愛と友情は紙一重!~オタサーの姫と非モテ童貞陰キャオタクがパコパコするまでの物語~

オニオン太郎

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恋愛編

閑話1「姫川詩子の女性性」

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 私が作った昼食を食べ終えた後。私は座椅子に座り、スマートフォンをいじいじしながら、「おぉー」と黄色い声を出した。


「どうかした、詩子?」


 キッチンで洗い物をしている真白が、私に話しかけてくる。私は彼の声に反応して、真白にスマホの画面を見せつけながら言った。


「見て見て。推しのVの箱がコラボカフェやってる。隣の県で」


 真白はどうやら洗い物を終えたようで、手を拭いてから、「ん、どれどれ?」と私の元に寄ってきた。


「ん……深〇組か。詩子、ここのV好きだよね」

「私の趣味に合うんよ。えー、てか、マジか。一日あれば電車で行ける距離じゃん」

「地方でVのコラボカフェとか、小説のご都合主義展開でも無ければ基本的にありえないもんね」


 真白は私のスマホの画面を見つめながら頷く。

 そう。私たち田舎の民にとって、こうしたイベントというのはまあまずありえない物だ。東京のコミケに行こうと思えば片道だけで半日かかり、交通費は容易に万を超える。薄い本にかける金額と移動費が並ぶというのは、お金離れが叫ばれる若者にとって非常に手痛い。

 それがほんの一つ県を跨げば、手が届くのだ。となれば、必然、行くしかないだろう。


「真白、私、ここ行きたいんだけど」

「ん、良いと思う。予定の日も、ちょうど休みだし。それじゃあ、二人で行ってみようか」

「おっしゃ! 当日遅刻すんなよ、真白」

「……どっちかって言うと、それは僕の台詞のような気がする」


 真白がそう言ってくしゃりと笑う。私は笑顔を張り固めて、「確かにその通りね」と返した。


◇ ◇ ◇ ◇


 そんなこんなで、予定していた日。私と真白は、朝もそれなりな時間の電車に乗っていた。

 休日なのだが、人が多い。都会の満員電車ほどではないが、席に座ることが出来ず、色々な人が狭苦しそうに立っている。

 そうなれば私や河野も立つ他無く、私たちはつり革を持って、周囲の人に邪魔にならないよう、身につけたバッグを腹に抱え込むように持っていた。


「まさかこんなに混むなんて」

「向こうの方がここより都会だからね。遊びに行く人が多いんだよ、きっと」

「はぁー、どっかの席空いてくんねぇかなぁ。デブに1時間半立ちっぱなしはきついよ」

「君は太ってないと思うけど」

「無用な気遣いはおよし。こう言うのは笑ってくれる方がありがたい」


 私は真白にひょうひょうと言った。真白は表情を下げて、「ごめん」と呟いた。いやいや、そんな、ガチな反応しなくてもいいよ。

 真白はややマジメ過ぎる所がある。特に私の体型に関するネタは触れて来ない所があって、かえって気遣いが痛いような、そんな風に思ってしまうことがままある。

 とは言え、それは彼の優しさが故なのだが。私は「別に、いいよ」と真白に笑いかけた。

 しばらくそんな調子で、沈黙したり、たまにどうでもいい話しをしたりを繰り返し。ガタンゴトンと電車に揺られ、そろそろ足が疲れてきたな、と言う頃合。

 ふと。私は、自分の尻の辺りに、違和感を覚えた。

 何かが当たっている。傘とか鞄のような感触じゃなく、ほのかに温度を感じて、広い面のような感じがする。

 そして私は、自分の真後ろに、私より少し背の高い男がいるのに気が付いた。

 パッと見えた感じ、やや体格が良くて、ちょっとだけイカつい雰囲気があった。とは言え格好はスーツを着ていてカッチリとしており、清潔感のある男だった。

 いやいや。これだけ人がいるんだから、まあ、ちょっと位当たるのはまああるだろ。私はその男が、そう言うことをするような人間に見えなかったこともあり、一旦は見逃すことにした。

 しかし、そうして黙っていると、尻に当たる手つきが、明らかに変化していった。

 私のもっちりとした駄肉を揉むような動きに変わり。私の尻全体を撫でるようにまさぐり。私は途端、ギュッと肝が冷えるような感覚が湧き上がった。

 ヤッベェ。こいつ、ガチの痴漢じゃねぇか。私は思わず呼吸を荒くした。

 待て。やばい。怖い。私はエロい手つきで尻を撫で回す男に、本能的とも言える恐怖を感じた。

 どうすんだこれ。待って。めっちゃ嫌なんだけど。気持ち悪い。私は表情を下げ、笑顔を固める。

 昔、お母さんが、『私たちはおっぱいが大きいから、電車に一人で乗っちゃダメよ』と私によく言って聞かせていたのを思い出した。私はその意味を、ようやく理解した。

 しまった。完全に油断していた。『痴漢なんて東京の満員電車の中の物で、田舎でガラッとした電車でそんなの滅多に起きねぇよ~』なんて余裕ぶっこいていたのが仇になった。

 ヤバい。マジで、どうにかしないと。私は息が上がって、歯を食いしばり、頭の中で何度も何度も解決策を思案する。だけど恐怖心が勝って、どうにも行動が出来なかった。

 と、その時、


「おい」


 ガッと、私の隣にいた真白が、私の尻をまさぐる手を取った。


「何やってんだよお前ッ、」


 私は驚いて、真白の方へと視線を向ける。

 真白は今まで見たことの無い表情をしていた。目を爛々と見開いて、私の尻を触っていた男を睨みつけていた(元々の顔が童顔だからそこまで怖くないのだけれど)。

 真白の声に反応して、周りの人達がどよめき出す。男はどうやら真白の行動が予想外だったらしく、ぽかんと「あっ、」と呟いた。


「は……な、何もしてねぇし!」


 男はそう言って真白の手を振り払った。運動性能に乏しい真白の手は簡単に解かれて、だけど真白は、「待てよ」と言ってもう一度男の手を取った。


「お前、詩子の事触ってたろ。ちょっと、次の駅で降りろ」

「い、言い掛かりだって! なんだよ、証拠あんのかよ!」

「ここじゃあ話にならないだろ。とにかく、次で降りろ」


 真白はそう言って、今度は逃がさないと言うように男の手をガッシリと握り締めてからいた。

 と、周りの人たちが、「ちょっと、大丈夫ですか!?」とどよめき、真白と男の周りを囲む。

 と、その時、電車のアナウンスが鳴り響き、どこかの駅の前で停まった。


「とりあえず、降りろ。ほら、早く」

「いや、だから、なんで――」

「いいから、早くしろって!」


 真白は男に怒鳴り、周りの人たちと一緒に男を電車から引きずり下ろした。


◇ ◇ ◇ ◇


 結構な大きさの駅の中で、スーツを着た男がワンと叫ぶ。


「だから、やってませんって! そっちの勘違いか、言い掛かりでしょう!」


 私は男の怒鳴り声にビクリとして、思わず真白の後ろに隠れる。

 と。真白は私に視線を合わせ、小さく語りかけて来た。


「詩子。確認したいけど、お尻払ったりしてないよね?」

「え? ……あ、う、うん……」

「うん。ちょっと、絶対払わないでね」


 真白はそう言ってから男の方へと目を向ける。


「言い掛かりじゃないですよ。僕、見ましたんで。詩子のお尻をまさぐってる所」

「だから勘違いだって! 大体、お前その子のなんなんだよ」

「彼氏ですけど?」


 真白がトゲのある言い方で男に言い返す。私は真白の思わぬ一面に、目を見開きっぱなしだった。


「本当、やめてくださいよ。俺、忙しいのに。これで仕事に遅れたら、お前ら、どう責任取るんだよ」

「開き直らないでくれません?」

「だから違うって。本当、勘弁して下さいよ。これだから男は嫌なんだよ。痴漢って疑われたらもうその時点で悪くなるじゃんか」

「僕を何の根拠もなく男を痴漢に晒し上げる頭のおかしい女と一緒にしないでくれません?」


 真白はなお抵抗する男に反論する。私は真白の後ろで、「そ、そうよ。私、めっちゃ怖かったんだから。人のケツ揉みやがって」と言い返した。


「お前みたいなブスの尻なんか誰も触らねぇって」

「あん? 誰がブスだって? もっぺん言ってみろよ」

「うっ……」


 私がキレると、男はすぐに言葉に詰まった。なんだコイツ、予想以上にクソ雑魚じゃん。

 と。真白がため息を吐き、男に言った。


「もう、しょうがないな。証拠、ありますんで」

「は? なんだよ、一体。まさか、手元でも撮影していたって言うのか?」

「後から警察行って、指紋取ってもらいましょう。それではっきりするはずです」

「指紋って、布地だぞ? 取れるわけないでしょ」

「最近は技術が発達して、布地からでも指紋が取れるようになったんですよ。何もなければ何も出ないはずなので。ねぇ、だから、良いでしょう?」


 真白が男を睨み、言う。男は真白の言葉に黙り込む。

 途端、男は一気に踵を返し、その場から勢いよく走り出した。


「ちょっ、逃げんな!」


 私は思わず叫ぶ、真白が「待て!」と走り始めるが、足が遅いので追いつくはずもない。

 と、私たちと一緒に電車を降りた人たちが、逃げようとした男を捕まえた。


「は、離せよ! なんだよお前ら!」

「いや、このタイミングで逃げたらそりゃ捕まえますよ! とにかく警察来るまで逃がしませんから!」


 男は周りの面々に揉みくちゃにされ、結局その場から逃げ出すことは叶わなかった。

 その後、警察がやって来て、事情を話し、私たちは男諸共に警察署に向かうことになった。


◇ ◇ ◇ ◇


 ……めっちゃ緊張した。

 私と真白は警察署を出て、路上を歩いていた。

 証言や指紋の採取などなどで予想以上に時間がかかり、予定よりも大きく遅れてしまった。私はスマホに映った時刻を見て、大きくため息を吐いた。


「……なんて言うか、ごめんね、真白。私のせいで……」

「君は一切悪くないから。と言うか、大丈夫だった?」

「うん。……今はまあ、落ち着いてる」


 私が言うと、真白は「よかった」と私に微笑みかけた。


「……これからは、電車を使う時もちょっと考えよう」

「いやいや、別に、いいって。そこまでしなくても。……あーあ、て言うか、大分遅れちゃったな」

「ん……駅前からよりかは遠いけど、ここからでも行けはするよ。と言うか、タクシー使おうか」

「んー……。あーあ、なんて言うか、ほんっと、最悪。なんであんな奴のせいで、こっちの時間取られなくっちゃならないのよ」

「本当に」


 真白は私と同調するように言いながら、スマホを操作して、タクシー会社に電話をかけた。


「……あ、すみません。タクシー一台お願いします。はい。えっと、場所は……」


 耳にスマホを当てて、真白は周りの景色を見る。私はそんな彼を眺め、ふと、電車の中でのコイツを思い出し、ぼうっとする。


「ん。もう少し待ったら、タクシー、来るから」


 と。真白が私に話しかけて来た。私はハッとして、「あ、う、うん」と頷いた。


「……詩子?」

「あ、な、なに?」

「やっぱり、怖かった? ちょっと、ぼうっとしてたからさ」


 私は手をブンブンと振って、「いやいやいや、別に!」と大慌てで言った。


「なんて言うか、その……。……あの時のアンタ、ちょっと、別人みたいだったな、って……」


 私が言うと、真白は思い至ったようで、「ああ……」と呟き、気まずそうに顔を下げた。


「ごめん。電車の時のアレは、その……つい、カッと来ちゃって……」

「カッと……」

「うん。……詩子が痴漢された、ってわかった瞬間、なんか……こう……余裕が無くなって……気がついたらああなってて……。……驚かせたのなら、謝るよ」

「い、いや! そんな、ことは……」


 私は真白にブンブンと首を横に振る。

 あの時――真白は、いつもと違って、酷く乱暴な口調になっていた。

 語気は荒かったし、いつもより凄んでいたのも分かった。いつもはマジメくんの様な喋り方でしかないのに、あの瞬間だけは、ただの男子のような口調で。

 ……コイツ、怒るとあんな風になるんだ。私は真白の初めて見る一面に感心した。

 そう。私の前で真白がキレたのは、これが初めてなのだ。
 温厚なコイツが、初めてガチギレした。……私を、守るために。


「……詩子?」


 真白が話しかけてくる。私は「ふぇっ、」と驚いて、顔を覗き込んでくる真白から目を逸らす。


「やっぱり、大丈夫? 少し、休んでからにする?」

「い、いや。だから、大丈夫。その、本当……大丈夫だから」


 ――あれ。なんだ、この感じ。私は自分の状態に違和感を覚えた。

 顔が熱い。なんか、今の表情を真白に見られたくない。なんか、凄く恥ずかしい。

 ドクン、ドクンと胸が高鳴った。頭の中に、今までの真白の言葉が反響した。


『彼氏ですけど?』

『お前、詩子のこと触ってたろ』

『大丈夫だった?』


 ――なんだ、これ。なんだよ、この感じ。

 私はその後も、真白の横で、この異様なドキドキをずっと感じ続けていた。

 この日以来、私の、真白を見る目が、大きく変わった。
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