌って、笑って、叫んでいると、河野はやはり友達なのだ、と言う思いが強くなったし、そして、その位置であることに、やはりと言うべきか、私は満足していた。
そう。これでいい。これが一番だ。私は強く鼻息を吹き出しながら、早くも日が落ちた暗い道を、彼と並び歩いていた。
「久々に楽しかったよ。ありがと、河野」
「ん、僕も普通に楽しかったし。……気分転換になった?」
「うん。おかげさまで。……ありがとうね、気を使ってくれて」
「いいよ、別に」
河野はそう言って私に微笑んだ。私はその優しい笑みに、同じように微笑んで、確かな充足感を感じていた。
と、ふと。河野と歩いていると、途中、私たちは本屋の前を横切った。
「――あ、」
そして私は、その店を見た途端、ハッと、頭の中にあることを思い出した。
「そうだ、欲しかった漫画の新刊、出てるんだった」
「入ってく?」
「あたぼうよ、新刊を逃すとか、オタク的にあり得ないだろ」
私はそう言って、河野と共に本屋へと入ろうと、笑いながら自動ドアをくぐった。
――だけど、その瞬間。
「あっ、」
私は、自分の目前で、誰かがそう声を出すのを聞いた。なんだと思って、目の前の何某を、よくよく見てみると。
そこには、こちらを見て呆然と佇む、清水心春がいた。
入り口から離れたテーブル席で、且つ、周りの客とはちょっとだけ離れている位置を選んでいる。私は席に座って、頼んだ牛丼中盛を食べながら、河野に話しかけていた。
「……まあ、由希のことは。今は、気持ちだけは落ち着いてる。……いや、まあ、本当、思い出すと、嫌な気持ちにはなるけどさ」
河野は「うん、うん」と言いながら、私と同じように牛丼を食べている。物凄くいつも通りな態度に、しかし私は、どこか気持ちが焦っているのを感じた。
……なんでコイツ、こんだけキメキメにした私を見て、いつも通りのテンションなのよ。
いや、でもまあ、これでこいつも変な感じになってたら、それはそれでやりにくいし。ていうか、私たちの関係って、そんなんじゃないし。
こんな感じで、延々と頭の中で、相反した二つの思考が巡り巡っていた。
「……クリスマスが近くて、焦ったのだろうけどさ。でも、なんていうか。本当、唐突だったって言うか――だから、ちょっと、ね」
「んー、うん。……」
「……なんか、言いたそうね」
「いや。なんていうか、君の話聞いてると、やっぱり、どうも天音さんの行動は合点がいかなくてね。なんというか、まるで、君にフラれに行ったみたいというか。いや、違うな。フッたのは天音さんの方って言うか。でも、じゃあ、だとしたら、なんでそんなことをしたんだろうって言うか」
私は河野の言葉を聞いて、「んがっ」と豚のような声を出してしまった。
「い、いや。だから、クリスマスで、焦ったんだって、きっと。ほら、恋人の日って言うしさ」
私はやや声を張り上げて、河野の思考を掻き消そうとした。
河野は少し「ふむ」と言ってから、「まあ、そうなのかな?」と首を傾げていた。
あ、あぶねぇ。コイツ、やけに察しが良いんだった。もしもアイツが、どうして私にあんなことを言ったのかを悟られちまったら、何もかもが終わるところだった。
アイツがああいう行動を取ったのは、私の、河野への『好意』が理由だ。だとしたら、由希の行動の意味を悟られるっていう事は、私の気持ちを、コイツに悟られるってことを意味している。
だから、何がなんでもその片鱗を掴ませるわけにはいかない。私は勢いよく牛丼をかきこみ、自分の感情を誤魔化した。
「――そう言えば、」
と、河野が更に言葉を紡ぐ。私はなお、牛丼の中身をかきこみ、
「天音さんが、そういうことしたの……清水と会った、すぐだったな」
河野が呟くのを耳にした途端、私の気管に米粒が入り、私は勢いよく「ゲホ、ゲホッ!」と咳をしてしまった。
「ガッ、アッ、ゲホッ、ゴホゴホッ」
「ちょ、姫川? 大丈夫?」
河野が心配そうに声をかけてくる。私は「だい、じょ、ぶ」と言いながら、また咳をして、米粒が口の中に戻ってくるのを感じた途端、げふ、げふとまた咳き込みながら、コップを手に取り、水を勢いよく流し込んだ。
そうして、「ンッ、ンン、ンッ」とだみ声を出し。私は息を切らしながら、困惑する河野に話しかけた。
「話し変わるけどさ。今日アンタ、暇?」
「ひ、暇かどうかで言えば、暇だけど……」
「そ、その、よかったら遊びに行かない? か、カラオケとかさ。いつもみたいに」
話を誤魔化すために勢い任せで言ったが、瞬間、自分の中で、羞恥心に塗れた後悔がせり上がって来た。
いやいや、お前、これつまりデートの誘いか? この流れで? いや、それはちょっと、流石にアレだろ。
いや、待て。ていうか、私と河野は、そもそも、しょっちゅうな頻度でカラオケなり映画館なりへと行っている。だとしたら別に、そんな、大それたことじゃあないだろう。
ていうか、そうだよ。私はそもそも、そういう関係を望んでるんだよ。別に、コイツとは、恋人じゃないんだから。私は咳き込んだ拍子に乱れた髪の隙間から、河野のことをじっとりと睨みつけた。
「あー……」
河野はそうして、考え込むように天井を見上げた。
……どうしたんだ? ふとそんなことを思ったが、河野はやがて、「うん、いいよ」と言いながら、私の方へと視線を向けた。
「よ、よし。それなら、行こう。へ、へへ、久々だね、遊びに行くの」
「ん、うん。まあ、ちょっと前は、むしろ一緒に行きすぎって感じがしてたからね」
河野はそう言って、微笑みながらスマホへと目を移した。
……そ、そうか。冷静に考えたら、ちょっと前よりさらに前だと、そもそも、一週間のうちに何度も会うなんてしていなかったのか。
ていうか、いつの間にそんな頻度増えてたんだ。え、じゃあ、もう私はその頃からアイツが好きだったって言ってるような物じゃん。ええ、恥ずかしい。
……というか、私が河野を好きになったきっかけっていつだっけ。正直、よく覚えていないんだが。
私はおずおずと河野の目を見詰める。河野は少しだけ浮かれているようで、やや口元を緩ませていた。
『よかったじゃん、両想いだよ』
――コイツも、もしかして、私のことを……。
いやいやいや。ないないない。都合の良い妄想はよせ。大体、私とコイツが恋人とか、あり得ないから。私は自分の感情を振り払うため、首を大きく左右へと振った。
「姫川?」
と、河野が私の方を向いた。私は、「なに?」と小さく呟いて、アイツの目を見返した。
「いや。なんか、首振ってたから。嫌なのかなって」
「い、いや! 嫌じゃないよ! なんで、友達と遊びに行くの、嫌がるわけよ?」
「ああ、うん。や、僕の勘違いならよかった。その、正直、君から避けられてるって感じは、したからね」
そう言って河野は、ややしゅんと顔を下げた。
……そうだ。私、そう言えば、以前も、河野のこと、避けてたことがあったんだ。
だとしたら、不安にもなる。無いって思っても、「もしかしたら」ってだけで、人の感情はバグるのだから。私は自分の軽率な行動を反省すると、大きくため息を吐いて、河野へと言った。
「ごめん。別に、前みたいな、ああいうのじゃないから。
……そう。うん、そうだよ。アンタのこと、あん時、もう避けないって決めてたんだから」
「……姫川?」
「ごめん、河野。ちょっと、色々、あったからさ。……まあ、その、別に、遊びに行くくらい、なんとも思って無いからさ。だから、気にしないで。これ全部、私の問題だから」
私がそう言うと、河野は少し目を大きくしてから、「ん、うん。わかった」と微笑んだ。
……そうだよ。意識し過ぎちゃうと、また同じ過ちを繰り返しちゃう。
だったら、いい加減に、落ち着かないと。私はゆっくりと深呼吸をして、「んじゃあ、会計、行こうよ」と河野へと話しかけた。
◇ ◇ ◇ ◇
大学が終わった後に、気になる男とカラオケデート。狭い個室で男女二人、何も起きないはずはなく……。
――なんてこともなく、私は河野と一緒に歌って、テンションを上げ、特にこれと言っていつもと変わりなく、帰路へとついていた。
いや、なにも無かったんかい! と、そうツッコミたくもなるだろうが、私は共に彼といる中で、『ああ、やっぱり、これが私たちなんだ』と、そんな風に思うようになっていた。
それまでずっと意識していたのはなんだったのやら。歌って、笑って、叫んでいると、河野はやはり友達なのだ、と言う思いが強くなったし、そして、その位置であることに、やはりと言うべきか、私は満足していた。
そう。これでいい。これが一番だ。私は強く鼻息を吹き出しながら、早くも日が落ちた暗い道を、彼と並び歩いていた。
「久々に楽しかったよ。ありがと、河野」
「ん、僕も普通に楽しかったし。……気分転換になった?」
「うん。おかげさまで。……ありがとうね、気を使ってくれて」
「いいよ、別に」
河野はそう言って私に微笑んだ。私はその優しい笑みに、同じように微笑んで、確かな充足感を感じていた。
と、ふと。河野と歩いていると、途中、私たちは本屋の前を横切った。
「――あ、」
そして私は、その店を見た途端、ハッと、頭の中にあることを思い出した。
「そうだ、欲しかった漫画の新刊、出てるんだった」
「入ってく?」
「あたぼうよ、新刊を逃すとか、オタク的にあり得ないだろ」
私はそう言って、河野と共に本屋へと入ろうと、笑いながら自動ドアをくぐった。
――だけど、その瞬間。
「あっ、」
私は、自分の目前で、誰かがそう声を出すのを聞いた。なんだと思って、目の前の何某を、よくよく見てみると。
そこには、こちらを見て呆然と佇む、清水心春がいた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる