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双新星編
裏本編7 ぼくの女神は便器様 その1
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あの事件の数日後、先輩の部隊とぼくの部隊が帰ってきた。
ぼくに良くしてくれた部隊長は帰ってこなかった・・・悲しかったが、彼の死を直接目の当たりにしていないせいか、涙が出ない。そんな自分に少し嫌気がさした。
ぼくは部隊からあぶれてやることが無くなっていた。
そのことを利用してぼくはあの時のお侍さん、【一刀両断】の次元斬さんを尋ねていた。
あの時、飛び出せなかったぼくを・・・臆病なぼくを変えたくて、そんな思いで毎日、次元斬さんに稽古つけて貰っていた。
「おらぁ!お前、何回死んだら気が済むんだ!」
「はい!」
「いい返事するくらいなら、死なねぇようにしろ!!」
次元斬さんは型も素振りもさせない。
竹刀を渡し、ただ『かかってこい』だった。
「使えるものはなんでも使えって言ってるだろ。」
「はい!」
「だから、返事・・・ああもう、一旦やめだ、やめ!」
ぼくは軽くあしらわれて尻もちをつく。
「なあ、ぼんよ。」
「はい・・・」
ぼくは尻もちをついた体勢のまま項垂れて返事をする。
「戦で強い奴ってどんな奴だ?」
「え?そ、それは・・・次元斬さんみたいな人じゃないんですか?」
「ようは沢山殺した奴ってことか?」
「は、はい。違うんですか?」
「違うね。戦で強い奴ってのはどんな事をしても最後まで立ってたやつだ。どんなに敵を殺した奴でも死んじまったらお終いよ。」
次元斬さんはキセルに火をつけ、一服吹かしてから、
「なぁ、ぼんよ。お前さんは最初ここに来た時、臆病な自分を変えたいと、そう言って来たがな。
俺から言わせてもらえば、変える必要なんて無いよ。
臆病さってのは一種の武器だ。戦争は勇敢な者から死んでいく。
最後まで立とうと思ったら臆病さは大切な素質になってくる。
だから、その臆病さを大切にしてほしいと思うね、俺は。
俺はお前さんのこと案外気に入ってるんだぜ。」
「でも、ぼくは変わりたくて・・・変えてほしくて・・・」
「変えてほしいってのは違うぞ、ぼん。誰が他人を変えれるっていうんだ?そんなことできるのは、とんでもない精神干渉系のチートスキルでも持ってなきゃ出来ねぇぜ?
人なんてものは自分で変わるんだ。周りの奴ができるのは、ただ道を指し示すだけだよ。
それを成すか否かは己次第だぜ、今までもそうだったんじゃねぇのか?ぼんよ。」
「・・・」
ぼくは次元斬さんの話を聞いて何も答えられずにいる。変わりたいと思って次元斬さんを訪ねたことは間違いない・・・。でもこの人に戦いを教えてもらえれば・・・この人なら『変えてくれると』勝手に他人任せに思っていたんだ。ぼく自身が『自分の力で変わってやろう』となんて思っていなかった・・・。そんな甘っちょろいぼくを見透かされたみたいで何も答えられなかった。
「ま、今日は帰んな。」
そう言われて道場を追い出される。まるで『考えてこい。宿題だ。』と言われているみたいだった。
その後、ぼくはある場所に来ている。だが中には入らずポツンと立っているだけだ。
通り過ぎる男たちが訝しんでぼくをみる。
入って何ができるっていうんだ・・・何もできない・・・何もしてあげられない。
なんの覚悟もなく・・・どうしてぼくは来てしまったのだろうか?
そんな時だった。
「よおー!!デブ!!」
なれなれしく肩を組んできたのはずっと部屋に帰ってきていない軽戦士君だった。
「お前も使いにきたのか~?」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべ訊いてくる。
ぼくは返事もせず、刺すような目を返す。
「こっわ!でも、お前会ってやれよ。案外、待ってじゃねぇのか?知り合いだろ?」
下品な笑みを浮かべたままそう言って、ぼくを連れて軽戦士君は列に並ぶ。
(なんて、言えば・・・なんて顔をして会えばいいんだ!)
1時間ほど並んでぼくらに順番が回ってくる。
ぼくの憧れた女神様は
便器にされていた。
指が切断された手を上で括られ、便器に固定され男の欲望を一身に受け止めさせられていた。
無表情で目は虚ろ、焦点が合っていない。
「う・・・・・あ・・・・」
ショックで言葉が出ない。
どうしてぼくはここにきてしまったんだろう・・・。こんなになっている先輩に対して、なんのために・・・?ぼくに助け出すことなんて出来ないというのに・・・
いつも優しかった先輩。ぼくを導いて外に連れ出してくれた人。まさか、そんな先輩にぼくは期待しているのだろうか・・・?今回も導いてくれると・・・。こんな状態だというのに?馬鹿なのか?ぼくは。どこまでも自分自分自分・・・最低だ・・・ぼくは最低だ!!
「おいデブ!使いにきたんだろ?はやくヤれよ。」
様々な考えを巡らせ固まっているぼくに対して軽戦士君が急かす。その言葉が聞こえたのか、無表情だった先輩はぼくに気づいて、絶望したような顔になった。
でも先輩は目が合い、ぼくの泣きそうな顔を見ると、絶望した顔が穏やかになり、そしてぼくに笑いかけた。
かつてぼくにそうしてくれたように・・・
(なにも・・・ぼくはなにもしてあげられないのに・・・)
ぼくはあまり恥ずかしさと悔しさのあまり涙がこぼれた。
「なんだよ!使わねぇならどけよ。」
軽戦士がぼくを押しのけて先輩を犯し始める。
押されたぼくは床にすっころんで蹲った。
「アンタはずっとこうしてやりたかったんだよ!!おら!いつかの稽古つけてくれよ!せんぱ~い。」
軽戦士は挑発するように先輩を身体でも言葉でも辱める。
先輩は全く無反応で相手にしない。
「なぁなぁ!!何とか言えよ!!つまんねえな!!」
言葉で嬲るだけでは飽き足らず、軽戦士は先輩を殴り始めた。
「うわ!野郎のがついちまった・・・きったねぇ!!」
先輩を殴ったことで男の体液がついたのか、手を気にする軽戦士。
ぼくはゆっくり立ち上がり、叫びながら軽戦士に掴みかかった。無策の突撃。ただ見るに堪えかねてがむしゃらに掴みかかった。
「なんだ!デブ!!っの野郎!!!!」
「お前!何やってんだ!」
「おい!やっちまえ!!」
ぼくは軽戦士と後ろに並んでいた数人と殴り合いになる。
多勢に無勢・・・殴り合いは一瞬で一方的なリンチになる。
(なんて・・・なんて無力なんだ、ぼくは・・・)
ぼくは泣きながら丸まり身を守る。
その時だ。
「おい・・・・」
それは先輩の声だった。
「なんか・・・聞こえたか?」
ぼくをボコっていた一人が気づき、みんなの手が止まる。
「お前ら、私を使うんだろ。早く使えよ。」
先輩はこちらを視線だけで射貫き殺すような目で見ながら感情のない声でそう言った。
軽戦士は叫びながら脱兎のごとく逃げ出し、残りの男たちもモノが縮みあがって使い物にならず、そそくさと出ていった。
その後、先輩はまた無表情になり、男に使われ始めた。
先輩はあんな姿になってもぼくを守ってくれたのに、ぼくは何もしてあげられない・・・
ぼくは肩を落とし部屋に戻った。
夜、あの日の事件以来、ぼくは毎日ここに来ている。
暗く、湿気の多い、不衛生な場所。重く冷たい鉄格子。
木こりは牢の中で磔のように鎖につながれ、横になることも出来ず、排泄もまともにさせてもらえず、垂れ流しのまま、無理矢理立たされている。
「・・・彼に食事をさせてあげたいのです。」
「駄目だ。許可が出ていない。」
ぼくはいつものように見張りにお願いするが、今まで一度も許可が降りたことは無い。
「お願いです!このままだと死んでしまう!せめて水だけでも!」
「だったら、代表に直談判してこい。」
ぼくの懇願も”代表に直談判”と言われると途端何も言えなくなってしまう。そんな勇気も気概もぼくには無いんだ・・・。
暗い部屋で拘束される彼を見る。
あの時、動くことの出来なかったぼくを彼はなんと思っているのだろう。
情けない奴と思っているのだろうか?裏切者と思っているのだろうか?
しかし暗くて表情までわからない。
ぼくは日に日にやつれていく彼をじっと見つめているだけしか出来なかった。
ぼくに良くしてくれた部隊長は帰ってこなかった・・・悲しかったが、彼の死を直接目の当たりにしていないせいか、涙が出ない。そんな自分に少し嫌気がさした。
ぼくは部隊からあぶれてやることが無くなっていた。
そのことを利用してぼくはあの時のお侍さん、【一刀両断】の次元斬さんを尋ねていた。
あの時、飛び出せなかったぼくを・・・臆病なぼくを変えたくて、そんな思いで毎日、次元斬さんに稽古つけて貰っていた。
「おらぁ!お前、何回死んだら気が済むんだ!」
「はい!」
「いい返事するくらいなら、死なねぇようにしろ!!」
次元斬さんは型も素振りもさせない。
竹刀を渡し、ただ『かかってこい』だった。
「使えるものはなんでも使えって言ってるだろ。」
「はい!」
「だから、返事・・・ああもう、一旦やめだ、やめ!」
ぼくは軽くあしらわれて尻もちをつく。
「なあ、ぼんよ。」
「はい・・・」
ぼくは尻もちをついた体勢のまま項垂れて返事をする。
「戦で強い奴ってどんな奴だ?」
「え?そ、それは・・・次元斬さんみたいな人じゃないんですか?」
「ようは沢山殺した奴ってことか?」
「は、はい。違うんですか?」
「違うね。戦で強い奴ってのはどんな事をしても最後まで立ってたやつだ。どんなに敵を殺した奴でも死んじまったらお終いよ。」
次元斬さんはキセルに火をつけ、一服吹かしてから、
「なぁ、ぼんよ。お前さんは最初ここに来た時、臆病な自分を変えたいと、そう言って来たがな。
俺から言わせてもらえば、変える必要なんて無いよ。
臆病さってのは一種の武器だ。戦争は勇敢な者から死んでいく。
最後まで立とうと思ったら臆病さは大切な素質になってくる。
だから、その臆病さを大切にしてほしいと思うね、俺は。
俺はお前さんのこと案外気に入ってるんだぜ。」
「でも、ぼくは変わりたくて・・・変えてほしくて・・・」
「変えてほしいってのは違うぞ、ぼん。誰が他人を変えれるっていうんだ?そんなことできるのは、とんでもない精神干渉系のチートスキルでも持ってなきゃ出来ねぇぜ?
人なんてものは自分で変わるんだ。周りの奴ができるのは、ただ道を指し示すだけだよ。
それを成すか否かは己次第だぜ、今までもそうだったんじゃねぇのか?ぼんよ。」
「・・・」
ぼくは次元斬さんの話を聞いて何も答えられずにいる。変わりたいと思って次元斬さんを訪ねたことは間違いない・・・。でもこの人に戦いを教えてもらえれば・・・この人なら『変えてくれると』勝手に他人任せに思っていたんだ。ぼく自身が『自分の力で変わってやろう』となんて思っていなかった・・・。そんな甘っちょろいぼくを見透かされたみたいで何も答えられなかった。
「ま、今日は帰んな。」
そう言われて道場を追い出される。まるで『考えてこい。宿題だ。』と言われているみたいだった。
その後、ぼくはある場所に来ている。だが中には入らずポツンと立っているだけだ。
通り過ぎる男たちが訝しんでぼくをみる。
入って何ができるっていうんだ・・・何もできない・・・何もしてあげられない。
なんの覚悟もなく・・・どうしてぼくは来てしまったのだろうか?
そんな時だった。
「よおー!!デブ!!」
なれなれしく肩を組んできたのはずっと部屋に帰ってきていない軽戦士君だった。
「お前も使いにきたのか~?」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべ訊いてくる。
ぼくは返事もせず、刺すような目を返す。
「こっわ!でも、お前会ってやれよ。案外、待ってじゃねぇのか?知り合いだろ?」
下品な笑みを浮かべたままそう言って、ぼくを連れて軽戦士君は列に並ぶ。
(なんて、言えば・・・なんて顔をして会えばいいんだ!)
1時間ほど並んでぼくらに順番が回ってくる。
ぼくの憧れた女神様は
便器にされていた。
指が切断された手を上で括られ、便器に固定され男の欲望を一身に受け止めさせられていた。
無表情で目は虚ろ、焦点が合っていない。
「う・・・・・あ・・・・」
ショックで言葉が出ない。
どうしてぼくはここにきてしまったんだろう・・・。こんなになっている先輩に対して、なんのために・・・?ぼくに助け出すことなんて出来ないというのに・・・
いつも優しかった先輩。ぼくを導いて外に連れ出してくれた人。まさか、そんな先輩にぼくは期待しているのだろうか・・・?今回も導いてくれると・・・。こんな状態だというのに?馬鹿なのか?ぼくは。どこまでも自分自分自分・・・最低だ・・・ぼくは最低だ!!
「おいデブ!使いにきたんだろ?はやくヤれよ。」
様々な考えを巡らせ固まっているぼくに対して軽戦士君が急かす。その言葉が聞こえたのか、無表情だった先輩はぼくに気づいて、絶望したような顔になった。
でも先輩は目が合い、ぼくの泣きそうな顔を見ると、絶望した顔が穏やかになり、そしてぼくに笑いかけた。
かつてぼくにそうしてくれたように・・・
(なにも・・・ぼくはなにもしてあげられないのに・・・)
ぼくはあまり恥ずかしさと悔しさのあまり涙がこぼれた。
「なんだよ!使わねぇならどけよ。」
軽戦士がぼくを押しのけて先輩を犯し始める。
押されたぼくは床にすっころんで蹲った。
「アンタはずっとこうしてやりたかったんだよ!!おら!いつかの稽古つけてくれよ!せんぱ~い。」
軽戦士は挑発するように先輩を身体でも言葉でも辱める。
先輩は全く無反応で相手にしない。
「なぁなぁ!!何とか言えよ!!つまんねえな!!」
言葉で嬲るだけでは飽き足らず、軽戦士は先輩を殴り始めた。
「うわ!野郎のがついちまった・・・きったねぇ!!」
先輩を殴ったことで男の体液がついたのか、手を気にする軽戦士。
ぼくはゆっくり立ち上がり、叫びながら軽戦士に掴みかかった。無策の突撃。ただ見るに堪えかねてがむしゃらに掴みかかった。
「なんだ!デブ!!っの野郎!!!!」
「お前!何やってんだ!」
「おい!やっちまえ!!」
ぼくは軽戦士と後ろに並んでいた数人と殴り合いになる。
多勢に無勢・・・殴り合いは一瞬で一方的なリンチになる。
(なんて・・・なんて無力なんだ、ぼくは・・・)
ぼくは泣きながら丸まり身を守る。
その時だ。
「おい・・・・」
それは先輩の声だった。
「なんか・・・聞こえたか?」
ぼくをボコっていた一人が気づき、みんなの手が止まる。
「お前ら、私を使うんだろ。早く使えよ。」
先輩はこちらを視線だけで射貫き殺すような目で見ながら感情のない声でそう言った。
軽戦士は叫びながら脱兎のごとく逃げ出し、残りの男たちもモノが縮みあがって使い物にならず、そそくさと出ていった。
その後、先輩はまた無表情になり、男に使われ始めた。
先輩はあんな姿になってもぼくを守ってくれたのに、ぼくは何もしてあげられない・・・
ぼくは肩を落とし部屋に戻った。
夜、あの日の事件以来、ぼくは毎日ここに来ている。
暗く、湿気の多い、不衛生な場所。重く冷たい鉄格子。
木こりは牢の中で磔のように鎖につながれ、横になることも出来ず、排泄もまともにさせてもらえず、垂れ流しのまま、無理矢理立たされている。
「・・・彼に食事をさせてあげたいのです。」
「駄目だ。許可が出ていない。」
ぼくはいつものように見張りにお願いするが、今まで一度も許可が降りたことは無い。
「お願いです!このままだと死んでしまう!せめて水だけでも!」
「だったら、代表に直談判してこい。」
ぼくの懇願も”代表に直談判”と言われると途端何も言えなくなってしまう。そんな勇気も気概もぼくには無いんだ・・・。
暗い部屋で拘束される彼を見る。
あの時、動くことの出来なかったぼくを彼はなんと思っているのだろう。
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